皆さま、こんにちは。紅型(びんがた)作家の新垣優香(あらかき・ゆうか)です。 この度は「皆さまの日常に沖縄らしさを♪」というテーマで紅型デザインと沖縄瓦(おきなわ・かわら)とのコラボレーションによりオリジナルのコースターとアロマ・ストーンの制作にチャレンジさせて頂きます⭐︎
当プロジェクトは、クラウドファンディング(Link-U)を活用させて頂きたいと思います。皆さまからの応援やご支援を頂けますよう、どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m

伝統的なものは、その魅力がありながらも普段の暮らしの中で使われる機会があまりありません。それは、私の生まれ育った沖縄でも同様で、沖縄の伝統工芸である紅型(びんがた)も和装から洋装へと生活様式が変化する中、今では一部の例外を除いてあまり使われなくなりました。また、沖縄の風土から生まれた沖縄瓦(おきなわ・かわら)も、古民家や沖縄らしさを再現する建物以外では同じような状況です。
私は、紅型作家として「紅型の(沖縄の)魅力を、もっと多くの皆様に伝えたい!」という思いから、着物や帯だけではなく、部屋に飾れる紅型パネルの制作活動などにも取り組んでおります。しかし、紅型パネルの製作は、すべての工程を手作業で行うため、手間暇が掛り、多くの作品をつくることが出来きません。そのことからどうしてもつくれる数に限りがあり、お値段も高価になりがちになってしまいます。
当プロジェクトは、紅型デザインと沖縄瓦とのコラボレーションにより、量産できるコースターとアロマ・ストーンをつくり「沖縄らしさ」をお届けするというものです。しかし、量産するには樹脂型代や数量をコミットする必要があります。そこで、皆さまからの応援とご支援によってチャレンジさせて頂きたいと希望いたしました。
ご支援いただいた資金は、樹脂型の制作費、コースター及びアロマ・ストーン+オイル制作費、PRに必要な印刷物の制作費や郵送代(切手代)等に使わせて頂く予定です。これを機に、少しでも多くの皆様に「沖縄らしさ」の魅力を感じて頂けると嬉しいです。

紅型(びんがた)は、沖縄を代表する伝統的な染色技法で、その起源は13世紀ごろまで遡るといわれており、琉球王国時代には、国王や貴族など比較的身分の高い人達の衣装として使われいたという歴史があります。紅型の「紅(びん)」は色全般を表し、「型(かた)」は様々な模様を表していると言われているように、南国の明るい日差しにも負けない色鮮やかなデザインは、見る人を魅了し、元気を与えてくれます。
私が紅型を始めたキッカケは、沖縄の首里高校の染織デザイン科で紅型を学んだことです。子供の頃から絵を描くのが好きだった私は、紅型の持つ色鮮やかな色彩に惹かれ、そして今の道に進むことになりました。紅型は本当に素敵な伝統工芸で、私にとって、なくてはならない大切なものです。

沖縄瓦(おきなわ・かわら)は、沖縄の風土が育んだ昔ながらの瓦です。沖縄の気候は年を通じて湿度が高く、晴れていても突然スコールが降ることが多く、沖縄瓦はその水分を吸水し、受けた日差しで水分を発散させる特性があるそうで、その気化熱を利用して家の中を涼しく快適に保つという話をお聞きしました。
まさに暮らしの知恵から生まれた素晴らしいものだと感じました。沖縄では身近で当たり前だった沖縄瓦ですが、大人になって県外に足を運ぶ機会が増えると、懐かしいような、どこかホッとするような、その魅力を改めて実感するようになりました。

今回のデザインコンセプトは「SUN・FLOWER」です。まず、第一に、一輪で沖縄らしさ表現したいと考え、タイヨウの花(沖縄の太陽をイメージした想像上の花)をメインに置くことにしました。ゴーヤをモチーフにした蔦(つた)のラインで作品に動きをつけ、アクセントに水玉を用いています。水玉は、沖縄の人々が持つ心(明るさ、優しさ)の象徴で、淡い色使いにしたことで、優しい感じを出したいと思いました。
そう思いながらデザインしていると、最初のイメージより、たくさんの水玉になってしまいました^^全体的にはポップな感じがある中で、どこか優しさも感じて頂けるようであれば嬉しいです!

当プロジェクトは、沖縄の与那原にある株式会社新垣瓦工場さん(私と苗字が同じです^^)のご協力なくして実現できませんでした。新垣瓦工場さんは、昭和26年創業の三代続く老舗企業で伝統的な沖縄の屋根材である赤瓦に新しいアイデアを加えて製造販売されている会社です。沖縄瓦の吸水性や発散性を活かして様々な商品を開発されていて、その中に、今回のコースターやアロマ・ストーンもありました。当プロジェクトでは、そのコースターやアロマ・ストーンを、オリジナルの紅型デザインで制作して頂くというものです。
制作に際して、新垣瓦工場さんには本当にたくさんのアドバイスやアイデアを頂きました。最終的なコースターやアロマ・ストーンは円形になることから、ラウンドする曲線を考慮し、限られたスペース内にデザインを配置する必要があります。しかし、どうしてもそれが思うように出来ず、新垣瓦工場さんから頂いたアドバイスをもとに、花のデザイン自体を2度も変更することになりました。
また、当初想定していなかった型紙の釣り線(つなぎ線)を、あえてデザインに残すことで、いっそう紅型らしさを出すことができたのも新垣瓦工場さんから頂いたアイデアです。簡易の型を試作し、デザイン特有の細い線が出るように、何度も何度も工夫して頂いた新垣瓦工場さんに心から感謝しております。おかげさまで、安心して本番にのぞむ自信が持てるようになりました。

当プロジェクトは、あらかじめ十分な試作を繰り返したことで、出来上がりの品質に関しては充分自信を持っておりますが、最終的にはクラウドファンディングの募集期間終了後、はじめて量産で使用する樹脂型を制作し、その型を用いて抜いたものを高温で焼いて完成となります。
最終的に思っていたとおりの品質(鮮明な細い線等)が保たれているかどうか100%大丈夫と言いきれません。万が一の場合(つくり直しが必要な場合)、皆様にお届けするスケジュールが当初の予定(2017年2月末)から更に1か月ほど延びる可能性がございます。その旨、あらかじめご理解頂けるようであれば大変助かります。














当プロジェクトのWEBページを最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。私は、当プロジェクトにご参加させて頂くに際し、どうしても沖縄瓦の素材を使ってコースターやアロマ・ストーンをつくりたいという強い想いがありました。それは、沖縄の素材とのコラホレーションだからです。沖縄×沖縄のコラボレーションによって、きっと今までにない、新たしい「沖縄らしさ」をお届けできるものと楽しみにしております。
そして、本当はリターンをクリスマスに皆様へお届けしたいという思いがありましたが、残念ながらそれは叶いません。クラウドファンディングの募集期間完了後、そこで初めて量産する数量を確定し、焼き上げる必要があります。そのため、皆様にリターンをお届けできるのは、来年(2017年)2月末を予定しております。その間、少々時間がございますが、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
これから、秋に向かい季節の変わり目となります。
皆様におかれましては、くれぐれもご自愛頂けますようお祈りさせて頂きます。
紅型作家 新垣優香

紅型作家 新垣優香(あらかき・ゆうか)
1985年 沖縄県那覇市生まれ
沖縄で生まれ育ったことで伝統工芸である紅型を知り、強い日差しにも負けない鮮やかな色使いに魅了され紅型作家を志すようになる。沖縄県立首里高等学校の染織デザイン科を卒業後、複数の工房等を経て2009年に作家としてデビュー。
2011年と2012年に「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」で2年連続大賞を受賞。日本美術展覧会(日展)入選、日本新工芸展4年連続入選など着実に実績を重ねる。また、ウルグアイ(海外)や西武池袋本店、伊勢丹新宿店などで個展(展示会)を開催。他にもヒルトン沖縄北谷リゾートのエントランスに飾る作品を提供するなど、伝統工芸という固定概念にとらわれない発想(モチーフ)、技法(重ね型)、材料(グリッター)等により独特の作風が高く評価されている。現在、沖縄(読谷村)を制作拠点とする新進気鋭の紅型作家として注目されている。

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皆さま、こんにちは。紅型(びんがた)作家の新垣優香(あらかき・ゆうか)です。 この度は「皆さまの日常に沖縄らしさを♪」というテーマで紅型デザインと沖縄瓦(おきなわ・かわら)とのコラボレーションによりオリジナルのコースターとアロマ・ストーンの制作にチャレンジさせて頂きます⭐︎当プロジェクトは、クラウドファンディング(Link-U)を活用させて頂きたいと思います。皆さまからの応援やご支援を頂けますよう、どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m伝統的なものは、その魅力がありながらも普段の暮らしの中で使われる機会があまりありません。それは、私の生まれ育った沖縄でも同様で、沖縄の伝統工芸である紅型(びんがた)も和装から洋装へと生活様式が変化する中、今では一部の例外を除いてあまり使われなくなりました。また、沖縄の風土から生まれた沖縄瓦(おきなわ・かわら)も、古民家や沖縄らしさを再現する建物以外では同じような状況です。私は、紅型作家として「紅型の(沖縄の)魅力を、もっと多くの皆様に伝えたい!」という思いから、着物や帯だけではなく、部屋に飾れる紅型パネルの制作活動などにも取り組んでおります。しかし、紅型パネルの製作は、すべての工程を手作業で行うため、手間暇が掛り、多くの作品をつくることが出来きません。そのことからどうしてもつくれる数に限りがあり、お値段も高価になりがちになってしまいます。当プロジェクトは、紅型デザインと沖縄瓦とのコラボレーションにより、量産できるコースターとアロマ・ストーンをつくり「沖縄らしさ」をお届けするというものです。しかし、量産するには樹脂型代や数量をコミットする必要があります。そこで、皆さまからの応援とご支援によってチャレンジさせて頂きたいと希望いたしました。ご支援いただいた資金は、樹脂型の制作費、コースター及びアロマ・ストーン+オイル制作費、PRに必要な印刷物の制作費や郵送代(切手代)等に使わせて頂く予定です。これを機に、少しでも多くの皆様に「沖縄らしさ」の魅力を感じて頂けると嬉しいです。紅型(びんがた)は、沖縄を代表する伝統的な染色技法で、その起源は13世紀ごろまで遡るといわれており、琉球王国時代には、国王や貴族など比較的身分の高い人達の衣装として使われいたという歴史があります。紅型の「紅(びん)」は色全般を表し、「型(かた)」は様々な模様を表していると言われているように、南国の明るい日差しにも負けない色鮮やかなデザインは、見る人を魅了し、元気を与えてくれます。私が紅型を始めたキッカケは、沖縄の首里高校の染織デザイン科で紅型を学んだことです。子供の頃から絵を描くのが好きだった私は、紅型の持つ色鮮やかな色彩に惹かれ、そして今の道に進むことになりました。紅型は本当に素敵な伝統工芸で、私にとって、なくてはならない大切なものです。沖縄瓦(おきなわ・かわら)は、沖縄の風土が育んだ昔ながらの瓦です。沖縄の気候は年を通じて湿度が高く、晴れていても突然スコールが降ることが多く、沖縄瓦はその水分を吸水し、受けた日差しで水分を発散させる特性があるそうで、その気化熱を利用して家の中を涼しく快適に保つという話をお聞きしました。まさに暮らしの知恵から生まれた素晴らしいものだと感じました。沖縄では身近で当たり前だった沖縄瓦ですが、大人になって県外に足を運ぶ機会が増えると、懐かしいような、どこかホッとするような、その魅力を改めて実感するようになりました。 今回のデザインコンセプトは「SUN・FLOWER」です。まず、第一に、一輪で沖縄らしさ表現したいと考え、タイヨウの花(沖縄の太陽をイメージした想像上の花)をメインに置くことにしました。ゴーヤをモチーフにした蔦(つた)のラインで作品に動きをつけ、アクセントに水玉を用いています。水玉は、沖縄の人々が持つ心(明るさ、優しさ)の象徴で、淡い色使いにしたことで、優しい感じを出したいと思いました。そう思いながらデザインしていると、最初のイメージより、たくさんの水玉になってしまいました^^全体的にはポップな感じがある中で、どこか優しさも感じて頂けるようであれば嬉しいです!当プロジェクトは、沖縄の与那原にある株式会社新垣瓦工場さん(私と苗字が同じです^^)のご協力なくして実現できませんでした。新垣瓦工場さんは、昭和26年創業の三代続く老舗企業で伝統的な沖縄の屋根材である赤瓦に新しいアイデアを加えて製造販売されている会社です。沖縄瓦の吸水性や発散性を活かして様々な商品を開発されていて、その中に、今回のコースターやアロマ・ストーンもありました。当プロジェクトでは、そのコースターやアロマ・ストーンを、オリジナルの紅型デザインで制作して頂くというものです。制作に際して、新垣瓦工場さんには本当にたくさんのアドバイスやアイデアを頂きました。最終的なコースターやアロマ・ストーンは円形になることから、ラウンドする曲線を考慮し、限られたスペース内にデザインを配置する必要があります。しかし、どうしてもそれが思うように出来ず、新垣瓦工場さんから頂いたアドバイスをもとに、花のデザイン自体を2度も変更することになりました。また、当初想定していなかった型紙の釣り線(つなぎ線)を、あえてデザインに残すことで、いっそう紅型らしさを出すことができたのも新垣瓦工場さんから頂いたアイデアです。簡易の型を試作し、デザイン特有の細い線が出るように、何度も何度も工夫して頂いた新垣瓦工場さんに心から感謝しております。おかげさまで、安心して本番にのぞむ自信が持てるようになりました。 当プロジェクトは、あらかじめ十分な試作を繰り返したことで、出来上がりの品質に関しては充分自信を持っておりますが、最終的にはクラウドファンディングの募集期間終了後、はじめて量産で使用する樹脂型を制作し、その型を用いて抜いたものを高温で焼いて完成となります。最終的に思っていたとおりの品質(鮮明な細い線等)が保たれているかどうか100%大丈夫と言いきれません。万が一の場合(つくり直しが必要な場合)、皆様にお届けするスケジュールが当初の予定(2017年2月末)から更に1か月ほど延びる可能性がございます。その旨、あらかじめご理解頂けるようであれば大変助かります。当プロジェクトのWEBページを最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。私は、当プロジェクトにご参加させて頂くに際し、どうしても沖縄瓦の素材を使ってコースターやアロマ・ストーンをつくりたいという強い想いがありました。それは、沖縄の素材とのコラホレーションだからです。沖縄×沖縄のコラボレーションによって、きっと今までにない、新たしい「沖縄らしさ」をお届けできるものと楽しみにしております。そして、本当はリターンをクリスマスに皆様へお届けしたいという思いがありましたが、残念ながらそれは叶いません。クラウドファンディングの募集期間完了後、そこで初めて量産する数量を確定し、焼き上げる必要があります。そのため、皆様にリターンをお届けできるのは、来年(2017年)2月末を予定しております。その間、少々時間がございますが、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。これから、秋に向かい季節の変わり目となります。皆様におかれましては、くれぐれもご自愛頂けますようお祈りさせて頂きます。 紅型作家 新垣優香紅型作家 新垣優香(あらかき・ゆうか)1985年 沖縄県那覇市生まれ沖縄で生まれ育ったことで伝統工芸である紅型を知り、強い日差しにも負けない鮮やかな色使いに魅了され紅型作家を志すようになる。沖縄県立首里高等学校の染織デザイン科を卒業後、複数の工房等を経て2009年に作家としてデビュー。2011年と2012年に「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」で2年連続大賞を受賞。日本美術展覧会(日展)入選、日本新工芸展4年連続入選など着実に実績を重ねる。また、ウルグアイ(海外)や西武池袋本店、伊勢丹新宿店などで個展(展示会)を開催。他にもヒルトン沖縄北谷リゾートのエントランスに飾る作品を提供するなど、伝統工芸という固定概念にとらわれない発想(モチーフ)、技法(重ね型)、材料(グリッター)等により独特の作風が高く評価されている。現在、沖縄(読谷村)を制作拠点とする新進気鋭の紅型作家として注目されている。
皆さま、こんにちは。紅型(びんがた)作家の新垣優香(あらかき・ゆうか)です。 この度は「皆さまの日常に沖縄らしさを♪」というテーマで紅型デザインと沖縄瓦(おきなわ・かわら)とのコラボレーションによりオリジナルのコースターとアロマ・ストーンの制作にチャレンジさせて頂きます⭐︎
当プロジェクトは、クラウドファンディング(Link-U)を活用させて頂きたいと思います。皆さまからの応援やご支援を頂けますよう、どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m
伝統的なものは、その魅力がありながらも普段の暮らしの中で使われる機会があまりありません。それは、私の生まれ育った沖縄でも同様で、沖縄の伝統工芸である紅型(びんがた)も和装から洋装へと生活様式が変化する中、今では一部の例外を除いてあまり使われなくなりました。また、沖縄の風土から生まれた沖縄瓦(おきなわ・かわら)も、古民家や沖縄らしさを再現する建物以外では同じような状況です。
私は、紅型作家として「紅型の(沖縄の)魅力を、もっと多くの皆様に伝えたい!」という思いから、着物や帯だけではなく、部屋に飾れる紅型パネルの制作活動などにも取り組んでおります。しかし、紅型パネルの製作は、すべての工程を手作業で行うため、手間暇が掛り、多くの作品をつくることが出来きません。そのことからどうしてもつくれる数に限りがあり、お値段も高価になりがちになってしまいます。
当プロジェクトは、紅型デザインと沖縄瓦とのコラボレーションにより、量産できるコースターとアロマ・ストーンをつくり「沖縄らしさ」をお届けするというものです。しかし、量産するには樹脂型代や数量をコミットする必要があります。そこで、皆さまからの応援とご支援によってチャレンジさせて頂きたいと希望いたしました。
ご支援いただいた資金は、樹脂型の制作費、コースター及びアロマ・ストーン+オイル制作費、PRに必要な印刷物の制作費や郵送代(切手代)等に使わせて頂く予定です。これを機に、少しでも多くの皆様に「沖縄らしさ」の魅力を感じて頂けると嬉しいです。
紅型(びんがた)は、沖縄を代表する伝統的な染色技法で、その起源は13世紀ごろまで遡るといわれており、琉球王国時代には、国王や貴族など比較的身分の高い人達の衣装として使われいたという歴史があります。紅型の「紅(びん)」は色全般を表し、「型(かた)」は様々な模様を表していると言われているように、南国の明るい日差しにも負けない色鮮やかなデザインは、見る人を魅了し、元気を与えてくれます。
私が紅型を始めたキッカケは、沖縄の首里高校の染織デザイン科で紅型を学んだことです。子供の頃から絵を描くのが好きだった私は、紅型の持つ色鮮やかな色彩に惹かれ、そして今の道に進むことになりました。紅型は本当に素敵な伝統工芸で、私にとって、なくてはならない大切なものです。
沖縄瓦(おきなわ・かわら)は、沖縄の風土が育んだ昔ながらの瓦です。沖縄の気候は年を通じて湿度が高く、晴れていても突然スコールが降ることが多く、沖縄瓦はその水分を吸水し、受けた日差しで水分を発散させる特性があるそうで、その気化熱を利用して家の中を涼しく快適に保つという話をお聞きしました。
まさに暮らしの知恵から生まれた素晴らしいものだと感じました。沖縄では身近で当たり前だった沖縄瓦ですが、大人になって県外に足を運ぶ機会が増えると、懐かしいような、どこかホッとするような、その魅力を改めて実感するようになりました。
今回のデザインコンセプトは「SUN・FLOWER」です。まず、第一に、一輪で沖縄らしさ表現したいと考え、タイヨウの花(沖縄の太陽をイメージした想像上の花)をメインに置くことにしました。ゴーヤをモチーフにした蔦(つた)のラインで作品に動きをつけ、アクセントに水玉を用いています。水玉は、沖縄の人々が持つ心(明るさ、優しさ)の象徴で、淡い色使いにしたことで、優しい感じを出したいと思いました。
そう思いながらデザインしていると、最初のイメージより、たくさんの水玉になってしまいました^^全体的にはポップな感じがある中で、どこか優しさも感じて頂けるようであれば嬉しいです!
当プロジェクトは、沖縄の与那原にある株式会社新垣瓦工場さん(私と苗字が同じです^^)のご協力なくして実現できませんでした。新垣瓦工場さんは、昭和26年創業の三代続く老舗企業で伝統的な沖縄の屋根材である赤瓦に新しいアイデアを加えて製造販売されている会社です。沖縄瓦の吸水性や発散性を活かして様々な商品を開発されていて、その中に、今回のコースターやアロマ・ストーンもありました。当プロジェクトでは、そのコースターやアロマ・ストーンを、オリジナルの紅型デザインで制作して頂くというものです。
制作に際して、新垣瓦工場さんには本当にたくさんのアドバイスやアイデアを頂きました。最終的なコースターやアロマ・ストーンは円形になることから、ラウンドする曲線を考慮し、限られたスペース内にデザインを配置する必要があります。しかし、どうしてもそれが思うように出来ず、新垣瓦工場さんから頂いたアドバイスをもとに、花のデザイン自体を2度も変更することになりました。
また、当初想定していなかった型紙の釣り線(つなぎ線)を、あえてデザインに残すことで、いっそう紅型らしさを出すことができたのも新垣瓦工場さんから頂いたアイデアです。簡易の型を試作し、デザイン特有の細い線が出るように、何度も何度も工夫して頂いた新垣瓦工場さんに心から感謝しております。おかげさまで、安心して本番にのぞむ自信が持てるようになりました。
当プロジェクトは、あらかじめ十分な試作を繰り返したことで、出来上がりの品質に関しては充分自信を持っておりますが、最終的にはクラウドファンディングの募集期間終了後、はじめて量産で使用する樹脂型を制作し、その型を用いて抜いたものを高温で焼いて完成となります。
最終的に思っていたとおりの品質(鮮明な細い線等)が保たれているかどうか100%大丈夫と言いきれません。万が一の場合(つくり直しが必要な場合)、皆様にお届けするスケジュールが当初の予定(2017年2月末)から更に1か月ほど延びる可能性がございます。その旨、あらかじめご理解頂けるようであれば大変助かります。
当プロジェクトのWEBページを最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。私は、当プロジェクトにご参加させて頂くに際し、どうしても沖縄瓦の素材を使ってコースターやアロマ・ストーンをつくりたいという強い想いがありました。それは、沖縄の素材とのコラホレーションだからです。沖縄×沖縄のコラボレーションによって、きっと今までにない、新たしい「沖縄らしさ」をお届けできるものと楽しみにしております。
そして、本当はリターンをクリスマスに皆様へお届けしたいという思いがありましたが、残念ながらそれは叶いません。クラウドファンディングの募集期間完了後、そこで初めて量産する数量を確定し、焼き上げる必要があります。そのため、皆様にリターンをお届けできるのは、来年(2017年)2月末を予定しております。その間、少々時間がございますが、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
これから、秋に向かい季節の変わり目となります。
皆様におかれましては、くれぐれもご自愛頂けますようお祈りさせて頂きます。
紅型作家 新垣優香
紅型作家 新垣優香(あらかき・ゆうか)
1985年 沖縄県那覇市生まれ
沖縄で生まれ育ったことで伝統工芸である紅型を知り、強い日差しにも負けない鮮やかな色使いに魅了され紅型作家を志すようになる。沖縄県立首里高等学校の染織デザイン科を卒業後、複数の工房等を経て2009年に作家としてデビュー。
2011年と2012年に「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」で2年連続大賞を受賞。日本美術展覧会(日展)入選、日本新工芸展4年連続入選など着実に実績を重ねる。また、ウルグアイ(海外)や西武池袋本店、伊勢丹新宿店などで個展(展示会)を開催。他にもヒルトン沖縄北谷リゾートのエントランスに飾る作品を提供するなど、伝統工芸という固定概念にとらわれない発想(モチーフ)、技法(重ね型)、材料(グリッター)等により独特の作風が高く評価されている。現在、沖縄(読谷村)を制作拠点とする新進気鋭の紅型作家として注目されている。
支援期間終了
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支援者
84人
残り期間
0日
集まっている金額
840,422円
(達成) 目標金額:400,000円
達成率210%
2016年12月31日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
新垣優香
沖縄 ... で生まれ育ったことで伝統工芸である紅型を知り、強い日差しに負けない鮮やかな色使いに魅了され、紅型作家を志すようになりました。沖縄県立首里高等学校の染織デザイン科を卒業後、複数の工房を経て、2009年に作家としてデビューしました。
紅型は私にとって、かけがいのない全てです。今日まで紅型がご縁となってたくさんの出会いがあり、そして今の私があります。これからも、一生、沖縄で紅型の作品づくりを続けていくと決めております。今後とも、皆様からのご指導ご鞭撻を頂けますよう宜しくお願い致しますm(_ _)m
1,500円
01:紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 7人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
2,800円
02:アロマセット+Thanks CARD
リターン
●アロマセット:OILボトル1個+ オイル・ストーン1個
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 15人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
4,800円
03:コースターセット(4色)+Thanks Card
リターン
●コースターセット:4枚入(白・青・緑・桃)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 26人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
7,800円
04:Wセット(アロマセット+コースターセット)+Thanks Card
リターン
●アロマセット:OILボトル1個+ オイル・ストーン1個
●コースターセット:4枚入(白・青・緑・桃)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 15人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
18,000円
05:紅型手染めパネル・Sサイズ(銀) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Sサイズ(銀):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 0人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
18,000円
06:紅型手染めパネル・Sサイズ(青) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Sサイズ(青):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 2人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
18,000円
07:紅型手染めパネル・Sサイズ(緑) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Sサイズ(緑):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 2人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
18,000円
08:紅型手染めパネル・Sサイズ(桃) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Sサイズ(桃):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 2人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
28,000円
09:紅型手染めパネル・Mサイズ(銀) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Mサイズ(銀):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 7人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
28,000円
11:紅型手染めパネル・Mサイズ(青) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Mサイズ(青):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 3人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
28,000円
11:紅型手染めパネル・Mサイズ(緑) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Mサイズ(緑):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 2人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
28,000円
12:紅型手染めパネル・Mサイズ(桃) +紅型作品集+Thanks CARD
リターン
●紅型手染めパネル・Mサイズ(桃):1枚入
●紅型作品集:1冊(直筆サイン入り)
●Thanks CARD:1枚(直筆サイン入り)
支援者の数 3人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了