コロナ禍、災害、国内で起こりうる様々な緊急事態。
障害のある方や特別なケアが必要とされる方々にとって、
安心できる避難環境をつくりたい。
私たち一般社団法人協働プラットフォームは、災害の被災者や、感染症リスクの高い障がいのある方々などの命と健康を守るための社会的備蓄活動として、移動式の木造建築ユニットハウス『mobileCLTプロジェクト』に取り組んでいます。
現在、新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、より一層感染者を隔離するための施設が必要であるとのニーズが高まっています。
そこで、mobileCLTをさらに発展させ、様々なニーズにあったご提供ができればと考え、
一人用移動式木造避難シェルター「solo cube(ソロキューブ)」の開発に着手しました。
この「solo cube」では、 太陽光パネルや蓄電池などを脱着できる、独立型電力システム(以下:オフグリット)の実現を目指しています。
「solo cube」を作ることにより、生きるために電源確保が必要な方々、
例えば障害のある方や医療的ケア児等にも、安心して避難できる環境を提供していくことが可能となります。
■■mobile CLT offgrid solo cubeイメージ図■■
◆オフグリットとは・・・電力会社などの送電網につながっていない、独立型電力システムのこと。
◆CLTとは・・・Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称。木材を縦と横に交互に重ねた分厚いパネルのこと。
断熱性があるため、最近では戸建て住宅の他、高齢者福祉施設の居住部分、ホテルの客室、家具などに用いられています。
このMobile CLTは、 100%国内産木材を利用し、国内の森林資源を活用することで低炭素社会の実現に貢献します。
▼▼実際使用するCLT▼▼
私たちが何故、この取り組みに挑戦するのか?
はじめまして、一般社団法人協働プラットフォーム・代表の長坂俊成です。
私たち、一般社団法人協働プラットフォームは、国産木材を利用した移動式の木造建築ユニットハウス「mobileCLT」を開発しました。
「mobileCLT」は、平時にはグランピングやワーケーション施設等として使用できる設備です。
災害時には被災地に移動して、災害時に住まいをなくした被災者のための応急仮設住宅や避難所などに利用することができます。
特に、障害のある方や感染症リスクが高い方々は、避難所での集団生活が難しいため、そうしたニーズに応えるため日々開発に取り組んでいます。
私たちはこのような住宅を備蓄することを「社会的備蓄」と呼び、そのプロジェクトのひとつとして、2020年10月に「ホテル スタンバイリーグさかい」(茨城県境町)敷地内にCLT技法を利用した移動式グランピング施設を設置しました。
▼▼ホテル スタンバイリーグさかい(茨城県境町)▼▼
そして、この度のコロナ禍で浮彫になった、今後起こりうる懸念事項や、以前より問題となっていたことに改めて着目し、この「mobileCLT」をもっと様々なシーンで活用できるタイプへと改良しようと考えました。
例えば、こんなケースでの活用を想定しています
①コロナ禍の中で、障害等のあるご家族を介護する方(ケアラー)が感染し入院してしまった。
残された家族(障がいのある方や医療的ケア児等)が、福祉施設の敷地内等に臨時に設置された施設でケアを受けながら、経過観察できる場所を作っておくための施設として活用。
②災害時、避難所では感染症のリスクが高く、集団生活では難しい障害のある方や医療的ケア児の方たちなどのケアができない。
安心して十分なケアを継続できる環境を整えておくためのスペースとして活用。
太陽光パネルや蓄電池などの拡張ができる一人用の移動式木造避難シェルター「solo cube(ソロキューブ)」(一辺約2.4m×2.4m×3mの立法体)であれば、こういったケースでの活用が可能になります。
医療的ケアが必要な方々の多くは、一定時間での酸素吸入や淡吸引、体温調節等のために電源確保が必須となります。
電源の自立化(モバイルオフグリッド化)をすることにより、安心安全な環境の提供が実現できるのです。
アフターコロナ・Withコロナにおける新たな生活様式としても
テレワークやリモートワークを支えるタイムシェアオフィスとしての利用
個人や家族など少人数で安全に利用できるワーケーション施設として、ストレスフリーのテレワーク環境など、今後様々なシーンにおいての活用が実現できます。
薪式フィンランド式サウナユニットを敷設したバージョンは、季節ごとに設置場所を移動して、自然の中で過ごすことでウェルビーイングの向上にも貢献。
こんな生活がしたかった、を実現できる、理想的な設備になります。
また、レンタル、モバイルで、好きな場所で、訪問医療・看護と連携したケアを受けながら過ごせるホスピスのニーズや、在宅ワーク支援、おひとりさまの空間など、自宅の狭い庭に建築確認不要でおけるMobileCLTSoloのユースケースなどのご希望にもお応えできるように開発をすすめております。
第三の仮設住宅のカタチ
応急仮設住宅は、これまで「借り上げ型」と、「建設型」しかありませんでした。
借り上げ型は、既存の賃貸住宅を公費で借り上げ被災者に無償で供与するもの。みなし仮設住宅とも呼ばれています。地方では生活圏の中に空き家がないことや被災者が分散することでコミュニティの支え合いが機能しないなどの課題があります。
建設型は、被災地にプレハブや木造などの仮設住宅を建築し、被災者に無償で供与するもの。供給に時間がかかる上に住宅性能が低く、建設コストが高いなどの問題があります。
私たちは、これらの課題を解決するために、第三の応急住宅として、移動式木造住宅の活用とその社会的備蓄を提案してきました。そして2018年西日本豪雨の際に、岡山県倉敷市で移動式木造住宅が初めて災害救助法に基づく応急住宅として採用され、その後の災害でも利用されることとなりました。
▼▼mobileCLTで建てたグランピング施設▼▼
移動式木造建築ユニット「mobileCLT」の持つ意味
南海トラフ大地震や首都直下型大地震などの国難級の巨大災害の切迫性が高まりつつあると言われています。
南海トラフ大地震では約84万戸、首都直下型大地震では9万戸の応急仮設住宅を建設する必要があると想定されている一方、供給が遅れると被災者に長期の避難所生活を強いることとなり、健康被害や災害関連死等などの間接的な災害リスクを高める恐れがあります。
そこで、迅速に供給できる移動式木造住宅が期待されますが、供給できる企業は限られています。
また、既存の移動式木造住宅は輸入木材に依存しているため、安定した供給ができないなどの課題があります。
これらのことを解決すべく、私たちは、100%国内産の木材を利用した移動式木造建築ユニットハウス「mobileCLT」を開発したいと考えています。
▼▼CLTを利用した移動式建築ユニットをトレーラーに載せて移動する様子▼▼
国産木材100%を使用することへの思い
現在、日本の森林は植林から50~60年経過し、既に伐採期を迎えている木々がたくさんあります。しかし、輸入木材の利用増加により、多くの木々がそのまま残ってしまっています。本来、木々は植林・伐採と循環させることが必要であり、それにより森林、山だけでなく多くの自然を守ることにもつながります。
このまま、伐採期を迎えても残り続けてしまうと、二酸化炭素の吸収も弱くなることで炭素の貯蔵量も減り、木自体の強度も弱まるため土砂崩れなどの自然災害も起きやすくなります。
このCLTでは、集成材を使用することにより強度を蘇らせ、国産木材の利用ができます。そのため、私たちはこの活気的な技法であるCLTを活用することを選択しています。そして、積極的に国産木材を利用することができるこの仕組みを全国に普及させていきたいという思いがあります。
▼▼併設しているグランピング施設の内装▼▼
資金の使い道
【現時点で想定される経費の内訳】
・太陽光パネルと屋根を帽子のように着脱可能な置き屋根ユニット蓄電池の組み合わせによる「モバイルオフグリッド化」…50万円
・国産の杉材やヒノキを利用したCLTパネルに液体ガラス塗料使用し表しで長期間利用する技術の検証…90万円
・CLTに国産木製のガス入り複層ガラスサッシ(窓)と断熱ドアを利用した省エネ性能の検証…30万円
リターン品について
開発の状況報告、現地見学会や体験宿泊、開発者との懇談会、「mobileCLT_solocube」キットの優先割引購入権などがございます。
なお、「mobileCLT_solocube」キットは天窓付きの星空タイプ、屋上緑化型、フィンランド式サウナ、かやぶきも可能な置き屋根なども設置することができます。
キットご購入後、どのようなアレンジを加えるか選択可能です。
※現地見学会や懇談会について、場所や日時が確定しましたら、支援者の皆様へご案内をさせて頂きます。
想定されるリスク
CLTは新しい建築技術のため、建築物を何度も移動しても安全性が損なわれないような工夫や、ユニットを連結し広い間取りを構成する接続の工夫、2階建てに積層するなどの技術的工夫をするために、試作し実験評価して設計にフィードバックするなど、実装までに予想以上に時間がかかることも考えられます。
CLTを用いた建築設計に豊富な経験とノウハウを有する専門家と密接に連携し、リスクを回避した開発を進めていきます。
また、プロジェクトの進捗によってはリターンのご提供が遅れる可能性があります。
変更事項が生じた場合、事前に「活動報告」にて皆様にお知らせをさせて頂きます。
「社会的備蓄」という新たな支え合い
コロナ禍で差別や偏見、社会の分断が生じています。
災害時には医療的ケア児者や障がいのある方への合理的配慮が欠け、命の選別が起きる恐れがあります。
移動式木造建築ユニットハウス「mobileCLT」をレジャーなどに利用し、災害に備える「社会的備蓄」という新たな支え合いに賛同いただければ幸いに存じます。
皆様のご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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このプロジェクトについて
私たちが何故、この取り組みに挑戦するのか? はじめまして、一般社団法人協働プラットフォーム・代表の長坂俊成です。 私たち、一般社団法人協働プラットフォームは、国産木材を利用した移動式の木造建築ユニットハウス「mobileCLT」を開発しました。 アフターコロナ・Withコロナにおける新たな生活様式としても テレワークやリモートワークを支えるタイムシェアオフィスとしての利用個人や家族など少人数で安全に利用できるワーケーション施設として、ストレスフリーのテレワーク環境など、今後様々なシーンにおいての活用が実現できます。薪式フィンランド式サウナユニットを敷設したバージョンは、季節ごとに設置場所を移動して、自然の中で過ごすことでウェルビーイングの向上にも貢献。こんな生活がしたかった、を実現できる、理想的な設備になります。 また、レンタル、モバイルで、好きな場所で、訪問医療・看護と連携したケアを受けながら過ごせるホスピスのニーズや、在宅ワーク支援、おひとりさまの空間など、自宅の狭い庭に建築確認不要でおけるMobileCLTSoloのユースケースなどのご希望にもお応えできるように開発をすすめております。 移動式木造建築ユニット「mobileCLT」の持つ意味 南海トラフ大地震や首都直下型大地震などの国難級の巨大災害の切迫性が高まりつつあると言われています。南海トラフ大地震では約84万戸、首都直下型大地震では9万戸の応急仮設住宅を建設する必要があると想定されている一方、供給が遅れると被災者に長期の避難所生活を強いることとなり、健康被害や災害関連死等などの間接的な災害リスクを高める恐れがあります。 そこで、迅速に供給できる移動式木造住宅が期待されますが、供給できる企業は限られています。また、既存の移動式木造住宅は輸入木材に依存しているため、安定した供給ができないなどの課題があります。 これらのことを解決すべく、私たちは、100%国内産の木材を利用した移動式木造建築ユニットハウス「mobileCLT」を開発したいと考えています。 ▼▼CLTを利用した移動式建築ユニットをトレーラーに載せて移動する様子▼▼ 資金の使い道 【現時点で想定される経費の内訳】・太陽光パネルと屋根を帽子のように着脱可能な置き屋根ユニット蓄電池の組み合わせによる「モバイルオフグリッド化」…50万円・国産の杉材やヒノキを利用したCLTパネルに液体ガラス塗料使用し表しで長期間利用する技術の検証…90万円・CLTに国産木製のガス入り複層ガラスサッシ(窓)と断熱ドアを利用した省エネ性能の検証…30万円 想定されるリスク CLTは新しい建築技術のため、建築物を何度も移動しても安全性が損なわれないような工夫や、ユニットを連結し広い間取りを構成する接続の工夫、2階建てに積層するなどの技術的工夫をするために、試作し実験評価して設計にフィードバックするなど、実装までに予想以上に時間がかかることも考えられます。CLTを用いた建築設計に豊富な経験とノウハウを有する専門家と密接に連携し、リスクを回避した開発を進めていきます。また、プロジェクトの進捗によってはリターンのご提供が遅れる可能性があります。変更事項が生じた場合、事前に「活動報告」にて皆様にお知らせをさせて頂きます。
コロナ禍、災害、国内で起こりうる様々な緊急事態。
障害のある方や特別なケアが必要とされる方々にとって、
安心できる避難環境をつくりたい。
私たち一般社団法人協働プラットフォームは、災害の被災者や、感染症リスクの高い障がいのある方々などの命と健康を守るための社会的備蓄活動として、移動式の木造建築ユニットハウス『mobileCLTプロジェクト』に取り組んでいます。
現在、新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、より一層感染者を隔離するための施設が必要であるとのニーズが高まっています。
そこで、mobileCLTをさらに発展させ、様々なニーズにあったご提供ができればと考え、
一人用移動式木造避難シェルター「solo cube(ソロキューブ)」の開発に着手しました。
この「solo cube」では、 太陽光パネルや蓄電池などを脱着できる、独立型電力システム(以下:オフグリット)の実現を目指しています。
「solo cube」を作ることにより、生きるために電源確保が必要な方々、
例えば障害のある方や医療的ケア児等にも、安心して避難できる環境を提供していくことが可能となります。
■■mobile CLT offgrid solo cubeイメージ図■■
◆オフグリットとは・・・電力会社などの送電網につながっていない、独立型電力システムのこと。
◆CLTとは・・・Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称。木材を縦と横に交互に重ねた分厚いパネルのこと。
断熱性があるため、最近では戸建て住宅の他、高齢者福祉施設の居住部分、ホテルの客室、家具などに用いられています。
このMobile CLTは、 100%国内産木材を利用し、国内の森林資源を活用することで低炭素社会の実現に貢献します。
▼▼実際使用するCLT▼▼
私たちが何故、この取り組みに挑戦するのか?
はじめまして、一般社団法人協働プラットフォーム・代表の長坂俊成です。
私たち、一般社団法人協働プラットフォームは、国産木材を利用した移動式の木造建築ユニットハウス「mobileCLT」を開発しました。
「mobileCLT」は、平時にはグランピングやワーケーション施設等として使用できる設備です。
災害時には被災地に移動して、災害時に住まいをなくした被災者のための応急仮設住宅や避難所などに利用することができます。
特に、障害のある方や感染症リスクが高い方々は、避難所での集団生活が難しいため、そうしたニーズに応えるため日々開発に取り組んでいます。
私たちはこのような住宅を備蓄することを「社会的備蓄」と呼び、そのプロジェクトのひとつとして、2020年10月に「ホテル スタンバイリーグさかい」(茨城県境町)敷地内にCLT技法を利用した移動式グランピング施設を設置しました。
▼▼ホテル スタンバイリーグさかい(茨城県境町)▼▼
そして、この度のコロナ禍で浮彫になった、今後起こりうる懸念事項や、以前より問題となっていたことに改めて着目し、この「mobileCLT」をもっと様々なシーンで活用できるタイプへと改良しようと考えました。
例えば、こんなケースでの活用を想定しています
①コロナ禍の中で、障害等のあるご家族を介護する方(ケアラー)が感染し入院してしまった。
残された家族(障がいのある方や医療的ケア児等)が、福祉施設の敷地内等に臨時に設置された施設でケアを受けながら、経過観察できる場所を作っておくための施設として活用。
②災害時、避難所では感染症のリスクが高く、集団生活では難しい障害のある方や医療的ケア児の方たちなどのケアができない。
安心して十分なケアを継続できる環境を整えておくためのスペースとして活用。
太陽光パネルや蓄電池などの拡張ができる一人用の移動式木造避難シェルター「solo cube(ソロキューブ)」(一辺約2.4m×2.4m×3mの立法体)であれば、こういったケースでの活用が可能になります。
医療的ケアが必要な方々の多くは、一定時間での酸素吸入や淡吸引、体温調節等のために電源確保が必須となります。
電源の自立化(モバイルオフグリッド化)をすることにより、安心安全な環境の提供が実現できるのです。
アフターコロナ・Withコロナにおける新たな生活様式としても
テレワークやリモートワークを支えるタイムシェアオフィスとしての利用
個人や家族など少人数で安全に利用できるワーケーション施設として、ストレスフリーのテレワーク環境
など、今後様々なシーンにおいての活用が実現できます。
薪式フィンランド式サウナユニットを敷設したバージョンは、季節ごとに設置場所を移動して、自然の中で過ごすことでウェルビーイングの向上にも貢献。
こんな生活がしたかった、を実現できる、理想的な設備になります。
また、レンタル、モバイルで、好きな場所で、訪問医療・看護と連携したケアを受けながら過ごせるホスピスのニーズや、在宅ワーク支援、おひとりさまの空間など、自宅の狭い庭に建築確認不要でおけるMobileCLTSoloのユースケースなどのご希望にもお応えできるように開発をすすめております。
第三の仮設住宅のカタチ
応急仮設住宅は、これまで「借り上げ型」と、「建設型」しかありませんでした。
借り上げ型は、既存の賃貸住宅を公費で借り上げ被災者に無償で供与するもの。みなし仮設住宅とも呼ばれています。地方では生活圏の中に空き家がないことや被災者が分散することでコミュニティの支え合いが機能しないなどの課題があります。
建設型は、被災地にプレハブや木造などの仮設住宅を建築し、被災者に無償で供与するもの。供給に時間がかかる上に住宅性能が低く、建設コストが高いなどの問題があります。
私たちは、これらの課題を解決するために、第三の応急住宅として、移動式木造住宅の活用とその社会的備蓄を提案してきました。そして2018年西日本豪雨の際に、岡山県倉敷市で移動式木造住宅が初めて災害救助法に基づく応急住宅として採用され、その後の災害でも利用されることとなりました。
▼▼mobileCLTで建てたグランピング施設▼▼
移動式木造建築ユニット「mobileCLT」の持つ意味
南海トラフ大地震や首都直下型大地震などの国難級の巨大災害の切迫性が高まりつつあると言われています。
南海トラフ大地震では約84万戸、首都直下型大地震では9万戸の応急仮設住宅を建設する必要があると想定されている一方、供給が遅れると被災者に長期の避難所生活を強いることとなり、健康被害や災害関連死
等などの間接的な災害リスクを高める恐れがあります。そこで、迅速に供給できる移動式木造住宅が期待されますが、供給できる企業は限られています。
また、既存の移動式木造住宅は輸入木材に依存しているため、安定した供給ができないなどの課題があります。
これらのことを解決すべく、私たちは、100%国内産の木材を利用した移動式木造建築ユニットハウス「mobileCLT」を開発したいと考えています。
▼▼CLTを利用した移動式建築ユニットをトレーラーに載せて移動する様子▼▼
国産木材100%を使用することへの思い
現在、日本の森林は植林から50~60年経過し、既に伐採期を迎えている木々がたくさんあります。しかし、輸入木材の利用増加により、多くの木々がそのまま残ってしまっています。本来、木々は植林・伐採と循環させることが必要であり、それにより森林、山だけでなく多くの自然を守ることにもつながります。
このまま、伐採期を迎えても残り続けてしまうと、二酸化炭素の吸収も弱くなることで炭素の貯蔵量も減り、木自体の強度も弱まるため土砂崩れなどの自然災害も起きやすくなります。
このCLTでは、集成材を使用することにより強度を蘇らせ、国産木材の利用ができます。そのため、私たちはこの活気的な技法であるCLTを活用することを選択しています。そして、積極的に国産木材を利用することができるこの仕組みを全国に普及させていきたいという思いがあります。
▼▼併設しているグランピング施設の内装▼▼
資金の使い道
【現時点で想定される経費の内訳】
・太陽光パネルと屋根を帽子のように着脱可能な置き屋根ユニット蓄電池の組み合わせによる「モバイルオフグリッド化」…50万円
・国産の杉材やヒノキを利用したCLTパネルに液体ガラス塗料使用し表しで長期間利用する技術の検証…90万円
・CLTに国産木製のガス入り複層ガラスサッシ(窓)と断熱ドアを利用した省エネ性能の検証…30万円
リターン品について
開発の状況報告、現地見学会や体験宿泊、開発者との懇談会、「mobileCLT_solocube」キットの優先割引購入権などがございます。
なお、「mobileCLT_solocube」キットは天窓付きの星空タイプ、屋上緑化型、フィンランド式サウナ、かやぶきも可能な置き屋根なども設置することができます。
キットご購入後、どのようなアレンジを加えるか選択可能です。
※現地見学会や懇談会について、場所や日時が確定しましたら、支援者の皆様へご案内をさせて頂きます。
想定されるリスク
CLTは新しい建築技術のため、建築物を何度も移動しても安全性が損なわれないような工夫や、ユニットを連結し広い間取りを構成する接続の工夫、2階建てに積層するなどの技術的工夫をするために、試作し実験評価して設計にフィードバックするなど、実装までに予想以上に時間がかかることも考えられます。
CLTを用いた建築設計に豊富な経験とノウハウを有する専門家と密接に連携し、リスクを回避した開発を進めていきます。
また、プロジェクトの進捗によってはリターンのご提供が遅れる可能性があります。
変更事項が生じた場合、事前に「活動報告」にて皆様にお知らせをさせて頂きます。
「社会的備蓄」という新たな支え合い
コロナ禍で差別や偏見、社会の分断が生じています。
災害時には医療的ケア児者や障がいのある方への合理的配慮が欠け、命の選別が起きる恐れがあります。
移動式木造建築ユニットハウス「mobileCLT」をレジャーなどに利用し、災害に備える「社会的備蓄」という新たな支え合いに賛同いただければ幸いに存じます。
皆様のご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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支援者
10人
残り期間
52日
集まっている金額
71,000円
目標金額:1,500,000円
達成率4%
このプロジェクトでは、目標到達に関わらず、2021年04月30日23:59までに集まった金額がファンディングされます。
起案者
一般社団法人協働プラットフォーム
3,000円
solo cube応援コース
リターン
solo cube開発実装に向けて
寄付だけしたい方向けのコースです。
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
頂いたご支援金を、A-port手数料を差し引き全て開発費用に充てさせて頂きます。
支援者の数 3人
5,000円
開発者の解説付き現地見学会コース(1名様)
リターン
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
●現地見学会(1名様分、茨城県境町、2021年7月頃を予定。)
支援者の数 2人
お届け予定:2021年2月
10,000円
開発者の解説付き現地見学会コース(2名様)
リターン
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
●現地見学会(2名様分、茨城県境町、2021年7月頃を予定。)
支援者の数 1人
お届け予定:2021年2月
10,000円
solo cube応援コース
リターン
solo cube開発実装に向けて
寄付だけしたい方向けのコースです。
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
頂いたご支援金を、A-port手数料を差し引き全て開発費用に充てさせて頂きます。
支援者の数 4人
50,000円
mobileCLT solocube体験宿泊コース(1名様)
リターン
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
●現地見学会(茨城県境町、2021年7月頃を予定。)
●体験宿泊1名様分
災害時の避難生活体験(非常食づくり、発電機、蓄電池の利用体験など)(予定)
支援者の数 0人
お届け予定:2021年1月
100,000円
mobileCLT solocube体験宿泊コース(2名様)
リターン
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
●現地見学会(茨城県境町、2021年7月頃を予定。)
●体験宿泊2名様分
災害時の避難生活体験(非常食づくり、発電機、蓄電池の利用体験など)(予定)
支援者の数 0人
お届け予定:2021年2月
500,000円
mobileCLT solocubeキットの優先割引購入権(1ユニット)
リターン
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
●現地見学会(2名様分、茨城県境町、2021年7月頃を予定。)
●体験宿泊2名様分
災害時の避難生活体験(非常食づくり、発電機、蓄電池の利用体験など)(予定)
●開発者との懇談会
●mobileキットの優先割引購入権(1ユニット)
ただし、購入できるのはキット完成後となります。
予定販売価格:160~200万円(税別、スケルトン、屋根の仕様により価格に幅あり)の20%引き
支援者の数 0人
お届け予定:2021年2月
1,000,000円
mobileCLT solocubeキットの優先割引購入権(2ユニット迄)
リターン
●お礼のお手紙・進捗状況のご報告
●現地見学会
●体験宿泊4名様分
災害時の避難生活体験(非常食づくり、発電機、蓄電池の利用体験など)(予定)
●開発者との懇談会
●mobileキットの優先割引購入権(1ユニット)
ただし、購入できるのはキット完成後となります。
予定販売価格:160~200万円(税別、スケルトン、屋根の仕様により価格に幅あり)の40%引き
支援者の数 0人
お届け予定:2021年2月