2016年は夏目漱石の没後100年、2017年は生誕150年を迎えます。この2つの年にかけて漱石先生へのリスペクトとして、代表先の一つ「草枕」を絵本にします。小学校高学年~大人向けの内容で、B5横、約48ページ、ハードカバー。出版社を介さず、2017年2月に、約500部限定で刊行する予定です。その資金を募ります。
■あの「草枕」って、こんなお話だったんだ!?
1916年(大正5年)に49歳の生涯を閉じた夏目漱石。いわゆる小説家としての活動期間は10年あまりの短いものでした。
「草枕」は、1906年に発表された初期の作品です。漱石自ら、この「草枕」を「私の『草枕』は、この普通にいう小説とは全く反対の意味で書いたのである。唯、一種の感じ―美しい感じが読書の頭に残りさえすればよい。」と述べています。「筋の無い小説」とも言われる「草枕」、決して長い小説ではありませんが、タイトルに比べて意外に、そのストーリーを知っている人は少ないのではないでしょうか。
「草枕」の「美しい感じ」とストーリーのエッセンスを、絵本化を通じて皆様に伝えることが出来れば、「草枕」を皆さんにもっと親しんでもらえるとともに、漱石先生にも草葉の陰から、ほんの少し喜んで頂けるのではと思いいたりました。これが「絵本 草枕 ~kusamakura~」制作プロジェクトです。

■しっとりした水彩画と映像的なイマジネーションで実現
「草枕」の絵に相応しいのはどんな絵だろうか?
読者の自由な想像力を妨げない、リアルではない、空気のような絵。「草枕」の美しい感じ、春の朧(おぼろ)な空気感、雨、湯気、水といった全体をおおう「しっとり」とした感じ。そして全編の主題とも言える「憐れ」を感じてもらえるような絵。
ある展示会でお会いした、いとう良一さんに絵を依頼することにしたのは、彼の手書きの水彩画が「草枕」の世界に読者を引き込むのに最適と考えたからです。
そして、「草枕」の「筋の無い小説」から、あえて「お話」を取り出し、脚色をお願いしたのが結城志帆さんです。結城さんは文学部出身で、現在は映像関係の仕事についています。もちろん大の「草枕」ファン。結城さんは約2年ほど試行錯誤を繰り返し、漱石の文章のリズムを活かしながら、映像分野で培ったイマジネーションで、どのシーンが絵本に相応しいか、いとうさんと打合せながら作業を進めています。

■みんなの「草枕」、みんなの漱石!
いとうさん、結城さんの力で、画も文も最終版に近いところまで完成しつつあります。
通常ですと出版社に企画を持ち込んで、出版企画を通してもらうのが流れですが、あえて、それを行わず、クラウドファンディングに挑戦したのは、今なお、みずみずしい魅力を持つ「草枕」を、必ずしも出版とは関係の無い人たちの力で、絵本化することができれば、きっと漱石先生も、その取り組みを、喜んでくれる気がしたからです。
皆さんの力で、「草枕」の絵本化を実現しましょう。漱石先生は、文豪などと称せられる「遠い人」では決してなく、100年経っても、そしてこれから100年後も、私たちの身近に存在する人です。そのことを、この「絵本 草枕」を通じて、多くの人に(日本の人に、将来的には世界の人にも ※英訳版準備中)実感してもらえると思います。

■想定されるリスク
2017年2月に、限定500部で刊行予定です。限定、500部での刊行を予定していますが、ゆくゆくは書店、アマゾンなどでの販売、電子書籍化なども考えています。その場合、支援者の方々に失礼にならないように注意したいと思います。
■100年たっても古びない魅力を絵本に
100年経っても、全然古びない、むしろ「新しい」とも言える「草枕」の魅力。「草枕」には日露戦争の陰や、明治時代以降の行き過ぎた文明化への警笛もメッセージに含まれています。
「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」。
これからの100年後も読み継がれ、読み直されていくであろう「草枕」の魅力を共有するための挑戦に、是非ご賛同ください。

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このプロジェクトについて
2016年は夏目漱石の没後100年、2017年は生誕150年を迎えます。この2つの年にかけて漱石先生へのリスペクトとして、代表先の一つ「草枕」を絵本にします。小学校高学年~大人向けの内容で、B5横、約48ページ、ハードカバー。出版社を介さず、2017年2月に、約500部限定で刊行する予定です。その資金を募ります。■あの「草枕」って、こんなお話だったんだ!?1916年(大正5年)に49歳の生涯を閉じた夏目漱石。いわゆる小説家としての活動期間は10年あまりの短いものでした。「草枕」は、1906年に発表された初期の作品です。漱石自ら、この「草枕」を「私の『草枕』は、この普通にいう小説とは全く反対の意味で書いたのである。唯、一種の感じ―美しい感じが読書の頭に残りさえすればよい。」と述べています。「筋の無い小説」とも言われる「草枕」、決して長い小説ではありませんが、タイトルに比べて意外に、そのストーリーを知っている人は少ないのではないでしょうか。 「草枕」の「美しい感じ」とストーリーのエッセンスを、絵本化を通じて皆様に伝えることが出来れば、「草枕」を皆さんにもっと親しんでもらえるとともに、漱石先生にも草葉の陰から、ほんの少し喜んで頂けるのではと思いいたりました。これが「絵本 草枕 ~kusamakura~」制作プロジェクトです。■しっとりした水彩画と映像的なイマジネーションで実現「草枕」の絵に相応しいのはどんな絵だろうか?読者の自由な想像力を妨げない、リアルではない、空気のような絵。「草枕」の美しい感じ、春の朧(おぼろ)な空気感、雨、湯気、水といった全体をおおう「しっとり」とした感じ。そして全編の主題とも言える「憐れ」を感じてもらえるような絵。ある展示会でお会いした、いとう良一さんに絵を依頼することにしたのは、彼の手書きの水彩画が「草枕」の世界に読者を引き込むのに最適と考えたからです。そして、「草枕」の「筋の無い小説」から、あえて「お話」を取り出し、脚色をお願いしたのが結城志帆さんです。結城さんは文学部出身で、現在は映像関係の仕事についています。もちろん大の「草枕」ファン。結城さんは約2年ほど試行錯誤を繰り返し、漱石の文章のリズムを活かしながら、映像分野で培ったイマジネーションで、どのシーンが絵本に相応しいか、いとうさんと打合せながら作業を進めています。■みんなの「草枕」、みんなの漱石!いとうさん、結城さんの力で、画も文も最終版に近いところまで完成しつつあります。通常ですと出版社に企画を持ち込んで、出版企画を通してもらうのが流れですが、あえて、それを行わず、クラウドファンディングに挑戦したのは、今なお、みずみずしい魅力を持つ「草枕」を、必ずしも出版とは関係の無い人たちの力で、絵本化することができれば、きっと漱石先生も、その取り組みを、喜んでくれる気がしたからです。皆さんの力で、「草枕」の絵本化を実現しましょう。漱石先生は、文豪などと称せられる「遠い人」では決してなく、100年経っても、そしてこれから100年後も、私たちの身近に存在する人です。そのことを、この「絵本 草枕」を通じて、多くの人に(日本の人に、将来的には世界の人にも ※英訳版準備中)実感してもらえると思います。■想定されるリスク2017年2月に、限定500部で刊行予定です。限定、500部での刊行を予定していますが、ゆくゆくは書店、アマゾンなどでの販売、電子書籍化なども考えています。その場合、支援者の方々に失礼にならないように注意したいと思います。■100年たっても古びない魅力を絵本に100年経っても、全然古びない、むしろ「新しい」とも言える「草枕」の魅力。「草枕」には日露戦争の陰や、明治時代以降の行き過ぎた文明化への警笛もメッセージに含まれています。 「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」。これからの100年後も読み継がれ、読み直されていくであろう「草枕」の魅力を共有するための挑戦に、是非ご賛同ください。
2016年は夏目漱石の没後100年、2017年は生誕150年を迎えます。この2つの年にかけて漱石先生へのリスペクトとして、代表先の一つ「草枕」を絵本にします。小学校高学年~大人向けの内容で、B5横、約48ページ、ハードカバー。出版社を介さず、2017年2月に、約500部限定で刊行する予定です。その資金を募ります。
■あの「草枕」って、こんなお話だったんだ!?
1916年(大正5年)に49歳の生涯を閉じた夏目漱石。いわゆる小説家としての活動期間は10年あまりの短いものでした。
「草枕」は、1906年に発表された初期の作品です。漱石自ら、この「草枕」を「私の『草枕』は、この普通にいう小説とは全く反対の意味で書いたのである。唯、一種の感じ―美しい感じが読書の頭に残りさえすればよい。」と述べています。「筋の無い小説」とも言われる「草枕」、決して長い小説ではありませんが、タイトルに比べて意外に、そのストーリーを知っている人は少ないのではないでしょうか。
「草枕」の「美しい感じ」とストーリーのエッセンスを、絵本化を通じて皆様に伝えることが出来れば、「草枕」を皆さんにもっと親しんでもらえるとともに、漱石先生にも草葉の陰から、ほんの少し喜んで頂けるのではと思いいたりました。これが「絵本 草枕 ~kusamakura~」制作プロジェクトです。
■しっとりした水彩画と映像的なイマジネーションで実現
「草枕」の絵に相応しいのはどんな絵だろうか?
読者の自由な想像力を妨げない、リアルではない、空気のような絵。「草枕」の美しい感じ、春の朧(おぼろ)な空気感、雨、湯気、水といった全体をおおう「しっとり」とした感じ。そして全編の主題とも言える「憐れ」を感じてもらえるような絵。
ある展示会でお会いした、いとう良一さんに絵を依頼することにしたのは、彼の手書きの水彩画が「草枕」の世界に読者を引き込むのに最適と考えたからです。
そして、「草枕」の「筋の無い小説」から、あえて「お話」を取り出し、脚色をお願いしたのが結城志帆さんです。結城さんは文学部出身で、現在は映像関係の仕事についています。もちろん大の「草枕」ファン。結城さんは約2年ほど試行錯誤を繰り返し、漱石の文章のリズムを活かしながら、映像分野で培ったイマジネーションで、どのシーンが絵本に相応しいか、いとうさんと打合せながら作業を進めています。
■みんなの「草枕」、みんなの漱石!
いとうさん、結城さんの力で、画も文も最終版に近いところまで完成しつつあります。
通常ですと出版社に企画を持ち込んで、出版企画を通してもらうのが流れですが、あえて、それを行わず、クラウドファンディングに挑戦したのは、今なお、みずみずしい魅力を持つ「草枕」を、必ずしも出版とは関係の無い人たちの力で、絵本化することができれば、きっと漱石先生も、その取り組みを、喜んでくれる気がしたからです。
皆さんの力で、「草枕」の絵本化を実現しましょう。漱石先生は、文豪などと称せられる「遠い人」では決してなく、100年経っても、そしてこれから100年後も、私たちの身近に存在する人です。そのことを、この「絵本 草枕」を通じて、多くの人に(日本の人に、将来的には世界の人にも ※英訳版準備中)実感してもらえると思います。
■想定されるリスク
2017年2月に、限定500部で刊行予定です。限定、500部での刊行を予定していますが、ゆくゆくは書店、アマゾンなどでの販売、電子書籍化なども考えています。その場合、支援者の方々に失礼にならないように注意したいと思います。
■100年たっても古びない魅力を絵本に
100年経っても、全然古びない、むしろ「新しい」とも言える「草枕」の魅力。「草枕」には日露戦争の陰や、明治時代以降の行き過ぎた文明化への警笛もメッセージに含まれています。
「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」。
これからの100年後も読み継がれ、読み直されていくであろう「草枕」の魅力を共有するための挑戦に、是非ご賛同ください。
支援期間終了
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支援者
201人
残り期間
0日
集まっている金額
1,016,000円
(達成) 目標金額:1,000,000円
達成率101%
2017年01月27日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
小須田祐二
1,000円
支援者限定活動報告の共有
リターン
・支援者限定活動報告の共有
支援者の数 0人
支援期間終了
2,000円
「絵本・草枕」(初版本)の郵送
リターン
・2017年初版「絵本 草枕」(1冊)のお届け。
・支援者限定活動報告の共有
支援者の数 134人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
4,000円
「絵本 草枕」2冊+α
リターン
・2016年初版「絵本 草枕」(2冊)のお届け。
・絵本原画のポストカードセット
・「草枕」便箋1冊
・支援者限定活動報告の共有
支援者の数 28人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
10,000円
協力クレジット表記
リターン
・2017年初版「絵本 草枕」(2冊)のお届け。
・初版本の奥付に、協力者のお名前を表記させて頂きます(「絵本 草枕」に協力してくれた方々・・・(※表示例)
・絵本原画のポストカードセット
・「草枕」便箋
・支援者限定活動報告の共有
支援者の数 30人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了
20,000円
協力クレジット表記+「草枕」ゆかりの地、熊本県小天温泉のギフトセット
リターン
・2017年初版「絵本 草枕」(2冊)のお届け。
・初版本の奥付に、協力者のお名前を表記させて頂きます(「絵本 草枕」に協力してくれた方々・・・(※表示例)
・「草枕」の舞台とされる、熊本県小天温泉のギフト
(みかんジュース、特製ジャムなど3,000円相当)
・絵本原画のポストカードセット
・支援者限定活動報告の共有
支援者の数 9人
お届け予定:2017年2月
支援期間終了