【トークイベント終了。多くの方のご来場に感謝】
1月12日に開催されたトークイベントには約50人の方に来場いただきました。ありがとうございます。親子で、お一人で、お仲間と一緒に。さまざまな世代、業種の方にお越しいただき映画への関心の高さを感じました。監督、スタッフ一同、改めて御礼申し上げます。
また、本作品の試写会は沖縄を皮切りに、東京や主要都市でも順次開催予定です。


『遠いところ』は工藤将亮(くどうまさあき)監督長編3作目となる沖縄の若年層を描いた実話に基づいた物語です。2015年以降同時多発的に出版された沖縄の子供の困窮した状況、DV、シングルマザーの様子を描いたルポルタージュを、監督が自身の生い立ちに重ね合わせたことから企画が始動しました。
「中学生からキャバ嬢?沖縄では当たり前だよ」
「旦那に殴られたら殴り返してるよ笑」
「父親は2回だけ会ったことある」
「自分の子どもかわいいよ。写真見る?」
「先週また女の子が飛び降りた」
「女はいいさ、水商売で稼げるのに。男は大変だよ」
「先輩に呼ばれるから、飲みに行く。あそこ未成年でも飲めるからさ」
「自分のお母さん?今どこにいるか分からない」
「学校楽しそう!行っとけばよかった〜」
「児童手当がこんだけしかない。キャバで働くしかない」
「あの席の子も、あの子も、あの子もみんな子どもいるよ笑」
「夜保育園に預けてる」
「お義母さんが薬とお酒を一緒に飲む。絡まれるからウザい」
「仕事終わって、朝飲みに行くよ。夜起きて、また仕事行く」
独自で沖縄を取材し繁華街に集まる若者から生活困窮者の支援団体まで徹底した取材を重ね、さまざまな声を聞いてきました。
日本では数少ない「テーマ至上主義で作品を製作したい」「原作や役者の名前だけで資金調達する手法に抗いたい」という製作陣の強い想いが、国際的評価を集め始めている本作は、東京フィルメックスでの観客賞受賞も記憶に新しく、話題を作り続けています。
構想3年。
全編沖縄で撮影した、映画『遠いところ』をご鑑賞いただき、【沖縄の若年層の貧困、ドメスティックバイオレンス】の問題を映画を通して考える、次代と映画を通して対話するためのプロジェクトを全世界に広げたいと考えクラウドファンディングを立ち上げました。
作品実績
チェコ/カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(メインコンペティション部門)
エジプト/カイロ国際映画祭(招待作品)
インド/インド国際映画祭(招待作品)
日本/東京フィルメックス(コンペティション部門)観客賞受賞
●沖縄から世界へ
2022年。本作は、実に日本で10年ぶりに東欧最大の国際映画祭、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の顔である、メインコンペティション部門(クリスタル・グローブ部門)にノミネートされました。8分間のスタンディングオベーションが起こり、1280人を超える会場は満席となりヨーロッパで大きな話題を呼びました。

カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 コメント
An intimate story that presents a less glitzy picture of Japan than is customary, demonstrating that social inequality impacts all corners of the globe.
あまり知られていない煌びやかではない日本の1面に、如何に社会的不平等が世界の隅々にまで影響を及ぼしているかを実感した。
Martin Horyna (カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 プログラマー)
NHKワールドTV「J-FLICKS」で遠いところが大きく取り上げられました。ハーバード大学アレックス・ザルテン教授の作品解説を交えてご紹介されました。
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/special/episode/202212110910/
●作品のテーマ
-貧困は、物資的貧しさよりも、心について多く語られるべきである-
この作品の主人公(17歳)は、夫の暴力に晒されている。周りにはそこから逃げることを教えてくれる環境、教育もない。また彼女には、夫の暴力から逃げだし、自身や、自身の産んだ子供の居場所を守る術や選択肢がない上に、お互いに依存している為、別れる決心もできない。 この彼女の未熟さ、覚悟の無さ、認識の浅さは、現代を生きる一部の女性にも反映しうる構造になっています。本作は、余命宣告を言い渡された工藤監督自身の母親の人生と、2015年以降同時多発的に出版された、沖縄の子供の困窮した状況、DV、シングルマザーの様子を描いたルポルタージュと重ねたところから着想されました。そのルポルタージュに登場する若者たちと近い環境にいる少女たちを取材。繁華街の若者から支援団体まで徹底して取材を重ね、全編沖縄での撮影を敢行。子供の貧困問題、自立についてフォーカスをあて、何人もの女性の人生を取材し続けました。取材を通して感じたことは、経済的自立は必ずしも精神の自立を意味しないということ。貧困は、物資的貧しさよりも、心について多く語られるべきで、生き方も、お金の使い方もわからない彼女たちが自立していくのは物資的なものを与えるだけでは不可能なのではと感じました。親元を離れるのも通過儀礼には軽すぎ、社会に出ると言ってもスマホ一台で足りてしまう時代に、少女たちが直面する自立とはいかに自分の居場所を見つけ、そして発露し自己実現するかというとても困難な問題なのである。 本作では、何故、日本国内は性別、年齢問わず切迫した社会になっているのか? という問題を構造的に浮き彫りにしながら、その起因を沖縄の女性を通して描き、一個人の物語を世界のどこにでも存在する問題と捉え、議論が出来る作品に昇華させることを意図しています。
●映画のあらすじ
沖縄県沖縄市-コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らしている。おばあに健吾を預け、友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイ。マサヤは仕事を辞め、アオイへの暴力は日に日に酷くなっていく。キャバクラで働けなくなったアオイは、マサヤに僅かな貯金も奪われ、仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始める。生活のために仕事を探すアオイだったが、そこには一筋縄ではいかない現実があった。


近年沖縄ではシングルマザーや若年母子などの貧困が深刻化していて、そうした貧困層の少女たちを題材にしたルポルタージュが多くあります。それらの作品では少女たちが家族や恋人たちの暴力に晒され、その暴力から逃げ、自分たちの居場所を作りあげていく姿が描かれています。 ぼくが一番興味を惹かれたのが、作者たちの“視座”です。作者たちは少女たちを診断したり、矯正したりはしません。ただ寄り添い、話を聞く。そうすることで依存と自立のはざまで苦しむ少女たちの願いや心が見えて来ます。これらは映画のモチーフになりうると思いました。
経済的自立は、心の自立を意味しません。貧困は物質的貧しさよりも、心について語られるべきだと思います。親元を離れ社会に出ると言ってもスマホ一台で足りてしまう時代に、彼女たちが直面する自立とは、いかに発露し自分の居場所を見つけるかという困難な問題なのです。
映画化にあたり実際にぼくたち自身が当事者の目線にたつ必要があります。実在する少女たちを俳優が演じる以上は少女たちの声を俳優たちが直接聞く必要があります。俳優が脚本の文字だけを頼りに想像することは良くないと思ったからです。ゆえに映画制作は私たちスタッフ・キャストが直接話すことのできる少女たちを探すところから始めなければなりません。
映画の主人公は家族や恋人の暴力に晒されています。周りにはそれを助けてくれる環境もない。彼女にはその暴力から逃げだし、そして居場所を見つけるという目的が生まれる。彼女がそれら無慈悲な暴力から逃げるとき、強い気持ちを持ちつつも前よりもずっと地面を踏みしめる足が軽く、そして自由だと感じる___。 映画のラストをそんな風にできたらと思っています。


本作は構想の段階で1年をかけ、2019年3月沖縄本島で取材を開始し、更に2年をかけました。沖縄は、観光産業のイメージのある裏で、光に隠れた、若者を取り巻く闇が潜んでいます。
本作では、様々なできごとに翻弄されながら抜け出せない何かから「遠いところ」に行くことを望んでいる一人の女性を描きました。何故、性別年齢問わず切迫した社会になっているのか?という問題を構造的に浮き彫りにしながらその起因を沖縄の女性を通して描き、一個人の物語を国内外問わず議論が出来る物語に昇華させるよう、制作しています。戦後多くの課題を抱える一方で、沖縄は全国で一番初めに視覚化が難しいDVや子供の貧困率などに向き合ってきた県です。支援団体の数も多く、こういった問題に誠実に向き合う力がとても高い地域です。
どの県にもあるこの問題を、沖縄県が発露し、解決しようという動きをみて、それがこの映画を完成させることができると考えたきっかけでもあります。だからこそ沖縄県から、この映画を発信していき広げていくことがとても重要だと感じ、「沖縄の」「目を背けたい部分を描いた作品」ということで留めてはいけないとも感じています。
本作を映画館で観た親子、世代の異なる誰かと誰かが、この問題について語る時間、考えを共有する時間を生むことができれば、共感が共感を生み、ひとりひとりの思いや行動になっていくと信じています。本土復帰50年。新たな問題に向き合う沖縄を、この映画を通して知っていただきたいと思います。このクラウドファンディングは、沖縄県を皮切りに全国でこの映画を知る、そして観るきっかけを作るための宣伝費に充てます。本作を通して、存在を無視されてしまっている人々の声を聞くきっかけになれば。そして、物資を与えるだけではなく、心について考え議論を生む、そんな大きな流れになっていけばと願います。
出演者紹介
主演:花瀬琴音 アオイ役
-KOTONE HANASE-
Profile
2020年-2021年開催された総勢600名を越す沖縄・東京オーディションから選出された驚異の芝居力を持つ新人(当時18歳)。監督、プロデューサー陣営からその芝居力を評価された。内包された怒りと野生的な存在感は、海外映画祭、海外メディアから絶賛されている。現在大ヒット公開中の「すずめの戸締り」では主人公の岩戸鈴芽と出会う重要な役どころの海部千果役(声優)で国内でも大きな注目を集めている
石田夢実 海音役
- YUMEMI ISHIDA-
Profile
2000年2月10日福岡県生まれ。
2014年アミューズオーディションを機に芸能界入り。
高校3年生まで12年間続けていた新体操ではインターハイ・国体への出演経験を持つ。2020年UNIQLOワールドワイドモデルに抜擢。
その他、「ヴァンサンカン」「VOGUE JAPAN」
2021年より女優として本格的に始動。
佐久間祥朗 マサヤ役
-YOSHIRO SAKUMA-
Profile
1998年東京都生まれ。主な出演作に映画「ミューズは溺れない」(2022/淺雄望監督)、「由宇子の天秤」(2021年/春本雄二郎監督)、「衝動」(2021/土井笑生監督)、MV カノエラナ「グラトニック・ラヴ」、ビッケブランカ「北斗七星」、SEKAI NO OWARI「Diary」、indigo la End「夜の恋は」など多数。


このプロジェクトで果たしたい私たちの3つの目標
「クソッタレな現実」とは沖縄に今なお横たわる、可視化されにくい①DV(ドメスティックバイオレンス)の課題②こどもの貧困率③シングルマザーの問題です。映画の普及を通じて、映画の登場人物が決して人ごとではない、ということを沖縄の人と共に考えたい。<問題の当事者たち>は時に、視野が狭く、もしかしたら当たり前の生活環境にないかも知れない。
「隣にいる誰かの事かも知れない」「苦しい現実を次代に残したくない」 エンターテイメントとしての映画を通じ、身近な、大切なひとたちと、沖縄の未来について対話してほしい。そんな想いでプロジェクトを推進します。

昨年、県警察本部がDV=ドメスティック・バイオレンスで検挙した件数は154件と過去10年で最も多くなりました。相談件数は未だ1,000件を推移しており、他支援団体では2,000件を超えています。
また、2021年県警少年課発表の虐待内容の内訳では、「子どもの目の前で配偶者らに暴力を振るう〈面前DV〉」による心理的虐待が7割以上を占めました。

沖縄県の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は28.9%。全国平均は13.5%です。依然として高い貧困率が続いています。(2022年5月発表「2021年度沖縄子ども調査」:沖縄県)
※今回調査対象の小学5年28.5%、中学2年29.2%の平均値が28.9%になります。


沖縄県のシングルマザーの割合は全国1位とされています。
沖縄県ひとり親世帯等実態調査報告書(平成30年度)によると、沖縄県内の母子世帯は28,860世帯と推計され、県内のシングルマザー出現率は、4.88%と発表されました。全国の母子世帯出現率2.47%(厚生労働省:平成28年度)と比較すると、およそ2倍という結果が出ています。
※厚生労働省が約5年周期で実施している『全国ひとり親世帯等調査』の令和3年度調査結果が近日発表予定。
このプロジェクトで果たしたい私たちの 3 つの目標
1)沖縄本土復帰50年に合わせた試写会の開催
2)2023年初夏。全国公開!沖縄から全国、そして世界へ!5万人以上を動員したい!
3)沖縄から発信された本作を通して生まれる次代との対話
沖縄県は、統計的にはDVや子供の貧困問題でネガティブなデータが出ている沖縄ですが、全国で一番初めに、視覚化が難しいこれらの統計データに全国でいち早く向き合ってきた県でもあります。本作のテーマでもある、シングルマザーの現実、DVの被害にあってきた方々への関心の高さや、問題意識の高さ、支援団体の数も多く、こういった問題に誠実に向き合う力がとても高い地域です。それがこの映画を完成させることができると考えたきっかけでもあります。だからこそ沖縄県から、この映画を発信していき広げていくことがとても重要だと感じており、沖縄の目を背けたい部分を描いた作品とういうことで留めてはいけないと感じています。どの県にもあるこれらの問題を解決するモデル都市になりうる可能性があります。そして本作を映画館で観た親子、世代の異なる誰かと誰かが、この問題について語る時間、考えを共有する時間を生むこと。それができれば、共感が共感を生み、皆で考える沖縄が生まれると思っています。
●世界が絶賛!沖縄で産み落とされた本作は、すでに世界で評価されはじめている
現在、チェコ/カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭クリスタル・グローブ部門に10年ぶりの日本映画選出に加えて、世界12大映画祭のエジプト/カイロ国際映画祭、日本/東京フィルメックス観客賞、インド/インド国際映画祭に選出されるなどすでに、沖縄で生まれた本作が、世界で注目を集め始めています。本プロジェクトが目標を皆様の力で盛り上げ、沖縄にとって大切な作品になりうる本作を確実に世界に届けていきましょう!
この作品は、テーマ至上主義を掲げてきたことで資金集めは困難をきわめました。その中で、取材期間から撮影を終えるまでの制作費の一部を、沖縄県民の皆様からの個人寄付や県内企業様からの協賛金を頂き、低予算映画という体制ながらも完成までたどり着きました。コロナ禍で支援者の皆様も影響を受けている中でのご支援に心より感謝を申し上げます。そして沖縄の皆様と制作した本作が、海外で評価を受け始めておりますが今後もっと大きな場所で、この本作のテーマを伝えたいと考えております。私たち制作陣の力になったのは戴いたお金や物品だけではなく、支援者の方々の「子どもたちのために」「沖縄のために」というご賛同とご声援でした。ここから映画の公開、宣伝をしていくには、撮影に必要な資金と同じくらいの金額が掛かります。ご支援頂いたお金は、公開に向けた宣伝・広告費、また、本作を世界に発信すべく、各国海外映画祭への出品費、配給費として、大切に使わせていただきます。
最後までご高覧いただきまして、誠にありがとうございました。リターンに含まれる先行試写会は、撮影地となった沖縄県にて開催することにより、皆様と共に考え、議論をする場ができればと思っております。制作する過程で、地域の方々に「実情を分かってはいるけど、何をしていいか分からなかった」と伝えられたことが幾度もありました。今一度目を向けて、現代を生きる私たちにとって身近なできごとであること、当事者であることを共有したいと考えています。県内、また、県外の皆様へもご支援の輪が広がることを願い、公開へむけて企画を進めて参ります。応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
『遠いところ』
花瀬 琴音
石田 夢実、佐久間 祥朗、⻑谷川 月起 / 松岡 依都美
小倉 綾乃、NENE、奥平 紫乃、早織、髙橋 雄祐、カトウ シンスケ、中島 歩、岩谷 健司、岩永 洋昭、米本 学仁、尚玄、上地 春奈、きゃん ひとみ、宇野 祥平、池田 成志、吉田 妙子
監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹 サウンドデザイン:Keefar、伊藤 裕規 音楽: 茂野 雅道 美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
製作:Allen、ザフール 企画・制作プロダクション:Allen 制作協力:ザフール ワールドセールス:Alpha Violet
配給:ラビットハウス
2022年/日本/日本語/カラー/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/128分
公式 HP:http://afarshore.jp/ Twitter:https://afarshore.jp/
©2022「遠いところ」フィルムパートナーズ
ホーム
活動報告
0
支援者
125
【トークイベント終了。多くの方のご来場に感謝】 1月12日に開催されたトークイベントには約50人の方に来場いただきました。ありがとうございます。親子で、お一人で、お仲間と一緒に。さまざまな世代、業種の方にお越しいただき映画への関心の高さを感じました。監督、スタッフ一同、改めて御礼申し上げます。 また、本作品の試写会は沖縄を皮切りに、東京や主要都市でも順次開催予定です。 『遠いところ』は工藤将亮(くどうまさあき)監督長編3作目となる沖縄の若年層を描いた実話に基づいた物語です。2015年以降同時多発的に出版された沖縄の子供の困窮した状況、DV、シングルマザーの様子を描いたルポルタージュを、監督が自身の生い立ちに重ね合わせたことから企画が始動しました。 「中学生からキャバ嬢?沖縄では当たり前だよ」 「旦那に殴られたら殴り返してるよ笑」 「父親は2回だけ会ったことある」 「自分の子どもかわいいよ。写真見る?」 「先週また女の子が飛び降りた」 「女はいいさ、水商売で稼げるのに。男は大変だよ」 「先輩に呼ばれるから、飲みに行く。あそこ未成年でも飲めるからさ」 「自分のお母さん?今どこにいるか分からない」 「学校楽しそう!行っとけばよかった〜」 「児童手当がこんだけしかない。キャバで働くしかない」 「あの席の子も、あの子も、あの子もみんな子どもいるよ笑」 「夜保育園に預けてる」 「お義母さんが薬とお酒を一緒に飲む。絡まれるからウザい」 「仕事終わって、朝飲みに行くよ。夜起きて、また仕事行く」 独自で沖縄を取材し繁華街に集まる若者から生活困窮者の支援団体まで徹底した取材を重ね、さまざまな声を聞いてきました。 日本では数少ない「テーマ至上主義で作品を製作したい」「原作や役者の名前だけで資金調達する手法に抗いたい」という製作陣の強い想いが、国際的評価を集め始めている本作は、東京フィルメックスでの観客賞受賞も記憶に新しく、話題を作り続けています。 構想3年。 全編沖縄で撮影した、映画『遠いところ』をご鑑賞いただき、【沖縄の若年層の貧困、ドメスティックバイオレンス】の問題を映画を通して考える、次代と映画を通して対話するためのプロジェクトを全世界に広げたいと考えクラウドファンディングを立ち上げました。 作品実績チェコ/カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(メインコンペティション部門) エジプト/カイロ国際映画祭(招待作品) インド/インド国際映画祭(招待作品) 日本/東京フィルメックス(コンペティション部門)観客賞受賞 ●沖縄から世界へ 2022年。本作は、実に日本で10年ぶりに東欧最大の国際映画祭、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の顔である、メインコンペティション部門(クリスタル・グローブ部門)にノミネートされました。8分間のスタンディングオベーションが起こり、1280人を超える会場は満席となりヨーロッパで大きな話題を呼びました。 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 コメントAn intimate story that presents a less glitzy picture of Japan than is customary, demonstrating that social inequality impacts all corners of the globe. あまり知られていない煌びやかではない日本の1面に、如何に社会的不平等が世界の隅々にまで影響を及ぼしているかを実感した。 Martin Horyna (カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 プログラマー) NHKワールドTV「J-FLICKS」で遠いところが大きく取り上げられました。ハーバード大学アレックス・ザルテン教授の作品解説を交えてご紹介されました。 https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/special/episode/202212110910/ ●作品のテーマ -貧困は、物資的貧しさよりも、心について多く語られるべきである- この作品の主人公(17歳)は、夫の暴力に晒されている。周りにはそこから逃げることを教えてくれる環境、教育もない。また彼女には、夫の暴力から逃げだし、自身や、自身の産んだ子供の居場所を守る術や選択肢がない上に、お互いに依存している為、別れる決心もできない。 この彼女の未熟さ、覚悟の無さ、認識の浅さは、現代を生きる一部の女性にも反映しうる構造になっています。本作は、余命宣告を言い渡された工藤監督自身の母親の人生と、2015年以降同時多発的に出版された、沖縄の子供の困窮した状況、DV、シングルマザーの様子を描いたルポルタージュと重ねたところから着想されました。そのルポルタージュに登場する若者たちと近い環境にいる少女たちを取材。繁華街の若者から支援団体まで徹底して取材を重ね、全編沖縄での撮影を敢行。子供の貧困問題、自立についてフォーカスをあて、何人もの女性の人生を取材し続けました。取材を通して感じたことは、経済的自立は必ずしも精神の自立を意味しないということ。貧困は、物資的貧しさよりも、心について多く語られるべきで、生き方も、お金の使い方もわからない彼女たちが自立していくのは物資的なものを与えるだけでは不可能なのではと感じました。親元を離れるのも通過儀礼には軽すぎ、社会に出ると言ってもスマホ一台で足りてしまう時代に、少女たちが直面する自立とはいかに自分の居場所を見つけ、そして発露し自己実現するかというとても困難な問題なのである。 本作では、何故、日本国内は性別、年齢問わず切迫した社会になっているのか? という問題を構造的に浮き彫りにしながら、その起因を沖縄の女性を通して描き、一個人の物語を世界のどこにでも存在する問題と捉え、議論が出来る作品に昇華させることを意図しています。 ●映画のあらすじ沖縄県沖縄市-コザ。 17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らしている。おばあに健吾を預け、友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイ。マサヤは仕事を辞め、アオイへの暴力は日に日に酷くなっていく。キャバクラで働けなくなったアオイは、マサヤに僅かな貯金も奪われ、仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始める。生活のために仕事を探すアオイだったが、そこには一筋縄ではいかない現実があった。
【トークイベント終了。多くの方のご来場に感謝】
1月12日に開催されたトークイベントには約50人の方に来場いただきました。ありがとうございます。親子で、お一人で、お仲間と一緒に。さまざまな世代、業種の方にお越しいただき映画への関心の高さを感じました。監督、スタッフ一同、改めて御礼申し上げます。
また、本作品の試写会は沖縄を皮切りに、東京や主要都市でも順次開催予定です。
『遠いところ』は工藤将亮(くどうまさあき)監督長編3作目となる沖縄の若年層を描いた実話に基づいた物語です。2015年以降同時多発的に出版された沖縄の子供の困窮した状況、DV、シングルマザーの様子を描いたルポルタージュを、監督が自身の生い立ちに重ね合わせたことから企画が始動しました。
「中学生からキャバ嬢?沖縄では当たり前だよ」
「旦那に殴られたら殴り返してるよ笑」
「父親は2回だけ会ったことある」
「自分の子どもかわいいよ。写真見る?」
「先週また女の子が飛び降りた」
「女はいいさ、水商売で稼げるのに。男は大変だよ」
「先輩に呼ばれるから、飲みに行く。あそこ未成年でも飲めるからさ」
「自分のお母さん?今どこにいるか分からない」
「学校楽しそう!行っとけばよかった〜」
「児童手当がこんだけしかない。キャバで働くしかない」
「あの席の子も、あの子も、あの子もみんな子どもいるよ笑」
「夜保育園に預けてる」
「お義母さんが薬とお酒を一緒に飲む。絡まれるからウザい」
「仕事終わって、朝飲みに行くよ。夜起きて、また仕事行く」
独自で沖縄を取材し繁華街に集まる若者から生活困窮者の支援団体まで徹底した取材を重ね、さまざまな声を聞いてきました。
日本では数少ない「テーマ至上主義で作品を製作したい」「原作や役者の名前だけで資金調達する手法に抗いたい」という製作陣の強い想いが、国際的評価を集め始めている本作は、東京フィルメックスでの観客賞受賞も記憶に新しく、話題を作り続けています。
構想3年。
全編沖縄で撮影した、映画『遠いところ』をご鑑賞いただき、【沖縄の若年層の貧困、ドメスティックバイオレンス】の問題を映画を通して考える、次代と映画を通して対話するためのプロジェクトを全世界に広げたいと考えクラウドファンディングを立ち上げました。
作品実績
チェコ/カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(メインコンペティション部門)
エジプト/カイロ国際映画祭(招待作品)
インド/インド国際映画祭(招待作品)
日本/東京フィルメックス(コンペティション部門)観客賞受賞
●沖縄から世界へ
2022年。本作は、実に日本で10年ぶりに東欧最大の国際映画祭、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の顔である、メインコンペティション部門(クリスタル・グローブ部門)にノミネートされました。8分間のスタンディングオベーションが起こり、1280人を超える会場は満席となりヨーロッパで大きな話題を呼びました。
カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 コメント
An intimate story that presents a less glitzy picture of Japan than is customary, demonstrating that social inequality impacts all corners of the globe.
あまり知られていない煌びやかではない日本の1面に、如何に社会的不平等が世界の隅々にまで影響を及ぼしているかを実感した。
Martin Horyna (カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 プログラマー)
NHKワールドTV「J-FLICKS」で遠いところが大きく取り上げられました。ハーバード大学アレックス・ザルテン教授の作品解説を交えてご紹介されました。 https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/special/episode/202212110910/
●作品のテーマ
-貧困は、物資的貧しさよりも、心について多く語られるべきである-
この作品の主人公(17歳)は、夫の暴力に晒されている。周りにはそこから逃げることを教えてくれる環境、教育もない。また彼女には、夫の暴力から逃げだし、自身や、自身の産んだ子供の居場所を守る術や選択肢がない上に、お互いに依存している為、別れる決心もできない。 この彼女の未熟さ、覚悟の無さ、認識の浅さは、現代を生きる一部の女性にも反映しうる構造になっています。本作は、余命宣告を言い渡された工藤監督自身の母親の人生と、2015年以降同時多発的に出版された、沖縄の子供の困窮した状況、DV、シングルマザーの様子を描いたルポルタージュと重ねたところから着想されました。そのルポルタージュに登場する若者たちと近い環境にいる少女たちを取材。繁華街の若者から支援団体まで徹底して取材を重ね、全編沖縄での撮影を敢行。子供の貧困問題、自立についてフォーカスをあて、何人もの女性の人生を取材し続けました。取材を通して感じたことは、経済的自立は必ずしも精神の自立を意味しないということ。貧困は、物資的貧しさよりも、心について多く語られるべきで、生き方も、お金の使い方もわからない彼女たちが自立していくのは物資的なものを与えるだけでは不可能なのではと感じました。親元を離れるのも通過儀礼には軽すぎ、社会に出ると言ってもスマホ一台で足りてしまう時代に、少女たちが直面する自立とはいかに自分の居場所を見つけ、そして発露し自己実現するかというとても困難な問題なのである。 本作では、何故、日本国内は性別、年齢問わず切迫した社会になっているのか? という問題を構造的に浮き彫りにしながら、その起因を沖縄の女性を通して描き、一個人の物語を世界のどこにでも存在する問題と捉え、議論が出来る作品に昇華させることを意図しています。
●映画のあらすじ
沖縄県沖縄市-コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らしている。おばあに健吾を預け、友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイ。マサヤは仕事を辞め、アオイへの暴力は日に日に酷くなっていく。キャバクラで働けなくなったアオイは、マサヤに僅かな貯金も奪われ、仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始める。生活のために仕事を探すアオイだったが、そこには一筋縄ではいかない現実があった。
近年沖縄ではシングルマザーや若年母子などの貧困が深刻化していて、そうした貧困層の少女たちを題材にしたルポルタージュが多くあります。それらの作品では少女たちが家族や恋人たちの暴力に晒され、その暴力から逃げ、自分たちの居場所を作りあげていく姿が描かれています。 ぼくが一番興味を惹かれたのが、作者たちの“視座”です。作者たちは少女たちを診断したり、矯正したりはしません。ただ寄り添い、話を聞く。そうすることで依存と自立のはざまで苦しむ少女たちの願いや心が見えて来ます。これらは映画のモチーフになりうると思いました。
経済的自立は、心の自立を意味しません。貧困は物質的貧しさよりも、心について語られるべきだと思います。親元を離れ社会に出ると言ってもスマホ一台で足りてしまう時代に、彼女たちが直面する自立とは、いかに発露し自分の居場所を見つけるかという困難な問題なのです。
映画化にあたり実際にぼくたち自身が当事者の目線にたつ必要があります。実在する少女たちを俳優が演じる以上は少女たちの声を俳優たちが直接聞く必要があります。俳優が脚本の文字だけを頼りに想像することは良くないと思ったからです。ゆえに映画制作は私たちスタッフ・キャストが直接話すことのできる少女たちを探すところから始めなければなりません。
映画の主人公は家族や恋人の暴力に晒されています。周りにはそれを助けてくれる環境もない。彼女にはその暴力から逃げだし、そして居場所を見つけるという目的が生まれる。彼女がそれら無慈悲な暴力から逃げるとき、強い気持ちを持ちつつも前よりもずっと地面を踏みしめる足が軽く、そして自由だと感じる___。 映画のラストをそんな風にできたらと思っています。
本作は構想の段階で1年をかけ、2019年3月沖縄本島で取材を開始し、更に2年をかけました。沖縄は、観光産業のイメージのある裏で、光に隠れた、若者を取り巻く闇が潜んでいます。
本作では、様々なできごとに翻弄されながら抜け出せない何かから「遠いところ」に行くことを望んでいる一人の女性を描きました。何故、性別年齢問わず切迫した社会になっているのか?という問題を構造的に浮き彫りにしながらその起因を沖縄の女性を通して描き、一個人の物語を国内外問わず議論が出来る物語に昇華させるよう、制作しています。戦後多くの課題を抱える一方で、沖縄は全国で一番初めに視覚化が難しいDVや子供の貧困率などに向き合ってきた県です。支援団体の数も多く、こういった問題に誠実に向き合う力がとても高い地域です。
どの県にもあるこの問題を、沖縄県が発露し、解決しようという動きをみて、それがこの映画を完成させることができると考えたきっかけでもあります。だからこそ沖縄県から、この映画を発信していき広げていくことがとても重要だと感じ、「沖縄の」「目を背けたい部分を描いた作品」ということで留めてはいけないとも感じています。
本作を映画館で観た親子、世代の異なる誰かと誰かが、この問題について語る時間、考えを共有する時間を生むことができれば、共感が共感を生み、ひとりひとりの思いや行動になっていくと信じています。本土復帰50年。新たな問題に向き合う沖縄を、この映画を通して知っていただきたいと思います。このクラウドファンディングは、沖縄県を皮切りに全国でこの映画を知る、そして観るきっかけを作るための宣伝費に充てます。本作を通して、存在を無視されてしまっている人々の声を聞くきっかけになれば。そして、物資を与えるだけではなく、心について考え議論を生む、そんな大きな流れになっていけばと願います。
出演者紹介
主演:花瀬琴音 アオイ役
-KOTONE HANASE-
Profile
2020年-2021年開催された総勢600名を越す沖縄・東京オーディションから選出された驚異の芝居力を持つ新人(当時18歳)。監督、プロデューサー陣営からその芝居力を評価された。内包された怒りと野生的な存在感は、海外映画祭、海外メディアから絶賛されている。現在大ヒット公開中の「すずめの戸締り」では主人公の岩戸鈴芽と出会う重要な役どころの海部千果役(声優)で国内でも大きな注目を集めている
石田夢実 海音役
- YUMEMI ISHIDA-
Profile
2000年2月10日福岡県生まれ。
2014年アミューズオーディションを機に芸能界入り。
高校3年生まで12年間続けていた新体操ではインターハイ・国体への出演経験を持つ。2020年UNIQLOワールドワイドモデルに抜擢。
その他、「ヴァンサンカン」「VOGUE JAPAN」
2021年より女優として本格的に始動。
佐久間祥朗 マサヤ役
-YOSHIRO SAKUMA-
Profile
1998年東京都生まれ。主な出演作に映画「ミューズは溺れない」(2022/淺雄望監督)、「由宇子の天秤」(2021年/春本雄二郎監督)、「衝動」(2021/土井笑生監督)、MV カノエラナ「グラトニック・ラヴ」、ビッケブランカ「北斗七星」、SEKAI NO OWARI「Diary」、indigo la End「夜の恋は」など多数。
このプロジェクトで果たしたい私たちの3つの目標
「クソッタレな現実」とは沖縄に今なお横たわる、可視化されにくい①DV(ドメスティックバイオレンス)の課題②こどもの貧困率③シングルマザーの問題です。映画の普及を通じて、映画の登場人物が決して人ごとではない、ということを沖縄の人と共に考えたい。<問題の当事者たち>は時に、視野が狭く、もしかしたら当たり前の生活環境にないかも知れない。
「隣にいる誰かの事かも知れない」「苦しい現実を次代に残したくない」 エンターテイメントとしての映画を通じ、身近な、大切なひとたちと、沖縄の未来について対話してほしい。そんな想いでプロジェクトを推進します。
昨年、県警察本部がDV=ドメスティック・バイオレンスで検挙した件数は154件と過去10年で最も多くなりました。相談件数は未だ1,000件を推移しており、他支援団体では2,000件を超えています。
また、2021年県警少年課発表の虐待内容の内訳では、「子どもの目の前で配偶者らに暴力を振るう〈面前DV〉」による心理的虐待が7割以上を占めました。
沖縄県の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は28.9%。全国平均は13.5%です。依然として高い貧困率が続いています。(2022年5月発表「2021年度沖縄子ども調査」:沖縄県)
※今回調査対象の小学5年28.5%、中学2年29.2%の平均値が28.9%になります。
沖縄県のシングルマザーの割合は全国1位とされています。
沖縄県ひとり親世帯等実態調査報告書(平成30年度)によると、沖縄県内の母子世帯は28,860世帯と推計され、県内のシングルマザー出現率は、4.88%と発表されました。全国の母子世帯出現率2.47%(厚生労働省:平成28年度)と比較すると、およそ2倍という結果が出ています。
※厚生労働省が約5年周期で実施している『全国ひとり親世帯等調査』の令和3年度調査結果が近日発表予定。
このプロジェクトで果たしたい私たちの 3 つの目標
1)沖縄本土復帰50年に合わせた試写会の開催
2)2023年初夏。全国公開!沖縄から全国、そして世界へ!5万人以上を動員したい!
3)沖縄から発信された本作を通して生まれる次代との対話
沖縄県は、統計的にはDVや子供の貧困問題でネガティブなデータが出ている沖縄ですが、全国で一番初めに、視覚化が難しいこれらの統計データに全国でいち早く向き合ってきた県でもあります。本作のテーマでもある、シングルマザーの現実、DVの被害にあってきた方々への関心の高さや、問題意識の高さ、支援団体の数も多く、こういった問題に誠実に向き合う力がとても高い地域です。それがこの映画を完成させることができると考えたきっかけでもあります。だからこそ沖縄県から、この映画を発信していき広げていくことがとても重要だと感じており、沖縄の目を背けたい部分を描いた作品とういうことで留めてはいけないと感じています。どの県にもあるこれらの問題を解決するモデル都市になりうる可能性があります。そして本作を映画館で観た親子、世代の異なる誰かと誰かが、この問題について語る時間、考えを共有する時間を生むこと。それができれば、共感が共感を生み、皆で考える沖縄が生まれると思っています。
●世界が絶賛!沖縄で産み落とされた本作は、すでに世界で評価されはじめている
現在、チェコ/カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭クリスタル・グローブ部門に10年ぶりの日本映画選出に加えて、世界12大映画祭のエジプト/カイロ国際映画祭、日本/東京フィルメックス観客賞、インド/インド国際映画祭に選出されるなどすでに、沖縄で生まれた本作が、世界で注目を集め始めています。本プロジェクトが目標を皆様の力で盛り上げ、沖縄にとって大切な作品になりうる本作を確実に世界に届けていきましょう!
この作品は、テーマ至上主義を掲げてきたことで資金集めは困難をきわめました。その中で、取材期間から撮影を終えるまでの制作費の一部を、沖縄県民の皆様からの個人寄付や県内企業様からの協賛金を頂き、低予算映画という体制ながらも完成までたどり着きました。コロナ禍で支援者の皆様も影響を受けている中でのご支援に心より感謝を申し上げます。そして沖縄の皆様と制作した本作が、海外で評価を受け始めておりますが今後もっと大きな場所で、この本作のテーマを伝えたいと考えております。私たち制作陣の力になったのは戴いたお金や物品だけではなく、支援者の方々の「子どもたちのために」「沖縄のために」というご賛同とご声援でした。ここから映画の公開、宣伝をしていくには、撮影に必要な資金と同じくらいの金額が掛かります。ご支援頂いたお金は、公開に向けた宣伝・広告費、また、本作を世界に発信すべく、各国海外映画祭への出品費、配給費として、大切に使わせていただきます。
最後までご高覧いただきまして、誠にありがとうございました。リターンに含まれる先行試写会は、撮影地となった沖縄県にて開催することにより、皆様と共に考え、議論をする場ができればと思っております。制作する過程で、地域の方々に「実情を分かってはいるけど、何をしていいか分からなかった」と伝えられたことが幾度もありました。今一度目を向けて、現代を生きる私たちにとって身近なできごとであること、当事者であることを共有したいと考えています。県内、また、県外の皆様へもご支援の輪が広がることを願い、公開へむけて企画を進めて参ります。応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
『遠いところ』
花瀬 琴音
石田 夢実、佐久間 祥朗、⻑谷川 月起 / 松岡 依都美
小倉 綾乃、NENE、奥平 紫乃、早織、髙橋 雄祐、カトウ シンスケ、中島 歩、岩谷 健司、岩永 洋昭、米本 学仁、尚玄、上地 春奈、きゃん ひとみ、宇野 祥平、池田 成志、吉田 妙子
監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹 サウンドデザイン:Keefar、伊藤 裕規 音楽: 茂野 雅道 美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
製作:Allen、ザフール 企画・制作プロダクション:Allen 制作協力:ザフール ワールドセールス:Alpha Violet
配給:ラビットハウス
2022年/日本/日本語/カラー/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/128分
公式 HP:http://afarshore.jp/ Twitter:https://afarshore.jp/
©2022「遠いところ」フィルムパートナーズ
支援期間終了
このプロジェクトが気に入ったら
いいね!しよう
最新のプロジェクト情報をお届けします。
支援者
125人
残り期間
0日
集まっている金額
1,434,500円
目標金額:6,000,000円
達成率23%
2023年02月13日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
(株)Allen
私達Allenは、allene、すなわち電子不足の不飽和化合物のように、あらゆるクリエイター、地域社会と繋がり、化学反応を起こすような作品作り、あるいは「炭素」がスミや、ダイヤモンドを作るように、人と人が剥き出しで挑みまったく異質なものを生み出すような、既成概念に囚われない作品づくりを目指す創作集団として設立しました。
3,000円
〇<御礼メールのご送付>
リターン
〇<御礼メールのご送付>
ご支援を頂いた方への御礼メッセージをお送りします。
支援者の数 31人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
5,000円
〇<劇場パンフレット/試写会イベント招待券>
リターン
〇<御礼メールのご送付>
〇<劇場パンフレット>(後日郵送)
☆<完成披露試写会イベントご招待券1枚>
沖縄での完成披露試写会イベントにご招待します。
日時・会場などの詳細は、公開が近づいてからのご案内となりますことをご了承ください。
※沖縄市近辺での開催を予定しております。
支援者の数 35人
お届け予定:2022年3月
支援期間終了
10,000円
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
リターン
〇<御礼メールのご送付>
〇<劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
☆<完成披露試写会イベントご招待券1枚>
支援者の数 43人
お届け予定:2022年3月
支援期間終了
25,000円
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>
リターン
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
☆<完成披露試写会イベントご招待券2枚>
支援者の数 10人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了
50,000円
〇<監督サイン入り台本>追加
リターン
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
〇<監督サイン入り台本>
監督の直筆サインを入れた台本をお送りします。(キャスト・スタッフと同製本)
☆<完成披露試写会イベントご招待券4枚>
支援者の数 3人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了
80,000円
〇<監督&メインキャストサイン色紙プレゼント>
リターン
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
〇<監督サイン入り台本>
監督の直筆サインを入れた台本をお送りします。(キャスト・スタッフと同製本)
〇<監督&メインキャストサイン色紙プレゼント>
本作品の監督とメインキャストの寄せ書きサイン色紙をお送りします。
☆<完成披露試写会イベントご招待券6枚>
支援者の数 0人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了
100,000円
〇<劇場パンフレットに広告掲載>追加
リターン
〇<劇場パンフレットに広告掲載>
A4 ページ 1/8
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
〇<監督サイン入り台本>
監督の直筆サインを入れた台本をお送りします。(キャスト・スタッフと同製本)
〇<監督&メインキャストサイン色紙プレゼント>
本作品の監督とメインキャストの寄せ書きサイン色紙をお送りします。
☆<完成披露試写会イベントご招待券10枚までご招待>
支援者の数 3人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了
300,000円
〇<劇場パンフレットに広告掲載> 1/4
リターン
〇<劇場パンフレットに広告掲載>
A4 ページ 1/4
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
〇<監督サイン入り台本>
監督の直筆サインを入れた台本をお送りします。(キャスト・スタッフと同製本)
〇<監督&メインキャストサイン色紙プレゼント>
本作品の監督とメインキャストの寄せ書きサイン色紙をお送りします。
☆<完成披露試写会イベントご招待券10枚までご招待>
支援者の数 0人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了
500,000円
〇<劇場パンフレットに広告掲載> 1/2
リターン
〇<劇場パンフレットに広告掲載>
A4 ページ 1/2
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
〇<監督サイン入り台本>
監督の直筆サインを入れた台本をお送りします。(キャスト・スタッフと同製本)
〇<監督&メインキャストサイン色紙プレゼント>
本作品の監督とメインキャストの寄せ書きサイン色紙をお送りします。
☆<完成披露試写会イベントご招待券30枚までご招待>
支援者の数 0人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了
1,000,000円
〇<劇場パンフレットに広告掲載> A4 ページ全面
リターン
〇<劇場パンフレットに広告掲載>
A4 ページ全面
〇<御礼メールのご送付>
〇<監督・メインキャスト直筆サイン入り 劇場パンフレット>(後日郵送)
〇<映画公式サイト、パンフレットにお名前を掲載>(任意)
〇<監督サイン入り台本>
監督の直筆サインを入れた台本をお送りします。(キャスト・スタッフと同製本)
〇<監督&メインキャストサイン色紙プレゼント>
本作品の監督とメインキャストの寄せ書きサイン色紙をお送りします。
☆<完成披露試写会イベントご招待券30枚までご招待>
支援者の数 0人
お届け予定:2023年3月
支援期間終了