1000年を越えて、京都の有名寺院である“東寺”に秘蔵されてきた多くの密教図像の原図(初公開の国の重要文化財「別尊曼荼羅」含む)の初めての撮影を行い、文化財保護と「密教図像」としてアーカイブ化を行うためのご支援のお願いとなります。
また、密教図像で取り上げる44点の密教諸尊には多くのご利益(ごりやく)があり、
ご支援いただいた方には
・本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」
・本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」
などを献呈致します(*支援コースにより異なります)。
みなさまの暖かいご支援をお待ちしております。
私たち、仏教専門出版社・同朋舎新社の活動につきまして
私たち、同朋舎新社は創業から100年以上、仏教書・仏具・法具を中心に商品開発・販売を行い、更には寺院や博物館等から正式に複製許可を受けた国宝や重要文化財の複製等の取り組みを実施してきました。今後も寺院関係者、仏教学者はもとより、仏教に関心をお持ちの生活者の方にさらに興味を持っていただける商品やサービスを提供してまいります。
(*密教(真言宗)分野の当社開発・販売商品の一部です)
空海が日本に持ち帰った曼荼羅をベースに“別尊曼荼羅”が生まれる
弘法大師・空海が唐から持ち帰った「曼荼羅」(まんだら)はご存知の方も多いでしょう。
その流れを継いで、平安・鎌倉時代には人々の願いを具現化した「別尊曼荼羅」(べっそんまんだら)が数多く制作されました。それらを収録した図像集「曼荼羅集」は国の重要文化財に指定されていますが、今まで大がかりな歴史的な研究をされることがありませんでした。
意外に身近な「曼荼羅」の世界と空海について
“弘法大師・空海”と聞いて
・映画「空海-KU-KAI-」(2018/2/24よりロードショー)
・「空海と密教美術展」(2011年東京国立博物館にて公開。55万人以上動員)
など映画や展覧会を思い浮かべる以外は馴染みが薄い方もいらっしゃるかもしれません。
空海は遣唐使に随行として唐へ渡り、日本に真言密教をもたらした真言宗の開祖です。弘法大師の名前でも親しまれ、多才であり、多くの伝説を残した人物でもあります。その空海が唐から持ち帰ったものの一つが両界曼荼羅(金剛界曼荼羅<こんごうかいまんだら>と胎蔵界曼荼羅<たいぞうかいまんだら>)などの曼荼羅です。
曼荼羅を聞くと、アートのようなイメージを浮かべるかもしれませんが、仏教(特に密教)で考えられている世界観を絵柄で表したものです。多くの種類の曼荼羅があり、特定の形式で仏や菩薩が描かれました。
さらに、空海が開いた密教思想が、さらに時を経て平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて「別尊曼荼羅」の制作が盛んになりました。その頃に人々の願いに応じて具現化された密教の進化がその頃あったと推測されます。
上の絵は別尊曼荼羅の一つである「尊勝曼荼羅」(そんしょうまんだら)です。
「尊勝曼荼羅」は願いを叶える曼荼羅といわれ、“良いことがありますように(増幅法)”や“無事でありますように(息災法)”等の祈願に用いられました。
当時は多くの別尊曼荼羅が登場し、図像の多様化や複雑化が生じたことにより、勧修寺御坊と呼ばれた興然(1121〜1204年。平安末期から鎌倉初期の僧)が「曼荼羅集」として全3巻に編纂しました。この曼荼羅集には81もの別尊曼荼羅像が収められており、美しい画像が揃って、完全な形で残されていることから後に国の重要文化財に指定されました。
今回、私たち同朋舎新社が企画する「密教図像集」(仮称・2冊セット)は、特別に非公開の「別尊曼荼羅像」を中心に制作いたします。
「別尊曼荼羅」が日本人史上初100m9秒台!桐生祥秀選手誕生のきっかけに!?
以前は京都の有名寺院である“東寺”にて「曼荼羅集」(別尊曼荼羅収録)が所蔵されていました。しかし、東寺の敷地内に弘法大師・空海の「時代の先駆者を育てる」という教育方針をひき継ぐ洛南学園(陸上の桐生祥秀選手や俳優・佐々木蔵之介さんなどを輩出)を創立するために、曼荼羅集などを東寺からMOA美術館(静岡県熱海市)に購入してもらいました。貴重な仏教美術品はMOA美術館に所蔵されることによって、海外への流出もまぬがれ、密教文化が国内で守られ、大切に保管されてきました。そして、洛南学園は全国有数の進学校として発展し、100m走の公認記録で日本人史上初の9秒台を記録した桐生祥秀選手をはじめ、多くの著名人や有能な人材を輩出しています。
重要文化財・仏教研究への貢献と仏教文化の再浸透
これまで別尊曼荼羅は一般公開されることがありませんでした。貴重な文化財を活用し今後の仏教研究に貢献すると同時に図像の原点から日本仏教のルーツを学び、より仏教の教えや奥深い文化を研究者はもとより美術愛好家などの一般のみなさまに身近に感じてもらうきっかけ作りを創出したく「密教図像集」(仮称・2冊セット)を刊行することを決断しました。
また、研究・調査結果を、よりさらに深めて、続編を刊行したいと希望しています。
ご支援いただいた金額の使い道について
「密教図像集」(仮称・2冊セット)の制作に必要な写真撮影・研究調査・原稿執筆・デザイン・印刷製本などにかかる総費用(約1500万円)の一部に、みなさまからのご支援を充当させていただきます。
ご支援いただいた皆さまへのリターン(特典)
【5,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載
【10,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」+書籍5%オフ購入権利+東寺通常拝観券(5枚)
【30,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」+本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」+書籍20%オフ購入権利+東寺通常拝観券(5枚)
【50,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+特製グッズ3点+書籍1冊(5万円相当)+東寺”特別”拝観券(5枚)
【100,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告+書籍内にご支援者名記載+特製グッズ3点+書籍2冊(10万円相当)+東寺”特別”拝観券(5枚)
(*特典に関する補足説明です)
・特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。
・東寺”特別”拝観は通常拝観に加え、通常は「非公開の貴重な建物内」の拝観やお茶・お菓子をお楽しみいただける極めて希少価値の高い拝観券です。
(*想定されるリスクについて)
※「別尊曼荼羅」の原稿執筆にあたり、非公開の曼荼羅集原本に関する基礎資料の収集・研究調査を行ないますが、この分野は先行する研究者や論文数とも少なく、準備から原稿完成までに想定外の時間がかかることも予想されます。
※ご支援金額の多寡に限らず本プロジェクトは必ず遂行いたしますが、リターンの発送が遅れるリスクがございます。予めご承知おき頂いた上、ご支援頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。
※原稿完成やリターンの遅延が発生する場合には、必ず事前にサイト内メール、活動報告等でご案内をさせていただきます。
私たちの思い
「曼荼羅集」の原本が制作された時代から約800年が経過し,画像の質の損傷は少ないものの、材質の経年劣化は進み、原本の参照や取り扱いは、文化財の毀損を生じる危険性を高める状況になってしまいました。
そのため、同一内容の出版物を作り直し、比較的安価な価格設定で刊行することは、現代の様々なニーズに応え、文化財の保護にも資すると考え、「曼荼羅集」の大掛かりな撮影を行ない、資料の調査・解説文を加筆した新編集を行うことにしました。
“仏教へ身近に触れるきっかけ作り”や“未来に伝える研究材料”にすべく、本プロジェクトはぜひとも成功させたいと祈念しています。
みなさまの温かいご支援をいただけますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
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このプロジェクトについて
1000年を越えて、京都の有名寺院である“東寺”に秘蔵されてきた多くの密教図像の原図(初公開の国の重要文化財「別尊曼荼羅」含む)の初めての撮影を行い、文化財保護と「密教図像」としてアーカイブ化を行うためのご支援のお願いとなります。また、密教図像で取り上げる44点の密教諸尊には多くのご利益(ごりやく)があり、ご支援いただいた方には ・本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」 ・本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」 などを献呈致します(*支援コースにより異なります)。みなさまの暖かいご支援をお待ちしております。 私たち、仏教専門出版社・同朋舎新社の活動につきまして 私たち、同朋舎新社は創業から100年以上、仏教書・仏具・法具を中心に商品開発・販売を行い、更には寺院や博物館等から正式に複製許可を受けた国宝や重要文化財の複製等の取り組みを実施してきました。今後も寺院関係者、仏教学者はもとより、仏教に関心をお持ちの生活者の方にさらに興味を持っていただける商品やサービスを提供してまいります。 (*密教(真言宗)分野の当社開発・販売商品の一部です) 空海が日本に持ち帰った曼荼羅をベースに“別尊曼荼羅”が生まれる 弘法大師・空海が唐から持ち帰った「曼荼羅」(まんだら)はご存知の方も多いでしょう。 その流れを継いで、平安・鎌倉時代には人々の願いを具現化した「別尊曼荼羅」(べっそんまんだら)が数多く制作されました。それらを収録した図像集「曼荼羅集」は国の重要文化財に指定されていますが、今まで大がかりな歴史的な研究をされることがありませんでした。 意外に身近な「曼荼羅」の世界と空海について “弘法大師・空海”と聞いて ・映画「空海-KU-KAI-」(2018/2/24よりロードショー) ・「空海と密教美術展」(2011年東京国立博物館にて公開。55万人以上動員) など映画や展覧会を思い浮かべる以外は馴染みが薄い方もいらっしゃるかもしれません。 空海は遣唐使に随行として唐へ渡り、日本に真言密教をもたらした真言宗の開祖です。弘法大師の名前でも親しまれ、多才であり、多くの伝説を残した人物でもあります。その空海が唐から持ち帰ったものの一つが両界曼荼羅(金剛界曼荼羅<こんごうかいまんだら>と胎蔵界曼荼羅<たいぞうかいまんだら>)などの曼荼羅です。 曼荼羅を聞くと、アートのようなイメージを浮かべるかもしれませんが、仏教(特に密教)で考えられている世界観を絵柄で表したものです。多くの種類の曼荼羅があり、特定の形式で仏や菩薩が描かれました。 さらに、空海が開いた密教思想が、さらに時を経て平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて「別尊曼荼羅」の制作が盛んになりました。その頃に人々の願いに応じて具現化された密教の進化がその頃あったと推測されます。 上の絵は別尊曼荼羅の一つである「尊勝曼荼羅」(そんしょうまんだら)です。 「尊勝曼荼羅」は願いを叶える曼荼羅といわれ、“良いことがありますように(増幅法)”や“無事でありますように(息災法)”等の祈願に用いられました。 当時は多くの別尊曼荼羅が登場し、図像の多様化や複雑化が生じたことにより、勧修寺御坊と呼ばれた興然(1121〜1204年。平安末期から鎌倉初期の僧)が「曼荼羅集」として全3巻に編纂しました。この曼荼羅集には81もの別尊曼荼羅像が収められており、美しい画像が揃って、完全な形で残されていることから後に国の重要文化財に指定されました。 今回、私たち同朋舎新社が企画する「密教図像集」(仮称・2冊セット)は、特別に非公開の「別尊曼荼羅像」を中心に制作いたします。 「別尊曼荼羅」が日本人史上初100m9秒台!桐生祥秀選手誕生のきっかけに!? 以前は京都の有名寺院である“東寺”にて「曼荼羅集」(別尊曼荼羅収録)が所蔵されていました。しかし、東寺の敷地内に弘法大師・空海の「時代の先駆者を育てる」という教育方針をひき継ぐ洛南学園(陸上の桐生祥秀選手や俳優・佐々木蔵之介さんなどを輩出)を創立するために、曼荼羅集などを東寺からMOA美術館(静岡県熱海市)に購入してもらいました。貴重な仏教美術品はMOA美術館に所蔵されることによって、海外への流出もまぬがれ、密教文化が国内で守られ、大切に保管されてきました。そして、洛南学園は全国有数の進学校として発展し、100m走の公認記録で日本人史上初の9秒台を記録した桐生祥秀選手をはじめ、多くの著名人や有能な人材を輩出しています。 重要文化財・仏教研究への貢献と仏教文化の再浸透 これまで別尊曼荼羅は一般公開されることがありませんでした。貴重な文化財を活用し今後の仏教研究に貢献すると同時に図像の原点から日本仏教のルーツを学び、より仏教の教えや奥深い文化を研究者はもとより美術愛好家などの一般のみなさまに身近に感じてもらうきっかけ作りを創出したく「密教図像集」(仮称・2冊セット)を刊行することを決断しました。 また、研究・調査結果を、よりさらに深めて、続編を刊行したいと希望しています。 ご支援いただいた金額の使い道について 「密教図像集」(仮称・2冊セット)の制作に必要な写真撮影・研究調査・原稿執筆・デザイン・印刷製本などにかかる総費用(約1500万円)の一部に、みなさまからのご支援を充当させていただきます。 ご支援いただいた皆さまへのリターン(特典) 【5,000円コース】 ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載 【10,000円コース】ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」+書籍5%オフ購入権利+東寺通常拝観券(5枚) 【30,000円コース】 ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」+本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」+書籍20%オフ購入権利+東寺通常拝観券(5枚) 【50,000円コース】 ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+特製グッズ3点+書籍1冊(5万円相当)+東寺”特別”拝観券(5枚) 【100,000円コース】 ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告+書籍内にご支援者名記載+特製グッズ3点+書籍2冊(10万円相当)+東寺”特別”拝観券(5枚) (*特典に関する補足説明です) ・特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。 ・東寺”特別”拝観は通常拝観に加え、通常は「非公開の貴重な建物内」の拝観やお茶・お菓子をお楽しみいただける極めて希少価値の高い拝観券です。 (*想定されるリスクについて) ※「別尊曼荼羅」の原稿執筆にあたり、非公開の曼荼羅集原本に関する基礎資料の収集・研究調査を行ないますが、この分野は先行する研究者や論文数とも少なく、準備から原稿完成までに想定外の時間がかかることも予想されます。 ※ご支援金額の多寡に限らず本プロジェクトは必ず遂行いたしますが、リターンの発送が遅れるリスクがございます。予めご承知おき頂いた上、ご支援頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。 ※原稿完成やリターンの遅延が発生する場合には、必ず事前にサイト内メール、活動報告等でご案内をさせていただきます。 私たちの思い 「曼荼羅集」の原本が制作された時代から約800年が経過し,画像の質の損傷は少ないものの、材質の経年劣化は進み、原本の参照や取り扱いは、文化財の毀損を生じる危険性を高める状況になってしまいました。 そのため、同一内容の出版物を作り直し、比較的安価な価格設定で刊行することは、現代の様々なニーズに応え、文化財の保護にも資すると考え、「曼荼羅集」の大掛かりな撮影を行ない、資料の調査・解説文を加筆した新編集を行うことにしました。 “仏教へ身近に触れるきっかけ作り”や“未来に伝える研究材料”にすべく、本プロジェクトはぜひとも成功させたいと祈念しています。 みなさまの温かいご支援をいただけますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
1000年を越えて、京都の有名寺院である“東寺”に秘蔵されてきた多くの密教図像の原図(初公開の国の重要文化財「別尊曼荼羅」含む)の初めての撮影を行い、文化財保護と「密教図像」としてアーカイブ化を行うためのご支援のお願いとなります。
また、密教図像で取り上げる44点の密教諸尊には多くのご利益(ごりやく)があり、
ご支援いただいた方には
・本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」
・本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」
などを献呈致します(*支援コースにより異なります)。
みなさまの暖かいご支援をお待ちしております。
私たち、仏教専門出版社・同朋舎新社の活動につきまして
私たち、同朋舎新社は創業から100年以上、仏教書・仏具・法具を中心に商品開発・販売を行い、更には寺院や博物館等から正式に複製許可を受けた国宝や重要文化財の複製等の取り組みを実施してきました。今後も寺院関係者、仏教学者はもとより、仏教に関心をお持ちの生活者の方にさらに興味を持っていただける商品やサービスを提供してまいります。
(*密教(真言宗)分野の当社開発・販売商品の一部です)
空海が日本に持ち帰った曼荼羅をベースに“別尊曼荼羅”が生まれる
弘法大師・空海が唐から持ち帰った「曼荼羅」(まんだら)はご存知の方も多いでしょう。
その流れを継いで、平安・鎌倉時代には人々の願いを具現化した「別尊曼荼羅」(べっそんまんだら)が数多く制作されました。それらを収録した図像集「曼荼羅集」は国の重要文化財に指定されていますが、今まで大がかりな歴史的な研究をされることがありませんでした。
意外に身近な「曼荼羅」の世界と空海について
“弘法大師・空海”と聞いて
・映画「空海-KU-KAI-」(2018/2/24よりロードショー)
・「空海と密教美術展」(2011年東京国立博物館にて公開。55万人以上動員)
など映画や展覧会を思い浮かべる以外は馴染みが薄い方もいらっしゃるかもしれません。
空海は遣唐使に随行として唐へ渡り、日本に真言密教をもたらした真言宗の開祖です。弘法大師の名前でも親しまれ、多才であり、多くの伝説を残した人物でもあります。その空海が唐から持ち帰ったものの一つが両界曼荼羅(金剛界曼荼羅<こんごうかいまんだら>と胎蔵界曼荼羅<たいぞうかいまんだら>)などの曼荼羅です。
曼荼羅を聞くと、アートのようなイメージを浮かべるかもしれませんが、仏教(特に密教)で考えられている世界観を絵柄で表したものです。多くの種類の曼荼羅があり、特定の形式で仏や菩薩が描かれました。
さらに、空海が開いた密教思想が、さらに時を経て平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて「別尊曼荼羅」の制作が盛んになりました。その頃に人々の願いに応じて具現化された密教の進化がその頃あったと推測されます。
上の絵は別尊曼荼羅の一つである「尊勝曼荼羅」(そんしょうまんだら)です。
「尊勝曼荼羅」は願いを叶える曼荼羅といわれ、“良いことがありますように(増幅法)”や“無事でありますように(息災法)”等の祈願に用いられました。
当時は多くの別尊曼荼羅が登場し、図像の多様化や複雑化が生じたことにより、勧修寺御坊と呼ばれた興然(1121〜1204年。平安末期から鎌倉初期の僧)が「曼荼羅集」として全3巻に編纂しました。この曼荼羅集には81もの別尊曼荼羅像が収められており、美しい画像が揃って、完全な形で残されていることから後に国の重要文化財に指定されました。
今回、私たち同朋舎新社が企画する「密教図像集」(仮称・2冊セット)は、特別に非公開の「別尊曼荼羅像」を中心に制作いたします。
「別尊曼荼羅」が日本人史上初100m9秒台!桐生祥秀選手誕生のきっかけに!?
以前は京都の有名寺院である“東寺”にて「曼荼羅集」(別尊曼荼羅収録)が所蔵されていました。しかし、東寺の敷地内に弘法大師・空海の「時代の先駆者を育てる」という教育方針をひき継ぐ洛南学園(陸上の桐生祥秀選手や俳優・佐々木蔵之介さんなどを輩出)を創立するために、曼荼羅集などを東寺からMOA美術館(静岡県熱海市)に購入してもらいました。貴重な仏教美術品はMOA美術館に所蔵されることによって、海外への流出もまぬがれ、密教文化が国内で守られ、大切に保管されてきました。そして、洛南学園は全国有数の進学校として発展し、100m走の公認記録で日本人史上初の9秒台を記録した桐生祥秀選手をはじめ、多くの著名人や有能な人材を輩出しています。
重要文化財・仏教研究への貢献と仏教文化の再浸透
これまで別尊曼荼羅は一般公開されることがありませんでした。貴重な文化財を活用し今後の仏教研究に貢献すると同時に図像の原点から日本仏教のルーツを学び、より仏教の教えや奥深い文化を研究者はもとより美術愛好家などの一般のみなさまに身近に感じてもらうきっかけ作りを創出したく「密教図像集」(仮称・2冊セット)を刊行することを決断しました。 また、研究・調査結果を、よりさらに深めて、続編を刊行したいと希望しています。
ご支援いただいた金額の使い道について
「密教図像集」(仮称・2冊セット)の制作に必要な写真撮影・研究調査・原稿執筆・デザイン・印刷製本などにかかる総費用(約1500万円)の一部に、みなさまからのご支援を充当させていただきます。
ご支援いただいた皆さまへのリターン(特典)
【5,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載
【10,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」+書籍5%オフ購入権利+東寺通常拝観券(5枚)
【30,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」+本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」+書籍20%オフ購入権利+東寺通常拝観券(5枚)
【50,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告)+書籍内にご支援者名記載+特製グッズ3点+書籍1冊(5万円相当)+東寺”特別”拝観券(5枚)
【100,000円コース】
ご支援へのお礼メッセージ(支援者限定活動報告+書籍内にご支援者名記載+特製グッズ3点+書籍2冊(10万円相当)+東寺”特別”拝観券(5枚)
(*特典に関する補足説明です)
・特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。
・東寺”特別”拝観は通常拝観に加え、通常は「非公開の貴重な建物内」の拝観やお茶・お菓子をお楽しみいただける極めて希少価値の高い拝観券です。
(*想定されるリスクについて)
※「別尊曼荼羅」の原稿執筆にあたり、非公開の曼荼羅集原本に関する基礎資料の収集・研究調査を行ないますが、この分野は先行する研究者や論文数とも少なく、準備から原稿完成までに想定外の時間がかかることも予想されます。
※ご支援金額の多寡に限らず本プロジェクトは必ず遂行いたしますが、リターンの発送が遅れるリスクがございます。予めご承知おき頂いた上、ご支援頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。
※原稿完成やリターンの遅延が発生する場合には、必ず事前にサイト内メール、活動報告等でご案内をさせていただきます。
私たちの思い
「曼荼羅集」の原本が制作された時代から約800年が経過し,画像の質の損傷は少ないものの、材質の経年劣化は進み、原本の参照や取り扱いは、文化財の毀損を生じる危険性を高める状況になってしまいました。
そのため、同一内容の出版物を作り直し、比較的安価な価格設定で刊行することは、現代の様々なニーズに応え、文化財の保護にも資すると考え、「曼荼羅集」の大掛かりな撮影を行ない、資料の調査・解説文を加筆した新編集を行うことにしました。
“仏教へ身近に触れるきっかけ作り”や“未来に伝える研究材料”にすべく、本プロジェクトはぜひとも成功させたいと祈念しています。
みなさまの温かいご支援をいただけますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
支援期間終了
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支援者
3人
残り期間
0日
集まっている金額
65,000円
目標金額:5,000,000円
達成率1%
2018年04月30日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
同朋舎新社(合同会社DOHOP)
これまで選りすぐりの本格的な仏教関連書籍や仏具を取り扱い、正式に複製許可を受けた国宝や重要文化財を複製する取組みを行っております。
今後も寺院関係者、ならびに仏教に興味のある生活者の方にも興味を持っていただける商品開発と販売をしてまいります。
5,000円
支援者限定活動報告+書籍内に寄進者名記載リターン
リターン
・支援者限定活動報告
・書籍内にご支援者名記載
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
10,000円
特製グッズ1点+書籍5%オフ購入権利+東寺通常拝観券(2枚)リターン
リターン
・支援者限定活動報告
・書籍内にご支援者名記載
・特製グッズ1点
・本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」
・書籍5%オフ購入権利
・東寺通常拝観券(2枚)
※特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
30,000円
【30,000円コース】
リターン
・支援者限定活動報告
・書籍内にご支援者名記載
・特製グッズ2点
・書籍20%オフ購入権利
・東寺通常拝観券(5枚)
・本企画限定「今回アーカイブされた諸尊のご利益一覧」
・本企画限定「希望されるご利益に合致した尊像の“特別な一葉”」
※特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。
支援者の数 0人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
50,000円
【50,000円コース】
リターン
・支援者限定活動報告
・書籍内にご支援者名記載
・特製グッズ3点
・書籍1冊(5万円相当)
・東寺”特別”拝観券(5枚)
※特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。
※東寺”特別”拝観は通常拝観に加え、通常は「非公開の貴重な建物内」の拝観やお茶・お菓子をお楽しみいただける希少価値の高い拝観券です。
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
100,000円
【100,000円コース】
リターン
・支援者限定活動報告
・書籍内にご支援者名記載
・特製グッズ3点
・書籍2冊(10万円相当)
・東寺”特別”拝観券(5枚)
※特製グッズは東寺特製ポストカード、クリアファイルやオリジナルグッズを予定しています。確定し次第、活動報告等で情報を公開いたします。
※東寺”特別”拝観は通常拝観に加え、通常は「非公開の貴重な建物内」の拝観やお茶・お菓子をお楽しみいただける希少価値の高い拝観券です。
支援者の数 0人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了