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プロジェクト

2017年04月13日 12時28分

“海外でスマホ”を当たり前に。グローバルSIMカード「TAKT」が通信環境の新たな可能性を切り拓く

“海外でスマホ”を当たり前に。グローバルSIMカード「TAKT」が通信環境の新たな可能性を切り拓く

何不自由なくインターネットが使え、通信スピードもサクサク。日本ではそれが当たり前だ。ネットの使いすぎで、すぐに通信速度制限にかかってしまう以外、特に不満はない。

しかし、海外ではどうだろう。日本とは異なる通信環境のため、通信料金が高く、海外渡航者の多くはスマートフォンの使用をためらってしまう。

国に関係なく、もっと自由にスマートフォンが使えれば……

そんなニーズを叶えるべく、挑戦を続けている企業がある。Planetwayだ。同社はグローバルSIMカード『TAKT』に続き、チャットアプリが使い放題のグローバルSIMカード『TAKT CHAT』の開発にも着手している。

なぜ彼らは、チャットアプリが使い放題のグローバルSIMカードを開発しようと思ったのか?その狙いをPlanetway の代表取締役CEO/ファウンダー 平尾憲映氏に伺った。

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SIMカードを使い始める敷居はまだまだ高い

平尾: 現在、我々が開発を進めているグローバルSIMカード『TAKT CHAT』は、全世界83カ国でLINEやFacebook Messengerといったチャットアプリにおける、テキストメッセージのやり取りが1年間(※)、通信料金無料で使い放題になる、というものです。

※有効期間1年間のうち、90日間で利用可。

-- なぜ、開発しようと思ったのでしょうか?

平尾:それは『TAKT CHAT』の先駆け的存在でもある、グローバルSIMカード『TAKT(※)』を販売したとき、課題に感じる部分があったからです。我々も含め、昨今、格安SIMという言葉をよく耳にするようになったと思いますが、ユーザーのリテラシーはまだまだ追いついていない。どうやって使えばいいか分からないです。

※TAKT・・・全世界約200の国と地域に対応し、国内の大手通信会社が提供する海外通信料金に比較して、最大85%安い通信料金で音声通話とデータ通信が利用できるグローバルSIMカード。

実際に『TAKT』を販売してみて、ユーザー自ら格安のSIMフリー端末を購入し、SIMカードを入れる行為は数年先まで来ないな、と思いました。

そうした状況を踏まえ、もう少しシンプルでわかりやすいSIMカードが世の中には必要だと。そこで一括料金というシンプルな料金設定で、全世界83カ国でチャットアプリのテキストメッセージが使い放題になるSIMカード『TAKT CHAT』を開発することにしたのです。

利用方法も非常に簡単で、SIMカードを切り出し、スマートフォンに挿入。あとは簡単なセットアップを行い、『TAKT CHAT』をアクティベーションにすれば使い始めることができます。

また、このプロダクトは『TAKT』への切り替えも簡単に行えます。実際に『TAKT CHAT』を使っていただき、電話など他のサービスも使用したいと思ったら、APN(アクセスポイントネーム)設定さえ行えば、ユーザーの好きなタイミングでTAKTに乗り換えることが可能になっています。

-- 将来的に『TAKT』を使ってもらう。そのためのハードルをチャット専用のプロダクトで下げる、ということなんですね。

平尾:その通りです。『TAKT CHAT』使用をきっかけに、『TAKT』を使うという流れを生み出していけたらいいと思っています。それに加えて、『TAKT』の既存ユーザーは40代のビジネスパーソンが多いので、チャットアプリの使用に特化した『TAKT CHAT』で若年層も取り込んでいけたら、と思っています。

また、海外ではSIMフリー端末を持つことは当たり前になっている。一方、日本はMVNOやSIMフリーなどで通信料金を見直す動きが活発になってきているものの、まだまだSIMフリー端末に対する理解が遅れている。

「SIMって何?」という人がほとんどだと思っています。

-- 国内のキャリアが教育してきませんでしたからね。

平尾:そうなんです。だからこそ我々は、グローバルSIMという観点から少しずつSIMフリー端末の普及を支援していきたいですね。そのため、『TAKT CHAT』は分かりやすいコンセプトで使用するハードルを低くして、誰もが使えるようにしています。

なぜ、高品質・低価格を実現できるのか

-- なぜ、ここまで低価格を実現できたんですか?

平尾:それは技術と交渉ですね。『TAKT CHAT』の裏側には30キャリアのネットワークがあり、それを最適にして繋ぎ変える技術を使っているのですが、それだけで料金を安くすることは不可能です。技術力をアピールすることはもちろんですが、きちんと通信会社に対して交渉する。我々には、そのパートナーがいるので、他社にはない安さを実現しています。

-- 技術に関しては、エストニアに開発拠点を置いているのも大きそうですね。

平尾:インターネット電話サービス「Skype(スカイプ)」が誕生したのもエストニアですし、そもそもエストニアは国内の人口が少なくマーケットが限られている為、最初からグローバルを視野に入れているので、世界標準の通信サービスを提供することは優れているのかな、と思います。

また、我々はチームにもすごくこだわっています。例えば、MySQL開発のコアメンバー4名の1人であり、ホワイトハッカーとして、FBIへセキュリティのアドバイスした経歴を持つトーニュ・サミュエルがCTO(最高技術責任者)が加わってくれています。

これだけのメンバーによって生み出される技術力、そしてパートナー会社による交渉、この2つがうまく組み合わせることで高品質、低価格のグローバルSIMカードの提供を可能にしています。

海外でも通信料金を気にせず、インターネットが使える世界の実現。みなさん。ぜひ楽しみに待っていてください!

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