私たちは、2015年に逝去された平野映像資料館館長の松村長二郎さんより、所蔵するたくさんのフィルム・機材一式を託され、その貴重なフィルムを保管・管理し、次世代に伝えて行くために上映会などを行っています。フィルムや撮影機などの劣化が激しいため、フィルムのなるべく早期のデジタル化と機材の修理などの費用のご支援をお願い致します。

★パティベビー映写機。
1922年、フランスのパティ社によって開発されました。
9.5ミリ幅のパティベビーと呼ばれるフィルムを使用した、当時のホームムービー映写機です。
日本では1923年に輸入され、1940年代前半まで使用されていました
★パティベビーのフィルム。専用の金属缶に入れて保管します。
★レフシー映写機
紙製のフィルムを使用した家庭用映写機で、1930年代に製造された映写機と思われます。
強い光を紙フィルムに当てて反射させて投影します。
動力はなく、クランクを手で回してフィルムを送ります。
■貴重なフィルム映像を早期にデジタルデータ化する必要があります。
大阪市平野区は大阪市を構成する24区のうちのひとつで、その中ではもっとも人口が多く、特に中央部の平野地域は古い家々と多数の神社・仏閣が混在する街並みが有名です。
その平野区平野で約150年前に建てられた建物「染と織・まつや」があります。
「染と織・まつや」の店主の松村長二郎さんは2015年に惜しくも逝去されましたが、反物が並ぶ呉服と染物の店内で、毎月第4日曜日に行われる「平野・町ぐるみ博物館」の名物のひとつとして、「平野映像資料館」を開いておられました。
松村長二郎さんは、これまでに数多くの賞を受賞しているセミプロの映像作家で、約50年以上も前から写真と8ミリフィルムで大阪市平野の街の風物や行事を撮り続けてこられました。そして、その映像は貴重な資料であり、同時に松村さん自身が平野の歴史の語り部でした。5歳の時にお父様に買ってもらった「レフシー映写機」との出会いが、松村さんを映像の世界へのめり込ませ、8ミリ撮影機を手に入れてからは、移り変わる大阪の平野の街を撮り続けてこられてきたのです。
そんな松村さんと、わたしたち「次世代に映像文化を伝える会」は平野区の行政DVDを作成したおりに出逢いました。
当時86歳という高齢でしたが、松村さんの大阪への想い、平野への想い、そして、映像への熱い想いに魅了されました。
わたしたちが出会った時 松村さんはすでに胃がんを患われており、余命が残り少ない病状でした。
そして、ご自分の余命があとわずかと分かった上で、貴重な映像の数々や機材をわたしたちに託されたのです。
博物館や図書館に預かっていただく事もできるが、できれば、いろんな方々にこの映像を見てもらいたい。
亡くなる何週間か前に全てのフィルムと機材を取りにくるように云われ、「貴重な機材や映像を後世に伝えてほしいと」と松村さんが遺した映像に関するすべてを託されました。
その時、ベッドに横になっていた松村さんが、フィルムを運ぶ私たちのために立ち上がり、満足そうに笑顔を見せていただいたのが松村さんの最後の想い出になりました。
託されたフィルムは1920年代から1970年代にかけて撮影された9.5mmフィルム(パティベビー)や8mmフィルムです。
また、1980年代以降に撮影されたアナログビデオ(VHS)の画像もあります。
80年以上前のフィルムもあるため劣化が激しく、上映することすら困難なものも少なからずあります。
アナログビデオ(VHS)の画像も、このまま放置すると経年劣化により再生不可能になってしまうため、早急にデジタルデータ(デジタルビデオのデータファイル)へ変換することが望まれます。

★リールに巻かれたパティベビーフィルム(9.5ミリ)

★パティベビーフィルム(9.5ミリ)
■歴史的に貴重な映像がフィルムのまま遺されています。
松村さんがフィルムに映した映像は、昭和初期の大阪市内の様子や、戦前にアメリカ旅行をした時の記録など、今となってはとても貴重な映像ばかりです。
日中国交正常化前に松村さんが中国を訪れ、文化大革命初期の北京や上海を写した映像など、歴史的に貴重な映像もたくさん含まれています。

★1930年代前半頃、大阪御堂筋の様子

★1930年代前半頃、大阪市内の様子

★1930年代前半、兵隊さんごっこをしている子ども

★1930年代前半頃、バンザイをしている子ども
■大阪市平野区地域の神社や寺院での催事や、街の移り変わりの様子も丁寧に記録されています。
松村さんが家族を写した、ホームムービー的な映像も多く残されていますが、これらも時の経過とともに個人の記録を超えて、当時の大阪市平野地域の歴史を伝える上で非常に価値がある遺産となります。松村さんが撮影した平野地域の当時の風俗や情景などを現在から未来へ伝える、資料的価値が非常に高い映像ばかりです。

★1970年代から記録した大阪市平野地区の祭りや神事

★平野区平野、杭全神社(くまたじんじゃ)の夏祭り

★平野区長吉(ながよし)、川辺八幡神社秋季大祭
★平野区平野、杭全神社の御田植え(おたうえ)神事
■プロジェクトを行う理由
■すでに劣化したフィルムを専門業者に発注して修復してデジタルデータ化する費用を集めたい。
■メンバーで修復できるフィルムは自身で修復しとデジタルデータ化を行うために必要な機材を購入したい。
■フィルム保存のためのドライキャビネットを購入したい。
■上映会を行うための経費が必要。(毎回赤字で困っています)
■映写機をメンテナンスする費用が欲しい。
■部品を購入するための費用が欲しい。
以上の資金が必要なためご支援をいただきたく、今回プロジェクトを起案しました。
松村氏から預かった貴重な映像を、確実に将来に承継し、上映する事で後世に伝えて行くことが私たちの使命と考えています。

★おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)2017年7月撮影
パティベビーの映写機を借りてフィルム内容を確認する起案者

★おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)2017年7月撮影
パティベビーの映写機を借りてフィルム内容を確認する起案者
■リターンについて
わたしたちは、松村さんから託された貴重な映像をひとりでも多くの方々に見ていただけるよう、定期的に上映会を行っています。
2018年6月〜2019年2月、定期上映をする際に 映像のエンドロールにお名前を掲載させていただきます。
※掲載するお名前は、お礼をサイト内メールで送信する際にメールにて確認させていただきます。
ほかにも、上映会のチケット、オリジナルDVDなど、ほかにはない、宝物のリターンを考えています。
収支報告については、責任を持って支援者限定活動報告にて報告させていただきます。
・1,000円... 支援者限定活動報告
支援者限定活動報告
・3000円...
支援者限定活動報告
エンドロールにお名前(文字の大きさは小)を掲載します。
上映会の招待券1枚
・3000円...
支援者限定活動報告
上映会の招待券2枚
・5000円...
支援者限定活動報告による収支報告。
エンドロールにお名前(文字の大きさは中)を掲載します。
上映会の招待券2枚
・10000円...
支援者限定活動報告による収支報告。
エンドロールにお名前(文字の大きさは大)を掲載します。
上映会の招待券4枚
テレシネした映像の一部をDVDにコピーして提供
・50000円...
支援者限定活動報告による収支報告。
エンドロールにお名前(文字の大きさは大)を掲載します。
ご指定の場所に出張して出前上映会を行います。
※日時・会場に関しては、サイト内メールにて調整させていただきます。
※交通費等は別途実費を頂戴いたしますのでご理解いただけますよう、
よろしくお願いいたします。
■ご支援金の用途につきまして
総支援金額 ¥600,000-
内訳
W8mm映写機修理又は中古購入(Elmo GP) ¥60,000-
スーパー8映写機修理(Elmo GS1200) ¥70,000-
テレシネアダプター購入 ¥10,000-
映写ランプ購入 5個 ¥35,000-
画像データ保存用ハードディスク購入 ¥10,000-
白リーダー(ダブル8用)30m ¥17,000-
白リーダー(スーパー用)30m ¥9,000-
スプライシングテープ 10本 ¥12,000-
スプライサー(LPL 1トラック) ¥12,000-
9.5mmフィルムテレシネ 約70分 ¥210,000-
雑費・予備費 ¥35,000-
手数料 ¥120、000
■想定されるリスク
想定通りにプロジェクトの支援金が集まらなくても、リターンは必ずお返しいたします。
ただしリターンを送付する日程が、遅れてしまうリスクもございます。
進捗状況に関しては、活動報告などで逐一ご報告いたしますが、予めご承知おき頂けますよう、よろしくお願いいたします。
■想定を上回るご支援が集まった場合
・8mmフィルムの特に貴重と思われるフィルムを、より高品質なテレシネを行うための経費にさせていただきます。
・フィルム保管用のドライケースを購入させていただきます。
・現在個人のPCを使用しているが、編集専用のPCを購入させていただきます。
・上映会の経費や、フィルム保存のためのセミナーを開催させていただきます。

★2017年7月8日 おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)での上映会
約80年前のフィルム、題名「はるおの一生」に写っていた赤ちゃんが楠 晴男さん(右上)
たまたまYoutubeを見て、「ここに映っている赤ちゃんは私です」と名乗り出てくれた楠さんが撮影された当時の背景を解説しています。

★2017年9月9日 映像発信てれれ(河内長野市滝畑)での上映会
1968年、松村長二郎さんが文化大革命初期の中国の様子を写した貴重な8mmフィルムの上映会です。
■最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
わたしたちは、ご縁によって平野区で長年続けていらした平野映像資料館の松村長二郎さんから託された映像という財産を生かし、後世に伝えて行きたいと思います。
このフィルムを次世代に継承していく事は、わたしたちの責任であり、使命だと考えています。
みなさまの、たくさんのご支援を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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私たちは、2015年に逝去された平野映像資料館館長の松村長二郎さんより、所蔵するたくさんのフィルム・機材一式を託され、その貴重なフィルムを保管・管理し、次世代に伝えて行くために上映会などを行っています。フィルムや撮影機などの劣化が激しいため、フィルムのなるべく早期のデジタル化と機材の修理などの費用のご支援をお願い致します。 ★パティベビー映写機。1922年、フランスのパティ社によって開発されました。9.5ミリ幅のパティベビーと呼ばれるフィルムを使用した、当時のホームムービー映写機です。日本では1923年に輸入され、1940年代前半まで使用されていました ★パティベビーのフィルム。専用の金属缶に入れて保管します。 ★レフシー映写機紙製のフィルムを使用した家庭用映写機で、1930年代に製造された映写機と思われます。強い光を紙フィルムに当てて反射させて投影します。動力はなく、クランクを手で回してフィルムを送ります。 ■貴重なフィルム映像を早期にデジタルデータ化する必要があります。 大阪市平野区は大阪市を構成する24区のうちのひとつで、その中ではもっとも人口が多く、特に中央部の平野地域は古い家々と多数の神社・仏閣が混在する街並みが有名です。 その平野区平野で約150年前に建てられた建物「染と織・まつや」があります。「染と織・まつや」の店主の松村長二郎さんは2015年に惜しくも逝去されましたが、反物が並ぶ呉服と染物の店内で、毎月第4日曜日に行われる「平野・町ぐるみ博物館」の名物のひとつとして、「平野映像資料館」を開いておられました。 松村長二郎さんは、これまでに数多くの賞を受賞しているセミプロの映像作家で、約50年以上も前から写真と8ミリフィルムで大阪市平野の街の風物や行事を撮り続けてこられました。そして、その映像は貴重な資料であり、同時に松村さん自身が平野の歴史の語り部でした。5歳の時にお父様に買ってもらった「レフシー映写機」との出会いが、松村さんを映像の世界へのめり込ませ、8ミリ撮影機を手に入れてからは、移り変わる大阪の平野の街を撮り続けてこられてきたのです。 そんな松村さんと、わたしたち「次世代に映像文化を伝える会」は平野区の行政DVDを作成したおりに出逢いました。当時86歳という高齢でしたが、松村さんの大阪への想い、平野への想い、そして、映像への熱い想いに魅了されました。わたしたちが出会った時 松村さんはすでに胃がんを患われており、余命が残り少ない病状でした。そして、ご自分の余命があとわずかと分かった上で、貴重な映像の数々や機材をわたしたちに託されたのです。 博物館や図書館に預かっていただく事もできるが、できれば、いろんな方々にこの映像を見てもらいたい。亡くなる何週間か前に全てのフィルムと機材を取りにくるように云われ、「貴重な機材や映像を後世に伝えてほしいと」と松村さんが遺した映像に関するすべてを託されました。 その時、ベッドに横になっていた松村さんが、フィルムを運ぶ私たちのために立ち上がり、満足そうに笑顔を見せていただいたのが松村さんの最後の想い出になりました。 託されたフィルムは1920年代から1970年代にかけて撮影された9.5mmフィルム(パティベビー)や8mmフィルムです。また、1980年代以降に撮影されたアナログビデオ(VHS)の画像もあります。80年以上前のフィルムもあるため劣化が激しく、上映することすら困難なものも少なからずあります。アナログビデオ(VHS)の画像も、このまま放置すると経年劣化により再生不可能になってしまうため、早急にデジタルデータ(デジタルビデオのデータファイル)へ変換することが望まれます。★リールに巻かれたパティベビーフィルム(9.5ミリ) ★パティベビーフィルム(9.5ミリ) ■歴史的に貴重な映像がフィルムのまま遺されています。 松村さんがフィルムに映した映像は、昭和初期の大阪市内の様子や、戦前にアメリカ旅行をした時の記録など、今となってはとても貴重な映像ばかりです。 日中国交正常化前に松村さんが中国を訪れ、文化大革命初期の北京や上海を写した映像など、歴史的に貴重な映像もたくさん含まれています。 ★1930年代前半頃、大阪御堂筋の様子 ★1930年代前半頃、大阪市内の様子 ★1930年代前半、兵隊さんごっこをしている子ども ★1930年代前半頃、バンザイをしている子ども ■大阪市平野区地域の神社や寺院での催事や、街の移り変わりの様子も丁寧に記録されています。 松村さんが家族を写した、ホームムービー的な映像も多く残されていますが、これらも時の経過とともに個人の記録を超えて、当時の大阪市平野地域の歴史を伝える上で非常に価値がある遺産となります。松村さんが撮影した平野地域の当時の風俗や情景などを現在から未来へ伝える、資料的価値が非常に高い映像ばかりです。 ★1970年代から記録した大阪市平野地区の祭りや神事 ★平野区平野、杭全神社(くまたじんじゃ)の夏祭り★平野区長吉(ながよし)、川辺八幡神社秋季大祭 ★平野区平野、杭全神社の御田植え(おたうえ)神事 ■プロジェクトを行う理由■すでに劣化したフィルムを専門業者に発注して修復してデジタルデータ化する費用を集めたい。■メンバーで修復できるフィルムは自身で修復しとデジタルデータ化を行うために必要な機材を購入したい。■フィルム保存のためのドライキャビネットを購入したい。■上映会を行うための経費が必要。(毎回赤字で困っています)■映写機をメンテナンスする費用が欲しい。■部品を購入するための費用が欲しい。 以上の資金が必要なためご支援をいただきたく、今回プロジェクトを起案しました。松村氏から預かった貴重な映像を、確実に将来に承継し、上映する事で後世に伝えて行くことが私たちの使命と考えています。 ★おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)2017年7月撮影 パティベビーの映写機を借りてフィルム内容を確認する起案者 ★おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)2017年7月撮影 パティベビーの映写機を借りてフィルム内容を確認する起案者 ■リターンについてわたしたちは、松村さんから託された貴重な映像をひとりでも多くの方々に見ていただけるよう、定期的に上映会を行っています。2018年6月〜2019年2月、定期上映をする際に 映像のエンドロールにお名前を掲載させていただきます。※掲載するお名前は、お礼をサイト内メールで送信する際にメールにて確認させていただきます。 ほかにも、上映会のチケット、オリジナルDVDなど、ほかにはない、宝物のリターンを考えています。 収支報告については、責任を持って支援者限定活動報告にて報告させていただきます。 ・1,000円... 支援者限定活動報告支援者限定活動報告 ・3000円... 支援者限定活動報告エンドロールにお名前(文字の大きさは小)を掲載します。上映会の招待券1枚 ・3000円... 支援者限定活動報告上映会の招待券2枚 ・5000円... 支援者限定活動報告による収支報告。エンドロールにお名前(文字の大きさは中)を掲載します。上映会の招待券2枚 ・10000円... 支援者限定活動報告による収支報告。エンドロールにお名前(文字の大きさは大)を掲載します。上映会の招待券4枚テレシネした映像の一部をDVDにコピーして提供 ・50000円... 支援者限定活動報告による収支報告。エンドロールにお名前(文字の大きさは大)を掲載します。ご指定の場所に出張して出前上映会を行います。※日時・会場に関しては、サイト内メールにて調整させていただきます。※交通費等は別途実費を頂戴いたしますのでご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。 ■ご支援金の用途につきまして 総支援金額 ¥600,000- 内訳W8mm映写機修理又は中古購入(Elmo GP) ¥60,000-スーパー8映写機修理(Elmo GS1200) ¥70,000-テレシネアダプター購入 ¥10,000-映写ランプ購入 5個 ¥35,000-画像データ保存用ハードディスク購入 ¥10,000-白リーダー(ダブル8用)30m ¥17,000-白リーダー(スーパー用)30m ¥9,000-スプライシングテープ 10本 ¥12,000-スプライサー(LPL 1トラック) ¥12,000-9.5mmフィルムテレシネ 約70分 ¥210,000-雑費・予備費 ¥35,000-手数料 ¥120、000 ■想定されるリスク 想定通りにプロジェクトの支援金が集まらなくても、リターンは必ずお返しいたします。ただしリターンを送付する日程が、遅れてしまうリスクもございます。 進捗状況に関しては、活動報告などで逐一ご報告いたしますが、予めご承知おき頂けますよう、よろしくお願いいたします。 ■想定を上回るご支援が集まった場合・8mmフィルムの特に貴重と思われるフィルムを、より高品質なテレシネを行うための経費にさせていただきます。・フィルム保管用のドライケースを購入させていただきます。・現在個人のPCを使用しているが、編集専用のPCを購入させていただきます。・上映会の経費や、フィルム保存のためのセミナーを開催させていただきます。 ★2017年7月8日 おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)での上映会約80年前のフィルム、題名「はるおの一生」に写っていた赤ちゃんが楠 晴男さん(右上)たまたまYoutubeを見て、「ここに映っている赤ちゃんは私です」と名乗り出てくれた楠さんが撮影された当時の背景を解説しています。 ★2017年9月9日 映像発信てれれ(河内長野市滝畑)での上映会1968年、松村長二郎さんが文化大革命初期の中国の様子を写した貴重な8mmフィルムの上映会です。■最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。 わたしたちは、ご縁によって平野区で長年続けていらした平野映像資料館の松村長二郎さんから託された映像という財産を生かし、後世に伝えて行きたいと思います。このフィルムを次世代に継承していく事は、わたしたちの責任であり、使命だと考えています。 みなさまの、たくさんのご支援を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
私たちは、2015年に逝去された平野映像資料館館長の松村長二郎さんより、所蔵するたくさんのフィルム・機材一式を託され、その貴重なフィルムを保管・管理し、次世代に伝えて行くために上映会などを行っています。フィルムや撮影機などの劣化が激しいため、フィルムのなるべく早期のデジタル化と機材の修理などの費用のご支援をお願い致します。
★パティベビー映写機。
1922年、フランスのパティ社によって開発されました。
9.5ミリ幅のパティベビーと呼ばれるフィルムを使用した、当時のホームムービー映写機です。
日本では1923年に輸入され、1940年代前半まで使用されていました
★パティベビーのフィルム。専用の金属缶に入れて保管します。
★レフシー映写機
紙製のフィルムを使用した家庭用映写機で、1930年代に製造された映写機と思われます。
強い光を紙フィルムに当てて反射させて投影します。
動力はなく、クランクを手で回してフィルムを送ります。
■貴重なフィルム映像を早期にデジタルデータ化する必要があります。
大阪市平野区は大阪市を構成する24区のうちのひとつで、その中ではもっとも人口が多く、特に中央部の平野地域は古い家々と多数の神社・仏閣が混在する街並みが有名です。
その平野区平野で約150年前に建てられた建物「染と織・まつや」があります。
「染と織・まつや」の店主の松村長二郎さんは2015年に惜しくも逝去されましたが、反物が並ぶ呉服と染物の店内で、毎月第4日曜日に行われる「平野・町ぐるみ博物館」の名物のひとつとして、「平野映像資料館」を開いておられました。
松村長二郎さんは、これまでに数多くの賞を受賞しているセミプロの映像作家で、約50年以上も前から写真と8ミリフィルムで大阪市平野の街の風物や行事を撮り続けてこられました。そして、その映像は貴重な資料であり、同時に松村さん自身が平野の歴史の語り部でした。5歳の時にお父様に買ってもらった「レフシー映写機」との出会いが、松村さんを映像の世界へのめり込ませ、8ミリ撮影機を手に入れてからは、移り変わる大阪の平野の街を撮り続けてこられてきたのです。
そんな松村さんと、わたしたち「次世代に映像文化を伝える会」は平野区の行政DVDを作成したおりに出逢いました。
当時86歳という高齢でしたが、松村さんの大阪への想い、平野への想い、そして、映像への熱い想いに魅了されました。
わたしたちが出会った時 松村さんはすでに胃がんを患われており、余命が残り少ない病状でした。
そして、ご自分の余命があとわずかと分かった上で、貴重な映像の数々や機材をわたしたちに託されたのです。
博物館や図書館に預かっていただく事もできるが、できれば、いろんな方々にこの映像を見てもらいたい。
亡くなる何週間か前に全てのフィルムと機材を取りにくるように云われ、「貴重な機材や映像を後世に伝えてほしいと」と松村さんが遺した映像に関するすべてを託されました。
その時、ベッドに横になっていた松村さんが、フィルムを運ぶ私たちのために立ち上がり、満足そうに笑顔を見せていただいたのが松村さんの最後の想い出になりました。
託されたフィルムは1920年代から1970年代にかけて撮影された9.5mmフィルム(パティベビー)や8mmフィルムです。

また、1980年代以降に撮影されたアナログビデオ(VHS)の画像もあります。
80年以上前のフィルムもあるため劣化が激しく、上映することすら困難なものも少なからずあります。
アナログビデオ(VHS)の画像も、このまま放置すると経年劣化により再生不可能になってしまうため、早急にデジタルデータ(デジタルビデオのデータファイル)へ変換することが望まれます。
★リールに巻かれたパティベビーフィルム(9.5ミリ)
★パティベビーフィルム(9.5ミリ)
■歴史的に貴重な映像がフィルムのまま遺されています。
松村さんがフィルムに映した映像は、昭和初期の大阪市内の様子や、戦前にアメリカ旅行をした時の記録など、今となってはとても貴重な映像ばかりです。
日中国交正常化前に松村さんが中国を訪れ、文化大革命初期の北京や上海を写した映像など、歴史的に貴重な映像もたくさん含まれています。
★1930年代前半頃、大阪御堂筋の様子
★1930年代前半頃、大阪市内の様子
★1930年代前半、兵隊さんごっこをしている子ども
★1930年代前半頃、バンザイをしている子ども
■大阪市平野区地域の神社や寺院での催事や、街の移り変わりの様子も丁寧に記録されています。
松村さんが家族を写した、ホームムービー的な映像も多く残されていますが、これらも時の経過とともに個人の記録を超えて、当時の大阪市平野地域の歴史を伝える上で非常に価値がある遺産となります。松村さんが撮影した平野地域の当時の風俗や情景などを現在から未来へ伝える、資料的価値が非常に高い映像ばかりです。
★1970年代から記録した大阪市平野地区の祭りや神事
★平野区平野、杭全神社(くまたじんじゃ)の夏祭り
★平野区長吉(ながよし)、川辺八幡神社秋季大祭
★平野区平野、杭全神社の御田植え(おたうえ)神事
■プロジェクトを行う理由
■すでに劣化したフィルムを専門業者に発注して修復してデジタルデータ化する費用を集めたい。
■メンバーで修復できるフィルムは自身で修復しとデジタルデータ化を行うために必要な機材を購入したい。
■フィルム保存のためのドライキャビネットを購入したい。
■上映会を行うための経費が必要。(毎回赤字で困っています)
■映写機をメンテナンスする費用が欲しい。
■部品を購入するための費用が欲しい。
以上の資金が必要なためご支援をいただきたく、今回プロジェクトを起案しました。
松村氏から預かった貴重な映像を、確実に将来に承継し、上映する事で後世に伝えて行くことが私たちの使命と考えています。
★おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)2017年7月撮影
パティベビーの映写機を借りてフィルム内容を確認する起案者
★おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)2017年7月撮影
パティベビーの映写機を借りてフィルム内容を確認する起案者
■リターンについて
わたしたちは、松村さんから託された貴重な映像をひとりでも多くの方々に見ていただけるよう、定期的に上映会を行っています。
2018年6月〜2019年2月、定期上映をする際に 映像のエンドロールにお名前を掲載させていただきます。
※掲載するお名前は、お礼をサイト内メールで送信する際にメールにて確認させていただきます。
ほかにも、上映会のチケット、オリジナルDVDなど、ほかにはない、宝物のリターンを考えています。
収支報告については、責任を持って支援者限定活動報告にて報告させていただきます。
・1,000円... 支援者限定活動報告
支援者限定活動報告
・3000円...
支援者限定活動報告
エンドロールにお名前(文字の大きさは小)を掲載します。
上映会の招待券1枚
・3000円...
支援者限定活動報告
上映会の招待券2枚
・5000円...
支援者限定活動報告による収支報告。
エンドロールにお名前(文字の大きさは中)を掲載します。
上映会の招待券2枚
・10000円...
支援者限定活動報告による収支報告。
エンドロールにお名前(文字の大きさは大)を掲載します。
上映会の招待券4枚
テレシネした映像の一部をDVDにコピーして提供
・50000円...
支援者限定活動報告による収支報告。
エンドロールにお名前(文字の大きさは大)を掲載します。
ご指定の場所に出張して出前上映会を行います。
※日時・会場に関しては、サイト内メールにて調整させていただきます。
※交通費等は別途実費を頂戴いたしますのでご理解いただけますよう、
よろしくお願いいたします。
■ご支援金の用途につきまして
総支援金額 ¥600,000-
内訳
W8mm映写機修理又は中古購入(Elmo GP) ¥60,000-
スーパー8映写機修理(Elmo GS1200) ¥70,000-
テレシネアダプター購入 ¥10,000-
映写ランプ購入 5個 ¥35,000-
画像データ保存用ハードディスク購入 ¥10,000-
白リーダー(ダブル8用)30m ¥17,000-
白リーダー(スーパー用)30m ¥9,000-
スプライシングテープ 10本 ¥12,000-
スプライサー(LPL 1トラック) ¥12,000-
9.5mmフィルムテレシネ 約70分 ¥210,000-
雑費・予備費 ¥35,000-
手数料 ¥120、000
■想定されるリスク
想定通りにプロジェクトの支援金が集まらなくても、リターンは必ずお返しいたします。
ただしリターンを送付する日程が、遅れてしまうリスクもございます。
進捗状況に関しては、活動報告などで逐一ご報告いたしますが、予めご承知おき頂けますよう、よろしくお願いいたします。
■想定を上回るご支援が集まった場合
・8mmフィルムの特に貴重と思われるフィルムを、より高品質なテレシネを行うための経費にさせていただきます。
・フィルム保管用のドライケースを購入させていただきます。
・現在個人のPCを使用しているが、編集専用のPCを購入させていただきます。
・上映会の経費や、フィルム保存のためのセミナーを開催させていただきます。
★2017年7月8日 おもちゃ映画ミュージアム(京都市中京区)での上映会
約80年前のフィルム、題名「はるおの一生」に写っていた赤ちゃんが楠 晴男さん(右上)
たまたまYoutubeを見て、「ここに映っている赤ちゃんは私です」と名乗り出てくれた楠さんが撮影された当時の背景を解説しています。
★2017年9月9日 映像発信てれれ(河内長野市滝畑)での上映会
1968年、松村長二郎さんが文化大革命初期の中国の様子を写した貴重な8mmフィルムの上映会です。
■最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
わたしたちは、ご縁によって平野区で長年続けていらした平野映像資料館の松村長二郎さんから託された映像という財産を生かし、後世に伝えて行きたいと思います。
みなさまの、たくさんのご支援を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。このフィルムを次世代に継承していく事は、わたしたちの責任であり、使命だと考えています。
支援期間終了
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支援者
20人
残り期間
0日
集まっている金額
133,000円
目標金額:600,000円
達成率22%
2018年06月14日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
次世代に映像文化を伝える会
1,000円
■支援者限定活動報告
リターン
■支援者限定活動報告
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
3,000円
映像のエンドロールテロップ(小)+上映券1枚
リターン
■支援者限定活動報告
■プロジェクト終了後、映像の巻末にロールテロップでお名前(文字の大きさは小)を掲載いたします。
■上映会の招待券1枚
支援者の数 4人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
3,000円
上映券2枚
リターン
■支援者限定活動報告
■上映会の招待券2枚
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
5,000円
映像のエンドロールテロップ(中)+上映券2枚
リターン
■支援者限定活動報告
■プロジェクト終了後、映像の巻末にロールテロップでご氏名(文字の大きさは中)を掲載いたします。
■上映会の招待券2枚
支援者の数 7人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
10,000円
映像のエンドロールテロップ(大)+上映券4枚+DVD
リターン
■支援者限定活動報告
■プロジェクト終了後、映像の巻末にロールテロップでお名前(文字の大きさは大)を掲載いたします。
■上映会の招待券4枚
■映像の一部をDVDにコピーして郵送いたします。
支援者の数 7人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
50,000円
映像のエンドロールテロップ(大)+出前上映会+DVD
リターン
■支援者限定活動報告による収支報告など。
■プロジェクト終了後、映像の巻末にロールテロップでお名前(文字の大きさは大)を掲載いたします。
■ご希望の日時にご指定の場所に出張して出前上映会を行います。
※日時・会場に関しては、サイト内メールにて調整させていただきます。
※交通費等は別途実費を頂戴致しますのでよろしくお願いいたします。
支援者の数 0人
支援期間終了