国宝「鳥獣人物戯画」で知られる高山寺。紅葉の名所でもありますが、昨年9月の台風21号で、スギやヒノキの大木が300本以上倒れ、釈迦如来を奉る金堂が半壊するなど、境内全域で大きな被害を受けました。復旧工事を進めていくために、どうか皆様の力をお貸しください。
■ 高山寺とは
高山寺は、京都市右京区栂尾にある古い寺です。創建は奈良時代に遡るとされていますが、鎌倉時代初期の1206年、後鳥羽上皇から寺域を賜った明恵上人が名を「高山寺」として再興しました。
それ以来、皇族など有力者の庇護のもと、明恵上人を中心に華厳と真言を納める学問寺として栄えました。いまも高山寺には、平安・鎌倉期の典籍を中心に、国宝・重要文化財合わせて1万2千点余りが伝わっています。国宝・鳥獣人物戯画や国宝・明恵上人像など、日本美術の名品を多数所蔵していることでも知られています。
また、明恵上人が栄西禅師より贈られた茶種を育て、その苗を宇治へと伝えたことから、当山は茶の発祥地とされています。
1966年に「史跡」、1994年には「世界文化遺産」に登録されました。
■ 台風で建物や参道に大きな被害
昨年9月4日の台風21号は、各地で多くの被害をもたらしました。高山寺においても、樹齢100~300年のスギ、ヒノキの大木が300本以上倒れ、本尊の釈迦如来を奉る金堂は半壊。明恵上人を奉る開山堂や収蔵庫が損壊し、仏足石覆屋は倒壊しました。鎌倉時代から豊富に伝わる石築地やその地盤が崩壊し、表参道なども深刻な被害を受けました。
仏像や典籍などの寺宝は幸いにも無事でしたが、被害総額は4億8千万円にのぼります。当山史上、自然災害でこれほど甚大な被害を受けたことはありませんでした。これまで堅実な維持管理に努めて参りましたが、今回の復興には、当寺のみでは困難な状況が続いています。何とぞ皆様のご支援を賜りたく存じます。
■ 明恵上人の寺を後世に伝えたい
高山寺は、現在に至るまで、明恵上人の寺として歩んで参りました。上人の開山以来、その徳行により、民衆から皇族までたくさんの人々の信頼を得て、高山寺は多くの人やものがあつまる仏教拠点となりました。上人の示寂後も、戦乱や火災など多くの困難を乗り越えながら、その遺徳を伝えるべく護持されてきました。
明恵上人は、鎌倉時代に活躍した高僧です。宗派を残さなかったため、一般的にはあまり知られていませんが、当時最も尊敬をあつめた僧の一人でした。紀州に生まれ、幼い頃に両親を亡くして仏道を志し、釈迦を父としてその生涯を純粋でひたむきな修学修行に捧げました。求道への思いから、自ら右耳を切るほど厳しい修行に励む一方で、戦乱を逃れた女性や子供の救済に尽力するなど、乱世の時代にたくさんの人々を導いたことでしられています。また、自然や動物を愛したことでしられ、多く詠まれた和歌はそのやさしい人柄をよく表しています。他にも、茶の普及に努め、また、生涯にわたり夢を書き留めるなど様々な逸話が残されています。
いまも明恵上人を慕い、高山寺を心の拠り所とする人は少なくありません。近年では、川端康成、白洲正子、河合隼雄などの文化人にも愛されました。
今回大きな被害を受けましたが、明恵上人の遺構である国宝・石水院は難を免れ、境内には豊かな自然や修行跡地がまだまだたくさん残されています。災害からの復興を通じて、改めて上人の息吹が感じられる寺にしていきたいと考えています。今回のクラウドファンディングが、明恵上人を知るきっかけや、明恵上人を慕う方々とのご縁につながれば幸いです。
あかあかや あかあかあかや あかあかや
あかあかあかや あかあかや月 (明恵上人歌集)
■ ご支援いただいた資金の使い道
支援金は、金堂や開山堂など被害を受けた建物の修理、表参道の復旧工事などに充てさせていただきます。
金堂は、江戸時代に仁和寺の古御堂を移築して復興したものです。開山堂もまた江戸時代に再興されたもので、どちらも昨年、京都府の暫定登録文化財に指定されたところでした。
台風直後から、文化財保護関係者の懸命な復旧作業が続けられています。現在までに、ヘリコプターによる倒木搬出など大規模な植生工事が終わり、ようやく建物や地盤・石築地の復旧が本格的に進められています。
金堂は半壊し、大規模な修繕が必要です。開山堂も屋根を全面的に葺き替える必要があります。倒壊した仏足石の覆屋は、一から復元します。
鎌倉時代から伝わる石築地や地盤が崩壊した表参道は、特に深刻な被害を受けています。地盤を築きなおし、ひとつひとつ石を積みなおしていきます。

今回の目標額を超えてご支援をいただいた場合は、植生工費に充てさせていただくか、まだ修復できていない植栽や法面整備など今後の復興のために使わせていただきます。
■ リターンについて
当プロジェクトのためにご用意したリターンをご紹介いたします。
◆鳥獣戯画限定お守り
高山寺の本尊である釈迦如来のお守りです。袋は、当プロジェクト限定のデザインを制作しました。

◆鳥獣戯画限定朱印帳
当プロジェクト限定の鳥獣戯画朱印帳を制作しました。グレー、赤、緑の3色があります。
◆高山寺杉使用の朱印帳
昨年の台風により倒れた杉を使用した朱印帳です。鳥獣戯画の焼印を押しています。
◆高山寺杉使用の板皿
昨年の台風により倒れた杉を使用した板皿です。鳥獣戯画の焼印を押しています。
サイズは、タテ約23.5㌢、ヨコ約30㌢です。菓子皿などさまざまな用途にお使いいただけます。
◆永久拝観券
国宝・石水院の拝観料金(秋期入山料含む)を永久的に免除いたします。
支援者のご芳名を印字した券をお渡しいたします。

◆開山堂敷地内にご芳名掲示
明恵上人を奉る開山堂の敷地内に支援者のご芳名を掲示いたします。
※法人名も承っております。

◆高山寺茶碗
京都・清水の人間国宝・近藤悠三の染付けの伝統を受け継ぐ「念々洞」が制作した逸品です。高山寺の山主が箱書きいたします。
◆鳥獣戯画複製
鳥獣戯画甲巻の複製(原寸大、長さ約11m)をお送りいたします。桐箱入りで、高山寺の山主が箱書きいたします。
■ リスク
今回ご支援をいただく部分の復旧工事は、来春までに終える予定で工事を進めておりますが、貴重な文化財の復旧のため、工事期間が長引く可能性があります。期間の変更などがあった場合は、A-portの活動報告などを通じて支援者の皆様にお伝えいたします。
■ 最後に
今回の災害は、当山史上はじめての台風災害となりました。しかしながら、復旧可能な範囲の被害にとどまったのは、不幸中の幸いでした。この災害を契機に、心の拠り所としての明恵上人の寺を後世に伝えるべく努力して参る所存でございます。来年には復旧を終えますが、今後の防災整備など、境内の維持・管理には多くの課題が残ります。2031年は、明恵上人800回忌にあたります。当山一同、御遠忌までを目標に整備に努め、精進いたす所存でございます。当プロジェクトによってご縁を賜りました皆様とともに復興を進められれば、幸甚の限りでございます。皆様のご支援ご協力のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。
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国宝「鳥獣人物戯画」で知られる高山寺。紅葉の名所でもありますが、昨年9月の台風21号で、スギやヒノキの大木が300本以上倒れ、釈迦如来を奉る金堂が半壊するなど、境内全域で大きな被害を受けました。復旧工事を進めていくために、どうか皆様の力をお貸しください。 ■ 高山寺とは 高山寺は、京都市右京区栂尾にある古い寺です。創建は奈良時代に遡るとされていますが、鎌倉時代初期の1206年、後鳥羽上皇から寺域を賜った明恵上人が名を「高山寺」として再興しました。 それ以来、皇族など有力者の庇護のもと、明恵上人を中心に華厳と真言を納める学問寺として栄えました。いまも高山寺には、平安・鎌倉期の典籍を中心に、国宝・重要文化財合わせて1万2千点余りが伝わっています。国宝・鳥獣人物戯画や国宝・明恵上人像など、日本美術の名品を多数所蔵していることでも知られています。 また、明恵上人が栄西禅師より贈られた茶種を育て、その苗を宇治へと伝えたことから、当山は茶の発祥地とされています。 1966年に「史跡」、1994年には「世界文化遺産」に登録されました。 ■ 台風で建物や参道に大きな被害 昨年9月4日の台風21号は、各地で多くの被害をもたらしました。高山寺においても、樹齢100~300年のスギ、ヒノキの大木が300本以上倒れ、本尊の釈迦如来を奉る金堂は半壊。明恵上人を奉る開山堂や収蔵庫が損壊し、仏足石覆屋は倒壊しました。鎌倉時代から豊富に伝わる石築地やその地盤が崩壊し、表参道なども深刻な被害を受けました。 仏像や典籍などの寺宝は幸いにも無事でしたが、被害総額は4億8千万円にのぼります。当山史上、自然災害でこれほど甚大な被害を受けたことはありませんでした。これまで堅実な維持管理に努めて参りましたが、今回の復興には、当寺のみでは困難な状況が続いています。何とぞ皆様のご支援を賜りたく存じます。 ■ 明恵上人の寺を後世に伝えたい 高山寺は、現在に至るまで、明恵上人の寺として歩んで参りました。上人の開山以来、その徳行により、民衆から皇族までたくさんの人々の信頼を得て、高山寺は多くの人やものがあつまる仏教拠点となりました。上人の示寂後も、戦乱や火災など多くの困難を乗り越えながら、その遺徳を伝えるべく護持されてきました。 明恵上人は、鎌倉時代に活躍した高僧です。宗派を残さなかったため、一般的にはあまり知られていませんが、当時最も尊敬をあつめた僧の一人でした。紀州に生まれ、幼い頃に両親を亡くして仏道を志し、釈迦を父としてその生涯を純粋でひたむきな修学修行に捧げました。求道への思いから、自ら右耳を切るほど厳しい修行に励む一方で、戦乱を逃れた女性や子供の救済に尽力するなど、乱世の時代にたくさんの人々を導いたことでしられています。また、自然や動物を愛したことでしられ、多く詠まれた和歌はそのやさしい人柄をよく表しています。他にも、茶の普及に努め、また、生涯にわたり夢を書き留めるなど様々な逸話が残されています。 いまも明恵上人を慕い、高山寺を心の拠り所とする人は少なくありません。近年では、川端康成、白洲正子、河合隼雄などの文化人にも愛されました。 今回大きな被害を受けましたが、明恵上人の遺構である国宝・石水院は難を免れ、境内には豊かな自然や修行跡地がまだまだたくさん残されています。災害からの復興を通じて、改めて上人の息吹が感じられる寺にしていきたいと考えています。今回のクラウドファンディングが、明恵上人を知るきっかけや、明恵上人を慕う方々とのご縁につながれば幸いです。 あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月 (明恵上人歌集) ■ ご支援いただいた資金の使い道 支援金は、金堂や開山堂など被害を受けた建物の修理、表参道の復旧工事などに充てさせていただきます。 金堂は、江戸時代に仁和寺の古御堂を移築して復興したものです。開山堂もまた江戸時代に再興されたもので、どちらも昨年、京都府の暫定登録文化財に指定されたところでした。 台風直後から、文化財保護関係者の懸命な復旧作業が続けられています。現在までに、ヘリコプターによる倒木搬出など大規模な植生工事が終わり、ようやく建物や地盤・石築地の復旧が本格的に進められています。 金堂は半壊し、大規模な修繕が必要です。開山堂も屋根を全面的に葺き替える必要があります。倒壊した仏足石の覆屋は、一から復元します。 鎌倉時代から伝わる石築地や地盤が崩壊した表参道は、特に深刻な被害を受けています。地盤を築きなおし、ひとつひとつ石を積みなおしていきます。 今回の目標額を超えてご支援をいただいた場合は、植生工費に充てさせていただくか、まだ修復できていない植栽や法面整備など今後の復興のために使わせていただきます。 ■ リターンについて 当プロジェクトのためにご用意したリターンをご紹介いたします。◆鳥獣戯画限定お守り 高山寺の本尊である釈迦如来のお守りです。袋は、当プロジェクト限定のデザインを制作しました。 ◆鳥獣戯画限定朱印帳 当プロジェクト限定の鳥獣戯画朱印帳を制作しました。グレー、赤、緑の3色があります。 ◆高山寺杉使用の朱印帳 昨年の台風により倒れた杉を使用した朱印帳です。鳥獣戯画の焼印を押しています。 ◆高山寺杉使用の板皿 昨年の台風により倒れた杉を使用した板皿です。鳥獣戯画の焼印を押しています。 サイズは、タテ約23.5㌢、ヨコ約30㌢です。菓子皿などさまざまな用途にお使いいただけます。 ◆永久拝観券国宝・石水院の拝観料金(秋期入山料含む)を永久的に免除いたします。支援者のご芳名を印字した券をお渡しいたします。◆開山堂敷地内にご芳名掲示明恵上人を奉る開山堂の敷地内に支援者のご芳名を掲示いたします。※法人名も承っております。 ◆高山寺茶碗 京都・清水の人間国宝・近藤悠三の染付けの伝統を受け継ぐ「念々洞」が制作した逸品です。高山寺の山主が箱書きいたします。 ◆鳥獣戯画複製 鳥獣戯画甲巻の複製(原寸大、長さ約11m)をお送りいたします。桐箱入りで、高山寺の山主が箱書きいたします。 ■ リスク 今回ご支援をいただく部分の復旧工事は、来春までに終える予定で工事を進めておりますが、貴重な文化財の復旧のため、工事期間が長引く可能性があります。期間の変更などがあった場合は、A-portの活動報告などを通じて支援者の皆様にお伝えいたします。 ■ 最後に 今回の災害は、当山史上はじめての台風災害となりました。しかしながら、復旧可能な範囲の被害にとどまったのは、不幸中の幸いでした。この災害を契機に、心の拠り所としての明恵上人の寺を後世に伝えるべく努力して参る所存でございます。来年には復旧を終えますが、今後の防災整備など、境内の維持・管理には多くの課題が残ります。2031年は、明恵上人800回忌にあたります。当山一同、御遠忌までを目標に整備に努め、精進いたす所存でございます。当プロジェクトによってご縁を賜りました皆様とともに復興を進められれば、幸甚の限りでございます。皆様のご支援ご協力のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。
国宝「鳥獣人物戯画」で知られる高山寺。紅葉の名所でもありますが、昨年9月の台風21号で、スギやヒノキの大木が300本以上倒れ、釈迦如来を奉る金堂が半壊するなど、境内全域で大きな被害を受けました。復旧工事を進めていくために、どうか皆様の力をお貸しください。
■ 高山寺とは
高山寺は、京都市右京区栂尾にある古い寺です。創建は奈良時代に遡るとされていますが、鎌倉時代初期の1206年、後鳥羽上皇から寺域を賜った明恵上人が名を「高山寺」として再興しました。
それ以来、皇族など有力者の庇護のもと、明恵上人を中心に華厳と真言を納める学問寺として栄えました。いまも高山寺には、平安・鎌倉期の典籍を中心に、国宝・重要文化財合わせて1万2千点余りが伝わっています。国宝・鳥獣人物戯画や国宝・明恵上人像など、日本美術の名品を多数所蔵していることでも知られています。
また、明恵上人が栄西禅師より贈られた茶種を育て、その苗を宇治へと伝えたことから、当山は茶の発祥地とされています。
1966年に「史跡」、1994年には「世界文化遺産」に登録されました。
■ 台風で建物や参道に大きな被害
昨年9月4日の台風21号は、各地で多くの被害をもたらしました。高山寺においても、樹齢100~300年のスギ、ヒノキの大木が300本以上倒れ、本尊の釈迦如来を奉る金堂は半壊。明恵上人を奉る開山堂や収蔵庫が損壊し、仏足石覆屋は倒壊しました。鎌倉時代から豊富に伝わる石築地やその地盤が崩壊し、表参道なども深刻な被害を受けました。
仏像や典籍などの寺宝は幸いにも無事でしたが、被害総額は4億8千万円にのぼります。当山史上、自然災害でこれほど甚大な被害を受けたことはありませんでした。これまで堅実な維持管理に努めて参りましたが、今回の復興には、当寺のみでは困難な状況が続いています。何とぞ皆様のご支援を賜りたく存じます。
■ 明恵上人の寺を後世に伝えたい
高山寺は、現在に至るまで、明恵上人の寺として歩んで参りました。上人の開山以来、その徳行により、民衆から皇族までたくさんの人々の信頼を得て、高山寺は多くの人やものがあつまる仏教拠点となりました。上人の示寂後も、戦乱や火災など多くの困難を乗り越えながら、その遺徳を伝えるべく護持されてきました。
明恵上人は、鎌倉時代に活躍した高僧です。宗派を残さなかったため、一般的にはあまり知られていませんが、当時最も尊敬をあつめた僧の一人でした。紀州に生まれ、幼い頃に両親を亡くして仏道を志し、釈迦を父としてその生涯を純粋でひたむきな修学修行に捧げました。求道への思いから、自ら右耳を切るほど厳しい修行に励む一方で、戦乱を逃れた女性や子供の救済に尽力するなど、乱世の時代にたくさんの人々を導いたことでしられています。また、自然や動物を愛したことでしられ、多く詠まれた和歌はそのやさしい人柄をよく表しています。他にも、茶の普及に努め、また、生涯にわたり夢を書き留めるなど様々な逸話が残されています。
いまも明恵上人を慕い、高山寺を心の拠り所とする人は少なくありません。近年では、川端康成、白洲正子、河合隼雄などの文化人にも愛されました。
今回大きな被害を受けましたが、明恵上人の遺構である国宝・石水院は難を免れ、境内には豊かな自然や修行跡地がまだまだたくさん残されています。災害からの復興を通じて、改めて上人の息吹が感じられる寺にしていきたいと考えています。今回のクラウドファンディングが、明恵上人を知るきっかけや、明恵上人を慕う方々とのご縁につながれば幸いです。
あかあかや あかあかあかや あかあかや
あかあかあかや あかあかや月 (明恵上人歌集)
■ ご支援いただいた資金の使い道
支援金は、金堂や開山堂など被害を受けた建物の修理、表参道の復旧工事などに充てさせていただきます。
金堂は、江戸時代に仁和寺の古御堂を移築して復興したものです。開山堂もまた江戸時代に再興されたもので、どちらも昨年、京都府の暫定登録文化財に指定されたところでした。
台風直後から、文化財保護関係者の懸命な復旧作業が続けられています。現在までに、ヘリコプターによる倒木搬出など大規模な植生工事が終わり、ようやく建物や地盤・石築地の復旧が本格的に進められています。
金堂は半壊し、大規模な修繕が必要です。開山堂も屋根を全面的に葺き替える必要があります。倒壊した仏足石の覆屋は、一から復元します。
鎌倉時代から伝わる石築地や地盤が崩壊した表参道は、特に深刻な被害を受けています。地盤を築きなおし、ひとつひとつ石を積みなおしていきます。
今回の目標額を超えてご支援をいただいた場合は、植生工費に充てさせていただくか、まだ修復できていない植栽や法面整備など今後の復興のために使わせていただきます。
■ リターンについて
当プロジェクトのためにご用意したリターンをご紹介いたします。
◆鳥獣戯画限定お守り
高山寺の本尊である釈迦如来のお守りです。袋は、当プロジェクト限定のデザインを制作しました。
◆鳥獣戯画限定朱印帳
当プロジェクト限定の鳥獣戯画朱印帳を制作しました。グレー、赤、緑の3色があります。
◆高山寺杉使用の朱印帳
昨年の台風により倒れた杉を使用した朱印帳です。鳥獣戯画の焼印を押しています。
◆高山寺杉使用の板皿
昨年の台風により倒れた杉を使用した板皿です。鳥獣戯画の焼印を押しています。
サイズは、タテ約23.5㌢、ヨコ約30㌢です。菓子皿などさまざまな用途にお使いいただけます。
◆永久拝観券
国宝・石水院の拝観料金(秋期入山料含む)を永久的に免除いたします。
支援者のご芳名を印字した券をお渡しいたします。
◆開山堂敷地内にご芳名掲示
明恵上人を奉る開山堂の敷地内に支援者のご芳名を掲示いたします。
※法人名も承っております。
◆高山寺茶碗
京都・清水の人間国宝・近藤悠三の染付けの伝統を受け継ぐ「念々洞」が制作した逸品です。高山寺の山主が箱書きいたします。
◆鳥獣戯画複製
鳥獣戯画甲巻の複製(原寸大、長さ約11m)をお送りいたします。桐箱入りで、高山寺の山主が箱書きいたします。
■ リスク
今回ご支援をいただく部分の復旧工事は、来春までに終える予定で工事を進めておりますが、貴重な文化財の復旧のため、工事期間が長引く可能性があります。期間の変更などがあった場合は、A-portの活動報告などを通じて支援者の皆様にお伝えいたします。
■ 最後に
今回の災害は、当山史上はじめての台風災害となりました。しかしながら、復旧可能な範囲の被害にとどまったのは、不幸中の幸いでした。この災害を契機に、心の拠り所としての明恵上人の寺を後世に伝えるべく努力して参る所存でございます。来年には復旧を終えますが、今後の防災整備など、境内の維持・管理には多くの課題が残ります。2031年は、明恵上人800回忌にあたります。当山一同、御遠忌までを目標に整備に努め、精進いたす所存でございます。当プロジェクトによってご縁を賜りました皆様とともに復興を進められれば、幸甚の限りでございます。皆様のご支援ご協力のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。
支援期間終了
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支援者
1503人
残り期間
0日
集まっている金額
21,100,218円
目標金額:45,000,000円
達成率46%
2019年12月28日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
栂尾山高山寺
3,000円
鳥獣戯画限定お守り
リターン
◆鳥獣戯画限定お守り
本尊である釈迦如来のお守りです。袋は、当プロジェクト限定のデザインです。
◆抹茶付き拝観券
国宝・石水院の拝観と、呈茶席にて抹茶を一服していただけます。
◆感謝状
支援者の数 688人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
10,000円
鳥獣戯画限定朱印帳(グレー)
リターン
◆鳥獣戯画限定朱印帳(グレー)
当プロジェクト限定の朱印帳です。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 245人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
10,000円
鳥獣戯画限定朱印帳(緑)
リターン
◆鳥獣戯画限定朱印帳(緑)
当プロジェクト限定の朱印帳です。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 186人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
10,000円
鳥獣戯画限定朱印帳(赤)
リターン
◆鳥獣戯画限定朱印帳(赤)
当プロジェクト限定の朱印帳です。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 210人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
30,000円
高山寺杉の「朱印帳」
リターン
◆高山寺杉の「朱印帳」
昨年の台風により倒れた杉を使った朱印帳です。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 48人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
30,000円
高山寺杉の「板皿」
リターン
◆高山寺杉の「板皿」
昨年の台風により倒れた杉を使った板皿です。
サイズは、タテ約23.5㌢、ヨコ約30㌢です。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 40人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
50,000円
永久拝観券
リターン
◆永久拝観券
ご支援いただきました方は、国宝・石水院の拝観料金(秋期入山料含む)を永久的に免除いたします。
支援者のご芳名を印字した券をお渡しいたします。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆高山寺杉の「板皿もしくは朱印帳」
板皿と朱印帳、どちらか1つをお選びください。
※ご希望の品を、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄にご記入ください。
ご記入がない場合、任意の品をお送りさせていただきます。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 48人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
100,000円
開山堂敷地内にご芳名掲示
リターン
◆開山堂敷地内にご芳名掲示
明恵上人を奉る開山堂の敷地内に支援者のご芳名を掲示いたします。法人名も承っております。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆永久拝観券
支援者のご芳名を印字してお渡しいたします。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆高山寺杉の「板皿もしくは朱印帳」
板皿と朱印帳、どちらか1つをお選びください。
※ご希望の品を、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄にご記入ください。
ご記入がない場合、任意の品をお送りさせていただきます。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 28人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
200,000円
高山寺茶碗
リターン
◆高山寺茶碗
念々洞作、高山寺の釘彫り茶碗です。箱に山主の書付をしてお渡しいたします。
◆開山堂敷地内にご芳名掲示
法人名も承っております。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆永久拝観券
支援者のご芳名を印字してお渡しいたします。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆高山寺杉の「板皿もしくは朱印帳」
板皿と朱印帳、どちらか1つをお選びください。
※ご希望の品を、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄にご記入ください。
ご記入がない場合、任意の品をお送りさせていただきます。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 7人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了
500,000円
鳥獣戯画複製
リターン
◆鳥獣戯画複製(桐箱入り)
鳥獣戯画甲巻の原寸大複製です。箱に山主の書付をしてお渡しいたします。
◆開山堂敷地内にご芳名掲示
法人名も承っております。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆永久拝観券
支援者のご芳名を印字してお渡しいたします。
※お名前は、ご登録いただいた本名を使わせていただきます。
◆高山寺杉の「板皿もしくは朱印帳」
板皿と朱印帳、どちらか1つをお選びください。
※ご希望の品を、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄にご記入ください。
ご記入がない場合、任意の品をお送りさせていただきます。
◆鳥獣戯画限定お守り
◆抹茶付き拝観券
◆感謝状
支援者の数 5人
お届け予定:2020年2月
支援期間終了