1950年にソニーが本邦初のテープレコーダーを発売しました。私は1960年ごろから、山陰地方の民話を教材にしようとテープレコーダーを使って収録を始めました。祖先から語り継がれた民話は、貴重な無形民俗文化財です。デッキが消えようとしている今、先祖から子孫に対する願い、信仰、風習などがつまった民話の復刻版DVDの製作費を、クラウドファンディングで資金調達したく、ご支援をよろしくお願い致します。
60年前の山陰の方言、民話の原音をDVDに復刻しようと思った経緯
私、「山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会」代表の酒井 董美と申します。
昭和10年生まれで、中学校教師だった昭和35年頃から、島根・鳥取の山陰両県の口承文芸(民話・わらべ歌・労作歌など)を、古老の方々を訪ねて収録させていただきました。カセットテープに収めて保存して、その資料を用いて今でも大学で講義を続けています。
中学校教諭を17年、高等学校教諭を16年勤めた後、島根大学法文学部教授、鳥取短期大学教授、出雲かんべの里館長を歴任し、現在は島根県立大学短大部松江キャンパスで非常勤講師として各地の民話語りの会の結成に参加し、顧問も務めています。
約60年という歳月をかけてカセットテープで保存してきた貴重な音源も、カセットデッキの消滅に伴い、このままでは無価値なゴミと化してしまいます。
音源をデジタルデータ化、DVDにして山陰地方の皆様はもちろん、民俗学にご興味持たれている全国の方々など、広く全国の皆様にも絶滅一歩前の貴重な民話の音源コレクションを聞いて頂きたく、「山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会」を立ち上げました。
島根・鳥取の山陰両県の口承文芸【民話・わらべ歌・労作歌)との出会い
それは1960年頃、携帯型テープレコーダーが発売されたのがきっかけでした。
私が中学校の教師になった頃、島根・鳥取の山陰両県で民話が盛んに語りつがれていました。
その民話を、そのまま録音して国語の教材として活用したいと思って収録を始めたのが今回の復刻作業のスタートでした。
当時、まだテレビが普及していない時代でしたので、皆が自然と集まり、地域の古老が語る民話に熱心に耳を傾けていました。
ただし当時の私の収録活動は、過酷でした。
オープンテープレコーダーで録音を聴く20代の筆者
真冬の山陰の山奥は大雪に閉ざされ、車がない当時、何時間も雪道に苦しみながら、歩いて古老の家に必死の想いでたどりつき、疲労困憊しながら取材・録音を行いました。
山奥にお住まいの方々がとても熱心に、昔から語り継がれるその土地の民話をたくさん語ってくれました。
どんなに暑かろうが寒かろうが、きつい山道の急坂だろうが、オープンリールテープレコーダーなど重たい機材を担いで、若さにまかせてなんとか取材・録音をすることができました。
山陰は鳥取県、島根県から成ります。鳥取県内は東部・中部・西部の三地域、島根県は出雲・石見・隠岐の三地域、計六地域の収録を、休日を返上して約60年かけて収録を続けました。
そこで集めた録音素材は3,000話以上にもなり、教材用として整理・分類して、書籍として一般書店やネット書店でも販売いたしました。
子ども時代の声などの生活音が入ったこの音源を聞いたご本人から、「これはたしかに変声期前の私の声です。60歳を超えた今、子供時代の懐かしい思い出がよみがえりました」などのコメントを多数いただきました。
現在文化庁が『危機的な状況にある言語・方言の実態に関する調査研究』など、先人が遺してくれた貴重な文化財を探すプロジェクトの中で、私が収録した音源も1960年当時の貴重な回想録になるのではないかと思われます。
〇DVD化にあたって現代のみなさまに伝わりやすい工夫をしています。
1:過去の方言をそのままに集音・デジタル音源化し、元の素材を大切にしています。
2:話す言葉を判りやすくするために、イラストを併記しています。
3:全国の人びとに山陰の方言を分かりやすく伝えるためにテロップをつけています。
※テロップをご参照ください。 【鳥取県東伯郡三朝町に伝わる「にわか武士」からの一場面】

4:解説書をつけています。

5:家庭・幼稚園・学校・老人施設などで広くご活用してもらい、販売活動で得た収益は、次の民話のデジタルDVD化の原資として、全作品の収録を目標にしています。
6:現代の少年・少女にも語ってもらい、1960年当時の民話・方言を後世に継承します。
〇 製作ポリシーは以下の通りです
* 肖像権などには最大限に配慮します。例えば当事者の家族など権利保持者の承諾を取り、
「当時の語り部の写真、その他の景色」と共に紹介します。
* イラストの原画は福本隆男氏に依頼します。以前、NHK松江放送局のテレビ放映「山陰むかしばなし」や朝日新聞地方版イラストで、視聴者や読者から大好評でした。
*40年以上にわたり類似作品を製作しているVLC(ヴイエルシー)株式会社に製作を依頼します。
ご支援いただいた方へリターンについて
1,000円
●支援者限定活動報告
●お礼画像(宝船)
3,000円
●支援者限定活動報告
●島根のわらべ歌CD(全18曲・酒井董美収録曲のVLCで以前に製作したもの)
古代から民衆の願いが自然発生的なわらべ歌としても伝承されているので、それを楽しんでもらいたい、
歌い手は幼稚園児、小学生児童、高校生など。
5,000円
●支援者限定活動報告
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分) ・酒井董美監修のVLCで以前に製作したもの
古代国家の人びとの思想の凝縮している古事記(舞台の三分の一は出雲地方)。
風土記の中でも完全に残されている唯一の出雲国風土記。
いずれも人形劇風な動画でつくられた、本邦初の作品です。
10,000円
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし原音シリーズ① 島根3話・鳥取3話 DVD(41分)
酒井董美収録・VLCで以前に製作したもの
方言で語られた素朴な民話をイラスト入りでDVD化したもの。強い方言にはテロップを入れています。
50,000円
●支援者限定活動報告
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分) 酒井董美監修・VLCで以前に製作したもの
●島根のわらべ歌CD(全18曲) 酒井董美収録曲・VLCで以前に製作したもの
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)5回分贈呈
100,000円
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし原音シリーズ① 島根3話・鳥取3話 DVD(41分) 酒井董美収録・VLCで以前に製作したもの
●島根のわらべ歌CD(全18曲)酒井董美収録曲・VLCで以前に製作したもの)
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分)酒井董美監修・VLCで以前に製作したもの
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)10回分贈呈
目標金額と使用明細について
目標金額80万円の内訳は以下のとおりです。
語り手の音声使用謝礼 1話5、000円✕6話=3万円
ガソリン代、高速道料金などで@2,000円✕6軒= 1.2万円
イラスト制作費 1作品30,000円✕6=18万円
本体制作費 41.8万円
手数料 16万円
想定されるリスク
このプロジェクトは、大震災・火災などの特別な異変がない限りリスクなく進められると想定しています。支援者の方々には、目標よりご支援金が集まらない場合、リターンのお届けが遅れるリスクがございます。
ご支援者様は予めご承知の上、ご支援頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
山陰昔ばなし原音DVD 復刻プロジェクトシリーズにかける企画者(酒井 董美)の想い
祖先から語り継がれた民話は、万人に共通な無形民俗文化財で、祖先の子孫に対する願い、信仰、風習などが凝縮しています。このDVD復刻版をご視聴いただき、先人の貴重な文化をご理解いただくとともに、今後の生活に活かしていただくことによって、将来の世の中は明るくすばらしいものになることでしょう。
みなさまの温かいご支援を頂けますよう、こころからお願い申し上げます。
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1950年にソニーが本邦初のテープレコーダーを発売しました。私は1960年ごろから、山陰地方の民話を教材にしようとテープレコーダーを使って収録を始めました。祖先から語り継がれた民話は、貴重な無形民俗文化財です。デッキが消えようとしている今、先祖から子孫に対する願い、信仰、風習などがつまった民話の復刻版DVDの製作費を、クラウドファンディングで資金調達したく、ご支援をよろしくお願い致します。 60年前の山陰の方言、民話の原音をDVDに復刻しようと思った経緯 私、「山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会」代表の酒井 董美と申します。 昭和10年生まれで、中学校教師だった昭和35年頃から、島根・鳥取の山陰両県の口承文芸(民話・わらべ歌・労作歌など)を、古老の方々を訪ねて収録させていただきました。カセットテープに収めて保存して、その資料を用いて今でも大学で講義を続けています。 中学校教諭を17年、高等学校教諭を16年勤めた後、島根大学法文学部教授、鳥取短期大学教授、出雲かんべの里館長を歴任し、現在は島根県立大学短大部松江キャンパスで非常勤講師として各地の民話語りの会の結成に参加し、顧問も務めています。 約60年という歳月をかけてカセットテープで保存してきた貴重な音源も、カセットデッキの消滅に伴い、このままでは無価値なゴミと化してしまいます。音源をデジタルデータ化、DVDにして山陰地方の皆様はもちろん、民俗学にご興味持たれている全国の方々など、広く全国の皆様にも絶滅一歩前の貴重な民話の音源コレクションを聞いて頂きたく、「山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会」を立ち上げました。島根・鳥取の山陰両県の口承文芸【民話・わらべ歌・労作歌)との出会い それは1960年頃、携帯型テープレコーダーが発売されたのがきっかけでした。 私が中学校の教師になった頃、島根・鳥取の山陰両県で民話が盛んに語りつがれていました。 その民話を、そのまま録音して国語の教材として活用したいと思って収録を始めたのが今回の復刻作業のスタートでした。 当時、まだテレビが普及していない時代でしたので、皆が自然と集まり、地域の古老が語る民話に熱心に耳を傾けていました。 ただし当時の私の収録活動は、過酷でした。 オープンテープレコーダーで録音を聴く20代の筆者 真冬の山陰の山奥は大雪に閉ざされ、車がない当時、何時間も雪道に苦しみながら、歩いて古老の家に必死の想いでたどりつき、疲労困憊しながら取材・録音を行いました。 山奥にお住まいの方々がとても熱心に、昔から語り継がれるその土地の民話をたくさん語ってくれました。 どんなに暑かろうが寒かろうが、きつい山道の急坂だろうが、オープンリールテープレコーダーなど重たい機材を担いで、若さにまかせてなんとか取材・録音をすることができました。 山陰は鳥取県、島根県から成ります。鳥取県内は東部・中部・西部の三地域、島根県は出雲・石見・隠岐の三地域、計六地域の収録を、休日を返上して約60年かけて収録を続けました。 そこで集めた録音素材は3,000話以上にもなり、教材用として整理・分類して、書籍として一般書店やネット書店でも販売いたしました。 子ども時代の声などの生活音が入ったこの音源を聞いたご本人から、「これはたしかに変声期前の私の声です。60歳を超えた今、子供時代の懐かしい思い出がよみがえりました」などのコメントを多数いただきました。 現在文化庁が『危機的な状況にある言語・方言の実態に関する調査研究』など、先人が遺してくれた貴重な文化財を探すプロジェクトの中で、私が収録した音源も1960年当時の貴重な回想録になるのではないかと思われます。 〇DVD化にあたって現代のみなさまに伝わりやすい工夫をしています。 1:過去の方言をそのままに集音・デジタル音源化し、元の素材を大切にしています。 2:話す言葉を判りやすくするために、イラストを併記しています。 3:全国の人びとに山陰の方言を分かりやすく伝えるためにテロップをつけています。 ※テロップをご参照ください。 【鳥取県東伯郡三朝町に伝わる「にわか武士」からの一場面】 4:解説書をつけています。 5:家庭・幼稚園・学校・老人施設などで広くご活用してもらい、販売活動で得た収益は、次の民話のデジタルDVD化の原資として、全作品の収録を目標にしています。 6:現代の少年・少女にも語ってもらい、1960年当時の民話・方言を後世に継承します。 〇 製作ポリシーは以下の通りです * 肖像権などには最大限に配慮します。例えば当事者の家族など権利保持者の承諾を取り、「当時の語り部の写真、その他の景色」と共に紹介します。 * イラストの原画は福本隆男氏に依頼します。以前、NHK松江放送局のテレビ放映「山陰むかしばなし」や朝日新聞地方版イラストで、視聴者や読者から大好評でした。 *40年以上にわたり類似作品を製作しているVLC(ヴイエルシー)株式会社に製作を依頼します。 ご支援いただいた方へリターンについて 1,000円 ●支援者限定活動報告 ●お礼画像(宝船) 3,000円 ●支援者限定活動報告 ●島根のわらべ歌CD(全18曲・酒井董美収録曲のVLCで以前に製作したもの) 古代から民衆の願いが自然発生的なわらべ歌としても伝承されているので、それを楽しんでもらいたい、 歌い手は幼稚園児、小学生児童、高校生など。 5,000円 ●支援者限定活動報告 ●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分) ・酒井董美監修のVLCで以前に製作したもの 古代国家の人びとの思想の凝縮している古事記(舞台の三分の一は出雲地方)。 風土記の中でも完全に残されている唯一の出雲国風土記。 いずれも人形劇風な動画でつくられた、本邦初の作品です。10,000円 ●支援者限定活動報告 ●山陰昔ばなし原音シリーズ① 島根3話・鳥取3話 DVD(41分) 酒井董美収録・VLCで以前に製作したもの 方言で語られた素朴な民話をイラスト入りでDVD化したもの。強い方言にはテロップを入れています。50,000円 ●支援者限定活動報告 ●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分) 酒井董美監修・VLCで以前に製作したもの ●島根のわらべ歌CD(全18曲) 酒井董美収録曲・VLCで以前に製作したもの ●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)5回分贈呈100,000円 ●支援者限定活動報告 ●山陰昔ばなし原音シリーズ① 島根3話・鳥取3話 DVD(41分) 酒井董美収録・VLCで以前に製作したもの ●島根のわらべ歌CD(全18曲)酒井董美収録曲・VLCで以前に製作したもの) ●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分)酒井董美監修・VLCで以前に製作したもの ●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)10回分贈呈目標金額と使用明細について 目標金額80万円の内訳は以下のとおりです。 語り手の音声使用謝礼 1話5、000円✕6話=3万円 ガソリン代、高速道料金などで@2,000円✕6軒= 1.2万円 イラスト制作費 1作品30,000円✕6=18万円 本体制作費 41.8万円 手数料 16万円想定されるリスク このプロジェクトは、大震災・火災などの特別な異変がない限りリスクなく進められると想定しています。支援者の方々には、目標よりご支援金が集まらない場合、リターンのお届けが遅れるリスクがございます。 ご支援者様は予めご承知の上、ご支援頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。山陰昔ばなし原音DVD 復刻プロジェクトシリーズにかける企画者(酒井 董美)の想い 祖先から語り継がれた民話は、万人に共通な無形民俗文化財で、祖先の子孫に対する願い、信仰、風習などが凝縮しています。このDVD復刻版をご視聴いただき、先人の貴重な文化をご理解いただくとともに、今後の生活に活かしていただくことによって、将来の世の中は明るくすばらしいものになることでしょう。 みなさまの温かいご支援を頂けますよう、こころからお願い申し上げます。
1950年にソニーが本邦初のテープレコーダーを発売しました。私は1960年ごろから、山陰地方の民話を教材にしようとテープレコーダーを使って収録を始めました。祖先から語り継がれた民話は、貴重な無形民俗文化財です。デッキが消えようとしている今、先祖から子孫に対する願い、信仰、風習などがつまった民話の復刻版DVDの製作費を、クラウドファンディングで資金調達したく、ご支援をよろしくお願い致します。
60年前の山陰の方言、民話の原音をDVDに復刻しようと思った経緯
私、「山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会」代表の酒井 董美と申します。
昭和10年生まれで、中学校教師だった昭和35年頃から、島根・鳥取の山陰両県の口承文芸(民話・わらべ歌・労作歌など)を、古老の方々を訪ねて収録させていただきました。カセットテープに収めて保存して、その資料を用いて今でも大学で講義を続けています。
中学校教諭を17年、高等学校教諭を16年勤めた後、島根大学法文学部教授、鳥取短期大学教授、出雲かんべの里館長を歴任し、現在は島根県立大学短大部松江キャンパスで非常勤講師として各地の民話語りの会の結成に参加し、顧問も務めています。
約60年という歳月をかけてカセットテープで保存してきた貴重な音源も、カセットデッキの消滅に伴い、このままでは無価値なゴミと化してしまいます。
音源をデジタルデータ化、DVDにして山陰地方の皆様はもちろん、民俗学にご興味持たれている全国の方々など、広く全国の皆様にも絶滅一歩前の貴重な民話の音源コレクションを聞いて頂きたく、「山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会」を立ち上げました。
島根・鳥取の山陰両県の口承文芸【民話・わらべ歌・労作歌)との出会い
それは1960年頃、携帯型テープレコーダーが発売されたのがきっかけでした。
私が中学校の教師になった頃、島根・鳥取の山陰両県で民話が盛んに語りつがれていました。
その民話を、そのまま録音して国語の教材として活用したいと思って収録を始めたのが今回の復刻作業のスタートでした。
当時、まだテレビが普及していない時代でしたので、皆が自然と集まり、地域の古老が語る民話に熱心に耳を傾けていました。
ただし当時の私の収録活動は、過酷でした。
オープンテープレコーダーで録音を聴く20代の筆者
真冬の山陰の山奥は大雪に閉ざされ、車がない当時、何時間も雪道に苦しみながら、歩いて古老の家に必死の想いでたどりつき、疲労困憊しながら取材・録音を行いました。
山奥にお住まいの方々がとても熱心に、昔から語り継がれるその土地の民話をたくさん語ってくれました。
どんなに暑かろうが寒かろうが、きつい山道の急坂だろうが、オープンリールテープレコーダーなど重たい機材を担いで、若さにまかせてなんとか取材・録音をすることができました。
山陰は鳥取県、島根県から成ります。鳥取県内は東部・中部・西部の三地域、島根県は出雲・石見・隠岐の三地域、計六地域の収録を、休日を返上して約60年かけて収録を続けました。
そこで集めた録音素材は3,000話以上にもなり、教材用として整理・分類して、書籍として一般書店やネット書店でも販売いたしました。
子ども時代の声などの生活音が入ったこの音源を聞いたご本人から、「これはたしかに変声期前の私の声です。60歳を超えた今、子供時代の懐かしい思い出がよみがえりました」などのコメントを多数いただきました。
現在文化庁が『危機的な状況にある言語・方言の実態に関する調査研究』など、先人が遺してくれた貴重な文化財を探すプロジェクトの中で、私が収録した音源も1960年当時の貴重な回想録になるのではないかと思われます。
〇DVD化にあたって現代のみなさまに伝わりやすい工夫をしています。
1:過去の方言をそのままに集音・デジタル音源化し、元の素材を大切にしています。
2:話す言葉を判りやすくするために、イラストを併記しています。
3:全国の人びとに山陰の方言を分かりやすく伝えるためにテロップをつけています。
※テロップをご参照ください。 【鳥取県東伯郡三朝町に伝わる「にわか武士」からの一場面】
4:解説書をつけています。
5:家庭・幼稚園・学校・老人施設などで広くご活用してもらい、販売活動で得た収益は、次の民話のデジタルDVD化の原資として、全作品の収録を目標にしています。
6:現代の少年・少女にも語ってもらい、1960年当時の民話・方言を後世に継承します。
〇 製作ポリシーは以下の通りです
* 肖像権などには最大限に配慮します。例えば当事者の家族など権利保持者の承諾を取り、
「当時の語り部の写真、その他の景色」と共に紹介します。
* イラストの原画は福本隆男氏に依頼します。以前、NHK松江放送局のテレビ放映「山陰むかしばなし」や朝日新聞地方版イラストで、視聴者や読者から大好評でした。
*40年以上にわたり類似作品を製作しているVLC(ヴイエルシー)株式会社に製作を依頼します。
ご支援いただいた方へリターンについて
1,000円
●支援者限定活動報告
●お礼画像(宝船)
3,000円
●支援者限定活動報告
●島根のわらべ歌CD(全18曲・酒井董美収録曲のVLCで以前に製作したもの)
古代から民衆の願いが自然発生的なわらべ歌としても伝承されているので、それを楽しんでもらいたい、
歌い手は幼稚園児、小学生児童、高校生など。
5,000円
●支援者限定活動報告
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分) ・酒井董美監修のVLCで以前に製作したもの
古代国家の人びとの思想の凝縮している古事記(舞台の三分の一は出雲地方)。
風土記の中でも完全に残されている唯一の出雲国風土記。
いずれも人形劇風な動画でつくられた、本邦初の作品です。
10,000円
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし原音シリーズ① 島根3話・鳥取3話 DVD(41分) 酒井董美収録・VLCで以前に製作したもの
方言で語られた素朴な民話をイラスト入りでDVD化したもの。強い方言にはテロップを入れています。
50,000円
●支援者限定活動報告
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分) 酒井董美監修・VLCで以前に製作したもの
●島根のわらべ歌CD(全18曲) 酒井董美収録曲・VLCで以前に製作したもの
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)5回分贈呈
100,000円
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし原音シリーズ① 島根3話・鳥取3話 DVD(41分) 酒井董美収録・VLCで以前に製作したもの
●島根のわらべ歌CD(全18曲)酒井董美収録曲・VLCで以前に製作したもの)
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分)酒井董美監修・VLCで以前に製作したもの
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)10回分贈呈
目標金額と使用明細について
目標金額80万円の内訳は以下のとおりです。
語り手の音声使用謝礼 1話5、000円✕6話=3万円
ガソリン代、高速道料金などで@2,000円✕6軒= 1.2万円
イラスト制作費 1作品30,000円✕6=18万円
本体制作費 41.8万円
手数料 16万円
想定されるリスク
このプロジェクトは、大震災・火災などの特別な異変がない限りリスクなく進められると想定しています。支援者の方々には、目標よりご支援金が集まらない場合、リターンのお届けが遅れるリスクがございます。
ご支援者様は予めご承知の上、ご支援頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
山陰昔ばなし原音DVD 復刻プロジェクトシリーズにかける企画者(酒井 董美)の想い
祖先から語り継がれた民話は、万人に共通な無形民俗文化財で、祖先の子孫に対する願い、信仰、風習などが凝縮しています。このDVD復刻版をご視聴いただき、先人の貴重な文化をご理解いただくとともに、今後の生活に活かしていただくことによって、将来の世の中は明るくすばらしいものになることでしょう。
みなさまの温かいご支援を頂けますよう、こころからお願い申し上げます。
支援期間終了
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支援者
30人
残り期間
0日
集まっている金額
252,000円
目標金額:800,000円
達成率31%
2018年06月28日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
山陰昔ばなし原音シリーズ製作委員会(代表・酒井 董美)
各地の民話語りの会の結成に参加、顧問などを務めています。
今回、これらの資料を一般化するため、製作委員会を立ち上げました。
1,000円
無形民俗文化財を遺しませんか?
リターン
●支援者限定活動報告
●お礼画像(宝船)
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
3,000円
島根のわらべ歌CD
リターン
●支援者限定活動報告
●島根のわらべ歌CD(全18曲入り)
支援者の数 6人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
5,000円
古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD
リターン
●支援者限定活動報告
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分)
支援者の数 13人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
10,000円
山陰昔ばなし 原音シリーズ 島根・鳥取① DVD
リターン
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし 原音シリーズ 島根・鳥取① DVD(41分)
支援者の数 9人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
30,000円
山陰昔ばなし 原音シリーズ 島根・鳥取① DVD 「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』)3回分
リターン
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし 原音シリーズ 島根・鳥取① DVD(41分)
●島根のわらべ歌CD(全18曲入り)
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)3回分贈呈
支援者の数 1人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
50,000円
島根のわらべ歌CD、古事記神話・出雲国風土記神話DVDセット
リターン
●支援者限定活動報告
●島根のわらべ歌CD(全18曲入り)
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分)
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)5回分贈呈
支援者の数 0人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了
100,000円
山陰昔ばなし、わらべ歌CD、古事記神話DVDセット
リターン
●支援者限定活動報告
●山陰昔ばなし 原音シリーズ 島根・鳥取① DVD(41分)
●島根のわらべ歌CD(全18曲入り)
●古事記神話・出雲国風土記神話 6話 DVD(27分)
●山陰昔ばなし 原音シリーズ 島根・鳥取① DVD(41分)
●酒井董美執筆「鳥取のわらべ歌」(『日本海新聞』3月から毎週水曜日掲載)10回分贈呈
支援者の数 0人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了