成功者の声
2020年09月24日 10時28分
西日本豪雨で100人を超す死者が出た広島県の復興支援のため、地元出身のJリーガー8人がクラウドファンディングを立ち上げた。「いつも応援してもらっている地元に恩返しを」と川崎フロンターレの田坂祐介選手(33)の呼びかけに応じ、朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」で支援を募ったところ、開始2週間で目標額の400万円を突破した。
プロジェクトは9月12日にスタート。8選手がそれぞれのツイッターアカウントなどで呼びかけると、ファンの間で次々と支援の輪が広がり、25日に目標金額を達成した。「時間が経てばメディアの露出も減り、人々の興味は被災地から離れますが、災害の復興には時間とお金が必要で継続的な支援が不可欠です」とさらなる支援を呼びかけている。
田坂さんは広島市安佐北区出身。小学校でサッカーを始め、地元の広島高陽FCに所属していた。西日本豪雨では故郷が水浸しに。ボートによる救助活動が報道されるのを見て、「土砂災害があった4年前はドイツにいて直接的な支援ができず、もどかしかった。今回は地元のために何かしたい」と強く感じたという。
「発生当初は『何かしなくちゃ』と思っても、時間が経つとだんだん意識が薄れてしまう。継続的な支援をしていくには、何か仕掛けがないと難しい。サッカーとつなげて、支援する人にも楽しんでもらいながら、広島に寄り添ってもらいたい」
知人と相談する中で、思い浮かんだのがクラウドファンディングだった。同じ広島高陽FC出身の高柳一誠(レノファ山口)▽森重真人(FC東京)▽増田卓也(Vファーレン長崎)▽中山雄登(ロアッソ熊本)▽渡大生(サンフレッチェ広島)▽川辺駿(同)▽元田龍矢(ヴァンラーレ八戸)の各選手とともに「ミンナノチカラ」の名前で支援を募っている。
特定非営利活動法人ひろしまNPOセンターと連携し、集まった資金はNPOやボランティアの活動に充てる。詳細は、https://a-port.asahi.com/projects/minnanochikara/
広島の被災地支援のためのクラウドファンディングを始めてから2週間で100%を達成することが出来ました。
— Yusuke Tasaka (@yusuke_tasaka) 2018年9月26日
賛同してくれた多くの方々、本当にありがとうございます‼️
引き続き、ご支援の程宜しくお願いします。https://t.co/ULY3mlJ9el
#ミンナノチカラ #平成30年7月豪雨