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「南三陸町の地でやらなければ意味が無い」被災地の28歳若手が酪農の再開を目指す

プロジェクトイメージ
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このプロジェクトについて

一般社団法人コミュニティビジネス推進...

一般社団法人コミュニティビジネス推進協会の鈴江と申します。現在、ご縁がありまして南三陸町の若手酪農家の夢を後押ししています。今回、クラウドファンディングでは、酪農の再開を目指す酪農家・阿部さんの夢の幕開けを、皆さんと一緒に応援したいと思います。


2016年3月1日追記 ~支援のお願いとリターンの追加~

皆様、これまで多数のご支援をいただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで目標金額の80万円を達成することが出来ました(この金額は、2015年10月時点で、日向牧場が妊娠した乳牛を1頭購入するために必要最低限の資金でした)。

しかし、皆様にファンディングを呼びかけている間に、牛の飼料代等の価格が上がっていたことが影響し、乳牛の購入価格が高騰してしまいました。現在の価格からすると、109万円あれば乳牛を購入することができます。

そこで、今回追加のリターンをご用意し、購入金額の109万円を新たな目標に設定しました。
追加リターンとして、6~7月の間に分割払いで導入する乳牛2頭のネーミングライツ、そして、今回のファンディングで購入する1頭の乳牛のネーミングライツをご用意。計3つのネーミングライツを追加しました(全て30000円のリターン)。

今回、人気だったリターンの追加です。
皆様の応援、お待ちしております。

※購入する牛の導入時期は現在未定です。ファンディング終了後、専門の業者さんにお願いする予定です。
※「分割で購入する牛」か「一括払いで購入の牛」かを選ぶことはできません。


「私には酪農しかない」再建に奔走した4年半

 2011年3月11日の津波被害から4年半。里山が迫る南三陸町戸倉地区を車で走ると、ひときわ目立つ白壁の真新しい牛舎「日向(ひなた)牧場」が目に入ってきます。

 「ようやくここまできました。いまやっとスタートラインに立った気持ちです。」

 こう話すのは酪農家の阿部俊幸さん(28歳)。阿部さんは22歳の若さで実家の酪農を継いだのですが、その矢先、地域全体をあの津波が襲いました。「私たちの生活の術でもあった牛も牛舎も家も、何もかも流し去っていきました。当時はその光景に、ただ途方に暮れるしかなかったです」と当時を振り返ります。

 被災後、同じく酪農を営んでいた地域の若い仲間は、見切りをつけ、土木業などをするようになりました。一方、阿部さんは再建をめざして、あちこちに相談していましたが、良い回答を得られませんでした。「そんなに酪農がやりたければ、北海道に行けばいいのに」と言われ、傷ついたことも。都会で何か職が見つかるかもしれないと、ハローワークにも通いましたが、その度に譲れないものに気づき、「私には酪農しかない」という気持ちを強くしていきました。

「この地で再開したい」気持ちを支えた仲間

 震災後、阿部さんは近隣の地域の酪農家の下で牛の削蹄(さくてい:ひづめを管理する)の仕事をしてきました。削蹄は、牛の乳量や健康に直結する非常にデリケートな仕事。本来は熟練の削蹄師が行うことがほとんどです。しかし、若い阿部さんの『酪農を再開したい』という想いが周囲に伝わり、阿部さんは削蹄の仕事を任せてもらえたそうです。

 阿部さんの削蹄師としての働き振りを見て、大先輩の酪農家から信頼されるようになりました。「地域に根ざした酪農家になれよ!」「牧場を再建しても、またうちの牛の爪を切りにきてくれるかい?」とまで言ってもらえるようになったのです。

 再開に向けて、大きな心の支えになったのが、震災後も酪農を生業とする仲間の存在でした。仲間と語り合ううちに、酪農を再開して、地域の産業と連携すれば酪農をキーワードにした地域づくりができる、という希望も芽生えてきました。「江戸時代から16代も続いてきたこの地で酪農をやらなければ意味がないんだ」と、阿部さんは南三陸町での酪農再開を心に決めました。

 しかし、牛舎の再建に必要な費用は3000万円。阿部さんは、酪農への想いを胸に金融機関を駆け回りましたが、話はいっこうに進まないまま月日だけが過ぎていきました。

「『これが本当に最後のチャンス。今年ダメだったら諦めよう』、そんな想いで突入した震災4年目。何度も話し合いを重ねた結果、ようやく金融機関から融資を受けられることになりました」(阿部さん)

酪農で魅力あふれる地域づくりがしたい

 再建した阿部さんの牛舎に入る頭数は20頭。100頭以上で飼育することも多い北海道の酪農家に比べると非常に小規模です。

「これは酪農として経営が成り立つギリギリのライン。これまでのように削蹄師として地域の人と関わりをもちながら、自分の酪農経営と両立を図っていく計画です」(阿部さん)

 阿部さんの酪農が軌道に乗れば、地域の仲間との連携も大きな意味を持つようになります。阿部さんの牛舎で出た堆肥を仲間の農家に提供して、農家の所有する遊休地などを使って育てた牧草を、今度は牛の飼料にする。地域の中で資源が循環する環境ができるようになります。

 さらに、「将来的には、牛乳だけではなく、チーズやヨーグルトなどの加工品作りへも挑戦していきたいですね。海も山も近い自然の豊かさを活かして、酪農体験や漁業、林業体験などの観光プログラム作りにも協力したいです」と語ります。

 酪農の力でこの地域を盛り上げていくことが出来れば、いまは働く場が限られている南三陸町も、IターンやUターンの受け入れ先になれるかもしれないと、地域の雇用づくりにも期待がかかります。

まず牛1頭、目標を超えればさらに1頭

 建設資材の高騰などもあり、7月中旬に牛舎に入った牛は11頭。まずは予定していた半分の頭数でのスタートとなりました。大きな夢もあるけれど「まずは何より牛の頭数を当初予定してた20頭までもっていくこと、そして経営を安定させることが目標ですね」といたって堅実な阿部さんです。

9月になって子牛が4頭産まれました。が、お乳を出せるようになるまでには、最低でも2年かかります。お乳を出さなくても、どんどんエサを食べさせなくてはなりません。経営の安定のためにはどうしても20頭の乳牛が必要です。今回まずは1頭の導入費用80万円を集めたと思います。ぜひご協力ください。目標金額を大きく上回れば2頭、3頭と導入したいと思います。乳牛の導入に満たない場合、または導入後に残った金額は、エサや機材の購入資金に当てさせていただきます。

特典について

(1)とりあえず支援!

 1000円のご支援をいただいた皆様には、感謝と新たな決意と今後のご協力にあふれた「お礼のメール」をお届けします。メールのお届けは随時行いますが、遅くとも2016年3月までには完了する予定です。

(2)日向牧場で牧草栽培と収穫体験!

3000円のご支援をいただいた皆様には、(1)のありがとうメールとともに、日向牧場で、牧草栽培、収穫の体験が無料でできます。開催日時はご相談の上決定しますが、厳寒期を過ぎた2016年4月以降を予定しています。

 日向牧場では、乳牛に与えるエサの自給に挑戦しています。牧草地にエサに適した牧草を育てています。大半は機械で刈り取りますが、機械の入らないところは手刈りも行います。また、牧草ではない雑草の取り除きも行われます。開催日時はご相談の上決定しますが、厳寒期を過ぎた2016年4月以降を予定しています。

(3)日向牧場で牧草栽培と乳牛のお世話体験!

5000円のご支援をいただいた皆様には、(1)のありがとうメール、(2)日向牧場で、牧草栽培、収穫の体験とともに、日向牧場で乳牛の無料お世話体験(毛並みの手入れ等)ができます。

 日向牧場の搾乳は搾乳機で行います。直接人間の手が乳房に触れることは、衛生面の問題もあり、できる限り少なくしています。搾乳する牛を入れ替える間に、生乳が空気に触れることが減るよう、搾乳機のホースに工夫をすることもあります。毛並みの手入れは専用の刷毛で行います。開催日時はご相談の上決定しますが、厳寒期を過ぎた2016年4月以降を予定しています。

(4)日向牧場で無料酪農体験!

10000円のご支援をいただいた皆様には、(1)のありがとうメール、(2)日向牧場で、牧草栽培、収穫の体験、(3)日向牧場で、乳牛のお世話(毛並みの手入れ等)とともに、日向牧場で無料酪農体験ができます。。

 日向牧場は最大頭数20頭の小さな牛舎です。すべてに目を届かせられるよう大規模化せず、手をかけた酪農を心がけています。牧場主の阿部さんは「人工授精師」の資格をお持ちです。また出産の際に子牛をとり上げることもあります。酪農の専門家と一緒に酪農体験を楽しんでください。開催日時はご相談の上決定しますが、厳寒期を過ぎた2016年4月以降を予定しています。

(5)牛の名付け親になれる権利(乳牛ネーミングライツ)進呈

30000円のご支援をいただいた皆様には、(1)のありがとうメール、(2)日向牧場で、牧草栽培、収穫の体験、(3)日向牧場で、乳牛のお世話(毛並みの手入れ等)、(4)日向牧場で、まるごと酪農体験(無料)、とともに、先着15名限定で、牛舎にいる牛に「牛の名付け親になれる権利(乳牛ネーミングライツ)」を進呈いたします。この世に1頭「あなただけの乳牛」です。つけていただいた名前は、牛舎の名札に記名して掲げさせていただきます。

 現在の日本国内の乳牛の平均寿命は5~6年です。長いと7~8年ぐらいお乳を出します。日向牧場では牧草を中心としたエサを与え、なるべく牛に負担をかけない酪農をめざしています。できるだけ長く名札に名前が残るよう育てていきます。ご寄付いただいた方には牛1頭ずつに与えられる固体識別番号をご案内します。ご自宅のPCから専用のサイトを通じて、ご自分の牛の状態を確認することができます。なお、体験の開催日時はご相談の上決定しますが、厳寒期を過ぎた2016年4月以降を予定しています。

想定されるリスク

 ①ご存知の通り牛は生き物です。特に乳牛は出産を経て、お乳を出します。生き物は病気や怪我など予想できない何らかの理由により命を落とすことがあります。また出産は人間と同じように命を懸けた生命のバトンタッチでもあります。子牛を残すために、命を落とさなくてはならないことも、反対に命を落とした状態で生まれてくる子牛もいます。牛の健康管理には細心の注意を払いますが、不可避的な要素があることも、あらかじめご了承ください。なお、加工品の生産については、今回のプロジェクトとは別に考えています。加工品の出荷や加工場建設は、膨大な資金が必要ですので、次のチャレンジ以降になろうかと思います。

 ②乳牛は現在1頭60~70万円の価格となっています。さらに輸送には運搬費、保険等がかかります。今回は1頭の導入を計画しますので、80万円を目標金額にしています。この金額に到達すれば、1頭導入となりますが、到達しない場合は、もしくは導入後に残った金額は、今の乳牛たちのエサの支払や、農機具等の機材類の購入の一部になる場合があります。あらかじめご了承ください。

③日向牧場から遠方の方が体験に来られる場合の交通費や宿泊費は、ご本人負担となります。宿泊や飲食店等については南三陸町観光協会(http://www.m-kankou.jp/facility/accommodation/)でもご紹介しています。

④日向牧場は見学通路が設けられた観光牧場ではありません。また乳牛は大型の動物ですので、力が大変強く危険が伴います。またウィルスを持ち込まないよう牧場責任者の指示に従って安全に楽しく体験できるよう願いします。

(1)牛舎内に立ち入る場合、清潔な作業着及び長靴をご用意しますので、必ずご着用ください

(2)牛舎内はむやみに走らない及び騒がない、牛にむやみに近づかない

(3)牛に近づく場合、真後ろからは絶対に近づかない

(4)牛に触れる場合、隣の牛にも注意

(5)牛に舐められそうになったとしても急な動きは絶対に控える

(6)いくつかの機械を同時に使用する際は責任者の指示に従ってください

最後までご覧いただいたみなさまへ

 最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。このプロジェクトを成功させて、幸先の良い日向牧場のスタートを切りたいと思います。日本の酪農をよみがえらせるために、南三陸町を一次産業で盛り立てていくために、ぜひご協力いただきたいと心よりお願いします。

応援期間終了

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最新のプロジェクト情報をお届けします。

  • 支援者

    105

  • 残り期間

    0

  • 集まっている金額

    1,189,000

    目標金額:800,000

  • 達成率148%

    FUNDED!

2016年03月11日23:59に終了しました。

支援期間終了

起案者

実行者イメージ

鈴江茂敏

一般社団法人コミュニティビジネス推進協会 ... 代表理事の鈴江茂敏です。ちょっと長い名前ですが「コミュニティビジネス推進協会」は東日本大震災の被災地域及び地方の一次産業の再生や、伝統文化の継承を目的に2011年12月に設立されました。独自のプロジェクトやプログラムは行わず、当事者が実現したいことを、どのようにお手伝いすれば実現できるのか?ということを大切にしています。地元にある資源(自然、産業、伝統、建物等)を活用し、地元の人々が暮らしや地域の課題を解決できるような事業を応援します。そのことが地域の定住や過疎化にブレーキがかけられるようになればいいなーと考えています。
  • 1,000

    とりあえず支援!

    リターン

      ご購入いただいた皆様全員に、コミュニティビジネス推進協会から、感謝と新たな決意と今後のご協力にあふれた「お礼のメール」をお届けします。

    支援者の数 30

    支援期間終了

  • 3,000

    日向牧場で牧草栽培と収穫体験!

    リターン

      ■ありがとうメールをお送りします。
      ■日向牧場で、牧草栽培、収穫の体験が無料でできます。

    支援者の数 12

    支援期間終了

  • 5,000

    日向牧場で牧草栽培と乳牛のお世話体験!

    リターン

      ■ありがとうメールをお送りします。
      ■日向牧場で、牧草栽培、収穫の無料体験ができます。
      ■日向牧場で乳牛の無料お世話体験(毛並みの手入れ等)ができます。

    支援者の数 17

    支援期間終了

  • 10,000

    日向牧場で無料酪農体験!

    リターン

      ■ありがとうメールをお送りします。
      ■日向牧場で、牧草栽培、収穫の無料体験ができます。
      ■日向牧場で乳牛の無料お世話体験(毛並みの手入れ等)ができます。
      ■日向牧場で無料酪農体験ができます。

    支援者の数 26

    お届け予定:1970年1月

    支援期間終了

  • SOLD OUT

    30,000

    牛の名付け親になれる権利(乳牛ネーミングライツ)進呈

    リターン

      ■ありがとうメールをお送りします。
      ■日向牧場で、牧草栽培、収穫の無料体験ができます。
      ■日向牧場で乳牛の無料お世話体験(毛並みの手入れ等)ができます。
      ■日向牧場で無料酪農体験ができます。
      ■先着15名限定で、牛舎にいる牛に「牛の名付け親になれる権利(乳牛ネーミングライツ)」を進呈いたします。

    支援者の数 17

    支援期間終了

  • SOLD OUT

    30,000

    【追加】牛の名付け親になれる権利(乳牛ネーミングライツ)進呈

    リターン

      ■ありがとうメールをお送りします。
      ■日向牧場で、牧草栽培、収穫の無料体験ができます。
      ■日向牧場で乳牛の無料お世話体験(毛並みの手入れ等)ができます。
      ■日向牧場で無料酪農体験ができます。
      ■先着3名限定で、牛舎にいる牛に「牛の名付け親になれる権利(乳牛ネーミングライツ)」を進呈いたします。

    支援者の数 3

    支援期間終了

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