高齢で障がいがあっても生き生き暮らしたい!
私(特定非営利活動法人「ふるさと共生福祉会」 江藤卓朗)は、鹿児島県いちき串木野市の郷里に戻って、2010年に民家を改造した小規模の「デイサービス蓮華」を始め、これまで12年間、お年寄りの在宅生活を支えてきました。
その中で「高齢となり、障がいがあっても生き生きと暮らしたい!」という思いをかなえたく、通いだけでは支えきれないお年寄りのために「住宅型有料老人ホーム」の建設を計画しました。
認知症のお年寄りは場所が変わると落ち着かなくなり、症状も進行する傾向にあります。少しでも不安のないように、昼間はそこからデイサービスに通って、これまで通りのケアを行い、夜は慣れたスタッフの見守りのもと、安心して過ごしていただけるようにしたいと考えました。
建設資金について公的助成金等を調べましたが、どれも私たちが望む形にははまりませんでした。自己資金と融資でまかなう他なく、このクラウドファンディングに挑戦することになりました。
住宅型有料老人ホームの建設予定地
一念発起して高齢者住宅の建設を決心
デイサービスだけでは支えきれない方は、他の施設へ入所されるのが一般的です。
他の施設へ行かれた方々の中には、入所後間もなく転倒して車椅子生活になったり、以前は会話できていたのに環境の変化によるショックから言葉が出なくなったりしたという知らせを、よく聞きました。それまで自分で食事ができていたのに経管栄養になったという方もおられました。「もっと私たちのケアで支援できていたら……」と悔しい思いをたくさんしてきました。
医師の長尾和宏さんが書いた「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」という本があります。その本に同感し、ご家族の方々からの要望に応え、一念発起。デイサービスの目の前に高齢者住宅「住宅型有料老人ホーム」を建設する決心をしたのです。
認知症でも感激・感動を通じて自然と笑顔に
認知症や障がいがある方々は気持ちが鬱々としがちです。だから、私たちはお年寄りが感激や感動をすることにより、笑顔を引き出す様々な取り組みを行っています。
気候の良い日はあちこちにドライブに出かけたり、春には鹿児島の郷土菓子「あくまき」を作ったり、その他「ふくれ菓子」や「丸ぼうろ」を作ったり。夏には藍染をしたり、ある時は新聞で凧を作って近くの海岸へ飛ばしに行ったりもします。そんな色々な取り組みにより自然と笑顔が出てくるのです。
自宅での生活が難しくなり、仕方なく他の施設へ入所せざるをえない方が、これまでたくさんおられました。そんな方々のご家族から「蓮華に高齢者住宅を作ってください!」と以前から要望があったのです。施設に入所するのとは違い、これまで通い慣れたデイサービスを引き続き利用しながら、夜間は高齢者住宅において職員の見守りのもと、安心して過ごすことができるという利点があります。
小規模ゆえに落ち着いて過ごせる
今回の計画では、9部屋の居室がある規模を考えています。このくらいの規模の方が一人一人のお年寄りとこまめにコミュニケーションがとれて、不安なお年寄りも落ち着いて過ごせるのです。このくらいの規模の施設があちこちにたくさんできたら、大きな施設は必要ないと思っています。
今年の6月から着工を始め、現在工事進行中。このままスムーズにいけば12月には完成予定。2023年1月には開所できる予定となっております。
建設資金は大まかに見積もって5,000万円~6,000万円必要です。自己資金として2,500万円準備できますが、残りの半分以上が不足しています。その一部を募るためにクラウドファンディングにチャレンジすることにしました。皆様のご協力が必要です。
「高齢になっても、障がいがあっても、感激や感動を増やすこと。その方に寄り添い、存在感を感じてもらうこと」が私たちのモットーです。これからも皆さんの笑顔を引き出す取り組みを行っていきます。
最後まで住める場所をつくりたい
昨年1月からデイサービスを利用されるようになった、認知症がある在宅のHさんを紹介したいと思います。
家では忘れることが多くなり、昨日のことや蓮華(当デイサービスの名称)に行く曜日は覚えられません。そのため、来所日の朝は娘さんがHさんの家に送り出しに来られます。そのHさんが、蓮華で近くの浜へ手作り凧を上げに行ったことを家に帰って話されたそうです。家族もスタッフも驚きました。そのようなデイでの様子をLINEで送ると、ご家族からはさらに喜ばれます。
Hさんはまだ足が良いので、蓮華での食後の台拭き、午睡時の布団敷き、運動前のテーブル片づけなど、日常生活の動作をたくさんして動いてもらっています。こちらからお願いすると、てきぱきと活き活きと動かれるのです。認知症が治ることはないのですが、日常生活や調理などこれまでしてきた行動をたくさんすることにより、ご本人の精神面が落ち着き認知症の進行を遅らせ、問題行動も減らせることができる、それが介護の力だと思っています。
今回の高齢者住宅は、デイサービス蓮華の活動の延長線上に建設したいと思っています。蓮華のケアを今後も続けながら、一人住まいや家族の介護が難しくなった方々が最後まで住める住宅(空間)の建設を進めたいと思っています。よろしくご支援ください。
ご支援の方法
A-portの会員登録をしていただいたうえで、「支援する」をクリックしてお手続きください。決済には、クレジットカード・銀行振込・コンビニ支払いがご利用できます。
ネットからのお申し込みがご不安な方は、A-port事務局 03-6869-9001(平日10時~17時)にお電話いただくと、現金書留によるご支援(5,000円以上に限る)も可能です。現金書留によるご支援は、プロジェクト終了日の4営業日前を期限とします。支援金は2月1日(水)必着でご送付ください。
ご不明な点がございましたら、よくある質問をご確認ください。
蓮華応援隊!! リターンについて
今回の取り組みを友人・知人に知らせて協力の依頼のお願いをしたところ、返礼品の協力をただきました。とてもありがたく思っています。その方々を紹介したいと思います。
■越智俊二さん
福岡の越智俊二さんは47歳で若年性認知症を発症し、54歳の時に診断、告知され、その後日本で初めて自分が若年性認知症であることを実名で公表されました。NHKの「にんげんドキュメント」など様々なメディアに取り上げられてきましたが、残念ながら62歳で帰らぬ人となってしまいました。告知からの8年間に描いた絵や陶芸などの作品が残っています。それらを絵葉書にしたものを、越智さんの奥様が私たちの取り組みのために提供してくださいました。
その他、いちき串木野市の起業家の方々にも今回の取り組みをお話しして協力のお願いをしたところ、以下の方々が快諾してくださり、いくつかの返礼品を準備することができました。
■濵田酒造さん
濵田酒造さんは私たちの暮らす地域のごく近くに工場本社があり、以前から地域の住民として何かとお世話になってきました。昔から良質の水が出るこの地域にはたくさんの焼酎会社があり、今でも6社ほどあります。その中でも全国規模の販路を持っておられる濵田酒造さんは地域の誇りです。その濵田酒造さんから焼酎1.8Lパックをご提供いただきました。お湯割りでもロックでもお好みでどうぞ。濵田酒造(株)から直接配送させていただきます。
■浜崎蒲鉾店さん
いちき串木野市は東シナ海に面しており、昔からマグロ漁をはじめとした漁業が盛んで、海をすぐ身近に感じられる漁師町です。さつまあげ発祥の地、串木野には、かまぼこやさつま揚げを主力商品として売り出す店舗がたくさんありますごこの浜崎蒲鉾店さんは70年以上前から続く老舗でありながら、常に新商品を手掛けています。その中から人気商品のかまぼこ「魚っち」をご提供いただきました。ブラックペッパー&ガーリック味と、チーズ味です。まるでサラミのような新感覚のかまぼこです。工場から直接発送いたします。賞味期限は発送日から4週間です。
■勘場蒲鉾店さん
たくさんあるかまぼこ・つけあげ(さつま揚げ)屋さんの中から、もう1店舗。私どもの事業所近くに店舗がある勘場蒲鉾店さんは、かつてテレビドラマ「裸の大将」で取り上げられた有名な老舗です。こちらの店舗からも、つけあげ(さつま揚げ)・かまぼこのセットをご提供いただきました。カルシウム、タンパク質、ビタミンDの豊富なかまぼこ、つけあげは発育盛りのお子様におすすめです。工場から直接発送致します。賞味期限は発送日から7日間です。お早めにお召し上がりください。
これらの方々に蓮華応援隊として支援いただけることになり、大変心強く思っています。
蓮華からは利用者さんと一緒に作った藍染のハンカチや藍染のTシャツ、イラストが得意なスタッフが、お年寄りとの日常からヒントを得て描いた絵葉書を準備します。
【リターン早見表】
ご了承ください 想定されるリスク
越智俊二さんの絵葉書、焼酎、蒲鉾、つけあげなどは数量に限りがあります。藍染のハンカチやTシャツは手作りのため、1枚として同じものはありません。また、数が多くなると、配送時期が遅れる可能性もあります。遅れる場合は、その旨をご一報の上、改めて期日をお知らせいたします。
お年寄りの自尊心を大切にしながら支援したい
98歳、99歳の独居の方。娘さんや息子さんは遠方住まい。認知症があり、薬の飲み忘れや飲み過ぎがあったり、家にアリが大量に侵入したりしていても見えないのかどこ吹く風~。送迎時にスタッフが一緒に食物を冷蔵庫にしまい、腐敗しているものは廃棄したりしています。ご本人は「自分でできている」という自尊心を持っておられます。そういう方々の自尊心を大切にしながら今後も支援していきたいと思っています。
何卒、皆様のあたたかいご支援・ご協力をお願いいたします。
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高齢で障がいがあっても生き生き暮らしたい!私(特定非営利活動法人「ふるさと共生福祉会」 江藤卓朗)は、鹿児島県いちき串木野市の郷里に戻って、2010年に民家を改造した小規模の「デイサービス蓮華」を始め、これまで12年間、お年寄りの在宅生活を支えてきました。 その中で「高齢となり、障がいがあっても生き生きと暮らしたい!」という思いをかなえたく、通いだけでは支えきれないお年寄りのために「住宅型有料老人ホーム」の建設を計画しました。 認知症のお年寄りは場所が変わると落ち着かなくなり、症状も進行する傾向にあります。少しでも不安のないように、昼間はそこからデイサービスに通って、これまで通りのケアを行い、夜は慣れたスタッフの見守りのもと、安心して過ごしていただけるようにしたいと考えました。 建設資金について公的助成金等を調べましたが、どれも私たちが望む形にははまりませんでした。自己資金と融資でまかなう他なく、このクラウドファンディングに挑戦することになりました。 住宅型有料老人ホームの建設予定地 一念発起して高齢者住宅の建設を決心デイサービスだけでは支えきれない方は、他の施設へ入所されるのが一般的です。 他の施設へ行かれた方々の中には、入所後間もなく転倒して車椅子生活になったり、以前は会話できていたのに環境の変化によるショックから言葉が出なくなったりしたという知らせを、よく聞きました。それまで自分で食事ができていたのに経管栄養になったという方もおられました。「もっと私たちのケアで支援できていたら……」と悔しい思いをたくさんしてきました。 医師の長尾和宏さんが書いた「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」という本があります。その本に同感し、ご家族の方々からの要望に応え、一念発起。デイサービスの目の前に高齢者住宅「住宅型有料老人ホーム」を建設する決心をしたのです。 認知症でも感激・感動を通じて自然と笑顔に認知症や障がいがある方々は気持ちが鬱々としがちです。だから、私たちはお年寄りが感激や感動をすることにより、笑顔を引き出す様々な取り組みを行っています。 気候の良い日はあちこちにドライブに出かけたり、春には鹿児島の郷土菓子「あくまき」を作ったり、その他「ふくれ菓子」や「丸ぼうろ」を作ったり。夏には藍染をしたり、ある時は新聞で凧を作って近くの海岸へ飛ばしに行ったりもします。そんな色々な取り組みにより自然と笑顔が出てくるのです。 自宅での生活が難しくなり、仕方なく他の施設へ入所せざるをえない方が、これまでたくさんおられました。そんな方々のご家族から「蓮華に高齢者住宅を作ってください!」と以前から要望があったのです。施設に入所するのとは違い、これまで通い慣れたデイサービスを引き続き利用しながら、夜間は高齢者住宅において職員の見守りのもと、安心して過ごすことができるという利点があります。 小規模ゆえに落ち着いて過ごせる今回の計画では、9部屋の居室がある規模を考えています。このくらいの規模の方が一人一人のお年寄りとこまめにコミュニケーションがとれて、不安なお年寄りも落ち着いて過ごせるのです。このくらいの規模の施設があちこちにたくさんできたら、大きな施設は必要ないと思っています。 今年の6月から着工を始め、現在工事進行中。このままスムーズにいけば12月には完成予定。2023年1月には開所できる予定となっております。 建設資金は大まかに見積もって5,000万円~6,000万円必要です。自己資金として2,500万円準備できますが、残りの半分以上が不足しています。その一部を募るためにクラウドファンディングにチャレンジすることにしました。皆様のご協力が必要です。 「高齢になっても、障がいがあっても、感激や感動を増やすこと。その方に寄り添い、存在感を感じてもらうこと」が私たちのモットーです。これからも皆さんの笑顔を引き出す取り組みを行っていきます。 最後まで住める場所をつくりたい昨年1月からデイサービスを利用されるようになった、認知症がある在宅のHさんを紹介したいと思います。 家では忘れることが多くなり、昨日のことや蓮華(当デイサービスの名称)に行く曜日は覚えられません。そのため、来所日の朝は娘さんがHさんの家に送り出しに来られます。そのHさんが、蓮華で近くの浜へ手作り凧を上げに行ったことを家に帰って話されたそうです。家族もスタッフも驚きました。そのようなデイでの様子をLINEで送ると、ご家族からはさらに喜ばれます。 Hさんはまだ足が良いので、蓮華での食後の台拭き、午睡時の布団敷き、運動前のテーブル片づけなど、日常生活の動作をたくさんして動いてもらっています。こちらからお願いすると、てきぱきと活き活きと動かれるのです。認知症が治ることはないのですが、日常生活や調理などこれまでしてきた行動をたくさんすることにより、ご本人の精神面が落ち着き認知症の進行を遅らせ、問題行動も減らせることができる、それが介護の力だと思っています。 今回の高齢者住宅は、デイサービス蓮華の活動の延長線上に建設したいと思っています。蓮華のケアを今後も続けながら、一人住まいや家族の介護が難しくなった方々が最後まで住める住宅(空間)の建設を進めたいと思っています。よろしくご支援ください。 ご支援の方法 A-portの会員登録をしていただいたうえで、「支援する」をクリックしてお手続きください。決済には、クレジットカード・銀行振込・コンビニ支払いがご利用できます。 ネットからのお申し込みがご不安な方は、A-port事務局 03-6869-9001(平日10時~17時)にお電話いただくと、現金書留によるご支援(5,000円以上に限る)も可能です。現金書留によるご支援は、プロジェクト終了日の4営業日前を期限とします。支援金は2月1日(水)必着でご送付ください。 ご不明な点がございましたら、よくある質問をご確認ください。 蓮華応援隊!! リターンについて今回の取り組みを友人・知人に知らせて協力の依頼のお願いをしたところ、返礼品の協力をただきました。とてもありがたく思っています。その方々を紹介したいと思います。 ■越智俊二さん福岡の越智俊二さんは47歳で若年性認知症を発症し、54歳の時に診断、告知され、その後日本で初めて自分が若年性認知症であることを実名で公表されました。NHKの「にんげんドキュメント」など様々なメディアに取り上げられてきましたが、残念ながら62歳で帰らぬ人となってしまいました。告知からの8年間に描いた絵や陶芸などの作品が残っています。それらを絵葉書にしたものを、越智さんの奥様が私たちの取り組みのために提供してくださいました。 その他、いちき串木野市の起業家の方々にも今回の取り組みをお話しして協力のお願いをしたところ、以下の方々が快諾してくださり、いくつかの返礼品を準備することができました。 ■濵田酒造さん濵田酒造さんは私たちの暮らす地域のごく近くに工場本社があり、以前から地域の住民として何かとお世話になってきました。昔から良質の水が出るこの地域にはたくさんの焼酎会社があり、今でも6社ほどあります。その中でも全国規模の販路を持っておられる濵田酒造さんは地域の誇りです。その濵田酒造さんから焼酎1.8Lパックをご提供いただきました。お湯割りでもロックでもお好みでどうぞ。濵田酒造(株)から直接配送させていただきます。 ■浜崎蒲鉾店さんいちき串木野市は東シナ海に面しており、昔からマグロ漁をはじめとした漁業が盛んで、海をすぐ身近に感じられる漁師町です。さつまあげ発祥の地、串木野には、かまぼこやさつま揚げを主力商品として売り出す店舗がたくさんありますごこの浜崎蒲鉾店さんは70年以上前から続く老舗でありながら、常に新商品を手掛けています。その中から人気商品のかまぼこ「魚っち」をご提供いただきました。ブラックペッパー&ガーリック味と、チーズ味です。まるでサラミのような新感覚のかまぼこです。工場から直接発送いたします。賞味期限は発送日から4週間です。 ■勘場蒲鉾店さんたくさんあるかまぼこ・つけあげ(さつま揚げ)屋さんの中から、もう1店舗。私どもの事業所近くに店舗がある勘場蒲鉾店さんは、かつてテレビドラマ「裸の大将」で取り上げられた有名な老舗です。こちらの店舗からも、つけあげ(さつま揚げ)・かまぼこのセットをご提供いただきました。カルシウム、タンパク質、ビタミンDの豊富なかまぼこ、つけあげは発育盛りのお子様におすすめです。工場から直接発送致します。賞味期限は発送日から7日間です。お早めにお召し上がりください。 これらの方々に蓮華応援隊として支援いただけることになり、大変心強く思っています。 蓮華からは利用者さんと一緒に作った藍染のハンカチや藍染のTシャツ、イラストが得意なスタッフが、お年寄りとの日常からヒントを得て描いた絵葉書を準備します。 【リターン早見表】 ご了承ください 想定されるリスク越智俊二さんの絵葉書、焼酎、蒲鉾、つけあげなどは数量に限りがあります。藍染のハンカチやTシャツは手作りのため、1枚として同じものはありません。また、数が多くなると、配送時期が遅れる可能性もあります。遅れる場合は、その旨をご一報の上、改めて期日をお知らせいたします。 お年寄りの自尊心を大切にしながら支援したい98歳、99歳の独居の方。娘さんや息子さんは遠方住まい。認知症があり、薬の飲み忘れや飲み過ぎがあったり、家にアリが大量に侵入したりしていても見えないのかどこ吹く風~。送迎時にスタッフが一緒に食物を冷蔵庫にしまい、腐敗しているものは廃棄したりしています。ご本人は「自分でできている」という自尊心を持っておられます。そういう方々の自尊心を大切にしながら今後も支援していきたいと思っています。 何卒、皆様のあたたかいご支援・ご協力をお願いいたします。
高齢で障がいがあっても生き生き暮らしたい!
私(特定非営利活動法人「ふるさと共生福祉会」 江藤卓朗)は、鹿児島県いちき串木野市の郷里に戻って、2010年に民家を改造した小規模の「デイサービス蓮華」を始め、これまで12年間、お年寄りの在宅生活を支えてきました。
その中で「高齢となり、障がいがあっても生き生きと暮らしたい!」という思いをかなえたく、通いだけでは支えきれないお年寄りのために「住宅型有料老人ホーム」の建設を計画しました。
認知症のお年寄りは場所が変わると落ち着かなくなり、症状も進行する傾向にあります。少しでも不安のないように、昼間はそこからデイサービスに通って、これまで通りのケアを行い、夜は慣れたスタッフの見守りのもと、安心して過ごしていただけるようにしたいと考えました。
建設資金について公的助成金等を調べましたが、どれも私たちが望む形にははまりませんでした。自己資金と融資でまかなう他なく、このクラウドファンディングに挑戦することになりました。
一念発起して高齢者住宅の建設を決心
デイサービスだけでは支えきれない方は、他の施設へ入所されるのが一般的です。
他の施設へ行かれた方々の中には、入所後間もなく転倒して車椅子生活になったり、以前は会話できていたのに環境の変化によるショックから言葉が出なくなったりしたという知らせを、よく聞きました。それまで自分で食事ができていたのに経管栄養になったという方もおられました。「もっと私たちのケアで支援できていたら……」と悔しい思いをたくさんしてきました。
医師の長尾和宏さんが書いた「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」という本があります。その本に同感し、ご家族の方々からの要望に応え、一念発起。デイサービスの目の前に高齢者住宅「住宅型有料老人ホーム」を建設する決心をしたのです。
認知症でも感激・感動を通じて自然と笑顔に
認知症や障がいがある方々は気持ちが鬱々としがちです。だから、私たちはお年寄りが感激や感動をすることにより、笑顔を引き出す様々な取り組みを行っています。
気候の良い日はあちこちにドライブに出かけたり、春には鹿児島の郷土菓子「あくまき」を作ったり、その他「ふくれ菓子」や「丸ぼうろ」を作ったり。夏には藍染をしたり、ある時は新聞で凧を作って近くの海岸へ飛ばしに行ったりもします。そんな色々な取り組みにより自然と笑顔が出てくるのです。
自宅での生活が難しくなり、仕方なく他の施設へ入所せざるをえない方が、これまでたくさんおられました。そんな方々のご家族から「蓮華に高齢者住宅を作ってください!」と以前から要望があったのです。施設に入所するのとは違い、これまで通い慣れたデイサービスを引き続き利用しながら、夜間は高齢者住宅において職員の見守りのもと、安心して過ごすことができるという利点があります。
小規模ゆえに落ち着いて過ごせる
今回の計画では、9部屋の居室がある規模を考えています。このくらいの規模の方が一人一人のお年寄りとこまめにコミュニケーションがとれて、不安なお年寄りも落ち着いて過ごせるのです。このくらいの規模の施設があちこちにたくさんできたら、大きな施設は必要ないと思っています。
今年の6月から着工を始め、現在工事進行中。このままスムーズにいけば12月には完成予定。2023年1月には開所できる予定となっております。
建設資金は大まかに見積もって5,000万円~6,000万円必要です。自己資金として2,500万円準備できますが、残りの半分以上が不足しています。その一部を募るためにクラウドファンディングにチャレンジすることにしました。皆様のご協力が必要です。
「高齢になっても、障がいがあっても、感激や感動を増やすこと。その方に寄り添い、存在感を感じてもらうこと」が私たちのモットーです。これからも皆さんの笑顔を引き出す取り組みを行っていきます。
最後まで住める場所をつくりたい
昨年1月からデイサービスを利用されるようになった、認知症がある在宅のHさんを紹介したいと思います。
家では忘れることが多くなり、昨日のことや蓮華(当デイサービスの名称)に行く曜日は覚えられません。そのため、来所日の朝は娘さんがHさんの家に送り出しに来られます。そのHさんが、蓮華で近くの浜へ手作り凧を上げに行ったことを家に帰って話されたそうです。家族もスタッフも驚きました。そのようなデイでの様子をLINEで送ると、ご家族からはさらに喜ばれます。
Hさんはまだ足が良いので、蓮華での食後の台拭き、午睡時の布団敷き、運動前のテーブル片づけなど、日常生活の動作をたくさんして動いてもらっています。こちらからお願いすると、てきぱきと活き活きと動かれるのです。認知症が治ることはないのですが、日常生活や調理などこれまでしてきた行動をたくさんすることにより、ご本人の精神面が落ち着き認知症の進行を遅らせ、問題行動も減らせることができる、それが介護の力だと思っています。
今回の高齢者住宅は、デイサービス蓮華の活動の延長線上に建設したいと思っています。蓮華のケアを今後も続けながら、一人住まいや家族の介護が難しくなった方々が最後まで住める住宅(空間)の建設を進めたいと思っています。よろしくご支援ください。
ご支援の方法
A-portの会員登録をしていただいたうえで、「支援する」をクリックしてお手続きください。決済には、クレジットカード・銀行振込・コンビニ支払いがご利用できます。
ネットからのお申し込みがご不安な方は、A-port事務局 03-6869-9001(平日10時~17時)にお電話いただくと、現金書留によるご支援(5,000円以上に限る)も可能です。現金書留によるご支援は、プロジェクト終了日の4営業日前を期限とします。支援金は2月1日(水)必着でご送付ください。
ご不明な点がございましたら、よくある質問をご確認ください。
蓮華応援隊!! リターンについて
今回の取り組みを友人・知人に知らせて協力の依頼のお願いをしたところ、返礼品の協力をただきました。とてもありがたく思っています。その方々を紹介したいと思います。
■越智俊二さん
福岡の越智俊二さんは47歳で若年性認知症を発症し、54歳の時に診断、告知され、その後日本で初めて自分が若年性認知症であることを実名で公表されました。NHKの「にんげんドキュメント」など様々なメディアに取り上げられてきましたが、残念ながら62歳で帰らぬ人となってしまいました。告知からの8年間に描いた絵や陶芸などの作品が残っています。それらを絵葉書にしたものを、越智さんの奥様が私たちの取り組みのために提供してくださいました。
その他、いちき串木野市の起業家の方々にも今回の取り組みをお話しして協力のお願いをしたところ、以下の方々が快諾してくださり、いくつかの返礼品を準備することができました。
■濵田酒造さん
濵田酒造さんは私たちの暮らす地域のごく近くに工場本社があり、以前から地域の住民として何かとお世話になってきました。昔から良質の水が出るこの地域にはたくさんの焼酎会社があり、今でも6社ほどあります。その中でも全国規模の販路を持っておられる濵田酒造さんは地域の誇りです。その濵田酒造さんから焼酎1.8Lパックをご提供いただきました。お湯割りでもロックでもお好みでどうぞ。濵田酒造(株)から直接配送させていただきます。
■浜崎蒲鉾店さん
いちき串木野市は東シナ海に面しており、昔からマグロ漁をはじめとした漁業が盛んで、海をすぐ身近に感じられる漁師町です。さつまあげ発祥の地、串木野には、かまぼこやさつま揚げを主力商品として売り出す店舗がたくさんありますごこの浜崎蒲鉾店さんは70年以上前から続く老舗でありながら、常に新商品を手掛けています。その中から人気商品のかまぼこ「魚っち」をご提供いただきました。ブラックペッパー&ガーリック味と、チーズ味です。まるでサラミのような新感覚のかまぼこです。工場から直接発送いたします。賞味期限は発送日から4週間です。
■勘場蒲鉾店さん
たくさんあるかまぼこ・つけあげ(さつま揚げ)屋さんの中から、もう1店舗。私どもの事業所近くに店舗がある勘場蒲鉾店さんは、かつてテレビドラマ「裸の大将」で取り上げられた有名な老舗です。こちらの店舗からも、つけあげ(さつま揚げ)・かまぼこのセットをご提供いただきました。カルシウム、タンパク質、ビタミンDの豊富なかまぼこ、つけあげは発育盛りのお子様におすすめです。工場から直接発送致します。賞味期限は発送日から7日間です。お早めにお召し上がりください。
これらの方々に蓮華応援隊として支援いただけることになり、大変心強く思っています。
蓮華からは利用者さんと一緒に作った藍染のハンカチや藍染のTシャツ、イラストが得意なスタッフが、お年寄りとの日常からヒントを得て描いた絵葉書を準備します。
【リターン早見表】
ご了承ください 想定されるリスク
越智俊二さんの絵葉書、焼酎、蒲鉾、つけあげなどは数量に限りがあります。藍染のハンカチやTシャツは手作りのため、1枚として同じものはありません。また、数が多くなると、配送時期が遅れる可能性もあります。遅れる場合は、その旨をご一報の上、改めて期日をお知らせいたします。
お年寄りの自尊心を大切にしながら支援したい
98歳、99歳の独居の方。娘さんや息子さんは遠方住まい。認知症があり、薬の飲み忘れや飲み過ぎがあったり、家にアリが大量に侵入したりしていても見えないのかどこ吹く風~。送迎時にスタッフが一緒に食物を冷蔵庫にしまい、腐敗しているものは廃棄したりしています。ご本人は「自分でできている」という自尊心を持っておられます。そういう方々の自尊心を大切にしながら今後も支援していきたいと思っています。
何卒、皆様のあたたかいご支援・ご協力をお願いいたします。
支援期間終了
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支援者
24人
残り期間
0日
集まっている金額
351,000円
目標金額:7,500,000円
達成率4%
2023年02月07日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
特定非営利活動法人 ふるさと共生福祉会 江藤卓朗
1,000円
ありがとうメール
リターン
・ありがとうメール送信
・蓮華だより 添付つき
*メールアドレスをお願い致します。
支援者の数 5人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
2,000円
お礼の手紙
リターン
・お礼の手紙
・蓮華だより
支援者の数 0人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
3,000円
絵葉書セレクト
リターン
・お礼の手紙
・由美ちゃんオリジナル おじぞうさん絵葉書 おまかせセレクト3枚
・蓮華だより
支援者の数 2人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
5,000円
越智さん絵葉書セット
リターン
・お礼の手紙
・越智俊二さん 絵葉書9枚セット
・蓮華だより
支援者の数 2人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
5,000円
由美ちゃん絵葉書セット
リターン
・お礼の手紙
・由美ちゃんオリジナル お地蔵さん絵葉書10枚
・蓮華だより
支援者の数 0人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
6,000円
絵葉書ミックス
リターン
・蓮華だより
・由美ちゃんオリジナル お地蔵さん絵葉書10枚
・越智俊二さん 絵葉書3枚
・蓮華だより
支援者の数 1人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
8,000円
藍染ハンカチ
リターン
・お礼の手紙
・手作り藍染ハンカチ
・蓮華だより
*藍染ハンカチは、手作りのため、同じものは一つとしてありません。ご了承ください。
支援者の数 2人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
10,000円
藍染Tシャツ
リターン
・活動報告
・手作り藍染Tシャツ(Ⅿ・Ⅼ・LLからお選びください)
*手作りなので絞りの配置など同じものはひとつとしてありません。ご了承ください。
支援者の数 1人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
20,000円
海の幸 A
リターン
・お礼の手紙
・浜崎蒲鉾店「魚っち」2本セット
・蓮華だより
*ブラックペッパー&ガーリック味、そしてチーズ味の2種類です。まるでサラミのような新感覚のかまぼこです。
*賞味期限は発送日から4週間です。
支援者の数 4人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
20,000円
海の幸 B
リターン
・お礼の手紙
・勘場蒲鉾店「つけあげ・かまぼこ セット」
・蓮華だより
*カルシウム、タンパク質、ビタミンDの豊富なつけあげ・かまぼこは、育ち盛りのお子様におすすめです。
*賞味期限は発送日から7日間です。お早めにお召し上がりください。
支援者の数 6人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
30,000円
焼酎
リターン
・お礼の手紙
・濵田酒造 芋焼酎「海童」1.8Ⅼパック 1本
・蓮華だより
*お湯割りでも、ロックでもお好みでどうぞ!
支援者の数 1人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
100,000円
アラカルト
リターン
・お礼の手紙
・由美ちゃんオリジナル お地蔵さん絵葉書10枚
・手作り藍染ハンカチ 1枚
・手作り藍染Tシャツ 1枚(Ⅿ・Ⅼ・LLからお選びください)
・蓮華だより
支援者の数 0人
お届け予定:2023年2月
支援期間終了
200,000円
開所式ご招待
リターン
・お礼の手紙
・由美ちゃんオリジナル お地蔵さん絵葉書10枚
・手作り藍染ハンカチ 1枚
・手作り藍染Tシャツ 1枚(Ⅿ・Ⅼ・LLからお選びください)
・蓮華だより
・開所式(2022年12月初旬予定) ご招待券1枚
新築高齢者住宅お泊り1泊付き
*時期が限られておりますので、お早めにお申し込みください。
*渡航交通費は各自ご負担下さい。
支援者の数 0人
お届け予定:2022年12月
支援期間終了