成功者の声
2017年04月14日 09時51分
東京・渋谷などで1月に公開された浅野忠信主演の映画「壊れた心」。木ノ内輝さん(29)は2015年12月、この配給、宣伝の資金として、A―portで目標金額を超える293万円を集め、映画公開を実現させた。
「壊れた心」は、14年の東京国際映画祭コンペティションで審査委員長から革新性を高く評価されたにもかかわらず、配給会社がつかなかった。この映画を埋もれさせず世に届けようと、映画会社「Tokyo New Cinema」の代表取締役の木ノ内さんは、クラウドファンディングに挑んだ。
この挑戦により、金銭的な支援に加え、支援者らで作品を支えるファンコミュニティーもできた。上映場所についてアドバイスをくれたり、支援者が友人らを誘って支援を増やしてくれたりしたという。
「新聞社によるクラウドファンディングなので信用があった。クラウドファンディングを知らない層にも興味を持ってもらえた」
他に独立系映画3本でクラウドファンディングをした経験もあり、これを生かして世に映画を届ける活動を続けたいと話している。
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