• 田中伶奈(明治安田生命・地元アスリート応援プログラム2022)
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香川県のアスリート・陸上 田中伶奈 応援プロジェクト by 明治安田生命

プロジェクトイメージ
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日本女子の棒高跳び界を盛り上げるニューヒロイン 選手として活躍することで、棒高跳びをもっと知ってほしい 田中伶奈選手(香川県出身)は香川大学4年生で、陸上競技部に所属しています。2019年は4月のアジア選手権大会で5位になると、5月の香川県の大会では自己新記録でU20の日本新記録である4m15をマークしました。大学の施設では基礎練習に励み、母校の観音寺第一高校ではポールを使った技術練習をして、レベルアップにつなげました。 棒1本で身長よりもはるかに高いところを飛べる棒高跳び。例えば米国では老若男女が気軽に楽しんでいますが、日本ではまだマイナー競技の位置付けです。「私が選手として活躍することで、棒高跳びの魅力を広く知ってもらえたら」と田中選手。自身が注目されるアスリートになれば、棒高跳びをやってみたいという子供たちも増え、競技人口の拡大にもつながるという展望を持っています。 多くの人に応援されていることを知り、驚きと感謝を感じた 競技者にとっては不可欠の合宿や遠征には多額の資金が必要となります。また棒高跳びは、大会の際はポールを輸送しなければならず、その際にも費用が発生します。田中選手にはその負担を親御さんにはかけたくない気持ちがあります。一方で学業と競技を両立させていることから、なかなかアルバイトができない事情もあります。そうした中、明治安田生命の「地元アスリート応援プログラム」を知り、地元のアスリートを応援しようとする制度趣旨に賛同。支援を受けることで、より競技に集中できる環境を整えたいと20年に応募を決めました。22年度は3年目となります。 「資金面の不安がなくなれば、より競技に専念することができます。天候に左右されない室内競技場を拠点にすることもできますし、国内での遠征もできるようになります。ぜひ遠征に行っていろいろな方々の話を聞くことで練習の質も高まり、レベルアップにつなげられると思っています」 棒高跳びを始めた頃の田中選手。競技の魅力にとりこになりました クラウドファンディングでも支援を呼びかけたところ、たくさんの支援が集まりました。田中選手は「思ったよりもたくさんの方が支援してくださり、とても驚きました」と笑顔を見せます。同じ高校の卒業生や、香川県在住の人など、直接知らない人が温かいメッセージとともに支援してくれ、とても嬉しかったといいます。「棒高跳びという競技自体に興味を持っている方もいて、『日本選手権を見てから応援しています』というメッセージもいただきました。そういうつながりもあるんだなと、このプログラムの力を感じました」 陸上が盛んな香川・三豊市で実力を伸ばす 田中選手が陸上競技を始めたのは小学4年生の時。地元の陸上クラブに入って短距離と走り幅跳びに取り組みました。生まれ育った三豊市は陸上が盛んなところです。地域の方々からは「応援しているよ」と温かい声をかけてもらえるそうです。 走り幅跳びの選手だった中学時代は結果が出ず、伸び悩みました。そこで始めたのが棒高跳びでした。その時は体幹を鍛えるのが目的でしたが、高校2年で本格的に棒高跳びに転向。するとすぐに頭角を現し、3年のインターハイでは優勝を果たしました。田中選手は「道具を使い、踏み切りで9割決まる棒高跳びの競技特性が自分に合っていたようです」と話します。 観音寺第一高校では指導者にも恵まれ、実力を伸ばしていきました 指導者にも恵まれました。香川・観音寺第一高に進むと、棒高跳びの指導者として名高い託間茂先生に出会いました。地元では良きライバルとの出会いも。同じ棒高跳びの山地里奈選手です。中学時代からたびたび大会で顔を合わせていた2人は同じ高校に進み、同じ大学を選びました。現在もお互いを意識しながら、切磋琢磨し合う関係が続いています。2人で競技の話をすることはあまりないようですが、田中選手は「山地選手がいたからここまで頑張れました」と口にします。 一瞬の跳躍に凝縮されたそれぞれの選手の思い 改めて棒高跳びの魅力を田中選手にたずねました。 「棒高跳びは身一つで勝負する競技ではなく、道具を使います。ポールを使いこなさなければなりません。加えて、助走の際は脚力が必要ですし、バーを越える時は体操選手のような身体バランスが求められます。要素がいくつもある競技だと思います。見ていると一瞬で終わってしまいますが、実はそのわずかの時間にいろいろな技術が凝縮されているのです。中でも重要だと言われているのが助走を活かした踏切で、助走とポールを刺す踏切とのタイミングが合うかどうか、踏切の姿勢でどれだけポールに力をかけられるかが記録のカギを握っています」 そしてぜひ棒高跳びという競技を知って、テレビやライブ配信などでもじっくり見てみてほしいといいます。「それぞれの選手に個性があり、その表情から一瞬の跳躍にかける思いも伝わるのではないかと思います」 日本記録の更新、そして世界への挑戦へ 現在の目標は日本記録である4m40を更新することです。自己記録からあと25cmありますが、その中で自身が課題にあげるのが長いポールを自由自在に扱えるようになること。「長くてできるだけ硬いポールを使うためには、走力・筋力に加えて身体の使い方までも正確にしなくてはなりません」と田中選手。脚力、筋力と総合的に底上げしながら、この記録に挑んでいきます。「日本記録は10年ほど破られていません。私が記録更新をすることで日本女子の棒高跳び界をもっと盛り上げることができればと考えています」 憧れているのは4m95の女子屋外世界3位の記録を持つアンジェリカ・シドロワ選手。記録を作るだけでなく、シドロワ選手のように脳裏に刻まれるアスリートになるのも目標です。競技生活を終えてからは、「自分が培った技術や経験、そして、いろいろな指導者から教わったことを次の世代を担う選手に還元したい」とも語ります。 日本記録を更新し、自分が活躍することで競技の魅力を知ってほしいといいます 21年のシーズンは、3月に行なわれた大阪室内大会で5位に入賞。「近年スランプに悩まされてきましたが、この大会での跳躍が自分の思い描いている理想の形に近く、いい手応えをつかみました」と田中選手。その言葉通り、6月の日本陸上競技選手権大会では2位、10月の中四国学生陸上選手権大会では1位と、好成績を収めています。「世界大会に出るにはまだまだ遠い」と自分を評価しますが、その先を見すえて実力を高めるつもりです。 応援してくれる人がいるから、自分らしく頑張っていきたいと笑顔で話してくれた田中選手。多くの方の支援を受けることで、さらにたくさんの人に競技を知ってほしい。田中選手の挑戦は続きます。

日本女子の棒高跳び界を盛り上げるニューヒロイン

選手として活躍することで、棒高跳びをもっと知ってほしい

地元アスリート応援プログラム

田中伶奈選手(香川県出身)は香川大学4年生で、陸上競技部に所属しています。2019年は4月のアジア選手権大会で5位になると、5月の香川県の大会では自己新記録でU20の日本新記録である4m15をマークしました。大学の施設では基礎練習に励み、母校の観音寺第一高校ではポールを使った技術練習をして、レベルアップにつなげました。

棒1本で身長よりもはるかに高いところを飛べる棒高跳び。例えば米国では老若男女が気軽に楽しんでいますが、日本ではまだマイナー競技の位置付けです。「私が選手として活躍することで、棒高跳びの魅力を広く知ってもらえたら」と田中選手。自身が注目されるアスリートになれば、棒高跳びをやってみたいという子供たちも増え、競技人口の拡大にもつながるという展望を持っています。


多くの人に応援されていることを知り、驚きと感謝を感じた

競技者にとっては不可欠の合宿や遠征には多額の資金が必要となります。また棒高跳びは、大会の際はポールを輸送しなければならず、その際にも費用が発生します。田中選手にはその負担を親御さんにはかけたくない気持ちがあります。一方で学業と競技を両立させていることから、なかなかアルバイトができない事情もあります。そうした中、明治安田生命の「地元アスリート応援プログラム」を知り、地元のアスリートを応援しようとする制度趣旨に賛同。支援を受けることで、より競技に集中できる環境を整えたいと20年に応募を決めました。22年度は3年目となります。

「資金面の不安がなくなれば、より競技に専念することができます。天候に左右されない室内競技場を拠点にすることもできますし、国内での遠征もできるようになります。ぜひ遠征に行っていろいろな方々の話を聞くことで練習の質も高まり、レベルアップにつなげられると思っています」

棒高跳びを始めた頃の田中選手。競技の魅力にとりこになりました


クラウドファンディングでも支援を呼びかけたところ、たくさんの支援が集まりました。田中選手は「思ったよりもたくさんの方が支援してくださり、とても驚きました」と笑顔を見せます。同じ高校の卒業生や、香川県在住の人など、直接知らない人が温かいメッセージとともに支援してくれ、とても嬉しかったといいます。「棒高跳びという競技自体に興味を持っている方もいて、『日本選手権を見てから応援しています』というメッセージもいただきました。そういうつながりもあるんだなと、このプログラムの力を感じました」


陸上が盛んな香川・三豊市で実力を伸ばす

田中選手が陸上競技を始めたのは小学4年生の時。地元の陸上クラブに入って短距離と走り幅跳びに取り組みました。生まれ育った三豊市は陸上が盛んなところです。地域の方々からは「応援しているよ」と温かい声をかけてもらえるそうです。

走り幅跳びの選手だった中学時代は結果が出ず、伸び悩みました。そこで始めたのが棒高跳びでした。その時は体幹を鍛えるのが目的でしたが、高校2年で本格的に棒高跳びに転向。するとすぐに頭角を現し、3年のインターハイでは優勝を果たしました。田中選手は「道具を使い、踏み切りで9割決まる棒高跳びの競技特性が自分に合っていたようです」と話します。

観音寺第一高校では指導者にも恵まれ、実力を伸ばしていきました


指導者にも恵まれました。香川・観音寺第一高に進むと、棒高跳びの指導者として名高い託間茂先生に出会いました。地元では良きライバルとの出会いも。同じ棒高跳びの山地里奈選手です。中学時代からたびたび大会で顔を合わせていた2人は同じ高校に進み、同じ大学を選びました。現在もお互いを意識しながら、切磋琢磨し合う関係が続いています。2人で競技の話をすることはあまりないようですが、田中選手は「山地選手がいたからここまで頑張れました」と口にします。


一瞬の跳躍に凝縮されたそれぞれの選手の思い

改めて棒高跳びの魅力を田中選手にたずねました。

「棒高跳びは身一つで勝負する競技ではなく、道具を使います。ポールを使いこなさなければなりません。加えて、助走の際は脚力が必要ですし、バーを越える時は体操選手のような身体バランスが求められます。要素がいくつもある競技だと思います。見ていると一瞬で終わってしまいますが、実はそのわずかの時間にいろいろな技術が凝縮されているのです。中でも重要だと言われているのが助走を活かした踏切で、助走とポールを刺す踏切とのタイミングが合うかどうか、踏切の姿勢でどれだけポールに力をかけられるかが記録のカギを握っています」

そしてぜひ棒高跳びという競技を知って、テレビやライブ配信などでもじっくり見てみてほしいといいます。「それぞれの選手に個性があり、その表情から一瞬の跳躍にかける思いも伝わるのではないかと思います」


日本記録の更新、そして世界への挑戦へ

現在の目標は日本記録である4m40を更新することです。自己記録からあと25cmありますが、その中で自身が課題にあげるのが長いポールを自由自在に扱えるようになること。「長くてできるだけ硬いポールを使うためには、走力・筋力に加えて身体の使い方までも正確にしなくてはなりません」と田中選手。脚力、筋力と総合的に底上げしながら、この記録に挑んでいきます。「日本記録は10年ほど破られていません。私が記録更新をすることで日本女子の棒高跳び界をもっと盛り上げることができればと考えています」

憧れているのは4m95の女子屋外世界3位の記録を持つアンジェリカ・シドロワ選手。記録を作るだけでなく、シドロワ選手のように脳裏に刻まれるアスリートになるのも目標です。競技生活を終えてからは、「自分が培った技術や経験、そして、いろいろな指導者から教わったことを次の世代を担う選手に還元したい」とも語ります。

日本記録を更新し、自分が活躍することで競技の魅力を知ってほしいといいます


21年のシーズンは、3月に行なわれた大阪室内大会で5位に入賞。「近年スランプに悩まされてきましたが、この大会での跳躍が自分の思い描いている理想の形に近く、いい手応えをつかみました」と田中選手。その言葉通り、6月の日本陸上競技選手権大会では2位、10月の中四国学生陸上選手権大会では1位と、好成績を収めています。「世界大会に出るにはまだまだ遠い」と自分を評価しますが、その先を見すえて実力を高めるつもりです。

応援してくれる人がいるから、自分らしく頑張っていきたいと笑顔で話してくれた田中選手。多くの方の支援を受けることで、さらにたくさんの人に競技を知ってほしい。田中選手の挑戦は続きます。


地元アスリートに あなたの愛と支援を

支援期間終了

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  • 支援者

    8

  • 残り期間

    0

  • 集まっている金額

    44,000

    目標金額:300,000

  • 達成率14%

    FUNDED!

2023年02月28日23:59に終了しました。

支援期間終了

起案者

実行者イメージ

田中伶奈(明治安田生命・地元アスリート応援プログラム2022)

明治安田生命「地元の元気プロジェクト」の ... 一環として、地元の若手アスリートを地域社会とともに応援することで、地域の一体感醸成や地域で育つ子どもたちの夢や地元愛を育むことへの貢献を目的とします。

当制度を通じて、出身地や活動拠点地域など、サポートを受ける「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援します。
  • 1,000

    お礼のメール

    リターン

      感謝の気持ちを込めて、お礼のメールをお送りします。

    支援者の数 3

    支援期間終了

  • 5,000

    お礼のお手紙+YELLS(支援アスリートの当該ブロック)

    リターン

      感謝の気持ちを込めて、お礼のお手紙、YELLS(支援アスリートの当該ブロック)をお送りします。
      ※「YELLS」は、地元アスリート応援プログラムに参加するアスリートに関する情報を、全国6ブロックごとにまとめた小冊子です。

    支援者の数 5

    お届け予定:2023年4月

    支援期間終了

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