プロジェクト
2015年12月10日 10時43分
2008年に大暴動に伴う惨殺があったケニアのスラムで
子供たちの心をケアするためのアートセラピーをすすめている国際NGO「日本紛争予防センター(JCCP)」
。今、A-portでArt for peaceというプロジェクトで支援を募っています。
アートセラピーで描いたケニアの子供たちの絵のバッグを説明する瀬谷さん(左)
12月8日に都内でイベントを行いました。日本紛争予防センター理事長の瀬谷ルミ子さん、今回のプロジェクトに支援しているパナソニック株式会社ブランドコミュニケーション本部の田中典子さん、今回のプロジェクトにデザインやブランド監修として関わったユイット株式会社代表取締役の宮下幸子さん、A-portのチームリーダー朝日新聞メディアラボの中西知子が未来を切りひらくためにはという題で登壇しました。
宮下さんは、学生時代にメキシコを旅して、親に強制的に物乞いをさせられているのを目にしました。パンをあげてみたり、お金をあげてみたりしたといいます。「短絡的ではありました。もちろん解決にはならない」。ただ「変えていきたいという力が必要だと」感じたといいます。「自分ができるとしたら何かなと考え、それぞれがほんの少しでもできれば、『未来』ができていければなと思います」と話しました。
子供たちの描いた絵から、クラウドファンディングの支援者へのお返し(リターン)の品などのデザインに関わったコピーライター兼クリエイティブディレクターの佐藤司郎さんは「紛争に絡む家庭内暴力や悲惨な環境に生きていた子供たちの絵は素直に心に飛び込んでくる絵ばかり。自分が試されているような気持ちだった」と話しました。
イベント前に93%だった支援がイベント中にじわじわと伸び、現在も支援を伸ばしています!
(井)
紛争に巻き込まれたケニアの子供たちの絵が飾られた会場入り口でA-portスタッフと佐藤さん(右から二人目)と参加者の方とともに