こんにちは。 A-port事務局の大石です。
今日は、いつもと少し違う切り口になりますが、「限定」の魅力について、お話ししたいと思います。
身近に隠れている「限定」って?
普段、生活をしていると、日常の至る所に「限定」という言葉を、よく見かけます。
例えば、CDの「初回限定版」。アーティストの「ファンクラブ会員限定コンサート」。地域限定の「ご当地ストラップ」。色々ありますよね。限定って文字を見ると、「何だろう?」と思って二度見してしまうこともあります。
さて、この惹き付ける力は、いったい何なのでしょう。「限定」は、とにかく気になる存在なのです。
クラウドファンディング・A-portにも「限定」
さて、そんな不思議な魅力を秘めた言葉ですが、実はA-portのサイトにも「限定」を見つけることが出来るのです。
■数量限定のリターン
支援できる数が、あらかじめ決まっているリターンです。A-portでも例えば
「宇宙から届いた星の“音”を気鋭のミュージシャン達が楽曲化、CD制作へ」のプロジェクトで、「プライベートツアーがついているリターン」は5枚限定です。欲しい商品の場合は、「数が限られているから、急がなきゃ!」と背中を押してくれますよね。一般的には、数を限定した時の方が、早く支援が集まると言われているようです。ただし、起案者の方は、リターンの数を限定しても目標金額までちゃんと到達するように、プロジェクトの設計には十分ご注意を。
■普通は販売していない「非売品」
この表現、かなり気になります。とても特別感がある言葉ですよね。非売品って。手に入れたい気持ちがぐっと高まります。この言葉を見かけたら、わたしは、「一般販売していないということは、つまり他の人が持っていないということだな。なんだか優位にたった気分になれそうだな」と考えちゃいます。A-portでも、先ほどご紹介したアルマ望遠鏡のプロジェクトのリターンのひとつに、川村真司さんをはじめとしたクリエイターチーム「PARTY」がデザインを手掛けた非売品のオリジナルの
トートバッグがセットになったものがあります。「実はこっちが目当てで購入した」なんて人も、少なくないのではないでしょうか。
■希少価値の高さ=限定の本質
さて、改めてA-portの中を見渡してみると、「限定」って、結構ありましたね。こうして原稿を書いていると、ますます気になってきましたので、少し調べてみることにしました。
行動心理学の分野では、「限定とは、つまり希少価値が高いものことを指し、その手に入りにくいこと自体が商品やサービスの価値を高めて、欲しくなる気持ちを引き上げる」と説明されています。「スノッブ効果」と言うそうです。ちゃんと立証されているのですね。知らなかったです。
ながながと書きましたが、今日はこの辺にしたいと思います。
今後とも、朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」をよろしくお願いします!