2021/1/15追記 目標達成のお礼とネクストゴール挑戦について
いつもしっぽ村を応援頂き、誠にありがとうございます。
この度、332名もの支援者様から4,271,500円ものご支援を頂き、無事目標金額である400万円を達成することが出来ました。
皆様の寛大なご支援、そして温かい応援のお言葉、本当にありがとうございます。
皆様から頂いたご支援金は、当初予定していた通り、移転後の犬猫保護舎の設備費・インフラ整備費、施設運営費用の一部に充てさせて頂きます。
目標金額の400万円は達成しましたが、新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、しっぽ村での譲渡会開催を始めとした活動は縮小・停止を余儀なくされています。
特に、施設見学者や里親希望の方々のご面会・ご来所を当面停止することとなり、保護している犬猫たちの新しい家族を探してあげられない状況は、私達としても心苦しい限りです。
新しい場所でスタートをきった矢先のこの事態。
今私達にできる事は、一昨年の台風19号を乗り越えた時と同様に、今目の前にある可能性全てを信じて取り組み続ける事だと思いました。
そこで、今回のクラウドファンディングでは次なる最終目標として500万円に挑戦することを決定いたしました。
あと100万円あれば、仮に活動の縮小や停止が続いたとしても、今保護している犬猫たちが新しい家族に迎えられるまで、安定した環境を提供していくことができます。
プロジェクト終了までの残り27日間、新たな目標に向けて精一杯頑張っていきますので、引き続き皆様の応援、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年1月15日
一般社団法人しっぽ村 一同
『しっぽ村』にかけた願い
令和元年台風19号の被害を受け、犬猫保護シェルターとしての継続運営が出来なくなった旧しっぽ村シェルター。

▲台風19号通過直後の旧しっぽ村の様子

▲被災後の旧しっぽ村へは多くのボランティアさんが集まり、危険個所からの撤退作業などが行われました。
神奈川県愛甲郡清川村に拠点を置いていた旧しっぽ村が被災した事により、新たに移転先を見つけ、新シェルター開設を目指すこととなりました。
そして被災から約1年―――。
多くの方々からの温かい応援によって、同県厚木市内に新シェルター開設を実現することが出来ました。

▲新『しっぽ村』外観。撮影時は生憎の曇り空でした。
▲新『しっぽ村』の裏側にある犬舎外観。現在はまだ建設中です。
運営の大半を地域住民の皆様や既存支援者の皆様の寛大なご寄付によって賄っている私たち『しっぽ村』。
しかし、旧シェルターの解体や新シェルター開設のためのインフラ整備(地盤改修や電気、水道、ガスなどの開設後に重要となる設備への投資)に想定外の費用を要しており、これまで頂いたご寄付だけでは賄いきれない部分が出てきています。
今回のプロジェクトでは、新施設での犬猫保護舎の設備拡充などを含む、シェルター運営を円滑にするための支援を募りたいと考えております。
『人々の生活にとけ込んだ保護活動を行いたい』
それが、新たに開設したシェルター『しっぽ村』にかけた私たちの願いです。
”殺処分ゼロ”を達成したここ神奈川県においても、ペットの遺棄や不適正飼育、動物の虐待やノラ猫にまつわる問題などがゼロになることはありません。
そして毎日のように、県の愛護センター・保護活動を行っている団体・個人の方への保護依頼は、後を絶ちません。
なぜ、保護を必要とする犬や猫が”ゼロ”になることはないのでしょうか?
私たちは、その理由が人々の意識と暮らしにあると考えます。
たとえば コロナ禍でのペットブーム。
外出自粛要請により、自宅で過ごす時間に犬や猫とのふれあいを求めた人々によって起きたこのペットブームですが、どの時代もペットブームが起こるたびに、続いてやってくるのは「飼育放棄」「殺処分」という現実です。
その証拠に、自粛要請が解除された令和2年5月下旬ころから、都内の保護施設には毎日のように子犬や子猫が持ち込まれていました。
(出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2f03f9584dcd77a...)
自粛の必要がなくなったために、「不要」となった動物たちが「飼育放棄」されたのです。

犬や猫と暮らすことには、どんな意味があるのだろう
わたしたち人間が犬や猫と共に幸せに生きることとは、どういうことなのだろう
人々の暮らしと向き合い おなじ立場に立って語り合い
その生活にとけ込んだシェルターから発信することが出来たら
人々はより身近なこととして保護犬猫の問題をとらえ
解決の糸口をつかんでいけると思います。
不適正飼育・動物の遺棄・動物虐待・多頭飼育崩壊・外で暮らす飼い主のいない犬や猫の問題・災害時の動物たちの問題――――。
これらはどれも動物たちが自ら起こす問題ではありません。
そう
すべては人が作り出す問題なのです。
目の前にある命と 未来に出会う命のために
一般社団法人清川しっぽ村運営委員会(現一般社団法人しっぽ村)は、2013年に開設した神奈川県清川村のシェルターを拠点として、東日本大震災で行き場を失った犬や猫の保護、残された犬や猫のお世話を代行する活動を通し、被災した地域で暮らす人々への支援活動を行ってきました。
▼写真 福島県飯舘村給餌活動にて病状の悪化した犬を動物病院に搬送した時の様子
2016年4月には熊本地震が発生。
この時は、東日本大震災後に福島県飯舘村で活動した経験を活かし、熊本県阿蘇郡西原村ボランティアセンター内で動物ボランティアセンターの機能を果たしました。
▼写真 熊本地震での動物ボランティアの活動の様子
その後は被災した飼い主様から多くの要望が寄せられていた、被災犬猫のための一時預かり施設を開設(「西原しっぽ村」)。
現在も震災後からの一時預かりや熊本県南豪雨での支援活動、身寄りのない犬猫の保護・譲渡活動を継続しています。
▼写真 熊本県阿蘇郡西原村から熊本県菊池市に移設したシェルター「西原しっぽ村」内部
2つの大災害での支援活動と、神奈川県内での犬猫保護活動を通して見えてきたものは、
「人と共に暮らす犬や猫の命とその福祉は人間の意識と生活によって左右される」
ということ。
例えば、
〇マイクロチップの装着と登録をする
〇繁殖を望まないペットには不妊去勢手術をする
〇お世話できる頭数を飼育する
〇適正飼育・終生飼養を守る
〇のら猫にまつわる問題は、「地域の問題」として協力して取り組む
これらは決して特別なことではなく、
「犬や猫と暮らすうえで ごくごく当たり前のこと」 なのです。
このことが、ペットと暮らす人もそうでない人も
動物が好きな人もそうでない人も
みんなが理解して行動に移せたら、
捨て犬捨て猫・動物の遺棄や虐待・多頭飼育崩壊・のら猫の過剰な繁殖問題・災害時の動物の問題はもっと減らせるはず。
そしてもしも、
「動物も地域社会でわたしたちと共に生きる仲間」
という意識がもてたなら
今よりももっと 人も動物たちも
心穏やかに 暮らせるのではないでしょうか。
大切なのは
今 目の前にある命を守ることだけではなく、
未来に出会う命のためにも、
今 できることをすること
その為に、私たちは不幸な環境のもとで生きる犬猫を保護し、新たな飼い主を探す活動や猫のTNR活動(※)を行うだけではなく、講演会や展示会なども開催しています。
犬や猫と人間の間で起きている問題をお伝えしたり、未来を担う子どもたちへの動物愛護・動物福祉教育の場での活動を続けているのです。
※注:Trap(人道的な手段を用いて保護・捕獲する)・Neuter(不妊去勢手術を施す)Return(元の生活圏に猫を戻す)の頭文字をとった活動のこと。
▼写真 横浜市谷本小学校での授業の様子
『しっぽ村』ではじまること
〇身寄りのない犬や猫を 保護する
新シェルター『しっぽ村』では、犬20頭・猫70頭の保護が可能な犬舎・猫舎のスペースがあります。
『しっぽ村』で保護する犬や猫は、その多くは劣悪な環境で飼育されていたり、不妊手術をせずに増えた猫たちです。
保護した犬や猫は健康チェック、必要な検査や治療(不妊去勢手術を含む)を受けます。
その結果、他の動物と同じスペースでの生活が可能とされれば、ご飯と就寝時間を除き、犬や猫の仲間と共に自由に動き回れる部屋での生活が始まります。
その後は定期的にワクチン接種など、必要な医療が受けられるようにしています。
▼写真 しっぽ村所有の動物診療車内。ケガした猫の処置をする獣医師の介助をしている様子
〇一頭でも多くの犬や猫を 新しい飼い主さんの元へ
一日でも早く温もりあふれる家庭で新しい生活をスタートするためには、人の生活環境に馴染みその中で感じるストレスを最小にすることが大切です。
古民家をリフォームして開設した新シェルターでは、人の生活環境を再現できるように工夫を凝らしました。
犬や猫の習性や彼らに必要な運動を妨げないスペースが確保された犬舎・猫舎では、いつでもあたたかなぬくもりが感じられます。
▼写真 新シェルターの猫舎の様子
譲渡会では、しっぽ村独自の工夫があります。
スタッフと共に直接に犬や猫とのふれあいを体験したり、犬や猫の習性を観察することによって、「ともに暮らす」ことをイメージしやすくなると考え、「ふれあい型の譲渡会場」を設営しています。
▼写真 実際にケンネルランという大きな屋根付きサークルを使用して行ったふれあい型の譲渡会の様子
〇不幸な環境のもとで生きる命を 今以上に増やさない
猫は高い繁殖能力を持っています。
繁殖制限をせずに増え続けた外で暮らす猫たちは、感染症や交通事故、心無い人間による虐待などど隣り合わせといった大変危険な環境のもとで生きなければなりません。
TNR活動は、そのような猫たちを今以上増やさないために、最も効果が期待されていう方法の一つです。
しっぽ村では、獣医師の協力により毎月30~40頭以上の猫のTNRを行っています。
▼写真 猫搬送用バスの猫カーゴを活用し手術後の猫をリターンしている様子
〇犬や猫のために出来ることを 考え 伝える
動物愛護・動物福祉に関することや、地域猫・猫のTNRについて、人とペットの防災などに関してお伝えするサロンを、定期的にシェルター内で開きます。
また、展示会などで行ってきた動物愛護・動物福祉教育の一環としてのワークショップをシェルターで開催します。
▼写真 ららぽーと海老名店にてLUSH主催のチャリティーイベントでの様子。福島県飯舘村で出会った猫をモデルとした紙芝居を上演しました。
あなたにも できることが きっとあります
犬や猫たちは、人との関係性において様々な変化を遂げながら、今日では伴侶動物として最も身近な動物となりました。
ぬくもりあふれる家庭で 人の優しさにふれながら生きる命がある。
しかしその一方では、今もなお、動物虐待・飼育放棄・多頭飼育崩壊・ロードキル(交通事故死)など、犬や猫を取り巻く問題が数多く残されています。
動物愛護法の改正などを受け、保健所などの行政施設も「動物を処分する施設」から「生かすための施設」へと機能転換し、全国各地で明るく開放的な雰囲気に包まれた「動物愛護センター」が設立されてきました。
そしてそこでは、飼い主や繁殖業者などから持ち込まれる動物たちを安易に引き取ることはなく、持ち込んだ人に対しては、先ずは新しい飼い主を探す努力をすることが勧められています。
それはとっても大切なことです。
しかし一方では、行政や愛護団体などから保護を断られ、その後に新しい飼い主を探す努力もなく、遺棄したりペット引き取り業者へ渡す人間が多くいるのも現実です。
一度は人と共に暮らした動物が、人の都合によって手放される時
そう たとえば
あなたの優しさにふれ、あなたの温もりを感じ、あなたに必要とされた犬や猫が
その手を離れた瞬間
その時から 彼らには否応なく
引き受けなければならない苦しみが待っていることを
人は 知らなければならないと思います。
彼らもまた わたしたちと同じ
大切な命であることを
あなたにも 忘れないでいて欲しい
「しっぽ村」はみなさまと常に同じ立場にたち
活動を続けながら、これからもこうした想いを発信し続けていきます。
リターンについて
〇1000円:リターン無し
〇3000円:サンクスメール
〇5000円:しっぽ村特製ポストカード3枚セット
〇1万円:しっぽ村特製肉球ストラップ(木製)
〇3万円:エコ猫たわし、肉球たわし、肉球チャームのいずれかをお選びいただけます。
〇5万円:肉球チャーム付きハーバリウム
〇10万円:しっぽ村welcomeワイヤープレート、ねこちゃんのwelcomeワイヤープレート、わんちゃんのwelcomeワイヤープレートのいずれかをお選びいただけます。
〇20万円:お名前プレートをしっぽ村シェルター内に飾ります。
リスクについて
施設移転作業は既に開始しており、しっぽ村独自の寄付金等で移転にかかる費用を賄っております。
現段階では、クラウドファンディングで頂いたご支援金は犬猫保護舎の設備費・インフラ整備費の一部へ使用させて頂く予定ですが、最終的な調達金額によっては、施設運営の際に発生する費用へ充てさせて頂く等の変更が生じる可能性がございます。
また、リターンの発送は2021年4月を予定しておりますが、活動状況により遅れが生じる可能性がございます。
いずれの場合でも、変更事項が生じた場合は「活動報告」にて皆様に事前にお知らせをさせて頂きます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
犬や猫はみな、地域社会でわたしたちと共に生きています。
古くから人の生活にとけ込み さまざまな役割を担ってきた犬や猫が、いつしか保護犬や保護猫となったのには、
わたしたち人間の意識と行動の変化が、大きく影響しています。
今、目の前にある命を守り、未来に出会う命を守るためにも、
わたしたち人間に何が出来るのかを共に考え、あなたに出来ることから始めていただきたい‥‥
そう願っています。
わたしたちの活動はすべて、この活動に賛同しご支援くださる皆様のお力で支えられています。
皆様から頂く支援金は、新シェルターの犬猫保護舎の設備拡充や運営資金として、大切に、そして責任を持って使わせて頂きます。
どうかご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
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〇身寄りのない犬や猫を 保護する 『しっぽ村』で保護する犬や猫は、その多くは劣悪な環境で飼育されていたり、不妊手術をせずに増えた猫たちです。保護した犬や猫は健康チェック、必要な検査や治療(不妊去勢手術を含む)を受けます。その結果、他の動物と同じスペースでの生活が可能とされれば、ご飯と就寝時間を除き、犬や猫の仲間と共に自由に動き回れる部屋での生活が始まります。 〇一頭でも多くの犬や猫を 新しい飼い主さんの元へ 古民家をリフォームして開設した新シェルターでは、人の生活環境を再現できるように工夫を凝らしました。 譲渡会では、しっぽ村独自の工夫があります。 〇不幸な環境のもとで生きる命を 今以上に増やさない TNR活動は、そのような猫たちを今以上増やさないために、最も効果が期待されていう方法の一つです。しっぽ村では、獣医師の協力により毎月30~40頭以上の猫のTNRを行っています。 動物愛護・動物福祉に関することや、地域猫・猫のTNRについて、人とペットの防災などに関してお伝えするサロンを、定期的にシェルター内で開きます。 犬や猫たちは、人との関係性において様々な変化を遂げながら、今日では伴侶動物として最も身近な動物となりました。 動物愛護法の改正などを受け、保健所などの行政施設も「動物を処分する施設」から「生かすための施設」へと機能転換し、全国各地で明るく開放的な雰囲気に包まれた「動物愛護センター」が設立されてきました。そしてそこでは、飼い主や繁殖業者などから持ち込まれる動物たちを安易に引き取ることはなく、持ち込んだ人に対しては、先ずは新しい飼い主を探す努力をすることが勧められています。 しかし一方では、行政や愛護団体などから保護を断られ、その後に新しい飼い主を探す努力もなく、遺棄したりペット引き取り業者へ渡す人間が多くいるのも現実です。 あなたの優しさにふれ、あなたの温もりを感じ、あなたに必要とされた犬や猫が その時から 彼らには否応なく 人は 知らなければならないと思います。 〇1000円:リターン無し 〇5000円:しっぽ村特製ポストカード3枚セット 〇3万円:エコ猫たわし、肉球たわし、肉球チャームのいずれかをお選びいただけます。 〇10万円:しっぽ村welcomeワイヤープレート、ねこちゃんのwelcomeワイヤープレート、わんちゃんのwelcomeワイヤープレートのいずれかをお選びいただけます。 施設移転作業は既に開始しており、しっぽ村独自の寄付金等で移転にかかる費用を賄っております。現段階では、クラウドファンディングで頂いたご支援金は犬猫保護舎の設備費・インフラ整備費の一部へ使用させて頂く予定ですが、最終的な調達金額によっては、施設運営の際に発生する費用へ充てさせて頂く等の変更が生じる可能性がございます。また、リターンの発送は2021年4月を予定しておりますが、活動状況により遅れが生じる可能性がございます。いずれの場合でも、変更事項が生じた場合は「活動報告」にて皆様に事前にお知らせをさせて頂きます。 最後までご覧頂き、ありがとうございました。 古くから人の生活にとけ込み さまざまな役割を担ってきた犬や猫が、いつしか保護犬や保護猫となったのには、 今、目の前にある命を守り、未来に出会う命を守るためにも、 どうかご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2021/1/15追記 目標達成のお礼とネクストゴール挑戦について
いつもしっぽ村を応援頂き、誠にありがとうございます。
この度、332名もの支援者様から4,271,500円ものご支援を頂き、無事目標金額である400万円を達成することが出来ました。
皆様の寛大なご支援、そして温かい応援のお言葉、本当にありがとうございます。
皆様から頂いたご支援金は、当初予定していた通り、移転後の犬猫保護舎の設備費・インフラ整備費、施設運営費用の一部に充てさせて頂きます。
目標金額の400万円は達成しましたが、新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今、しっぽ村での譲渡会開催を始めとした活動は縮小・停止を余儀なくされています。
特に、施設見学者や里親希望の方々のご面会・ご来所を当面停止することとなり、保護している犬猫たちの新しい家族を探してあげられない状況は、私達としても心苦しい限りです。
新しい場所でスタートをきった矢先のこの事態。
今私達にできる事は、一昨年の台風19号を乗り越えた時と同様に、今目の前にある可能性全てを信じて取り組み続ける事だと思いました。
そこで、今回のクラウドファンディングでは次なる最終目標として500万円に挑戦することを決定いたしました。
あと100万円あれば、仮に活動の縮小や停止が続いたとしても、今保護している犬猫たちが新しい家族に迎えられるまで、安定した環境を提供していくことができます。
プロジェクト終了までの残り27日間、新たな目標に向けて精一杯頑張っていきますので、引き続き皆様の応援、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年1月15日
一般社団法人しっぽ村 一同
『しっぽ村』にかけた願い
令和元年台風19号の被害を受け、犬猫保護シェルターとしての継続運営が出来なくなった旧しっぽ村シェルター。
▲台風19号通過直後の旧しっぽ村の様子
▲被災後の旧しっぽ村へは多くのボランティアさんが集まり、危険個所からの撤退作業などが行われました。
神奈川県愛甲郡清川村に拠点を置いていた旧しっぽ村が被災した事により、新たに移転先を見つけ、新シェルター開設を目指すこととなりました。
そして被災から約1年―――。
多くの方々からの温かい応援によって、同県厚木市内に新シェルター開設を実現することが出来ました。
▲新『しっぽ村』外観。撮影時は生憎の曇り空でした。
▲新『しっぽ村』の裏側にある犬舎外観。現在はまだ建設中です。
運営の大半を地域住民の皆様や既存支援者の皆様の寛大なご寄付によって賄っている私たち『しっぽ村』。
しかし、旧シェルターの解体や新シェルター開設のためのインフラ整備(地盤改修や電気、水道、ガスなどの開設後に重要となる設備への投資)に想定外の費用を要しており、これまで頂いたご寄付だけでは賄いきれない部分が出てきています。
今回のプロジェクトでは、新施設での犬猫保護舎の設備拡充などを含む、シェルター運営を円滑にするための支援を募りたいと考えております。
『人々の生活にとけ込んだ保護活動を行いたい』
それが、新たに開設したシェルター『しっぽ村』にかけた私たちの願いです。
”殺処分ゼロ”を達成したここ神奈川県においても、ペットの遺棄や不適正飼育、動物の虐待やノラ猫にまつわる問題などがゼロになることはありません。
そして毎日のように、県の愛護センター・保護活動を行っている団体・個人の方への保護依頼は、後を絶ちません。
なぜ、保護を必要とする犬や猫が”ゼロ”になることはないのでしょうか?
私たちは、その理由が人々の意識と暮らしにあると考えます。
たとえば コロナ禍でのペットブーム。
外出自粛要請により、自宅で過ごす時間に犬や猫とのふれあいを求めた人々によって起きたこのペットブームですが、どの時代もペットブームが起こるたびに、続いてやってくるのは「飼育放棄」「殺処分」という現実です。
その証拠に、自粛要請が解除された令和2年5月下旬ころから、都内の保護施設には毎日のように子犬や子猫が持ち込まれていました。
(出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2f03f9584dcd77a...)
自粛の必要がなくなったために、「不要」となった動物たちが「飼育放棄」されたのです。
犬や猫と暮らすことには、どんな意味があるのだろう
わたしたち人間が犬や猫と共に幸せに生きることとは、どういうことなのだろう
人々の暮らしと向き合い おなじ立場に立って語り合い
その生活にとけ込んだシェルターから発信することが出来たら
人々はより身近なこととして保護犬猫の問題をとらえ
解決の糸口をつかんでいけると思います。
不適正飼育・動物の遺棄・動物虐待・多頭飼育崩壊・外で暮らす飼い主のいない犬や猫の問題・災害時の動物たちの問題――――。
これらはどれも動物たちが自ら起こす問題ではありません。
そう
すべては人が作り出す問題なのです。
目の前にある命と 未来に出会う命のために
一般社団法人清川しっぽ村運営委員会(現一般社団法人しっぽ村)は、2013年に開設した神奈川県清川村のシェルターを拠点として、東日本大震災で行き場を失った犬や猫の保護、残された犬や猫のお世話を代行する活動を通し、被災した地域で暮らす人々への支援活動を行ってきました。

▼写真 福島県飯舘村給餌活動にて病状の悪化した犬を動物病院に搬送した時の様子
2016年4月には熊本地震が発生。

この時は、東日本大震災後に福島県飯舘村で活動した経験を活かし、熊本県阿蘇郡西原村ボランティアセンター内で動物ボランティアセンターの機能を果たしました。
▼写真 熊本地震での動物ボランティアの活動の様子
その後は被災した飼い主様から多くの要望が寄せられていた、被災犬猫のための一時預かり施設を開設(「西原しっぽ村」)。
現在も震災後からの一時預かりや熊本県南豪雨での支援活動、身寄りのない犬猫の保護・譲渡活動を継続しています。
▼写真 熊本県阿蘇郡西原村から熊本県菊池市に移設したシェルター「西原しっぽ村」内部
2つの大災害での支援活動と、神奈川県内での犬猫保護活動を通して見えてきたものは、
「人と共に暮らす犬や猫の命とその福祉は人間の意識と生活によって左右される」
ということ。
例えば、
〇マイクロチップの装着と登録をする
〇繁殖を望まないペットには不妊去勢手術をする
〇お世話できる頭数を飼育する
〇適正飼育・終生飼養を守る
〇のら猫にまつわる問題は、「地域の問題」として協力して取り組む
これらは決して特別なことではなく、
「犬や猫と暮らすうえで ごくごく当たり前のこと」 なのです。
このことが、ペットと暮らす人もそうでない人も
動物が好きな人もそうでない人も
みんなが理解して行動に移せたら、
捨て犬捨て猫・動物の遺棄や虐待・多頭飼育崩壊・のら猫の過剰な繁殖問題・災害時の動物の問題はもっと減らせるはず。
そしてもしも、
「動物も地域社会でわたしたちと共に生きる仲間」
という意識がもてたなら
今よりももっと 人も動物たちも
心穏やかに 暮らせるのではないでしょうか。
大切なのは
今 目の前にある命を守ることだけではなく、
未来に出会う命のためにも、
今 できることをすること
その為に、私たちは不幸な環境のもとで生きる犬猫を保護し、新たな飼い主を探す活動や猫のTNR活動(※)を行うだけではなく、講演会や展示会なども開催しています。
犬や猫と人間の間で起きている問題をお伝えしたり、未来を担う子どもたちへの動物愛護・動物福祉教育の場での活動を続けているのです。
※注:Trap(人道的な手段を用いて保護・捕獲する)・Neuter(不妊去勢手術を施す)Return(元の生活圏に猫を戻す)の頭文字をとった活動のこと。
▼写真 横浜市谷本小学校での授業の様子
『しっぽ村』ではじまること
〇身寄りのない犬や猫を 保護する
新シェルター『しっぽ村』では、犬20頭・猫70頭の保護が可能な犬舎・猫舎のスペースがあります。
『しっぽ村』で保護する犬や猫は、その多くは劣悪な環境で飼育されていたり、不妊手術をせずに増えた猫たちです。
保護した犬や猫は健康チェック、必要な検査や治療(不妊去勢手術を含む)を受けます。
その結果、他の動物と同じスペースでの生活が可能とされれば、ご飯と就寝時間を除き、犬や猫の仲間と共に自由に動き回れる部屋での生活が始まります。
その後は定期的にワクチン接種など、必要な医療が受けられるようにしています。
▼写真 しっぽ村所有の動物診療車内。ケガした猫の処置をする獣医師の介助をしている様子
〇一頭でも多くの犬や猫を 新しい飼い主さんの元へ
一日でも早く温もりあふれる家庭で新しい生活をスタートするためには、人の生活環境に馴染みその中で感じるストレスを最小にすることが大切です。
古民家をリフォームして開設した新シェルターでは、人の生活環境を再現できるように工夫を凝らしました。
犬や猫の習性や彼らに必要な運動を妨げないスペースが確保された犬舎・猫舎では、いつでもあたたかなぬくもりが感じられます。

▼写真 新シェルターの猫舎の様子
譲渡会では、しっぽ村独自の工夫があります。
スタッフと共に直接に犬や猫とのふれあいを体験したり、犬や猫の習性を観察することによって、「ともに暮らす」ことをイメージしやすくなると考え、「ふれあい型の譲渡会場」を設営しています。
▼写真 実際にケンネルランという大きな屋根付きサークルを使用して行ったふれあい型の譲渡会の様子
〇不幸な環境のもとで生きる命を 今以上に増やさない
猫は高い繁殖能力を持っています。
繁殖制限をせずに増え続けた外で暮らす猫たちは、感染症や交通事故、心無い人間による虐待などど隣り合わせといった大変危険な環境のもとで生きなければなりません。
TNR活動は、そのような猫たちを今以上増やさないために、最も効果が期待されていう方法の一つです。
しっぽ村では、獣医師の協力により毎月30~40頭以上の猫のTNRを行っています。
▼写真 猫搬送用バスの猫カーゴを活用し手術後の猫をリターンしている様子
〇犬や猫のために出来ることを 考え 伝える
動物愛護・動物福祉に関することや、地域猫・猫のTNRについて、人とペットの防災などに関してお伝えするサロンを、定期的にシェルター内で開きます。
また、展示会などで行ってきた動物愛護・動物福祉教育の一環としてのワークショップをシェルターで開催します。
▼写真 ららぽーと海老名店にてLUSH主催のチャリティーイベントでの様子。福島県飯舘村で出会った猫をモデルとした紙芝居を上演しました。
あなたにも できることが きっとあります
犬や猫たちは、人との関係性において様々な変化を遂げながら、今日では伴侶動物として最も身近な動物となりました。
ぬくもりあふれる家庭で 人の優しさにふれながら生きる命がある。
しかしその一方では、今もなお、動物虐待・飼育放棄・多頭飼育崩壊・ロードキル(交通事故死)など、犬や猫を取り巻く問題が数多く残されています。
動物愛護法の改正などを受け、保健所などの行政施設も「動物を処分する施設」から「生かすための施設」へと機能転換し、全国各地で明るく開放的な雰囲気に包まれた「動物愛護センター」が設立されてきました。
そしてそこでは、飼い主や繁殖業者などから持ち込まれる動物たちを安易に引き取ることはなく、持ち込んだ人に対しては、先ずは新しい飼い主を探す努力をすることが勧められています。
それはとっても大切なことです。
しかし一方では、行政や愛護団体などから保護を断られ、その後に新しい飼い主を探す努力もなく、遺棄したりペット引き取り業者へ渡す人間が多くいるのも現実です。
一度は人と共に暮らした動物が、人の都合によって手放される時
そう たとえば
あなたの優しさにふれ、あなたの温もりを感じ、あなたに必要とされた犬や猫が
その手を離れた瞬間
その時から 彼らには否応なく
引き受けなければならない苦しみが待っていることを
人は 知らなければならないと思います。
彼らもまた わたしたちと同じ
大切な命であることを
あなたにも 忘れないでいて欲しい
「しっぽ村」はみなさまと常に同じ立場にたち
活動を続けながら、これからもこうした想いを発信し続けていきます。
リターンについて
〇1000円:リターン無し
〇3000円:サンクスメール
〇5000円:しっぽ村特製ポストカード3枚セット
〇1万円:しっぽ村特製肉球ストラップ(木製)
〇3万円:エコ猫たわし、肉球たわし、肉球チャームのいずれかをお選びいただけます。
〇5万円:肉球チャーム付きハーバリウム
〇10万円:しっぽ村welcomeワイヤープレート、ねこちゃんのwelcomeワイヤープレート、わんちゃんのwelcomeワイヤープレートのいずれかをお選びいただけます。
〇20万円:お名前プレートをしっぽ村シェルター内に飾ります。
リスクについて
施設移転作業は既に開始しており、しっぽ村独自の寄付金等で移転にかかる費用を賄っております。
現段階では、クラウドファンディングで頂いたご支援金は犬猫保護舎の設備費・インフラ整備費の一部へ使用させて頂く予定ですが、最終的な調達金額によっては、施設運営の際に発生する費用へ充てさせて頂く等の変更が生じる可能性がございます。
また、リターンの発送は2021年4月を予定しておりますが、活動状況により遅れが生じる可能性がございます。
いずれの場合でも、変更事項が生じた場合は「活動報告」にて皆様に事前にお知らせをさせて頂きます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
犬や猫はみな、地域社会でわたしたちと共に生きています。
古くから人の生活にとけ込み さまざまな役割を担ってきた犬や猫が、いつしか保護犬や保護猫となったのには、
わたしたち人間の意識と行動の変化が、大きく影響しています。
今、目の前にある命を守り、未来に出会う命を守るためにも、
わたしたち人間に何が出来るのかを共に考え、あなたに出来ることから始めていただきたい‥‥
そう願っています。
わたしたちの活動はすべて、この活動に賛同しご支援くださる皆様のお力で支えられています。
皆様から頂く支援金は、新シェルターの犬猫保護舎の設備拡充や運営資金として、大切に、そして責任を持って使わせて頂きます。
どうかご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
支援期間終了
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支援者
482人
残り期間
0日
集まっている金額
5,584,500円
(達成) 目標金額:5,000,000円
(達成) 第一目標金額:4,000,000円
達成率139%
2021年02月11日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
一般社団法人しっぽ村
1,000円
リターン無し
リターン
♪皆様のお気持ちがそのまましっぽ村へのご寄付として充てられます。
(※A-port手数料分を差し引く)
私たちの新しい施設での活動へ、応援を宜しくお願い致します。
支援者の数 111人
支援期間終了
3,000円
サンクスメール
リターン
♪サンクスメールをお送りします。
支援者の数 88人
支援期間終了
5,000円
しっぽ村特製ポストカード3枚セット
リターン
♪デザインの異なる3枚のポストカードをセットにしてお届けします。
支援者の数 75人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
10,000円
しっぽ村特製ストラップ
リターン
♪旧しっぽ村シェルターのウッドデッキを素材として作ったストラップです。
♪旧しっぽ村シェルター『清川しっぽ村』の文字入りです。
♪廃材を使用して作りました。傷や色落ちなどがございます事をご理解ください。
支援者の数 170人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
30,000円
肉球エコたわし
リターン
♪肉球の形をしたミトン型のエコたわしです。
♪アクリル毛糸で作りました。
♪一つ一つ手作りです。どの肉球が届くかはお楽しみに。
支援者の数 9人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
30,000円
肉球チャームプレゼント
リターン
♪肉球を型取り作成しましたチャームです。
♪チャームはUVレジンで作成しています。
♪チャームは取り外しできます。
♪チャームはペットの首輪や、飼い主さんの持ち物に付けるなどしてお使い頂けます。
♪一つ一つ手作りです。どのお色が届くかはお楽しみに。
支援者の数 6人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
30,000円
エコ猫たわし
リターン
♪猫ちゃんのお顔をしたミトン型のエコたわしです。
♪アクリル毛糸で作られています。
♪一つ一つ手作りです。どの猫ちゃんが届くかはお楽しみに。
支援者の数 6人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
50,000円
肉球チャーム付きハーバリウム
リターン
♪肉球チャームが付いたハーバリウム1点。
♪チャームはUVレジンで作成しています。
♪チャームは取り外し可能です。
♪チャームはペットの首輪などにも取り付けられます。
♪ご注意:ハーバリウムは2種類ありますが、どちらが届くかはお楽しみに。
支援者の数 9人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
100,000円
わんちゃんのウェルカムプレート
リターン
♪元気に走り回る大きなたれ耳のわんちゃんのwelcomeワイヤープレートです。
♪アルミ線でお作りしています。
♪一つ一つ手作りの為、写真見本と若干異なる場合があります。
支援者の数 0人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
100,000円
ねこちゃんのwelcomeプレート
リターン
♪元気に飛び回るねこちゃんのwelcomeワイヤープレートです。
♪アルミ線でお作りしています。
♪一つ一つ手作りの為、写真見本と若干異なる場合があります。
支援者の数 3人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
100,000円
しっぽ村welcomeプレート
リターン
♪しっぽ村のロゴをモチーフにしたウェルカムワイヤープレートです。
♪アルミ線でお作りしています。
♪一つ一つ手作りの為、写真見本と若干異なる場合があります。
支援者の数 2人
お届け予定:2021年4月
支援期間終了
200,000円
お名前プレートをしっぽ村シェルター内に飾ります
リターン
♪しっぽ村シェルター内に記念のお名前プレートを設置します。
♪プレートの素材は木製です。
♪お名前はローマ字となります。
♪ペットのお名前でもお入れできます。
※プレートへ刻むお名前については、ご希望を個別にお伺いします。
支援者の数 3人
支援期間終了