1954年にビキニ環礁で米国が行った水爆実験により、多くの船や現地住民らが被ばくしたビキニ事件。このプロジェクトでは、これまで収集したビキニ核被災船員や遺族の証言・資料をもとに、ビキニ事件が学べるビデオと補助資料を高校生たちと作成。核兵器禁止を求める国際市民団体を通じ、世界各国の教育現場で活用してもらいます。みなさまからのご支援をよろしくお願いいたします。
ビキニ事件とは?
1954年、南太平洋のビキニ環礁で、米国軍が水爆実験を実施。その際、日本の第五福竜丸を始め、多くの船や現地住民が被ばくしました。
1985年、高知の高校生たちの地域調査により、第五福竜丸のほかにも国内に多くの核被災船員が存在することが明かになりました。太平洋核被災支援センター(ビキニ水爆実験被災調査団)では、その後も全国でビキニ被災船員への聞き取り調査、関係資料の収集、被災船と元船員の科学的分析などを進めてきました。その結果、ビキニ核実験による被爆船は、延べ1000隻(実数550隻)、関係漁船員約10,000人という被災の事実が証明されています。
1983年の夏に高知県で生まれた「幡多高校生ゼミナール」。「足もとから平和と青春を見つめよう」と、地域の現代史を発掘しはじめました。 1985年(広島・長崎の被爆40周年の年)には、地域の被ばく者調査をスタート。この時に、ビキニ水爆実験の被災漁船員を発見し、この巨大な事件(熾烈な核開発競争のさなか、日米政府の思惑によって隠された不都合な真実)の解明に挑むことになりました。
そして、第五福竜丸を含め、延べ1000隻以上の被災船が太平洋沿岸の漁港にいたこと、そして被災漁船員たちが放射能障害で苦しんでいる実態に初めて光を当てたのです。
広島・長崎に次ぐビキニの悲劇。
「幡多高校生ゼミナール」の調査でビキニ事件の真相解明のきっかけとなったのが、藤井馬さんと息子の節弥さん親子の存在です。馬さんは二人の子どもとともに長崎で被ばく。次男の節弥さんはその後、マグロ船員となり、太平洋のビキニ環礁核実験に遭遇します。1960年8月2日、節弥さんは神奈川県の入院先を抜け出して、被ばくの後遺症を苦にして27歳の命を絶ちました。
放射能で死んだ者など、この町にはいない
地元では、被ばくの事実を認めない空気が蔓延。被ばくしたと声を上げることができない、無言の圧力がありました。被ばくから30年を経てなお、ガンや心臓病などを発症し苦しみ亡くなっていく多くの船員たち、そして家族の苦しみ・・・「ビキニ事件は今も生きている。過去の出来事だけではない」
高校生たちの調査は一軒一軒ねばり強くつづけられ、一人一人の証言が、ビキニの海での核被災の事実をよみがえらせました。
幡多高校生ゼミナールの「学び、調査し、表現する」活動は、幡多地域から室戸、東京、静岡、広島、長崎、沖縄、韓国へと「平和の旅」を軸に広がります。ドキュメンタリー映画「ビキニの海は忘れない」にもその記録が残されています。
2011年6月には、「ビキニ被災を広く捉え、訴えた」活動が評価され、第2回「焼津平和賞」を受賞。福島原発事故の3ヵ月後のことでした。この受賞をきっかけに、福島から高校生グループ「たねまきうさぎ」を幡多地域に迎え、震災・原発の朗読詩を発表する交流もスタート。この交流は全国に広がり、核実験被災を訴えるカザフスタンの高校生との交流や、福島の高校生代表がマーシャル諸島への訪問に発展します。
太平洋核被災センターについて
このプロジェクトを行う「太平洋核被災センター」は、太平洋核実験による放射線被災の実態の解明、ビキニ核被災国家賠償請求訴訟を支援し、核被災船員と遺族の救済に取り組んでいます。
ビキニ核被災国家賠償請求訴訟の高知地裁判決では、国の賠償責任は認められませんでしたが、原告44名の被災事実が認定され、「船員の救済は改めて検討されるべき」と記されたことにより、被災者救済の道は開きつつあります。今後も高裁への控訴と、船員保険の「労災認定審査請求」の両面から、ビキニ核被災船員・遺族らの救済支援を行います。
これまでの主な活動
このクラウドファンディング資金の活用方法
1.取材・行動費
全国高校生平和集会への参加や、被災船員と遺族などへの聞き取りの収録などの費用として活用します。
2.編集費
撮影は私たちが行いますが、編集や校正はプロに協力を依頼する予定です。また、海外で配布するための翻訳費用(英語・フランス語・ロシア語・中国語・韓国語)に活用します。
3.DVDコピー・配布費
国内の学校・図書館への配布や一般頒布用に2,000枚、核実験各国と韓国にそれぞれ200枚のDVDコピー・配布費用として活用します。
4. 国連関連会議への代表派遣費
核実験被災検証を呼びかけるためにDVDと資料を持って、被災者・遺族・学生・支援者の代表の派遣費(補助)に活用します。
このプロジェクトのリターンの内容は以下の通りです
私たちは、学生をはじめ、世界中の多くの人々にビキニ事件の事実を知っていただけることが、一番のリターンだと考えています。そのうえで、ご支援いただいたみなさんへのリターンの内容をご紹介いたします。
●2,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 1枚
●5,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 2枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
●10,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 5枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚
・DVD「種まきうさぎ」 1枚
( 福島の高校生による朗読グループ「たねまきうさぎ」を中心に、核の時代を生きる若者たちの姿を描くドキュメンタリー)
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
●20,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 10枚
( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 )
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「種まきうさぎ」1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済法をつくるシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
●50,000円以上
・お礼状(メール)+活動報告
・DVD学習教材「核被災と核兵器禁止条約」30枚
( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 )
・DVD「渡り川」幡多高校生ゼミナール 1枚
(高知県・幡多地域において、戦後生まれの高校生たちが、過去の戦争における日本と朝鮮の語られなかった歴史を調査していく姿を追ったドキュメンタリー)
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「種まきうさぎ」 1枚
・本「ビキニ核被災ノート」1冊
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
想定されるリスク
・高齢となった元船員・遺族の健康状態が厳しいうえ、高校生の校外活動に教育的配慮が求められ、取材や活動に制限がある。
・他国語翻訳は外国人学生・研究者などに協力を願うが、翻訳の熟度に課題がある。
・映画「ビキニの海は忘れない」などの映像を一部活用し、カメラマンの協力を得るが、アマチュア動画収録部分は完成度に課題がある。
以上のリスクは想定されますが、30年を超える膨大な調査資料に基づき、研究協力者とともに学習教材DVDを完成させたいと思います。内容の変更や製作の遅れが生じた場合、活動報告にてお知らせ致します。
「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料)の概要案
●高校生たちの地域調査により、長崎・ビキニの2重被ばくの青年の死を追跡する。
●調査聞き取りを進める中で、元船員達に深刻な健康被害と、もう一つのビキニ事件(第5福竜丸以外の被災船)の存在が明かにになる
●ビキニ実験に遭遇した船員・家族らの人生に及ぼした影響を知る
●国はなぜ認めない? 日米の政治決着が背景に
●ビキニ被災者・遺族らの救済を求めて
●核実験の被災者は日本だけにとどまらないー世界各地の核実験被災と地球規模の環境破壊と生命への影響を紹介
●核被災に向き合う世界のネットワークと核兵器禁止条約推進の活動
●核兵器禁止条約の内容と推進を世界に広げるために
最後に
最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。学習教材DVD「ビキニ核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料)完成のために、みなさまのお力をお寄せください。心よりお願いいたします。
太平洋核被災センターの取り組みなど、詳細はホームページhttp://bikinikakuhisai.jet55.com を参照ください。
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活動報告
23
支援者
22
1954年にビキニ環礁で米国が行った水爆実験により、多くの船や現地住民らが被ばくしたビキニ事件。このプロジェクトでは、これまで収集したビキニ核被災船員や遺族の証言・資料をもとに、ビキニ事件が学べるビデオと補助資料を高校生たちと作成。核兵器禁止を求める国際市民団体を通じ、世界各国の教育現場で活用してもらいます。みなさまからのご支援をよろしくお願いいたします。 ビキニ事件とは? 1954年、南太平洋のビキニ環礁で、米国軍が水爆実験を実施。その際、日本の第五福竜丸を始め、多くの船や現地住民が被ばくしました。 1985年、高知の高校生たちの地域調査により、第五福竜丸のほかにも国内に多くの核被災船員が存在することが明かになりました。太平洋核被災支援センター(ビキニ水爆実験被災調査団)では、その後も全国でビキニ被災船員への聞き取り調査、関係資料の収集、被災船と元船員の科学的分析などを進めてきました。その結果、ビキニ核実験による被爆船は、延べ1000隻(実数550隻)、関係漁船員約10,000人という被災の事実が証明されています。 1983年の夏に高知県で生まれた「幡多高校生ゼミナール」。「足もとから平和と青春を見つめよう」と、地域の現代史を発掘しはじめました。 1985年(広島・長崎の被爆40周年の年)には、地域の被ばく者調査をスタート。この時に、ビキニ水爆実験の被災漁船員を発見し、この巨大な事件(熾烈な核開発競争のさなか、日米政府の思惑によって隠された不都合な真実)の解明に挑むことになりました。 そして、第五福竜丸を含め、延べ1000隻以上の被災船が太平洋沿岸の漁港にいたこと、そして被災漁船員たちが放射能障害で苦しんでいる実態に初めて光を当てたのです。 広島・長崎に次ぐビキニの悲劇。 「幡多高校生ゼミナール」の調査でビキニ事件の真相解明のきっかけとなったのが、藤井馬さんと息子の節弥さん親子の存在です。馬さんは二人の子どもとともに長崎で被ばく。次男の節弥さんはその後、マグロ船員となり、太平洋のビキニ環礁核実験に遭遇します。1960年8月2日、節弥さんは神奈川県の入院先を抜け出して、被ばくの後遺症を苦にして27歳の命を絶ちました。 放射能で死んだ者など、この町にはいない 地元では、被ばくの事実を認めない空気が蔓延。被ばくしたと声を上げることができない、無言の圧力がありました。被ばくから30年を経てなお、ガンや心臓病などを発症し苦しみ亡くなっていく多くの船員たち、そして家族の苦しみ・・・「ビキニ事件は今も生きている。過去の出来事だけではない」 高校生たちの調査は一軒一軒ねばり強くつづけられ、一人一人の証言が、ビキニの海での核被災の事実をよみがえらせました。 幡多高校生ゼミナールの「学び、調査し、表現する」活動は、幡多地域から室戸、東京、静岡、広島、長崎、沖縄、韓国へと「平和の旅」を軸に広がります。ドキュメンタリー映画「ビキニの海は忘れない」にもその記録が残されています。 2011年6月には、「ビキニ被災を広く捉え、訴えた」活動が評価され、第2回「焼津平和賞」を受賞。福島原発事故の3ヵ月後のことでした。この受賞をきっかけに、福島から高校生グループ「たねまきうさぎ」を幡多地域に迎え、震災・原発の朗読詩を発表する交流もスタート。この交流は全国に広がり、核実験被災を訴えるカザフスタンの高校生との交流や、福島の高校生代表がマーシャル諸島への訪問に発展します。 太平洋核被災センターについて このプロジェクトを行う「太平洋核被災センター」は、太平洋核実験による放射線被災の実態の解明、ビキニ核被災国家賠償請求訴訟を支援し、核被災船員と遺族の救済に取り組んでいます。 ビキニ核被災国家賠償請求訴訟の高知地裁判決では、国の賠償責任は認められませんでしたが、原告44名の被災事実が認定され、「船員の救済は改めて検討されるべき」と記されたことにより、被災者救済の道は開きつつあります。今後も高裁への控訴と、船員保険の「労災認定審査請求」の両面から、ビキニ核被災船員・遺族らの救済支援を行います。 これまでの主な活動 このクラウドファンディング資金の活用方法 1.取材・行動費 全国高校生平和集会への参加や、被災船員と遺族などへの聞き取りの収録などの費用として活用します。 2.編集費 撮影は私たちが行いますが、編集や校正はプロに協力を依頼する予定です。また、海外で配布するための翻訳費用(英語・フランス語・ロシア語・中国語・韓国語)に活用します。 3.DVDコピー・配布費 国内の学校・図書館への配布や一般頒布用に2,000枚、核実験各国と韓国にそれぞれ200枚のDVDコピー・配布費用として活用します。 4. 国連関連会議への代表派遣費 核実験被災検証を呼びかけるためにDVDと資料を持って、被災者・遺族・学生・支援者の代表の派遣費(補助)に活用します。 このプロジェクトのリターンの内容は以下の通りです 私たちは、学生をはじめ、世界中の多くの人々にビキニ事件の事実を知っていただけることが、一番のリターンだと考えています。そのうえで、ご支援いただいたみなさんへのリターンの内容をご紹介いたします。 ●2,000円 ・お礼状(メール)+活動報告 ・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 1枚 ●5,000円 ・お礼状(メール)+活動報告 ・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 2枚 ・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚 ・ビキニ関連学習会やイベントへの招待 〈予定 〉 2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京 2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京 2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」 ●10,000円 ・お礼状(メール)+活動報告 ・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 5枚 ・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚 ・DVD「種まきうさぎ」 1枚 ( 福島の高校生による朗読グループ「たねまきうさぎ」を中心に、核の時代を生きる若者たちの姿を描くドキュメンタリー) ・ビキニ関連学習会やイベントへの招待 〈予定 〉 2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京 2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京 2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」 ●20,000円 ・お礼状(メール)+活動報告 ・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 10枚 ( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 ) ・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚 ・DVD「種まきうさぎ」1枚 ・ビキニ関連学習会やイベントへの招待 〈予定 〉 2018.11月「核実験被災者救済法をつくるシンポジウム」東京 2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京 2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」 ●50,000円以上 ・お礼状(メール)+活動報告 ・DVD学習教材「核被災と核兵器禁止条約」30枚 ( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 ) ・DVD「渡り川」幡多高校生ゼミナール 1枚 (高知県・幡多地域において、戦後生まれの高校生たちが、過去の戦争における日本と朝鮮の語られなかった歴史を調査していく姿を追ったドキュメンタリー) ・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚 ・DVD「種まきうさぎ」 1枚 ・本「ビキニ核被災ノート」1冊 ・ビキニ関連学習会やイベントへの招待 〈予定 〉 2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京 2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京 2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」 想定されるリスク ・高齢となった元船員・遺族の健康状態が厳しいうえ、高校生の校外活動に教育的配慮が求められ、取材や活動に制限がある。 ・他国語翻訳は外国人学生・研究者などに協力を願うが、翻訳の熟度に課題がある。 ・映画「ビキニの海は忘れない」などの映像を一部活用し、カメラマンの協力を得るが、アマチュア動画収録部分は完成度に課題がある。 以上のリスクは想定されますが、30年を超える膨大な調査資料に基づき、研究協力者とともに学習教材DVDを完成させたいと思います。内容の変更や製作の遅れが生じた場合、活動報告にてお知らせ致します。 「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料)の概要案 ●高校生たちの地域調査により、長崎・ビキニの2重被ばくの青年の死を追跡する。 ●調査聞き取りを進める中で、元船員達に深刻な健康被害と、もう一つのビキニ事件(第5福竜丸以外の被災船)の存在が明かにになる ●ビキニ実験に遭遇した船員・家族らの人生に及ぼした影響を知る ●国はなぜ認めない? 日米の政治決着が背景に ●ビキニ被災者・遺族らの救済を求めて ●核実験の被災者は日本だけにとどまらないー世界各地の核実験被災と地球規模の環境破壊と生命への影響を紹介 ●核被災に向き合う世界のネットワークと核兵器禁止条約推進の活動 ●核兵器禁止条約の内容と推進を世界に広げるために 最後に 最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。学習教材DVD「ビキニ核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料)完成のために、みなさまのお力をお寄せください。心よりお願いいたします。 太平洋核被災センターの取り組みなど、詳細はホームページhttp://bikinikakuhisai.jet55.com を参照ください。
1954年にビキニ環礁で米国が行った水爆実験により、多くの船や現地住民らが被ばくしたビキニ事件。このプロジェクトでは、これまで収集したビキニ核被災船員や遺族の証言・資料をもとに、ビキニ事件が学べるビデオと補助資料を高校生たちと作成。核兵器禁止を求める国際市民団体を通じ、世界各国の教育現場で活用してもらいます。みなさまからのご支援をよろしくお願いいたします。
ビキニ事件とは?
1954年、南太平洋のビキニ環礁で、米国軍が水爆実験を実施。その際、日本の第五福竜丸を始め、多くの船や現地住民が被ばくしました。
1985年、高知の高校生たちの地域調査により、第五福竜丸のほかにも国内に多くの核被災船員が存在することが明かになりました。太平洋核被災支援センター(ビキニ水爆実験被災調査団)では、その後も全国でビキニ被災船員への聞き取り調査、関係資料の収集、被災船と元船員の科学的分析などを進めてきました。その結果、ビキニ核実験による被爆船は、延べ1000隻(実数550隻)、関係漁船員約10,000人という被災の事実が証明されています。
1983年の夏に高知県で生まれた「幡多高校生ゼミナール」。「足もとから平和と青春を見つめよう」と、地域の現代史を発掘しはじめました。 1985年(広島・長崎の被爆40周年の年)には、地域の被ばく者調査をスタート。この時に、ビキニ水爆実験の被災漁船員を発見し、この巨大な事件(熾烈な核開発競争のさなか、日米政府の思惑によって隠された不都合な真実)の解明に挑むことになりました。
そして、第五福竜丸を含め、延べ1000隻以上の被災船が太平洋沿岸の漁港にいたこと、そして被災漁船員たちが放射能障害で苦しんでいる実態に初めて光を当てたのです。
広島・長崎に次ぐビキニの悲劇。
「幡多高校生ゼミナール」の調査でビキニ事件の真相解明のきっかけとなったのが、藤井馬さんと息子の節弥さん親子の存在です。馬さんは二人の子どもとともに長崎で被ばく。次男の節弥さんはその後、マグロ船員となり、太平洋のビキニ環礁核実験に遭遇します。1960年8月2日、節弥さんは神奈川県の入院先を抜け出して、被ばくの後遺症を苦にして27歳の命を絶ちました。
放射能で死んだ者など、この町にはいない
地元では、被ばくの事実を認めない空気が蔓延。被ばくしたと声を上げることができない、無言の圧力がありました。被ばくから30年を経てなお、ガンや心臓病などを発症し苦しみ亡くなっていく多くの船員たち、そして家族の苦しみ・・・「ビキニ事件は今も生きている。過去の出来事だけではない」
高校生たちの調査は一軒一軒ねばり強くつづけられ、一人一人の証言が、ビキニの海での核被災の事実をよみがえらせました。
幡多高校生ゼミナールの「学び、調査し、表現する」活動は、幡多地域から室戸、東京、静岡、広島、長崎、沖縄、韓国へと「平和の旅」を軸に広がります。ドキュメンタリー映画「ビキニの海は忘れない」にもその記録が残されています。
2011年6月には、「ビキニ被災を広く捉え、訴えた」活動が評価され、第2回「焼津平和賞」を受賞。福島原発事故の3ヵ月後のことでした。この受賞をきっかけに、福島から高校生グループ「たねまきうさぎ」を幡多地域に迎え、震災・原発の朗読詩を発表する交流もスタート。この交流は全国に広がり、核実験被災を訴えるカザフスタンの高校生との交流や、福島の高校生代表がマーシャル諸島への訪問に発展します。
太平洋核被災センターについて
このプロジェクトを行う「太平洋核被災センター」は、太平洋核実験による放射線被災の実態の解明、ビキニ核被災国家賠償請求訴訟を支援し、核被災船員と遺族の救済に取り組んでいます。
ビキニ核被災国家賠償請求訴訟の高知地裁判決では、国の賠償責任は認められませんでしたが、原告44名の被災事実が認定され、「船員の救済は改めて検討されるべき」と記されたことにより、被災者救済の道は開きつつあります。今後も高裁への控訴と、船員保険の「労災認定審査請求」の両面から、ビキニ核被災船員・遺族らの救済支援を行います。
これまでの主な活動
このクラウドファンディング資金の活用方法
1.取材・行動費
全国高校生平和集会への参加や、被災船員と遺族などへの聞き取りの収録などの費用として活用します。
2.編集費
撮影は私たちが行いますが、編集や校正はプロに協力を依頼する予定です。また、海外で配布するための翻訳費用(英語・フランス語・ロシア語・中国語・韓国語)に活用します。
3.DVDコピー・配布費
国内の学校・図書館への配布や一般頒布用に2,000枚、核実験各国と韓国にそれぞれ200枚のDVDコピー・配布費用として活用します。
4. 国連関連会議への代表派遣費
核実験被災検証を呼びかけるためにDVDと資料を持って、被災者・遺族・学生・支援者の代表の派遣費(補助)に活用します。
このプロジェクトのリターンの内容は以下の通りです
私たちは、学生をはじめ、世界中の多くの人々にビキニ事件の事実を知っていただけることが、一番のリターンだと考えています。そのうえで、ご支援いただいたみなさんへのリターンの内容をご紹介いたします。
●2,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 1枚
●5,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 2枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
●10,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 5枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚
・DVD「種まきうさぎ」 1枚
( 福島の高校生による朗読グループ「たねまきうさぎ」を中心に、核の時代を生きる若者たちの姿を描くドキュメンタリー)
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
●20,000円
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料) 10枚
( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 )
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「種まきうさぎ」1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済法をつくるシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
●50,000円以上
・お礼状(メール)+活動報告
・DVD学習教材「核被災と核兵器禁止条約」30枚
( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 )
・DVD「渡り川」幡多高校生ゼミナール 1枚
(高知県・幡多地域において、戦後生まれの高校生たちが、過去の戦争における日本と朝鮮の語られなかった歴史を調査していく姿を追ったドキュメンタリー)
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「種まきうさぎ」 1枚
・本「ビキニ核被災ノート」1冊
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
想定されるリスク
・高齢となった元船員・遺族の健康状態が厳しいうえ、高校生の校外活動に教育的配慮が求められ、取材や活動に制限がある。
・他国語翻訳は外国人学生・研究者などに協力を願うが、翻訳の熟度に課題がある。
・映画「ビキニの海は忘れない」などの映像を一部活用し、カメラマンの協力を得るが、アマチュア動画収録部分は完成度に課題がある。
以上のリスクは想定されますが、30年を超える膨大な調査資料に基づき、研究協力者とともに学習教材DVDを完成させたいと思います。内容の変更や製作の遅れが生じた場合、活動報告にてお知らせ致します。
「核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料)の概要案
●高校生たちの地域調査により、長崎・ビキニの2重被ばくの青年の死を追跡する。
●調査聞き取りを進める中で、元船員達に深刻な健康被害と、もう一つのビキニ事件(第5福竜丸以外の被災船)の存在が明かにになる
●ビキニ実験に遭遇した船員・家族らの人生に及ぼした影響を知る
●国はなぜ認めない? 日米の政治決着が背景に
●ビキニ被災者・遺族らの救済を求めて
●核実験の被災者は日本だけにとどまらないー世界各地の核実験被災と地球規模の環境破壊と生命への影響を紹介
●核被災に向き合う世界のネットワークと核兵器禁止条約推進の活動
●核兵器禁止条約の内容と推進を世界に広げるために
最後に
最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。学習教材DVD「ビキニ核被災と核兵器禁止条約」(ビデオ・補助資料)完成のために、みなさまのお力をお寄せください。心よりお願いいたします。
太平洋核被災センターの取り組みなど、詳細はホームページhttp://bikinikakuhisai.jet55.com を参照ください。
支援期間終了
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支援者
22人
残り期間
0日
集まっている金額
140,000円
目標金額:2,000,000円
達成率7%
2018年11月30日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
今城 隆
2,000円
学習教材「核被災と核兵器禁止条約」1枚
リターン
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」 1 枚
支援者の数 8人
お届け予定:2019年3月
支援期間終了
5,000円
「核被災と核兵器禁止条約」2枚 「ビキニの海は忘れない」
リターン
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」2枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
支援者の数 11人
お届け予定:2019年3月
支援期間終了
10,000円
「核被災と核兵器禁止条約」5枚 「ビキニの海は忘れない」「種まきうさぎ」
リターン
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」 5枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール1枚
・DVD「種まきうさぎ」1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
支援者の数 2人
お届け予定:2019年3月
支援期間終了
20,000円
「核被災と核兵器禁止条約」10枚 「ビキニの海は忘れない」「種まきうさぎ」
リターン
・お礼状(メール)+活動報告
・学習教材DVD「核被災と核兵器禁止条約」 10枚( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 )
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「種まきうさぎ」1枚
・ビキニ関連学習会やイベントへの
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
支援者の数 1人
お届け予定:2019年3月
支援期間終了
50,000円
「核被災と核兵器禁止条約」30枚 「渡り川」「核被災ノート」 他
リターン
・お礼状(メール)+活動報告
・DVD学習教材「核被災と核兵器禁止条約」30枚( DVDのエンドロールにお名前記載 補助教材にクレジット記載 )
・DVD「渡り川」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「ビキニの海は忘れない」幡多高校生ゼミナール 1枚
・DVD「種まきうさぎ」1枚
・本「ビキニ核被災ノート」1冊
・ビキニ関連学習会やイベントへの招待
〈予定 〉
2018.11月「核実験被災者救済立法をめざすシンポジウム」東京
2019. 2月「核兵器禁止条約教材を世界の子どもたちに」完成を祝う会・東京
2019. 6月「核兵器禁止高知フォーラム」
支援者の数 0人
お届け予定:2019年3月
支援期間終了