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成功者の声

2018年01月04日 18時41分

バリ島アグン山噴火、避難所に3基の給水タンク設置 NPO団体、A-portで資金調達

バリ島アグン山噴火、避難所に3基の給水タンク設置 NPO団体、A-portで資金調達

 約半世紀ぶりに噴火し、多くの住民が避難生活を強いられているインドネシア・バリ島アグン山周辺の避難所に、「ワールドキッズミュージアム」(WKM)が生活用水のための大型給水タンクを設置した。アートを通じた国際交流活動をしているNPO法人で、A-portで支援のためのクラウドファンディングを実施。2017年12月1~20日の20日間で、目標額を上回る107万円を集めた。

 アグン山はバリ島内の最高峰で、地元では神の山として信仰の対象となっている。11月21日に噴火した後、火山活動を続けており、インドネシア政府は年末までにバリ島の経済規模の約5%に当たる9兆ルピア(約750億円)の経済損失があったと推計している(「バリ噴火損失、推計で750億円 中国人客激減」2017年12月26日、朝日新聞朝刊)。

 WKMによると、アグン山周辺のカランガッサム県では約4万人が避難生活を送っている。WKMは12月28日、県庁所在地のアムラプラの最も大きな避難所と、隣接する学校に計3基の給水タンクを設置。避難所では約2000人が生活しているが、今回集まった支援により、約1年間の給水支援を続けることができるという。バリポストなど地元のメディアでも報道された。

 WKMは12月末にA-portでの活動報告を更新。支援者に感謝を述べるとともに避難所の状況についても触れ、「日常品をはじめ、まだまだ継続的な支援を必要としている状態です。今後もバリと日本との継続的な友好関係を続け、私たちが力になれることを考えていきます」と結んだ。

 プロジェクトの詳細は、https://a-port.asahi.com/projects/bali_water_wkm/。(支援の受付は終了しています)