殺人という取り返しがつかない大罪を犯してしまった犯人が「償いたくても償う術のない」悶々とした心情を俳句で伝えます。悲惨な犯罪の再発防止に役立てたいと願い、犯人による俳句集を冊子化する資金のご支援をお願いいたします。平成30年3月中の完成を予定しています。
■冊子「心の再生」について
平成17年2月、岐阜県で中津川6人殺傷事件が起こりました。この事件は、母親と長年にわたって確執を続けていた男が心を壊してしまい、母親・長男・長女とその子供(孫)2人の合計5人を殺害し娘婿に重傷を負わせるという悲惨な心中事件でした。
私は、その犯人(以下Hさんと呼びます)と事件以前から知り合いでした。Hさんとは第二審判決の少し前から改めて交流をはじめました。その間に、やり取りした手紙は50通を超えたでしょうか。第二審公判中から最高裁判決、そして刑務所に収監されるまでの手紙のやり取りを中心に、私はHさんが真人間としての心を再生してゆく過程を、平成26年、冊子「心の再生」で著しました。
心中事件(五人死亡)の結果、最後に自殺を図った自分だけが生き残ってしまい、その罪を清算するために死刑を強く望んでいたHさんでしたが、司法はHさんに生きて償うことを命じました。その時の心情をHさんは冊子「心の再生」の中で『正直言って、今回の決定には、やはり戸惑いを感じています。本当に、これでよいのか、今まで自分で思い続けてきたことと、違った結果であったからです。今回も含めて、私は4回命を救われたことになります。1回目は病院で、2回目は岐阜(地裁判決)で、3回目は名古屋(高裁判決)で、そして今回(最高裁判決)です』と述べています。
その後、無期懲役の受刑者としてゴールが見えない償いの日々を送り始めたHさんは、『日々、供養と感謝の気持ちを持ち、最終目標は生きて施設を出て、被害者の皆様に直接謝罪し、応援してくださった皆様、職場の皆様、住民の皆様、関係者各位に対してお詫びとお礼をすること』と述べています。

このように、冊子「心の再生」は、心が壊れて重大な心中事件を引き起こしてしまったHさんが、真人間としての心を再生していく過程をHさんの手紙から知ることができる内容になっています。
■俳句集「霧ヶ峰の鐘」について
その後、刑務所で日々を送る中で、俳句で心情を吐露しはじめたHさんの心の叫びをひとりでも多くの方に知ってもらいたいと思いました。そして、自身を殺人者と呼び、償う術のない償いを手探りしながら模索するHさんを見つめて、悲惨な犯罪の再発防止に役立てていただきたいという願いから、俳句集「霧ヶ峰の鐘」を世に送り出したいと思います。
この俳句集で紹介する俳句は、刑務所の俳句クラブに所属して俳句を作りはじめた平成25年6月から平成29年12月までの3年半に作られた作品を紹介する予定です。そして、Hさんの心の再生を約9年近く見守り続けてきた私しか知りえないHさんの心の機微を、私なりの解釈として紹介したいと思います。Hさんは毎月3句の俳句を送ってくれますから、そのすべてを掲載すると126句になる予定です。
それらの俳句には高い塀に囲まれた刑務所の中にあっても、そよぐ風や虫の鳴く声から季節を感じ取ったり、制約された規律正しい生活の中では自由に食べることのできない果物や甘い物を恋しがるほほえましい俳句もあります。もちろんHさんしか語ることのできない後悔や謝罪の気持ちが込められた作品もあります。
刑務所内での生活が制約されているため、がんじがらめであることは説明するまでもありませんが、その制約の中でも自分を見失わないのと同じように、十七文字という制約の中で自分の心を表す意味をHさんは感じているのではないでしょうか?
そんなHさんの心を多くの方に知ってもらいたいと思います。なお、俳句集は文庫本サイズで120ページぐらいを予定しています。
その中から私の目頭を熱くした俳句を紹介します。
☆ 除夜の鐘 生きよ生きよと 百八つ (平成26年 1月 作)
☆ 小夜時雨(さよしぐれ) こころ濡れゆく 日々獄舎(平成28年11月 作)
もっともっと紹介したいのですがネタバレしてしまいそうなので、俳句集の完成までしばらくお待ちください。
■30分では語り尽くせないHさんの苦悩
冊子「心の再生」が完成間近に迫った平成26年3月、突然NHKからこの事件を題材にした番組を手掛けたいという話がきました。そして取材に協力をさせていただいて「事件の涙2」という番組が完成しました。平成26年5月に放映された番組は、なかなかよく仕上がっていたと思います。
しかし30分では語り尽くせないHさんの心情や苦悩は、私が一番よく知っています。
「壊れてしまった心でも再生することができる!」
それを多くの方に知っていただきたくて俳句集「霧ヶ峰の鐘」を作成するプロジェクトを立ち上げました。
■悲惨な殺人事件の再発を防ぐために
Hさんが事件を起こしてから12年が経ちました。
悲しい事件でしたが、防ぐ手立てはあったはずです。しかし現在でも、同様の事件が後を絶たないことが残念でなりません。
Hさんにとっても、その他の罪を犯した多くの人にとっても厳しいことを言うようですが、私はHさんのような方が自身の過ちを積極的に発信していくことで同様の事件の再発に
「待った!」をかけることができると信じています。
そのために、Hさんが自身をさらけ出している心の叫びを広く知ってもらいたいのです。
ご協力いただいて集まったご支援金で句集を2000~3000部作成して、公的な図書館・公民館・社会教育機関などに献本し、ひとりでも多くの若者や教育関係者に、罪を犯してしまった後の被害者や加害者の悲惨な想いを知ってもらいたいと願っています。
■ご支援金の使用用途につきまして
全部で30万円、ご支援いただきたいと考えています。
その内訳は以下を想定しています。
合計 30万円
俳句集2000部の印刷及び製本代 24万円
発送費 自己負担
A-port 手数料 6 万円
その他 目標金額以上にご支援いただけた場合、すべて発送費等にさせていただきます。
■リターンにつきまして
1000円をご支援くださった方には、制作済みの冊子「心の再生」1冊をお送りいたします。
3000円をご支援くださった方には、でき上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」1冊+冊子「心の再生」1冊をお送りいたします。
5000円をご支援くださった方には、でき上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」3冊をお送りいたします。
また、ご支援いただいた方全員のご芳名を俳句集「霧ヶ峰の鐘」に掲載させていただき、私の独りよがりではなく「皆様のご協力を頂いて出来上がったもの」ということを共に実感していただきたいと思っています。掲載を希望されるお名前は、支援時のメッセージでお知らせいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
※なお、公序良俗に反するお名前や不適切と思われるお名前は掲載を見送らせていただくケースもありますので、予めご容赦ください。
■想定されるリスク
私もそこそこのシルバー世代ですから、絶対健康であると言い切る自信がありません。健康を害して編集作業が滞らないように健康管理には留意いたします。
■このプロジェクトにかける想い
最後までご覧くださって、誠にありがとうございました。
この俳句集「霧ヶ峰の鐘」が世に出て、多くの悩みや絶望を抱えている犯罪被害者の方々や犯罪者の人々、あるい「自分こそは大丈夫」と思っている方々も、人を殺してしまったという苦悩を知っていただければ、Hさんにとってもほんの少しだけですが償いになると思います。
みなさまの温かいご支援を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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8
支援者
5
殺人という取り返しがつかない大罪を犯してしまった犯人が「償いたくても償う術のない」悶々とした心情を俳句で伝えます。悲惨な犯罪の再発防止に役立てたいと願い、犯人による俳句集を冊子化する資金のご支援をお願いいたします。平成30年3月中の完成を予定しています。 ■冊子「心の再生」について 平成17年2月、岐阜県で中津川6人殺傷事件が起こりました。この事件は、母親と長年にわたって確執を続けていた男が心を壊してしまい、母親・長男・長女とその子供(孫)2人の合計5人を殺害し娘婿に重傷を負わせるという悲惨な心中事件でした。 私は、その犯人(以下Hさんと呼びます)と事件以前から知り合いでした。Hさんとは第二審判決の少し前から改めて交流をはじめました。その間に、やり取りした手紙は50通を超えたでしょうか。第二審公判中から最高裁判決、そして刑務所に収監されるまでの手紙のやり取りを中心に、私はHさんが真人間としての心を再生してゆく過程を、平成26年、冊子「心の再生」で著しました。 心中事件(五人死亡)の結果、最後に自殺を図った自分だけが生き残ってしまい、その罪を清算するために死刑を強く望んでいたHさんでしたが、司法はHさんに生きて償うことを命じました。その時の心情をHさんは冊子「心の再生」の中で『正直言って、今回の決定には、やはり戸惑いを感じています。本当に、これでよいのか、今まで自分で思い続けてきたことと、違った結果であったからです。今回も含めて、私は4回命を救われたことになります。1回目は病院で、2回目は岐阜(地裁判決)で、3回目は名古屋(高裁判決)で、そして今回(最高裁判決)です』と述べています。 その後、無期懲役の受刑者としてゴールが見えない償いの日々を送り始めたHさんは、『日々、供養と感謝の気持ちを持ち、最終目標は生きて施設を出て、被害者の皆様に直接謝罪し、応援してくださった皆様、職場の皆様、住民の皆様、関係者各位に対してお詫びとお礼をすること』と述べています。 このように、冊子「心の再生」は、心が壊れて重大な心中事件を引き起こしてしまったHさんが、真人間としての心を再生していく過程をHさんの手紙から知ることができる内容になっています。 ■俳句集「霧ヶ峰の鐘」について その後、刑務所で日々を送る中で、俳句で心情を吐露しはじめたHさんの心の叫びをひとりでも多くの方に知ってもらいたいと思いました。そして、自身を殺人者と呼び、償う術のない償いを手探りしながら模索するHさんを見つめて、悲惨な犯罪の再発防止に役立てていただきたいという願いから、俳句集「霧ヶ峰の鐘」を世に送り出したいと思います。 この俳句集で紹介する俳句は、刑務所の俳句クラブに所属して俳句を作りはじめた平成25年6月から平成29年12月までの3年半に作られた作品を紹介する予定です。そして、Hさんの心の再生を約9年近く見守り続けてきた私しか知りえないHさんの心の機微を、私なりの解釈として紹介したいと思います。Hさんは毎月3句の俳句を送ってくれますから、そのすべてを掲載すると126句になる予定です。 それらの俳句には高い塀に囲まれた刑務所の中にあっても、そよぐ風や虫の鳴く声から季節を感じ取ったり、制約された規律正しい生活の中では自由に食べることのできない果物や甘い物を恋しがるほほえましい俳句もあります。もちろんHさんしか語ることのできない後悔や謝罪の気持ちが込められた作品もあります。 刑務所内での生活が制約されているため、がんじがらめであることは説明するまでもありませんが、その制約の中でも自分を見失わないのと同じように、十七文字という制約の中で自分の心を表す意味をHさんは感じているのではないでしょうか? そんなHさんの心を多くの方に知ってもらいたいと思います。なお、俳句集は文庫本サイズで120ページぐらいを予定しています。 その中から私の目頭を熱くした俳句を紹介します。 ☆ 除夜の鐘 生きよ生きよと 百八つ (平成26年 1月 作)☆ 小夜時雨(さよしぐれ) こころ濡れゆく 日々獄舎(平成28年11月 作) もっともっと紹介したいのですがネタバレしてしまいそうなので、俳句集の完成までしばらくお待ちください。 ■30分では語り尽くせないHさんの苦悩 冊子「心の再生」が完成間近に迫った平成26年3月、突然NHKからこの事件を題材にした番組を手掛けたいという話がきました。そして取材に協力をさせていただいて「事件の涙2」という番組が完成しました。平成26年5月に放映された番組は、なかなかよく仕上がっていたと思います。しかし30分では語り尽くせないHさんの心情や苦悩は、私が一番よく知っています。 「壊れてしまった心でも再生することができる!」 それを多くの方に知っていただきたくて俳句集「霧ヶ峰の鐘」を作成するプロジェクトを立ち上げました。 ■悲惨な殺人事件の再発を防ぐために Hさんが事件を起こしてから12年が経ちました。 悲しい事件でしたが、防ぐ手立てはあったはずです。しかし現在でも、同様の事件が後を絶たないことが残念でなりません。 Hさんにとっても、その他の罪を犯した多くの人にとっても厳しいことを言うようですが、私はHさんのような方が自身の過ちを積極的に発信していくことで同様の事件の再発に「待った!」をかけることができると信じています。 そのために、Hさんが自身をさらけ出している心の叫びを広く知ってもらいたいのです。ご協力いただいて集まったご支援金で句集を2000~3000部作成して、公的な図書館・公民館・社会教育機関などに献本し、ひとりでも多くの若者や教育関係者に、罪を犯してしまった後の被害者や加害者の悲惨な想いを知ってもらいたいと願っています。 ■ご支援金の使用用途につきまして全部で30万円、ご支援いただきたいと考えています。 その内訳は以下を想定しています。 合計 30万円 俳句集2000部の印刷及び製本代 24万円 発送費 自己負担 A-port 手数料 6 万円 その他 目標金額以上にご支援いただけた場合、すべて発送費等にさせていただきます。 ■リターンにつきまして1000円をご支援くださった方には、制作済みの冊子「心の再生」1冊をお送りいたします。3000円をご支援くださった方には、でき上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」1冊+冊子「心の再生」1冊をお送りいたします。5000円をご支援くださった方には、でき上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」3冊をお送りいたします。 また、ご支援いただいた方全員のご芳名を俳句集「霧ヶ峰の鐘」に掲載させていただき、私の独りよがりではなく「皆様のご協力を頂いて出来上がったもの」ということを共に実感していただきたいと思っています。掲載を希望されるお名前は、支援時のメッセージでお知らせいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。※なお、公序良俗に反するお名前や不適切と思われるお名前は掲載を見送らせていただくケースもありますので、予めご容赦ください。■想定されるリスク私もそこそこのシルバー世代ですから、絶対健康であると言い切る自信がありません。健康を害して編集作業が滞らないように健康管理には留意いたします。 ■このプロジェクトにかける想い最後までご覧くださって、誠にありがとうございました。この俳句集「霧ヶ峰の鐘」が世に出て、多くの悩みや絶望を抱えている犯罪被害者の方々や犯罪者の人々、あるい「自分こそは大丈夫」と思っている方々も、人を殺してしまったという苦悩を知っていただければ、Hさんにとってもほんの少しだけですが償いになると思います。 みなさまの温かいご支援を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
殺人という取り返しがつかない大罪を犯してしまった犯人が「償いたくても償う術のない」悶々とした心情を俳句で伝えます。悲惨な犯罪の再発防止に役立てたいと願い、犯人による俳句集を冊子化する資金のご支援をお願いいたします。平成30年3月中の完成を予定しています。
■冊子「心の再生」について
平成17年2月、岐阜県で中津川6人殺傷事件が起こりました。この事件は、母親と長年にわたって確執を続けていた男が心を壊してしまい、母親・長男・長女とその子供(孫)2人の合計5人を殺害し娘婿に重傷を負わせるという悲惨な心中事件でした。
私は、その犯人(以下Hさんと呼びます)と事件以前から知り合いでした。Hさんとは第二審判決の少し前から改めて交流をはじめました。その間に、やり取りした手紙は50通を超えたでしょうか。第二審公判中から最高裁判決、そして刑務所に収監されるまでの手紙のやり取りを中心に、私はHさんが真人間としての心を再生してゆく過程を、平成26年、冊子「心の再生」で著しました。
心中事件(五人死亡)の結果、最後に自殺を図った自分だけが生き残ってしまい、その罪を清算するために死刑を強く望んでいたHさんでしたが、司法はHさんに生きて償うことを命じました。その時の心情をHさんは冊子「心の再生」の中で『正直言って、今回の決定には、やはり戸惑いを感じています。本当に、これでよいのか、今まで自分で思い続けてきたことと、違った結果であったからです。今回も含めて、私は4回命を救われたことになります。1回目は病院で、2回目は岐阜(地裁判決)で、3回目は名古屋(高裁判決)で、そして今回(最高裁判決)です』と述べています。
その後、無期懲役の受刑者としてゴールが見えない償いの日々を送り始めたHさんは、『日々、供養と感謝の気持ちを持ち、最終目標は生きて施設を出て、被害者の皆様に直接謝罪し、応援してくださった皆様、職場の皆様、住民の皆様、関係者各位に対してお詫びとお礼をすること』と述べています。
このように、冊子「心の再生」は、心が壊れて重大な心中事件を引き起こしてしまったHさんが、真人間としての心を再生していく過程をHさんの手紙から知ることができる内容になっています。
■俳句集「霧ヶ峰の鐘」について
その後、刑務所で日々を送る中で、俳句で心情を吐露しはじめたHさんの心の叫びをひとりでも多くの方に知ってもらいたいと思いました。そして、自身を殺人者と呼び、償う術のない償いを手探りしながら模索するHさんを見つめて、悲惨な犯罪の再発防止に役立てていただきたいという願いから、俳句集「霧ヶ峰の鐘」を世に送り出したいと思います。
この俳句集で紹介する俳句は、刑務所の俳句クラブに所属して俳句を作りはじめた平成25年6月から平成29年12月までの3年半に作られた作品を紹介する予定です。そして、Hさんの心の再生を約9年近く見守り続けてきた私しか知りえないHさんの心の機微を、私なりの解釈として紹介したいと思います。Hさんは毎月3句の俳句を送ってくれますから、そのすべてを掲載すると126句になる予定です。
それらの俳句には高い塀に囲まれた刑務所の中にあっても、そよぐ風や虫の鳴く声から季節を感じ取ったり、制約された規律正しい生活の中では自由に食べることのできない果物や甘い物を恋しがるほほえましい俳句もあります。もちろんHさんしか語ることのできない後悔や謝罪の気持ちが込められた作品もあります。
刑務所内での生活が制約されているため、がんじがらめであることは説明するまでもありませんが、その制約の中でも自分を見失わないのと同じように、十七文字という制約の中で自分の心を表す意味をHさんは感じているのではないでしょうか?
そんなHさんの心を多くの方に知ってもらいたいと思います。なお、俳句集は文庫本サイズで120ページぐらいを予定しています。
その中から私の目頭を熱くした俳句を紹介します。
☆ 除夜の鐘 生きよ生きよと 百八つ (平成26年 1月 作)
☆ 小夜時雨(さよしぐれ) こころ濡れゆく 日々獄舎(平成28年11月 作)
もっともっと紹介したいのですがネタバレしてしまいそうなので、俳句集の完成までしばらくお待ちください。
■30分では語り尽くせないHさんの苦悩
冊子「心の再生」が完成間近に迫った平成26年3月、突然NHKからこの事件を題材にした番組を手掛けたいという話がきました。そして取材に協力をさせていただいて「事件の涙2」という番組が完成しました。平成26年5月に放映された番組は、なかなかよく仕上がっていたと思います。
しかし30分では語り尽くせないHさんの心情や苦悩は、私が一番よく知っています。
「壊れてしまった心でも再生することができる!」
それを多くの方に知っていただきたくて俳句集「霧ヶ峰の鐘」を作成するプロジェクトを立ち上げました。
■悲惨な殺人事件の再発を防ぐために
Hさんが事件を起こしてから12年が経ちました。
悲しい事件でしたが、防ぐ手立てはあったはずです。しかし現在でも、同様の事件が後を絶たないことが残念でなりません。
Hさんにとっても、その他の罪を犯した多くの人にとっても厳しいことを言うようですが、私はHさんのような方が自身の過ちを積極的に発信していくことで同様の事件の再発に
「待った!」をかけることができると信じています。
そのために、Hさんが自身をさらけ出している心の叫びを広く知ってもらいたいのです。
ご協力いただいて集まったご支援金で句集を2000~3000部作成して、公的な図書館・公民館・社会教育機関などに献本し、ひとりでも多くの若者や教育関係者に、罪を犯してしまった後の被害者や加害者の悲惨な想いを知ってもらいたいと願っています。
■ご支援金の使用用途につきまして
全部で30万円、ご支援いただきたいと考えています。
その内訳は以下を想定しています。
合計 30万円
俳句集2000部の印刷及び製本代 24万円
発送費 自己負担
A-port 手数料 6 万円
その他 目標金額以上にご支援いただけた場合、すべて発送費等にさせていただきます。
■リターンにつきまして
1000円をご支援くださった方には、制作済みの冊子「心の再生」1冊をお送りいたします。
3000円をご支援くださった方には、でき上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」1冊+冊子「心の再生」1冊をお送りいたします。
5000円をご支援くださった方には、でき上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」3冊をお送りいたします。
また、ご支援いただいた方全員のご芳名を俳句集「霧ヶ峰の鐘」に掲載させていただき、私の独りよがりではなく「皆様のご協力を頂いて出来上がったもの」ということを共に実感していただきたいと思っています。掲載を希望されるお名前は、支援時のメッセージでお知らせいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
※なお、公序良俗に反するお名前や不適切と思われるお名前は掲載を見送らせていただくケースもありますので、予めご容赦ください。
■想定されるリスク
私もそこそこのシルバー世代ですから、絶対健康であると言い切る自信がありません。健康を害して編集作業が滞らないように健康管理には留意いたします。
■このプロジェクトにかける想い
最後までご覧くださって、誠にありがとうございました。
この俳句集「霧ヶ峰の鐘」が世に出て、多くの悩みや絶望を抱えている犯罪被害者の方々や犯罪者の人々、あるい「自分こそは大丈夫」と思っている方々も、人を殺してしまったという苦悩を知っていただければ、Hさんにとってもほんの少しだけですが償いになると思います。
みなさまの温かいご支援を頂けますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
支援期間終了
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支援者
5人
残り期間
0日
集まっている金額
29,000円
目標金額:300,000円
達成率9%
2018年03月25日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
鈴木嘉之
1,000円
冊子「心の再生」1冊進呈
リターン
*支援者限定活動報告
*冊子「心の再生」×1冊を郵送いたします。
「中津川6人殺傷事件のその後」として平成26年に著した冊子「心の再生」です。名古屋高裁(2審)判決前~刑務所に収監されて償いの生活に入るまでの間に交わした手紙から、大罪を犯した犯人の心理を読み取っていただければと思い、冊子化しました。
*完成した俳句集「霧ヶ峰の鐘」にご支援者様のお名前を記載させていただきます。
注1)掲載を希望されるお名前は、支援時のメッセージに記載頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
注2)公序良俗に反するお名前、不適切と思われるお名前は掲載できないケースもございますので予めご容赦ください。
支援者の数 0人
お届け予定:2018年5月
支援期間終了
3,000円
俳句集「霧ヶ峰の鐘」1冊+冊子「心の再生」1冊進呈
リターン
*支援者限定活動報告
*冊子「心の再生」1冊+俳句集「霧ヶ峰の鐘」1冊を郵送いたします。
*完成した俳句集「霧ヶ峰の鐘」にご支援者様のお名前を記載させていただきます。
注1)掲載を希望されるお名前は、支援時のメッセージに記載頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
注2)公序良俗に反するお名前、不適切と思われるお名前は掲載できないケースもございますので予めご容赦ください。
支援者の数 4人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
5,000円
俳句集「霧ヶ峰の鐘」3冊進呈
リターン
*支援者限定活動報告
*出来上がった俳句集「霧ヶ峰の鐘」3冊を郵送いたします。
*完成した俳句集「霧ヶ峰の鐘」にご支援者様のお名前を記載させていただきます。
注1)掲載を希望されるお名前は、支援時のメッセージに記載頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
注2)公序良俗に反するお名前、不適切と思われるお名前は掲載できないケースもございますので予めご容赦ください。
支援者の数 1人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了