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A-portからのお知らせ

2020年10月02日 03時41分

「東北の高校生を富士の山頂へ」「子どもたちが未来のチャンスをつかめる学習支援を」渋谷のラジオでクラウドファンディングをPR

「東北の高校生を富士の山頂へ」「子どもたちが未来のチャンスをつかめる学習支援を」渋谷のラジオでクラウドファンディングをPR

 コミュニティFM局「渋谷のラジオ」で6月6日、A-portに掲載中のプロジェクトを紹介するコーナーの放送がありました。「登山家・田部井淳子の遺志を継ぎ、次世代をになう東北の高校生を富士登山に招待したい」と「虐待や貧困などの家庭環境で育った子どもたちに『未来のチャンス』を与える学習支援を!」の起案者がそれぞれ出演し、プロジェクトにかける思いを語りました。放送内容は、渋谷のラジオのnoteページで聴くことができます。

富士登山
https://a-port.asahi.com/projects/fujitozan_tabei

 東北の高校生を富士登山に招待するプロジェクトは、登山家の故・田部井淳子さんが呼びかけたのが始まりです。福島出身の淳子さんは東日本大震災の後、「日本一の山から、次なる東北を支える勇気と元気をもらって前へ進んでほしい」と、計1,000人の高校生を富士山頂に連れて行く目標を掲げて、このプロジェクトをスタートしました。

 淳子さんが亡くなった後は長男の田部井進也さんら趣旨に賛同する人たちが引き継いでいます。昨年夏までにのべ575人の高校生が参加しました。

 東北から高校生を連れていくには、一人当たり約8~9万円がかかりますが、高校生は小遣い程度で参加できるように3000円の参加費しか徴収していません。その差額分について賄う資金の一部をクラウドファンディングで募っています。進也さんは「震災から8年。まだまだ復興半ばです。彼らは10年後、20年後、必ず日本を支える人材になると思いますので、ぜひご支援をお願いします」と話しました。

子どもたちに未来のチャンスを。学習支援
https://a-port.asahi.com/projects/npo3keys/

 もう一つは、認定NPO法人3keys(スリーキーズ)のプロジェクトです。3keysは、児童養護施設の子どもたち、高校中退や就労が難しい10代後半の子どもたちら困難な環境にある子どもたちへの学習支援などを行っているNPOです。

 代表理事の森山誉恵さんはまだ学生だった約10年前から今につながる活動に取り組んできました。森山さんは「小学生のうちから学習支援をするのは『贅沢』と思われ、なかなかハードルが高いが、教育環境が整っていなかった子たちが小学校になってから足りなかったことを取り戻そうとしているのは贅沢ではないと思う」。小学校低学年の早い段階から、施設と一緒に一人一人にあったプログラムを提供していくことで、子どもたちも前向きに勉強に取り組めるようになっているそうです。

 今回のクラウドファンディングでは、新たに2つの拠点で学習支援を始めるために寄付を募っています。森山さんは「虐待や子どもの悲しい事件が続き、今まで以上に活動をがんばらないといけないと思うようになりました。もっとたくさんの人に応援してほしい」と訴えました。

 渋谷のラジオとA-portとのコラボ企画は「渋谷のSDGs」の1コーナーとして、毎月第1木曜に放送しています。

 次回放送は年明けの7月4日(木)午前10時からの予定です。