よりよい精神科診療のために届けたい、 患者さんとご家族、6000人の声と想い

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このプロジェクトについて

◆ご支援いただいた皆様へ 4日目で、目標金額を達成できました。当事者の方やご家族の方は、毎日の大変な生活の中でのご支援、本当に感謝です。医療者の方々は、忙しい業務や診療・研究の中でページを開き目を通していただいたこと、心より感謝申し上げます。 パソコンの操作にまったく自信がなく「とても無理」としり込みする私を、大学時代の同級生が「これは絶対価値ある活動だから、大丈夫!頑張ってやってみなよ」と、励まし続けてくれました。 恐る恐る始めたクラウドファンディングで、初日の夜は心配で眠れませんでした。 日を追うごとに支援の方が増え、お一人お一人のお顔が浮かび、添えられたメッセージを読んでは泣きました。人の情けに救われて、精神医療の先に大きな希望が見え始めています。この希望を皆様と共有できます。 これは、大きな喜びです。 ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました! 今後は、冊子を見やすくするためにページ数を増やす・冊子の発行部数を増やす予算に充てたいと思いますので、どうか締め切りまで引き続きのご支援を宜しくお願い申し上げます。 感謝を込めて。 補足)なお、私への講演のご依頼も大変有難いです。多くの方に「精神医療の今」を聞いていただきたいと思いますので、講演依頼のリターンにつきましては、限定を設けず可能な限りお引き受けさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。                          やきつべの径診療所  夏苅郁子 挨拶  はじめまして、精神科医をしております夏苅郁子です。  私は、平成27年に「精神科医のコミュニケーション能力」を全国の当事者・ご家族に評価していただくアンケート調査を実施し、ウェブ回答も含めると7000人を超える方々から回答を得ました。7000人という数は本邦で過去最大規模であるとともにり、全国の当事者・ご家族が「精神科医を評価する」という調査も本邦初の試みです。  寄せられた回答7000通の中から質問紙回答6341人の回答を解析しまとめた論文が、精神神経誌に掲載されました。この貴重な結果を論文だけにとどめず、冊子にして全国の当事者・家族・病院や診療所へ配りたいと考えました。冊子を通して「精神科医の診察はどうあるべきか」「精神科医療はどう変わるべきか」をみんなで考え、結果として精神科医療全体が良い方向へ向かうことを目的とします。冊子は、平成30年11月頃の配布を目指し3万部を作製する予定です。冊子作製・配布のための資金を皆様から募ります。なおウェブでの回答結果は、冊子配布と同時期の来年1月頃にアンケート用のホームページ natsukari.jp/ でご報告させていただきます。  精神疾患は、決して「他人事」ではありません。「心の病」は、あなたの人生のどこかで出会う病気です。あなたの家族や友人など、大切な人がなるかもしれないのです。身近な病気として、皆様のご支援をお願いいたします。  私の母は、統合失調症という精神の病気にかかり精神科病院へ強制入院させられました。私が10歳くらいのことです。当時の精神科の状況は悲惨で、保護室に収容された母の姿が頭から消えません。私自身も医学生になったころからリストカット・薬物依存・摂食障害に苦しみ、精神科へ通院し大量の薬を飲んでいました。酷い副作用に苦しみましたが、「薬を飲みたくない、他の薬に変えてほしい」などという訴えは、とてもできない雰囲気でした。家族としても当事者としても、精神科医療に良い思い出はありません。  精神科医になったのは、精神科に通院している医学生など当時はどこの科も受け入れてくれず、主治医だった精神科の教授から誘われて、「拾われた子犬」のように精神科の医局に入りました。  結婚し自分の家庭を持ってからは、私は表面的には安定しました。そして、精神科の中でもまだやる人が少ない「児童精神科」を専門にしました。児童精神科では主に発達障害やチック症・夜尿症・不登校の子供たちを治療します。自分自身が、中学生の時酷いいじめにあったので不登校の子供たちを支えたいという思いと、統合失調症の方を診る機会が少ないことが児童を選んだ理由でもありました。母と同じ統合失調症の方を診察するのが苦痛でした。症状1つ1つに母を思い出してしまい、治療の先に希望が持てませんでした。治す側が希望を持てずに診療することは、患者さんに対して申し訳ないと思ってしまいました。心の隅で、母の姿にまだ怯える毎日でした。  2000年に、静岡県焼津市に精神科・心療内科の「やきつべの径診療所」を開きました。一般の精神医療の他に、現在は特殊外来として私が発達障害などの児童思春期外来を担当、夫は認知症疾患医療センターを開設しています。診療所には幼児からお年寄りまでたくさんの方々に来ていただき、地域医療を担っているという充実感はそれなりにあります。しかし、私は本当には健康になっていないことを自分が一番知っていました。母が幻覚や妄想で暴れる姿・父が母を殴る日々を、決して忘れてはいませんでした。両親が亡くなった後も親への恨みの気持ちを抱えていた私は、年を取るにつれこのままでは済まないと思うようになりました。  7年前に母や自分自身のことを公表し、診察室を出て「当事者・家族の気持ちを知ってほしい」と全国を回り講演をしました。そこで膝詰めで当事者・ご家族と話したことで、医師の立場だけでは分からなかった当事者・ご家族の本音を聞くことができました。そうした本音の中に「精神科医と、うまくコミュニケーションが取れないが、どうすればいいか?」という相談が多くあったのです。言葉の専門家であるはずの精神科医がコミュニケーションが取れていないという現実に、ショックを受けました。当事者・ご家族から精神科医はそのように見えているのかと、鏡に映ったわが身を突きつけられる思いでした。それならば、実際に「日本の精神科医は、当事者・家族からどのように映っているのか?」調べてみよう!と思って始めたのが、このアンケート調査です。  もう一つのきっかけは、私の診療の問題でした。自分が精神科医となり、かつて自分が味わった悔しさを患者さんが味わうことのないように注意したつもりでしたが・・・ある家族から「息子は本当はこの薬を飲みたくないのですが、夏苅先生に言いにくいので薬を飲まずに捨てている」と聞かされ、医師から見た患者・医師関係と、患者・家族が思う医師との関係には大きな差があると思い知りました。  精神科医療の抱える問題は、母が発病した50年前と根本的には変わっていません。専門家としても当事者・家族としても、「精神科医療を変えたい」と強く願います。そのためには、まず診療を担う精神科医こそが変わらなければならないと思います。当事者と支援者が水平な関係で治療を行う、共同意思決定やオープンダイアローグなどが最近は話題になっています。話題で終わらせずこうした治療が本当に実現するには、精神科医自らが意識を変えることだと自戒を込めてこの調査を始めました。 ① 回収数7234人(質問紙での調査 6341人・ウェブでの回答 893人)は、我が国の同様な調査では過去最大規模の回答数である ② 「当事者・家族が医師を評価する」という試みを、特定の団体や地域に限定せず広く全国の精神科医療ユーザーを対象として行ったことも、本邦初である。 ③ 医師団体・製薬会社などからの資金援助を一切受けず、調査実施に要した費用数百万円は、すべて当事者・家族からの寄付および夏苅の個人資金(著書の売り上げ)から拠出した ④ 日本疫学会・東京大学倫理審査会の承認を受けており、学術的な基盤に立っている アンケートの概要、および実際のアンケート質問内容はこちらで公開しています。ご覧になって頂ければ、この活動の意義を理解して頂けると思います。 母や自身が当事者であったことを公表してから、全国の当事者・家族会から招かれ、200回以上お話をしました。北海道から石垣島まで行かなかったところの方が少ないくらいです。 メディアにも、多く取り上げていただきました。これまで、精神疾患の親の元で育った子供の声を公にする人はいなかったので、大きな反響を呼びました。  朝日新聞・中日新聞・読売新聞・共同通信・週刊ポスト・女性セブン・ハルメク  NHKラジオ深夜便  NHKEテレ【チエノバ】「私の姿が"小さな道しるべ"になれば」  NHK静岡放送 出所:朝日新聞(2016年9月7日朝刊) 承諾番号18-2445 ※朝日新聞社に無断で転載することを禁じます ・このアンケート調査の他に、精神科を受診したときに医師に質問する際のツール「質問促進パンフレット」の作成グループにも参加しました。講演時には必ず持参して、来場された方へお配りしています。 <精神科医としての主な論文・著書・訳書>  ・日本のターミナルケア(誠信書房、分担執筆) ・ 図説臨床癌シリーズNo28(メヂカルビュー社、分担執筆) ・ターミナルケア医学(医学書院、分担執筆) ・思春期学(東京大学出版会 分担執筆) ・「回復は和解のプロセスからー統合失調症の母と暮らした私の子供時代を、当事者の目線と児童精神科医の視点から考えるー、子供の虐待とネグレクト、第18巻第1号 ・「末期癌患者の心理過程についての臨床精神医学的研究」精神神経誌 第86巻 第10号(学位論文) ・「人が回復する」ということ 精神神経誌 113巻9号 ・ 「家族として,当事者として,そして精神科医として―日本精神神経学会の皆様へお伝えしたいこと」精神神経誌. 第117 巻 第3号 ・認知療法入門(星和書店、共訳) ・ いやな気分よ さようなら(星和書店、共訳) <一般の方向けに、3冊の著書> ・人は、人を浴びて人になる(ライフサイエンス出版) ・心病む母が遺してくれたもの(日本評論社) ・もうひとつの「心病む母が遺してくれたもの」(日本評論社) ・講演会情報や講演の記録は、こちらからご覧いただけます。  冊子にするためのデザイン・レイアウトなどの費用、冊子製作費(A5版10ページを想定)、印刷代(3万部 )、冊子を全国の当事者・家族・病院・診療所へ送る送料などに集まったお金を使います。  皆さんからいただいた貴重な資金を大切に使い、「精神科医療を変えようとする力」が伝わるような冊子を作ります!!  目標金額が達成しなかった場合もプロジェクトは必ず実行し冊子の作成に着手しますが、発行部数やページ数が少なくなったり、作成のスピードが遅くなることが想定されます。 必要としている方へ必要な内容と部数を確実に届けるために、皆様からのご支援を役立てて参ります。  精神科医となって30年間、治療する立場にいながら、自身の当事者・家族としての過去に向き合うことができませんでした。思い出したくない過去を、ずっと冷凍保存してきました。しかし、7年前に思いきって公表したことで、たくさんの方から「よく頑張ったね!」「よく、生きていてくれたね」と声をかけていただき、自分の過去が意味あるものに変わりました。過去の事実は変えられないが、それを見る目は変えることができる!回復には締め切りはないのだと、60歳を過ぎてやっと実感しました。これは、精神医学の知識から得られたものではありません。満身創痍で、たくさんの人の手を借りて生きてきたからこその実感だと思っています。  自身の経験から、医師として薬による治療の大切さを理解すると同時に、薬だけでは人の心は治せないのだと思います。7000人のアンケートからは「医師と同じように人生を生きる一人の人間として、私たちを尊重してほしい」という当事者・ご家族の願いが伝わってきます。この声・想いを、日本中の精神科医へ届けることが私の夢であり、回復させていただいた私ができる「精神科医療への恩返し」だと思っています。 なお、メイン画面のイラストは、私と同じく統合失調症の母親を持つ漫画家中村ユキさんが、この活動を応援して無償で描いて下さったオリジナルのイラストです。(ユキさんの著書「わが家の母はビューキです」「マンガでわかる統合失調症」も、とても参考になります!)  皆様の貴重なお時間をいただいて、最後まで読んでくださりありがとうございました。 夏苅郁子

◆ご支援いただいた皆様へ

4日目で、目標金額を達成できました。当事者の方やご家族の方は、毎日の大変な生活の中でのご支援、本当に感謝です。医療者の方々は、忙しい業務や診療・研究の中でページを開き目を通していただいたこと、心より感謝申し上げます。

パソコンの操作にまったく自信がなく「とても無理」としり込みする私を、大学時代の同級生が「これは絶対価値ある活動だから、大丈夫!頑張ってやってみなよ」と、励まし続けてくれました。

恐る恐る始めたクラウドファンディングで、初日の夜は心配で眠れませんでした。

日を追うごとに支援の方が増え、お一人お一人のお顔が浮かび、添えられたメッセージを読んでは泣きました。
人の情けに救われて、精神医療の先に大きな希望が見え始めています。この希望を皆様と共有できます。

これは、大きな喜びです。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

今後は、冊子を見やすくするためにページ数を増やす・冊子の発行部数を増やす予算に充てたいと思いますので、どうか締め切りまで引き続きのご支援を宜しくお願い申し上げます。

感謝を込めて。

補足)
なお、私への講演のご依頼も大変有難いです。
多くの方に「精神医療の今」を聞いていただきたいと思いますので、講演依頼のリターンにつきましては、限定を設けず可能な限りお引き受けさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

                         やきつべの径診療所  夏苅郁子


挨拶

 はじめまして、精神科医をしております夏苅郁子です。

 私は、平成27年に「精神科医のコミュニケーション能力」を全国の当事者・ご家族に評価していただくアンケート調査を実施し、ウェブ回答も含めると7000人を超える方々から回答を得ました。7000人という数は本邦で過去最大規模であるとともにり、全国の当事者・ご家族が「精神科医を評価する」という調査も本邦初の試みです。


 寄せられた回答7000通の中から質問紙回答6341人の回答を解析しまとめた論文が、精神神経誌に掲載されました。この貴重な結果を論文だけにとどめず、冊子にして全国の当事者・家族・病院や診療所へ配りたいと考えました。冊子を通して「精神科医の診察はどうあるべきか」「精神科医療はどう変わるべきか」をみんなで考え、結果として精神科医療全体が良い方向へ向かうことを目的とします。冊子は、平成30年11月頃の配布を目指し3万部を作製する予定です。冊子作製・配布のための資金を皆様から募ります。なおウェブでの回答結果は、冊子配布と同時期の来年1月頃にアンケート用のホームページ natsukari.jp/ でご報告させていただきます。

 精神疾患は、決して「他人事」ではありません。「心の病」は、あなたの人生のどこかで出会う病気です。あなたの家族や友人など、大切な人がなるかもしれないのです。身近な病気として、皆様のご支援をお願いいたします。



 私の母は、統合失調症という精神の病気にかかり精神科病院へ強制入院させられました。私が10歳くらいのことです。当時の精神科の状況は悲惨で、保護室に収容された母の姿が頭から消えません。私自身も医学生になったころからリストカット・薬物依存・摂食障害に苦しみ、精神科へ通院し大量の薬を飲んでいました。酷い副作用に苦しみましたが、「薬を飲みたくない、他の薬に変えてほしい」などという訴えは、とてもできない雰囲気でした。家族としても当事者としても、精神科医療に良い思い出はありません。

 精神科医になったのは、精神科に通院している医学生など当時はどこの科も受け入れてくれず、主治医だった精神科の教授から誘われて、「拾われた子犬」のように精神科の医局に入りました。

 結婚し自分の家庭を持ってからは、私は表面的には安定しました。そして、精神科の中でもまだやる人が少ない「児童精神科」を専門にしました。児童精神科では主に発達障害やチック症・夜尿症・不登校の子供たちを治療します。自分自身が、中学生の時酷いいじめにあったので不登校の子供たちを支えたいという思いと、統合失調症の方を診る機会が少ないことが児童を選んだ理由でもありました。母と同じ統合失調症の方を診察するのが苦痛でした。症状1つ1つに母を思い出してしまい、治療の先に希望が持てませんでした。治す側が希望を持てずに診療することは、患者さんに対して申し訳ないと思ってしまいました。心の隅で、母の姿にまだ怯える毎日でした。

 2000年に、静岡県焼津市に精神科・心療内科の「やきつべの径診療所」を開きました。一般の精神医療の他に、現在は特殊外来として私が発達障害などの児童思春期外来を担当、夫は認知症疾患医療センターを開設しています。診療所には幼児からお年寄りまでたくさんの方々に来ていただき、地域医療を担っているという充実感はそれなりにあります。しかし、私は本当には健康になっていないことを自分が一番知っていました。母が幻覚や妄想で暴れる姿・父が母を殴る日々を、決して忘れてはいませんでした。両親が亡くなった後も親への恨みの気持ちを抱えていた私は、年を取るにつれこのままでは済まないと思うようになりました。

 7年前に母や自分自身のことを公表し、診察室を出て「当事者・家族の気持ちを知ってほしい」と全国を回り講演をしました。そこで膝詰めで当事者・ご家族と話したことで、医師の立場だけでは分からなかった当事者・ご家族の本音を聞くことができました。そうした本音の中に「精神科医と、うまくコミュニケーションが取れないが、どうすればいいか?」という相談が多くあったのです。言葉の専門家であるはずの精神科医がコミュニケーションが取れていないという現実に、ショックを受けました。当事者・ご家族から精神科医はそのように見えているのかと、鏡に映ったわが身を突きつけられる思いでした。それならば、実際に「日本の精神科医は、当事者・家族からどのように映っているのか?」調べてみよう!と思って始めたのが、このアンケート調査です。

 もう一つのきっかけは、私の診療の問題でした。自分が精神科医となり、かつて自分が味わった悔しさを患者さんが味わうことのないように注意したつもりでしたが・・・ある家族から「息子は本当はこの薬を飲みたくないのですが、夏苅先生に言いにくいので薬を飲まずに捨てている」と聞かされ、医師から見た患者・医師関係と、患者・家族が思う医師との関係には大きな差があると思い知りました。

 精神科医療の抱える問題は、母が発病した50年前と根本的には変わっていません。専門家としても当事者・家族としても、「精神科医療を変えたい」と強く願います。そのためには、まず診療を担う精神科医こそが変わらなければならないと思います。当事者と支援者が水平な関係で治療を行う、共同意思決定やオープンダイアローグなどが最近は話題になっています。話題で終わらせずこうした治療が本当に実現するには、精神科医自らが意識を変えることだと自戒を込めてこの調査を始めました。


積み上げた6341通の回答

① 回収数7234人(質問紙での調査 6341人・ウェブでの回答 893人)は、我が国の同様な調査では過去最大規模の回答数である

② 「当事者・家族が医師を評価する」という試みを、特定の団体や地域に限定せず広く全国の精神科医療ユーザーを対象として行ったことも、本邦初である。

③ 医師団体・製薬会社などからの資金援助を一切受けず、調査実施に要した費用数百万円は、すべて当事者・家族からの寄付および夏苅の個人資金(著書の売り上げ)から拠出した

④ 日本疫学会・東京大学倫理審査会の承認を受けており、学術的な基盤に立っている


アンケートの概要、および実際のアンケート質問内容はこちらで公開しています。ご覧になって頂ければ、この活動の意義を理解して頂けると思います。


母や自身が当事者であったことを公表してから、全国の当事者・家族会から招かれ、200回以上お話をしました。北海道から石垣島まで行かなかったところの方が少ないくらいです。

メディアにも、多く取り上げていただきました。これまで、精神疾患の親の元で育った子供の声を公にする人はいなかったので、大きな反響を呼びました。

 朝日新聞・中日新聞・読売新聞・共同通信・週刊ポスト・女性セブン・ハルメク

 NHKラジオ深夜便

 NHKEテレ【チエノバ】「私の姿が"小さな道しるべ"になれば」

 NHK静岡放送

出所:朝日新聞(2016年9月7日朝刊) 承諾番号18-2445

※朝日新聞社に無断で転載することを禁じます


・このアンケート調査の他に、精神科を受診したときに医師に質問する際のツール「質問促進パンフレット」の作成グループにも参加しました。講演時には必ず持参して、来場された方へお配りしています。


<精神科医としての主な論文・著書・訳書> 

・日本のターミナルケア(誠信書房、分担執筆)

・ 図説臨床癌シリーズNo28(メヂカルビュー社、分担執筆)

・ターミナルケア医学(医学書院、分担執筆)

・思春期学(東京大学出版会 分担執筆)

・「回復は和解のプロセスからー統合失調症の母と暮らした私の子供時代を、当事者の目線と児童精神科医の視点から考えるー、子供の虐待とネグレクト、第18巻第1号

・「末期癌患者の心理過程についての臨床精神医学的研究」精神神経誌 第86巻 第10号(学位論文)

・「人が回復する」ということ 精神神経誌 113巻9号

・ 「家族として,当事者として,そして精神科医として―日本精神神経学会の皆様へお伝えしたいこと」精神神経誌. 第117 巻 第3号

・認知療法入門(星和書店、共訳)

・ いやな気分よ さようなら(星和書店、共訳)


<一般の方向けに、3冊の著書>

・人は、人を浴びて人になる(ライフサイエンス出版)

・心病む母が遺してくれたもの(日本評論社)

・もうひとつの「心病む母が遺してくれたもの」(日本評論社)

・講演会情報や講演の記録は、こちらからご覧いただけます。


 冊子にするためのデザイン・レイアウトなどの費用、冊子製作費(A5版10ページを想定)、印刷代(3万部 )、冊子を全国の当事者・家族・病院・診療所へ送る送料などに集まったお金を使います。

 皆さんからいただいた貴重な資金を大切に使い、「精神科医療を変えようとする力」が伝わるような冊子を作ります!!


 目標金額が達成しなかった場合もプロジェクトは必ず実行し冊子の作成に着手しますが、発行部数やページ数が少なくなったり、作成のスピードが遅くなることが想定されます。 必要としている方へ必要な内容と部数を確実に届けるために、皆様からのご支援を役立てて参ります。


 精神科医となって30年間、治療する立場にいながら、自身の当事者・家族としての過去に向き合うことができませんでした。思い出したくない過去を、ずっと冷凍保存してきました。しかし、7年前に思いきって公表したことで、たくさんの方から「よく頑張ったね!」「よく、生きていてくれたね」と声をかけていただき、自分の過去が意味あるものに変わりました。過去の事実は変えられないが、それを見る目は変えることができる!回復には締め切りはないのだと、60歳を過ぎてやっと実感しました。これは、精神医学の知識から得られたものではありません。満身創痍で、たくさんの人の手を借りて生きてきたからこその実感だと思っています。

 自身の経験から、医師として薬による治療の大切さを理解すると同時に、薬だけでは人の心は治せないのだと思います。7000人のアンケートからは「医師と同じように人生を生きる一人の人間として、私たちを尊重してほしい」という当事者・ご家族の願いが伝わってきます。この声・想いを、日本中の精神科医へ届けることが私の夢であり、回復させていただいた私ができる「精神科医療への恩返し」だと思っています。

なお、メイン画面のイラストは、私と同じく統合失調症の母親を持つ漫画家中村ユキさんが、この活動を応援して無償で描いて下さったオリジナルのイラストです。(ユキさんの著書「わが家の母はビューキです」「マンガでわかる統合失調症」も、とても参考になります!)

 皆様の貴重なお時間をいただいて、最後まで読んでくださりありがとうございました。

夏苅郁子



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最新のプロジェクト情報をお届けします。

  • 支援者

    207

  • 残り期間

    30

  • 集まっている金額

    2,163,000

    目標金額:1,600,000

  • 達成率135%

このプロジェクトでは、目標到達に関わらず、2018年12月14日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

起案者

実行者イメージ

夏苅郁子

北海道札幌市生まれ
1981年、浜松医 ... 科大学医学部卒業、2000年、やきつべの径診療所を開設
児童精神科医(子どものこころ専門医機構 認定専門医)、医学博士、精神保健指定医
日本精神神経学会専門医、日本児童青年精神医学会認定医、
著書  人は人を浴びて人になる(ライフサイエンス出版)、心病む母が遺してくれたもの(日本評論社)
もうひとつの「心病む母が遺してくれたもの」(日本評論社)
論文 「末期癌患者の心理過程についての臨床精神医学的研究」精神神経誌第86巻 第10号(学位論文)
人が回復する」ということ 精神神経誌 113巻9号
訳書 いやな気分よ さようなら(星和書店) 
  • 1,000

    支援へのお礼メッセージ

    リターン

      1. お礼メッセージメール
      2 作成冊子 1点

      ※リターンが必要ない場合は、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄に(応援)とカッコつきでご記入ください。

    支援者の数 73

    お届け予定:2019年2月

  • 3,000

    支援へのお礼メッセージ+作成冊子2点

    リターン

      1.支援へのお礼メッセージ
      2.作成冊子2点

      ※リターンが必要ない場合は、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄に(応援)とカッコつきでご記入ください。

    支援者の数 28

    お届け予定:2019年2月

  • 5,000

    支援へのお礼メッセージ+作成冊子3点

    リターン

      1.支援へのお礼メッセージ
      2.作成冊子3点

      ※リターンが必要ない場合は、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄に(応援)とカッコつきでご記入ください。

    支援者の数 20

    お届け予定:2019年2月

  • 10,000

    支援へのお礼メッセージ+作成冊子3点+お名前を「支援者」欄に記載

    リターン

      1.支援へのお礼メッセージ
      2.作成冊子3点
      3.お名前(プロジェクトの「支援者」欄に表記されているお名前)を冊子に掲載

      ※リターンが必要ない場合は、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄に(応援)とカッコつきでご記入ください。


    支援者の数 60

    お届け予定:2019年2月

  • 30,000

    支援へのお礼メッセ―ジ+作成冊子3冊+お名前を記載+サイン入り著書1冊+論文1点

    リターン

      1.支援へのお礼メッセージ
      2.作成冊子3点
      3.お名前(プロジェクトの「支援者」欄に表記されているお名前)を冊子に掲載
      4.サイン入り著書1冊
      5.調査結果の論文1点

      ※リターンが必要ない場合は、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄に(応援)とカッコつきでご記入ください。

    支援者の数 16

    お届け予定:2019年2月

  • 50,000

    支援へのお礼メッセージ+作成冊子3点+お名を記載+著書+論文+パンフレット

    リターン

      1.支援へのお礼メッセージ
      2.作成冊子3点
      3.お名前(プロジェクトの「支援者」欄に表記されているお名前)を冊子に掲載
      4.サイン入り著書1冊
      5.調査結果の論文1点
      6.質問促進パンフレット1点:診察時に医師に質問する際に役に立つパンフレットです

      ※リターンが必要ない場合は、ご購入プロセス最後の「応援メッセージ」欄に(応援)とカッコつきでご記入ください。

    支援者の数 8

    お届け予定:2019年2月

  • 150,000

    夏苅郁子が伺います

    リターン

      上記お礼+夏苅郁子が伺います
      精神科医療に関するテーマで、夏苅郁子が1~1.5時間の講演をさせていただきます (交通費・宿泊費が必要な場合は、別途請求させていただきます)

    支援者の数 2

    お届け予定:2019年4月

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