
聞きぐとぅ 美ぐとぅ 沖縄語
語りたや 語りたや 沖縄語
【読み】ちちぐとぅ みぐとぅ うちなーぐち/かたいたや かたいたや うちなーぐち
【意訳】聞くほどに 清らかな 沖縄語 / 代々語り継いでいきたい 沖縄語
この標語は「沖縄県沖縄語普及協議会」の當眞嗣伎会長がクラウドプロジェクトスタートに際して創作した言葉です。語り継ぐべき沖縄の感性。皆様、本プロジェクトにご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
※メインビジュアルの女性は、沖縄語普及協議会の嘉数美津子事務局長です。
■すべては沖縄語(うちなーぐち)を残すため
◎御万人の力、貸らちくみそーり
(みんさまのおちからを お貸し下さい)
この度、クラウドファンディングを活用して、沖縄語表記の沖縄語新聞をまとめた「沖縄語新聞 - 18年の軌跡」を発刊するための資金を募ることとなりました。
沖縄語新聞は、NPO法人「沖縄県沖縄語普及協議会」が長年にわたり発行してきたものです。沖縄語(うちなーぐち)やその表記例を次世代へ継承することを目的としています。
当会は沖縄県へ「しまくとぅばの日(島言葉の日)」制定をはたらきかけ、沖縄語新聞の発刊、一般の方を対象とした教養講座や小学校で沖縄語を教えるなど、沖縄語の普及・継承活動を継続的に行っています。
すべては次世代に沖縄の大切な言葉を残していくための活動です。みなさまのお力をぜひお貸し下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

◎写真説明:一般向け教養講座の様子(講師:當眞嗣伎会長)

◎写真説明:小学校のクラブ活動の様子
■「沖縄語新聞」18年の軌跡をまとめ、発刊へ
当会の20周年を機に、これまで発行してきた沖縄語新聞をまとめた書籍を発刊することで沖縄語を次世代へ継承するため、本プロジェクトを立ち上げることにしました。
沖縄語新聞は沖縄語を流暢に話せる専門員によって発行ごとに入念に推敲、校正され、現代に合わせた沖縄語の表現で表記されており、今回発刊する「沖縄語新聞 - 18年の軌跡」は沖縄語の実例書としてもお使いいただける内容に仕上がっています。
特に、現在のしまくとぅば普及・継承の機運となった「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。

◎これまでに発行された沖縄語新聞の一部

■支援金の使い道について
みなさまからの貴重な支援金は「沖縄語新聞-18年の軌跡」発刊(500部予定)の印刷経費に使用させていただきます。そのほか、返礼品にかかる経費、郵送料などにも活用させていただきます。
■返礼品について
沖縄語普及協議会がこれまで発刊してきた沖縄語(那覇市の首里言葉を含む沖縄県内中南部地域)の教材をお送りします。
尚、返礼品の冊子は非売品かつ数量限定、現在は本プロジェクトでしか入手することができません。
返礼品の教材はすべて沖縄語を話せる会員によって制作されてり、しっかりと裏付けがなされている大変貴重な教材です。在庫切れの場合は別の返礼品を送らせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
沖縄語を学びたいけどどの教材がいいのかわからない。沖縄語で表記したいけどどう表記するのかわからない。そうした方へピッタリの返礼品です。
是非、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
◎リターン① 3,000円
「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」1冊


【限定100冊】
首里言葉を含む中南部地域の沖縄語で表記されています。
目次:
・沖縄語の仮名表記法
1.昔話
2.琉球ぬ世界遺産
3.暮らし(今昔)
4.会話
5.琉球ぬ歌ありくり
こちらのリターンは支援頂いた日より、2週間以内に発送が可能です。
◎リターン② 3,000円
「たのしい うちなーぐち」1冊

・沖縄県那覇市の「首里言葉」を含む沖縄県中南部地域の沖縄語の入門書です。
・沖縄語を教える指導書としても使えるよう、歴史・表記方法も載せています。
内容:うちなーぐちの発音、あいさつ、身体の部位、絵で見るうちなーぐち、くらしの中の会話など児童生徒のための指導書として作成されたもので、大変わかりやすい教材です。
※2020年12月中にお届けが可能です。
◎リターン③ 5,000円
「沖縄語新聞-18年の軌跡」1冊


【限定500冊】
沖縄語で表記されている沖縄語新聞63号までをまとめており、沖縄語表記の実用書として最適です。また、「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。
・リターンの画像はイメージです。
・みなさまへのお届けは2020年12月中となります。
◎リターン④ 5,000円
2冊セット

「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」の2冊セットとなります。
※2020年12月中にお届けが可能です。
◎リターン⑤ 10,000円
3冊セット

「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」「沖縄語新聞-18年の軌跡」の3冊セットとなります。
※2020年12月中にお届けが可能です。
■関係者からの寄稿
【舞踊家 玉城節子】

グスーヨー、今日、拝なぶら。踊ぬ タマグスクセツコ やいびーん みーしちょうてぃ うた びみせーびり アヒナ ウヤファフジヌ、わったーんかい ヌクチ くみそーちゃる、文化、 芸能、うり大切にし、子、孫んかい、ちなじイチュセー、我ったーちとぅみ やいびーん。う ぬたみにん、うちなーぐち、じひとぅむ、ぬくちいちゅるぐとぅに、じひうんじゅたー から ぬ、かしーしくみそーり、うにげーさびら。
皆様、こんにちは私は踊かの玉城節子です。お見知りおきをよろしくお願いします。偉大な先祖から、自分たちに残して、くださった文化、芸能を大切にし、子や孫につないで行くのは私達の責任です。このためには、沖縄語を是非と守って、常日頃から使って皆で力合わせて頑張って行きましょう。
【沖縄キリスト教学院大学 教授 新垣友子】

沖縄語普及協議会が発行している沖縄語(うちなーぐち)新聞は、記事の内容、沖縄語の語彙、表現、文法等の測面で大変貴重な研究資料です。それに加え、これまでの18年分の記事が書籍として編纂されることで、若者が沖縄語を学ぶ貴重な教材にもなります。クラウドファンディングを成功させていただき、是非、沖縄語新聞を出版物として世に出していただければと存じます。
【沖縄国際大学 講師 知念ウシ】

この惑星に住む、すべての琉球・沖縄の人々へ呼びかけます 。
琉球・沖縄のみなさん、私たちの手で、私たちの「母語」(祖先の言語、継承語)である琉球諸語を取り戻していくために、少しづつ資金を負担し、沖縄語普及協議会の20年の活動と沖縄語新聞がまとめられた『20年のあゆみ』を発刊しましょう。
私たちは1879年の琉球国解体以降の日本化によって、「母語」喪失の危機にあります。
言語は単なる意思伝達の道具ではありません。ある特定の歴史的・文化的集団の生活感・歴史観・世界観・美意識・哲学などを表現し伝えるものです。そこには祖先の叡智が込められています。琉球諸語が子孫に伝わらずに消滅するとなると、私たちが受け継ぐべきそのような宝が、この星から永久になくなってしまうことを意味します。それは、私たちだけではなく、人類にとっても、人間の可能性のいくつかが消えてしまうことになり、大きな損失です。
私はこれまで琉球諸語のうち私の「母語」である首里語を学んできました。様々な導き手のおかげで、ある程度の会話はできるようになりました。さらに勉強し上達するために「読む教材」が必要です。この『沖縄語新聞』がまさにそれです。これを繰り返し読むことで、文章の流れ、構造が身につきます。自分が文をつくり、話したり書いたりするときに参考にでき、大変有益です。なにより、新聞記事の内容が歴史、文化に関わるものなので、まさに、琉球諸島で連綿と暮らしを営んできたウヤファーフジ、私たちの先祖の叡智が学べます。このような新聞を20年に渡って発行してきてくださったシージャカタに感謝いたします。そのような先輩方がいらっしゃることを誇りに思います。
でも、もしかしたら、どんなに努力しても琉球諸語の衰退は止められない、ウヤファーフジと同じような豊かな言語生活を送るのは不可能だ、と悲観的になっているひともいるかもしれません。確かに、私も今後勉強を続けていっても祖父母と同じような言語能力、教養レベルに到達するのはとても難しいでしょう。
たとえそうであっても、自分たちの「母語」を大切なものとして取り戻そうと努力する、それ自体が尊いと思うのです。そのことが何かを創り出すのではないかと願います。
私たちは、先祖から受け継ぐ「母語」を「田舎の方言」であって、それは「汚い」「歪んだ」「劣った」「遅れた」「いずれなくなるだろう」そして、「悔いても仕方がない」ものだと思ってはいないでしょうか。そして、それを話す琉球・沖縄の人々もそのような存在である、とも、無意識に思ってしまってはいないでしょうか。
琉球諸語を私たちの大切な言語として取り戻す取り組みは、そのような束縛からの解放につながると思います。そして、私たちはもっともっと、イキイキ、キラキラと、充実して生きることができるようになるでしょう。
今回は、沖縄語普及協議会の20周年記念誌『20年の歩み』発刊への寄付の呼び掛けです。私たちは、同時にその他の琉球諸語の復興への取り組みにも、力を尽くしていきましょう。
【沖縄ハンズオンNPO理事長 安慶名達也】
はいさい御衆様(ぐすーよー) 初(はじ)みてぃ拝(うがま)びら しまくとぅばねーんないねー 島んちょーあいびらん。しまくとぅば使(ちか)いる人(ちゅ)ん少(いき)らくなてぃちょーいびーしが しまくとぅば話すん時代(じでー)や 必(かん)なじ来(ち)ゅーんでぃ 思(うむ)とーいびーん。
雲(くむ)や風(かじ)頼(たゆ)てぃ 天(てぃん)ぬ果(は)てぃ行(い)ちゅい しまくとぅばや肝(ちむ)しちどぅ 浮世(うちゆ)渡(わた)いん
※雲は風を頼り世界中を駆け巡る。
しまくとぅばは人の心を渡って世間を巡っていく
今日(きゆ)ぬゆかる日(ふぃ) まさる日(ふぃ)に 島んちゅぬ肝心(ちむぐくる)蘇(ゆみさ)みすん 20周年記念誌ぬ出版 思事(うみじ)とぅ叶(かな)い果報(がふう)うたびみそーり。
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このプロジェクトについて
聞きぐとぅ 美ぐとぅ 沖縄語 語りたや 語りたや 沖縄語【読み】ちちぐとぅ みぐとぅ うちなーぐち/かたいたや かたいたや うちなーぐち【意訳】聞くほどに 清らかな 沖縄語 / 代々語り継いでいきたい 沖縄語 この標語は「沖縄県沖縄語普及協議会」の當眞嗣伎会長がクラウドプロジェクトスタートに際して創作した言葉です。語り継ぐべき沖縄の感性。皆様、本プロジェクトにご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。※メインビジュアルの女性は、沖縄語普及協議会の嘉数美津子事務局長です。■すべては沖縄語(うちなーぐち)を残すため◎御万人の力、貸らちくみそーり(みんさまのおちからを お貸し下さい) この度、クラウドファンディングを活用して、沖縄語表記の沖縄語新聞をまとめた「沖縄語新聞 - 18年の軌跡」を発刊するための資金を募ることとなりました。 沖縄語新聞は、NPO法人「沖縄県沖縄語普及協議会」が長年にわたり発行してきたものです。沖縄語(うちなーぐち)やその表記例を次世代へ継承することを目的としています。 当会は沖縄県へ「しまくとぅばの日(島言葉の日)」制定をはたらきかけ、沖縄語新聞の発刊、一般の方を対象とした教養講座や小学校で沖縄語を教えるなど、沖縄語の普及・継承活動を継続的に行っています。 すべては次世代に沖縄の大切な言葉を残していくための活動です。みなさまのお力をぜひお貸し下さい。どうぞよろしくお願いいたします。◎写真説明:一般向け教養講座の様子(講師:當眞嗣伎会長)◎写真説明:小学校のクラブ活動の様子■「沖縄語新聞」18年の軌跡をまとめ、発刊へ 当会の20周年を機に、これまで発行してきた沖縄語新聞をまとめた書籍を発刊することで沖縄語を次世代へ継承するため、本プロジェクトを立ち上げることにしました。 沖縄語新聞は沖縄語を流暢に話せる専門員によって発行ごとに入念に推敲、校正され、現代に合わせた沖縄語の表現で表記されており、今回発刊する「沖縄語新聞 - 18年の軌跡」は沖縄語の実例書としてもお使いいただける内容に仕上がっています。 特に、現在のしまくとぅば普及・継承の機運となった「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。 ◎これまでに発行された沖縄語新聞の一部■支援金の使い道について みなさまからの貴重な支援金は「沖縄語新聞-18年の軌跡」発刊(500部予定)の印刷経費に使用させていただきます。そのほか、返礼品にかかる経費、郵送料などにも活用させていただきます。■返礼品について 沖縄語普及協議会がこれまで発刊してきた沖縄語(那覇市の首里言葉を含む沖縄県内中南部地域)の教材をお送りします。 尚、返礼品の冊子は非売品かつ数量限定、現在は本プロジェクトでしか入手することができません。 返礼品の教材はすべて沖縄語を話せる会員によって制作されてり、しっかりと裏付けがなされている大変貴重な教材です。在庫切れの場合は別の返礼品を送らせていただく場合がありますので、予めご了承ください。 沖縄語を学びたいけどどの教材がいいのかわからない。沖縄語で表記したいけどどう表記するのかわからない。そうした方へピッタリの返礼品です。 是非、ご支援のほどよろしくお願いいたします。◎リターン① 3,000円「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」1冊【限定100冊】首里言葉を含む中南部地域の沖縄語で表記されています。目次:・沖縄語の仮名表記法1.昔話2.琉球ぬ世界遺産3.暮らし(今昔)4.会話5.琉球ぬ歌ありくりこちらのリターンは支援頂いた日より、2週間以内に発送が可能です。◎リターン② 3,000円「たのしい うちなーぐち」1冊・沖縄県那覇市の「首里言葉」を含む沖縄県中南部地域の沖縄語の入門書です。・沖縄語を教える指導書としても使えるよう、歴史・表記方法も載せています。内容:うちなーぐちの発音、あいさつ、身体の部位、絵で見るうちなーぐち、くらしの中の会話など児童生徒のための指導書として作成されたもので、大変わかりやすい教材です。※2020年12月中にお届けが可能です。◎リターン③ 5,000円「沖縄語新聞-18年の軌跡」1冊【限定500冊】 沖縄語で表記されている沖縄語新聞63号までをまとめており、沖縄語表記の実用書として最適です。また、「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。・リターンの画像はイメージです。・みなさまへのお届けは2020年12月中となります。◎リターン④ 5,000円2冊セット「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」の2冊セットとなります。※2020年12月中にお届けが可能です。◎リターン⑤ 10,000円3冊セット「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」「沖縄語新聞-18年の軌跡」の3冊セットとなります。※2020年12月中にお届けが可能です。■関係者からの寄稿【舞踊家 玉城節子】 グスーヨー、今日、拝なぶら。踊ぬ タマグスクセツコ やいびーん みーしちょうてぃ うた びみせーびり アヒナ ウヤファフジヌ、わったーんかい ヌクチ くみそーちゃる、文化、 芸能、うり大切にし、子、孫んかい、ちなじイチュセー、我ったーちとぅみ やいびーん。う ぬたみにん、うちなーぐち、じひとぅむ、ぬくちいちゅるぐとぅに、じひうんじゅたー から ぬ、かしーしくみそーり、うにげーさびら。 皆様、こんにちは私は踊かの玉城節子です。お見知りおきをよろしくお願いします。偉大な先祖から、自分たちに残して、くださった文化、芸能を大切にし、子や孫につないで行くのは私達の責任です。このためには、沖縄語を是非と守って、常日頃から使って皆で力合わせて頑張って行きましょう。【沖縄キリスト教学院大学 教授 新垣友子】 沖縄語普及協議会が発行している沖縄語(うちなーぐち)新聞は、記事の内容、沖縄語の語彙、表現、文法等の測面で大変貴重な研究資料です。それに加え、これまでの18年分の記事が書籍として編纂されることで、若者が沖縄語を学ぶ貴重な教材にもなります。クラウドファンディングを成功させていただき、是非、沖縄語新聞を出版物として世に出していただければと存じます。【沖縄国際大学 講師 知念ウシ】 この惑星に住む、すべての琉球・沖縄の人々へ呼びかけます 。 琉球・沖縄のみなさん、私たちの手で、私たちの「母語」(祖先の言語、継承語)である琉球諸語を取り戻していくために、少しづつ資金を負担し、沖縄語普及協議会の20年の活動と沖縄語新聞がまとめられた『20年のあゆみ』を発刊しましょう。 私たちは1879年の琉球国解体以降の日本化によって、「母語」喪失の危機にあります。 言語は単なる意思伝達の道具ではありません。ある特定の歴史的・文化的集団の生活感・歴史観・世界観・美意識・哲学などを表現し伝えるものです。そこには祖先の叡智が込められています。琉球諸語が子孫に伝わらずに消滅するとなると、私たちが受け継ぐべきそのような宝が、この星から永久になくなってしまうことを意味します。それは、私たちだけではなく、人類にとっても、人間の可能性のいくつかが消えてしまうことになり、大きな損失です。 私はこれまで琉球諸語のうち私の「母語」である首里語を学んできました。様々な導き手のおかげで、ある程度の会話はできるようになりました。さらに勉強し上達するために「読む教材」が必要です。この『沖縄語新聞』がまさにそれです。これを繰り返し読むことで、文章の流れ、構造が身につきます。自分が文をつくり、話したり書いたりするときに参考にでき、大変有益です。なにより、新聞記事の内容が歴史、文化に関わるものなので、まさに、琉球諸島で連綿と暮らしを営んできたウヤファーフジ、私たちの先祖の叡智が学べます。このような新聞を20年に渡って発行してきてくださったシージャカタに感謝いたします。そのような先輩方がいらっしゃることを誇りに思います。 でも、もしかしたら、どんなに努力しても琉球諸語の衰退は止められない、ウヤファーフジと同じような豊かな言語生活を送るのは不可能だ、と悲観的になっているひともいるかもしれません。確かに、私も今後勉強を続けていっても祖父母と同じような言語能力、教養レベルに到達するのはとても難しいでしょう。 たとえそうであっても、自分たちの「母語」を大切なものとして取り戻そうと努力する、それ自体が尊いと思うのです。そのことが何かを創り出すのではないかと願います。 私たちは、先祖から受け継ぐ「母語」を「田舎の方言」であって、それは「汚い」「歪んだ」「劣った」「遅れた」「いずれなくなるだろう」そして、「悔いても仕方がない」ものだと思ってはいないでしょうか。そして、それを話す琉球・沖縄の人々もそのような存在である、とも、無意識に思ってしまってはいないでしょうか。 琉球諸語を私たちの大切な言語として取り戻す取り組みは、そのような束縛からの解放につながると思います。そして、私たちはもっともっと、イキイキ、キラキラと、充実して生きることができるようになるでしょう。 今回は、沖縄語普及協議会の20周年記念誌『20年の歩み』発刊への寄付の呼び掛けです。私たちは、同時にその他の琉球諸語の復興への取り組みにも、力を尽くしていきましょう。【沖縄ハンズオンNPO理事長 安慶名達也】 はいさい御衆様(ぐすーよー) 初(はじ)みてぃ拝(うがま)びら しまくとぅばねーんないねー 島んちょーあいびらん。しまくとぅば使(ちか)いる人(ちゅ)ん少(いき)らくなてぃちょーいびーしが しまくとぅば話すん時代(じでー)や 必(かん)なじ来(ち)ゅーんでぃ 思(うむ)とーいびーん。 雲(くむ)や風(かじ)頼(たゆ)てぃ 天(てぃん)ぬ果(は)てぃ行(い)ちゅい しまくとぅばや肝(ちむ)しちどぅ 浮世(うちゆ)渡(わた)いん※雲は風を頼り世界中を駆け巡る。しまくとぅばは人の心を渡って世間を巡っていく 今日(きゆ)ぬゆかる日(ふぃ) まさる日(ふぃ)に 島んちゅぬ肝心(ちむぐくる)蘇(ゆみさ)みすん 20周年記念誌ぬ出版 思事(うみじ)とぅ叶(かな)い果報(がふう)うたびみそーり。
聞きぐとぅ 美ぐとぅ 沖縄語
語りたや 語りたや 沖縄語
【読み】ちちぐとぅ みぐとぅ うちなーぐち/かたいたや かたいたや うちなーぐち
【意訳】聞くほどに 清らかな 沖縄語 / 代々語り継いでいきたい 沖縄語
この標語は「沖縄県沖縄語普及協議会」の當眞嗣伎会長がクラウドプロジェクトスタートに際して創作した言葉です。語り継ぐべき沖縄の感性。皆様、本プロジェクトにご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
※メインビジュアルの女性は、沖縄語普及協議会の嘉数美津子事務局長です。
■すべては沖縄語(うちなーぐち)を残すため
◎御万人の力、貸らちくみそーり
(みんさまのおちからを お貸し下さい)
この度、クラウドファンディングを活用して、沖縄語表記の沖縄語新聞をまとめた「沖縄語新聞 - 18年の軌跡」を発刊するための資金を募ることとなりました。
沖縄語新聞は、NPO法人「沖縄県沖縄語普及協議会」が長年にわたり発行してきたものです。沖縄語(うちなーぐち)やその表記例を次世代へ継承することを目的としています。
当会は沖縄県へ「しまくとぅばの日(島言葉の日)」制定をはたらきかけ、沖縄語新聞の発刊、一般の方を対象とした教養講座や小学校で沖縄語を教えるなど、沖縄語の普及・継承活動を継続的に行っています。
すべては次世代に沖縄の大切な言葉を残していくための活動です。みなさまのお力をぜひお貸し下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
◎写真説明:一般向け教養講座の様子(講師:當眞嗣伎会長)
◎写真説明:小学校のクラブ活動の様子
■「沖縄語新聞」18年の軌跡をまとめ、発刊へ
当会の20周年を機に、これまで発行してきた沖縄語新聞をまとめた書籍を発刊することで沖縄語を次世代へ継承するため、本プロジェクトを立ち上げることにしました。
沖縄語新聞は沖縄語を流暢に話せる専門員によって発行ごとに入念に推敲、校正され、現代に合わせた沖縄語の表現で表記されており、今回発刊する「沖縄語新聞 - 18年の軌跡」は沖縄語の実例書としてもお使いいただける内容に仕上がっています。
特に、現在のしまくとぅば普及・継承の機運となった「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。
◎これまでに発行された沖縄語新聞の一部
■支援金の使い道について
みなさまからの貴重な支援金は「沖縄語新聞-18年の軌跡」発刊(500部予定)の印刷経費に使用させていただきます。そのほか、返礼品にかかる経費、郵送料などにも活用させていただきます。
■返礼品について
沖縄語普及協議会がこれまで発刊してきた沖縄語(那覇市の首里言葉を含む沖縄県内中南部地域)の教材をお送りします。
尚、返礼品の冊子は非売品かつ数量限定、現在は本プロジェクトでしか入手することができません。
返礼品の教材はすべて沖縄語を話せる会員によって制作されてり、しっかりと裏付けがなされている大変貴重な教材です。在庫切れの場合は別の返礼品を送らせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
沖縄語を学びたいけどどの教材がいいのかわからない。沖縄語で表記したいけどどう表記するのかわからない。そうした方へピッタリの返礼品です。
是非、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
◎リターン① 3,000円
「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」1冊
【限定100冊】
首里言葉を含む中南部地域の沖縄語で表記されています。
目次:
・沖縄語の仮名表記法
1.昔話
2.琉球ぬ世界遺産
3.暮らし(今昔)
4.会話
5.琉球ぬ歌ありくり
こちらのリターンは支援頂いた日より、2週間以内に発送が可能です。
◎リターン② 3,000円
「たのしい うちなーぐち」1冊
・沖縄県那覇市の「首里言葉」を含む沖縄県中南部地域の沖縄語の入門書です。
・沖縄語を教える指導書としても使えるよう、歴史・表記方法も載せています。
内容:うちなーぐちの発音、あいさつ、身体の部位、絵で見るうちなーぐち、くらしの中の会話など児童生徒のための指導書として作成されたもので、大変わかりやすい教材です。
※2020年12月中にお届けが可能です。
◎リターン③ 5,000円
「沖縄語新聞-18年の軌跡」1冊
【限定500冊】
沖縄語で表記されている沖縄語新聞63号までをまとめており、沖縄語表記の実用書として最適です。また、「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。
・リターンの画像はイメージです。
・みなさまへのお届けは2020年12月中となります。
◎リターン④ 5,000円
2冊セット
「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」の2冊セットとなります。
※2020年12月中にお届けが可能です。
◎リターン⑤ 10,000円
3冊セット
「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」「沖縄語新聞-18年の軌跡」の3冊セットとなります。
※2020年12月中にお届けが可能です。
■関係者からの寄稿
【舞踊家 玉城節子】
グスーヨー、今日、拝なぶら。踊ぬ タマグスクセツコ やいびーん みーしちょうてぃ うた びみせーびり アヒナ ウヤファフジヌ、わったーんかい ヌクチ くみそーちゃる、文化、 芸能、うり大切にし、子、孫んかい、ちなじイチュセー、我ったーちとぅみ やいびーん。う ぬたみにん、うちなーぐち、じひとぅむ、ぬくちいちゅるぐとぅに、じひうんじゅたー から ぬ、かしーしくみそーり、うにげーさびら。
皆様、こんにちは私は踊かの玉城節子です。お見知りおきをよろしくお願いします。偉大な先祖から、自分たちに残して、くださった文化、芸能を大切にし、子や孫につないで行くのは私達の責任です。このためには、沖縄語を是非と守って、常日頃から使って皆で力合わせて頑張って行きましょう。
【沖縄キリスト教学院大学 教授 新垣友子】
沖縄語普及協議会が発行している沖縄語(うちなーぐち)新聞は、記事の内容、沖縄語の語彙、表現、文法等の測面で大変貴重な研究資料です。それに加え、これまでの18年分の記事が書籍として編纂されることで、若者が沖縄語を学ぶ貴重な教材にもなります。クラウドファンディングを成功させていただき、是非、沖縄語新聞を出版物として世に出していただければと存じます。
【沖縄国際大学 講師 知念ウシ】
この惑星に住む、すべての琉球・沖縄の人々へ呼びかけます 。
琉球・沖縄のみなさん、私たちの手で、私たちの「母語」(祖先の言語、継承語)である琉球諸語を取り戻していくために、少しづつ資金を負担し、沖縄語普及協議会の20年の活動と沖縄語新聞がまとめられた『20年のあゆみ』を発刊しましょう。
私たちは1879年の琉球国解体以降の日本化によって、「母語」喪失の危機にあります。
言語は単なる意思伝達の道具ではありません。ある特定の歴史的・文化的集団の生活感・歴史観・世界観・美意識・哲学などを表現し伝えるものです。そこには祖先の叡智が込められています。琉球諸語が子孫に伝わらずに消滅するとなると、私たちが受け継ぐべきそのような宝が、この星から永久になくなってしまうことを意味します。それは、私たちだけではなく、人類にとっても、人間の可能性のいくつかが消えてしまうことになり、大きな損失です。
私はこれまで琉球諸語のうち私の「母語」である首里語を学んできました。様々な導き手のおかげで、ある程度の会話はできるようになりました。さらに勉強し上達するために「読む教材」が必要です。この『沖縄語新聞』がまさにそれです。これを繰り返し読むことで、文章の流れ、構造が身につきます。自分が文をつくり、話したり書いたりするときに参考にでき、大変有益です。なにより、新聞記事の内容が歴史、文化に関わるものなので、まさに、琉球諸島で連綿と暮らしを営んできたウヤファーフジ、私たちの先祖の叡智が学べます。このような新聞を20年に渡って発行してきてくださったシージャカタに感謝いたします。そのような先輩方がいらっしゃることを誇りに思います。
でも、もしかしたら、どんなに努力しても琉球諸語の衰退は止められない、ウヤファーフジと同じような豊かな言語生活を送るのは不可能だ、と悲観的になっているひともいるかもしれません。確かに、私も今後勉強を続けていっても祖父母と同じような言語能力、教養レベルに到達するのはとても難しいでしょう。
たとえそうであっても、自分たちの「母語」を大切なものとして取り戻そうと努力する、それ自体が尊いと思うのです。そのことが何かを創り出すのではないかと願います。
私たちは、先祖から受け継ぐ「母語」を「田舎の方言」であって、それは「汚い」「歪んだ」「劣った」「遅れた」「いずれなくなるだろう」そして、「悔いても仕方がない」ものだと思ってはいないでしょうか。そして、それを話す琉球・沖縄の人々もそのような存在である、とも、無意識に思ってしまってはいないでしょうか。
琉球諸語を私たちの大切な言語として取り戻す取り組みは、そのような束縛からの解放につながると思います。そして、私たちはもっともっと、イキイキ、キラキラと、充実して生きることができるようになるでしょう。
今回は、沖縄語普及協議会の20周年記念誌『20年の歩み』発刊への寄付の呼び掛けです。私たちは、同時にその他の琉球諸語の復興への取り組みにも、力を尽くしていきましょう。
【沖縄ハンズオンNPO理事長 安慶名達也】
はいさい御衆様(ぐすーよー) 初(はじ)みてぃ拝(うがま)びら しまくとぅばねーんないねー 島んちょーあいびらん。しまくとぅば使(ちか)いる人(ちゅ)ん少(いき)らくなてぃちょーいびーしが しまくとぅば話すん時代(じでー)や 必(かん)なじ来(ち)ゅーんでぃ 思(うむ)とーいびーん。
雲(くむ)や風(かじ)頼(たゆ)てぃ 天(てぃん)ぬ果(は)てぃ行(い)ちゅい しまくとぅばや肝(ちむ)しちどぅ 浮世(うちゆ)渡(わた)いん※雲は風を頼り世界中を駆け巡る。
今日(きゆ)ぬゆかる日(ふぃ) まさる日(ふぃ)に 島んちゅぬ肝心(ちむぐくる)蘇(ゆみさ)みすん 20周年記念誌ぬ出版 思事(うみじ)とぅ叶(かな)い果報(がふう)うたびみそーり。
支援期間終了
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支援者
93人
残り期間
0日
集まっている金額
1,021,000円
(達成) 目標金額:1,000,000円
達成率102%
2021年01月11日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
NPO法人沖縄県沖縄語普及協議会
3,000円
沖縄ぬ暮らしとぅ昔話
リターン
【限定100冊】
首里言葉を含む中南部地域の沖縄語で表記されています。
目次:
・沖縄語の仮名表記法
1.昔話
2.琉球ぬ世界遺産
3.暮らし(今昔)
4.会話
5.琉球ぬ歌ありくり
こちらのリターンは支援頂いた日より、2週間以内に発送が可能です。
支援者の数 5人
お届け予定:2020年11月
支援期間終了
3,000円
たのしいうちなーぐち
リターン
沖縄県那覇市の「首里言葉」を含む沖縄県中南部地域の沖縄語の入門書です。
沖縄語を教える指導書としても使えるよう、歴史・表記方法も載せています。
※2020年12月中にお届けが可能です。
支援者の数 10人
お届け予定:2020年12月
支援期間終了
5,000円
沖縄語新聞-18年の軌跡
リターン
【限定500冊】
沖縄語で表記されている沖縄語新聞63号までをまとめており、沖縄語表記の実用書として最適です。また、「しまくとぅばの日」制定の経緯は大変読みごたえがあります。
・みなさまへのお届けは2020年12月中となります。
支援者の数 17人
お届け予定:2020年11月
支援期間終了
5,000円
2冊セット
リターン
「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」の2冊セット
※2020年12月中にお届けが可能です。
支援者の数 8人
お届け予定:2020年12月
支援期間終了
10,000円
3冊セット
リターン
「沖縄ぬ暮らしとぅ昔話」「たのしい うちなーぐち」「沖縄語新聞-18年の軌跡」の3冊セット。
※2020年12月中にお届けが可能です。
支援者の数 53人
お届け予定:2020年12月
支援期間終了