クラウドファンディングのお願い(4/1~6/29)
沖縄県八重山郡、石垣島四箇の昔ながらのことば(八重山語)の継承・普及を目的としています。その第一歩として一般向け解説書『やいまむに しくみと解説』(約230頁)の出版費用100万円を募らせていただきたいと思い,当クラウドファンディングでお願いしている次第です。著者は宮良信詳、出版費が集まれば今年7月出版可能。今後は、その解説書をもとに、学習教材の製作(Webアプリは現在同時進行で開発中)、普及活動に繋げていく計画です。
「ばがーすぃまむに」プロジェクトとは?
「ばがーすぃまむに」プロジェクト(代表・宮良信詳、事務局長・新城直樹)は、沖縄県石垣島の昔ながらのことば(やいまむに)の継承・普及を目的としています。その第一歩として、「やいまむに」の一般向け解説書を出版し、今後はその解説書に基づき、学習教材を開発し、普及・継承活動を実践する計画を立てています。
「やいまむに」普及の意義:
ことばは単なる意思伝達の手段ではない。…「やいまむに」を通して祖先とつながり、そのような体験を共有することで地域との連帯感が生まれ、それが誇りや自信につながるはずである。「やいまむに」が存続する限り、その言語共同体は常にその文化の中心に位置づけられる。しかし、それを失うと、独自の文化も大きな日本文化の一部として大きな変容を遂げ、そのうち消滅していく…。「やいまむに」という精神遺産を、今後は豊かな心を育む、活気ある地域社会創りをするうえで必要不可欠な資源として活用すべきである。(上記解説書序説から)
『やいまむに しくみと解説』 著者紹介
著者の宮良信詳は、生まれも育ちも石垣島なのですが、40年余にわたって沖縄語の研究とその普及に深くかかわってきました。最近では、言語学者や大学生向けの『オックスフォード言語学研究事典』の沖縄語の紹介を担当し、海外で出版された『琉球諸語のハンドブック』(723頁)の共同編集者及び執筆者として貢献してまいりました。
社会活動としましては,NPO沖縄語普及協議会設立(2000年)の呼びかけ人・事務局長(現在は顧問)として、これまで普及活動に従事してきました。2014年には第18回危機言語財団総会が東アジアで初めて沖縄の地で開催され、世界各国から言語学者を招いて、琉球継承言語会会長として基調講演をしました。
何よりも、言語学を志す者でありながら、『南琉球・八重山石垣方言の文法』(1995年)以来、八重山語について何もできなかったことで情けない思いもしています。本書を世に送り出すことによって、生まれ育った故郷に何らかの恩返しがしたいという思いです。
1995年:『南琉球・八重山石垣方言の文法』(くろしお出版)
2000年:『うちなーぐち講座 首里ことばのしくみ』沖縄タイムス社
2019年:『うちなーぐち しくみと解説』(沖縄時事出版)
2021年:『うちなーぐち活用辞典』(国立国語研究所)

「深刻な危機的状況」にある八重山語(やいまむに)
2009年のユネスコ発表によると、日本国内の8言語が消滅の危機にあり、中でも八重山語は「深刻な危機的状況」だとされています。
八重山語の研究については、宮良(1995年)からほぼ20年の空白がありましたが、2019年と2020年に八重山語のしくみについての論文を学会誌に発表しています。それらを基にして、今回は八重山語の一般向け解説書『やいまむに しくみと解説』を出版しますが、八重山語のしくみの実相を多くの人々に知っていただくのが目的です。そのことにより、沖縄語との違いが明らかになり、八重山語普及の意義を問うきっかけにしたいと思います。
八重山文化の基層を成す八重山語を受け継ぐことをしないで、我々は次世代にいったい何が残せるのでしょうか?
資金は出版費、リターン用送料,店頭販売のための販促費として使わせていただきます。
また,この本をもとにして,学習用Webアプリの開発も進めています。ご協力,よろしくお願いいたします。
ご出資に対するリターンについて
リターン(印刷終了後,8月下旬までにお送りします)
・2000円のご出資:『やいまむに しくみと解説』1冊
・3000円のご出資:『やいまむに しくみと解説』1冊+『うちなーぐち しくみと解説』1冊
・1万円以上のご出資の方へは、ご希望の方に「やいまむに」の講座を日程調整のうえ請け負います。場所は沖縄本島内、期間は今年7月〜10月までとさせていただきます。ただ,コロナ感染状況によっては,7月〜10月内で開催できない場合があること,ご理解,ご協力,よろしくお願いいたします。
目標金額に達しなかった場合
目標金額に達しない場合においても、『やいまむに しくみと解説』の出版とリターンを実施いたします。
出版後の活動について
『やいまむに しくみと解説』を出発点として,より一般向けの教材作成,Webアプリ作成を同時進行で進めています。
(下記は動詞の活用形を覚えるためのタイピングアプリ)


八重山文化の基層を成す「八重山語」の継承・普及に向けて,ご理解,ご協力,何卒よろしくお願いいたします。
どーでぃん つぃから からしたぼーらなーら!
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このプロジェクトについて
クラウドファンディングのお願い(4/1~6/29)沖縄県八重山郡、石垣島四箇の昔ながらのことば(八重山語)の継承・普及を目的としています。その第一歩として一般向け解説書『やいまむに しくみと解説』(約230頁)の出版費用100万円を募らせていただきたいと思い,当クラウドファンディングでお願いしている次第です。著者は宮良信詳、出版費が集まれば今年7月出版可能。今後は、その解説書をもとに、学習教材の製作(Webアプリは現在同時進行で開発中)、普及活動に繋げていく計画です。 「ばがーすぃまむに」プロジェクトとは?「ばがーすぃまむに」プロジェクト(代表・宮良信詳、事務局長・新城直樹)は、沖縄県石垣島の昔ながらのことば(やいまむに)の継承・普及を目的としています。その第一歩として、「やいまむに」の一般向け解説書を出版し、今後はその解説書に基づき、学習教材を開発し、普及・継承活動を実践する計画を立てています。 「やいまむに」普及の意義: ことばは単なる意思伝達の手段ではない。…「やいまむに」を通して祖先とつながり、そのような体験を共有することで地域との連帯感が生まれ、それが誇りや自信につながるはずである。「やいまむに」が存続する限り、その言語共同体は常にその文化の中心に位置づけられる。しかし、それを失うと、独自の文化も大きな日本文化の一部として大きな変容を遂げ、そのうち消滅していく…。「やいまむに」という精神遺産を、今後は豊かな心を育む、活気ある地域社会創りをするうえで必要不可欠な資源として活用すべきである。(上記解説書序説から) 『やいまむに しくみと解説』 著者紹介著者の宮良信詳は、生まれも育ちも石垣島なのですが、40年余にわたって沖縄語の研究とその普及に深くかかわってきました。最近では、言語学者や大学生向けの『オックスフォード言語学研究事典』の沖縄語の紹介を担当し、海外で出版された『琉球諸語のハンドブック』(723頁)の共同編集者及び執筆者として貢献してまいりました。 社会活動としましては,NPO沖縄語普及協議会設立(2000年)の呼びかけ人・事務局長(現在は顧問)として、これまで普及活動に従事してきました。2014年には第18回危機言語財団総会が東アジアで初めて沖縄の地で開催され、世界各国から言語学者を招いて、琉球継承言語会会長として基調講演をしました。 何よりも、言語学を志す者でありながら、『南琉球・八重山石垣方言の文法』(1995年)以来、八重山語について何もできなかったことで情けない思いもしています。本書を世に送り出すことによって、生まれ育った故郷に何らかの恩返しがしたいという思いです。 1995年:『南琉球・八重山石垣方言の文法』(くろしお出版)2000年:『うちなーぐち講座 首里ことばのしくみ』沖縄タイムス社2019年:『うちなーぐち しくみと解説』(沖縄時事出版)2021年:『うちなーぐち活用辞典』(国立国語研究所) 「深刻な危機的状況」にある八重山語(やいまむに)2009年のユネスコ発表によると、日本国内の8言語が消滅の危機にあり、中でも八重山語は「深刻な危機的状況」だとされています。 八重山語の研究については、宮良(1995年)からほぼ20年の空白がありましたが、2019年と2020年に八重山語のしくみについての論文を学会誌に発表しています。それらを基にして、今回は八重山語の一般向け解説書『やいまむに しくみと解説』を出版しますが、八重山語のしくみの実相を多くの人々に知っていただくのが目的です。そのことにより、沖縄語との違いが明らかになり、八重山語普及の意義を問うきっかけにしたいと思います。 八重山文化の基層を成す八重山語を受け継ぐことをしないで、我々は次世代にいったい何が残せるのでしょうか? 資金は出版費、リターン用送料,店頭販売のための販促費として使わせていただきます。 また,この本をもとにして,学習用Webアプリの開発も進めています。ご協力,よろしくお願いいたします。ご出資に対するリターンについてリターン(印刷終了後,8月下旬までにお送りします)・2000円のご出資:『やいまむに しくみと解説』1冊・3000円のご出資:『やいまむに しくみと解説』1冊+『うちなーぐち しくみと解説』1冊・1万円以上のご出資の方へは、ご希望の方に「やいまむに」の講座を日程調整のうえ請け負います。場所は沖縄本島内、期間は今年7月〜10月までとさせていただきます。ただ,コロナ感染状況によっては,7月〜10月内で開催できない場合があること,ご理解,ご協力,よろしくお願いいたします。目標金額に達しなかった場合目標金額に達しない場合においても、『やいまむに しくみと解説』の出版とリターンを実施いたします。出版後の活動について『やいまむに しくみと解説』を出発点として,より一般向けの教材作成,Webアプリ作成を同時進行で進めています。(下記は動詞の活用形を覚えるためのタイピングアプリ) 八重山文化の基層を成す「八重山語」の継承・普及に向けて,ご理解,ご協力,何卒よろしくお願いいたします。どーでぃん つぃから からしたぼーらなーら!
クラウドファンディングのお願い(4/1~6/29)
沖縄県八重山郡、石垣島四箇の昔ながらのことば(八重山語)の継承・普及を目的としています。その第一歩として一般向け解説書『やいまむに しくみと解説』(約230頁)の出版費用100万円を募らせていただきたいと思い,当クラウドファンディングでお願いしている次第です。著者は宮良信詳、出版費が集まれば今年7月出版可能。今後は、その解説書をもとに、学習教材の製作(Webアプリは現在同時進行で開発中)、普及活動に繋げていく計画です。
「ばがーすぃまむに」プロジェクトとは?
「ばがーすぃまむに」プロジェクト(代表・宮良信詳、事務局長・新城直樹)は、沖縄県石垣島の昔ながらのことば(やいまむに)の継承・普及を目的としています。その第一歩として、「やいまむに」の一般向け解説書を出版し、今後はその解説書に基づき、学習教材を開発し、普及・継承活動を実践する計画を立てています。
「やいまむに」普及の意義:
ことばは単なる意思伝達の手段ではない。…「やいまむに」を通して祖先とつながり、そのような体験を共有することで地域との連帯感が生まれ、それが誇りや自信につながるはずである。「やいまむに」が存続する限り、その言語共同体は常にその文化の中心に位置づけられる。しかし、それを失うと、独自の文化も大きな日本文化の一部として大きな変容を遂げ、そのうち消滅していく…。「やいまむに」という精神遺産を、今後は豊かな心を育む、活気ある地域社会創りをするうえで必要不可欠な資源として活用すべきである。(上記解説書序説から)
『やいまむに しくみと解説』 著者紹介
著者の宮良信詳は、生まれも育ちも石垣島なのですが、40年余にわたって沖縄語の研究とその普及に深くかかわってきました。最近では、言語学者や大学生向けの『オックスフォード言語学研究事典』の沖縄語の紹介を担当し、海外で出版された『琉球諸語のハンドブック』(723頁)の共同編集者及び執筆者として貢献してまいりました。
社会活動としましては,NPO沖縄語普及協議会設立(2000年)の呼びかけ人・事務局長(現在は顧問)として、これまで普及活動に従事してきました。2014年には第18回危機言語財団総会が東アジアで初めて沖縄の地で開催され、世界各国から言語学者を招いて、琉球継承言語会会長として基調講演をしました。
何よりも、言語学を志す者でありながら、『南琉球・八重山石垣方言の文法』(1995年)以来、八重山語について何もできなかったことで情けない思いもしています。本書を世に送り出すことによって、生まれ育った故郷に何らかの恩返しがしたいという思いです。
1995年:『南琉球・八重山石垣方言の文法』(くろしお出版)
2000年:『うちなーぐち講座 首里ことばのしくみ』沖縄タイムス社
2019年:『うちなーぐち しくみと解説』(沖縄時事出版)
2021年:『うちなーぐち活用辞典』(国立国語研究所)
「深刻な危機的状況」にある八重山語(やいまむに)
2009年のユネスコ発表によると、日本国内の8言語が消滅の危機にあり、中でも八重山語は「深刻な危機的状況」だとされています。
八重山語の研究については、宮良(1995年)からほぼ20年の空白がありましたが、2019年と2020年に八重山語のしくみについての論文を学会誌に発表しています。それらを基にして、今回は八重山語の一般向け解説書『やいまむに しくみと解説』を出版しますが、八重山語のしくみの実相を多くの人々に知っていただくのが目的です。そのことにより、沖縄語との違いが明らかになり、八重山語普及の意義を問うきっかけにしたいと思います。
八重山文化の基層を成す八重山語を受け継ぐことをしないで、我々は次世代にいったい何が残せるのでしょうか?
資金は出版費、リターン用送料,店頭販売のための販促費として使わせていただきます。
また,この本をもとにして,学習用Webアプリの開発も進めています。ご協力,よろしくお願いいたします。
ご出資に対するリターンについて
リターン(印刷終了後,8月下旬までにお送りします)
・2000円のご出資:『やいまむに しくみと解説』1冊
・3000円のご出資:『やいまむに しくみと解説』1冊+『うちなーぐち しくみと解説』1冊
・1万円以上のご出資の方へは、ご希望の方に「やいまむに」の講座を日程調整のうえ請け負います。場所は沖縄本島内、期間は今年7月〜10月までとさせていただきます。ただ,コロナ感染状況によっては,7月〜10月内で開催できない場合があること,ご理解,ご協力,よろしくお願いいたします。
目標金額に達しなかった場合
目標金額に達しない場合においても、『やいまむに しくみと解説』の出版とリターンを実施いたします。
出版後の活動について
『やいまむに しくみと解説』を出発点として,より一般向けの教材作成,Webアプリ作成を同時進行で進めています。
(下記は動詞の活用形を覚えるためのタイピングアプリ)
八重山文化の基層を成す「八重山語」の継承・普及に向けて,ご理解,ご協力,何卒よろしくお願いいたします。
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支援者
96人
残り期間
78日
集まっている金額
459,000円
目標金額:1,000,000円
達成率45%
このプロジェクトでは、目標到達に関わらず、2021年06月29日23:59までに集まった金額がファンディングされます。
起案者
宮良 信詳(みやら・しんしょう):「ばがーすぃまむにプロジェクト」代表
八重山石垣市生まれ。琉球大学名誉教授、NPO沖縄語普及協議会顧問、沖縄外国文学会顧問、沖縄県武術太極拳連盟会長。
1995年:『南琉球・八重山石垣方言の文法』(くろしお出版)
2008年:ハワイ大学で沖縄語の文法を教える。
2019年:『うちなーぐち しくみと解説』(沖縄時事出版)
『竹取やー御主前ぬ物語』(琉球新報社)
「四箇八重山語動詞内の母音連続変化」(沖縄外国文学会機関誌)
2021年:『うちなーぐち活用辞典』(国立国語研究所)
2,000円
『やいまむに しくみと解説』1冊
リターン
・『やいまむに しくみと解説』1冊を出版完了次第、お届けします。
7月出版予定ですので,8月末までにはお届けいたします。
支援者の数 29人
お届け予定:2021年8月
3,000円
『やいまむに しくみと解説』1冊+『うちなーぐち しくみと解説』1冊
リターン
・『やいまむに しくみと解説』1冊が出版完了次第、『うちなーぐち しくみと解説』(2019)1冊と一緒にお届けします。
7月出版予定ですので,8月末までにはお届けいたします。
支援者の数 65人
お届け予定:2021年8月
10,000円
「やいまむに」の出張講座(希望者)
リターン
・希望があれば「やいまむに」の講座を日程調整のうえ請け負います。
・場所は沖縄本島内でご希望の皆様と調整し、期間は今年7月〜10月までとさせていただきます。
支援者の数 2人
お届け予定:2021年10月