■「戦争レクイエム」を聴いたことがありますか?
はじめまして。大分県在住の作家、ゴトウ千香子です。40年近く、音楽をテーマに制作を続けています。
2019年10月、ロシア・サンクトペテルブルクで展覧会をします。場所はプーシキンスカヤ10(テン) というアートセンター、テーマは「戦争レクイエム」という音楽作品です。
今回のクラウドファンディングでは、展覧会開催のための費用を募ります。
■ただ872枚の墨絵を並べるだけの展覧会です

「戦争レクイエム」の作者は、イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテン。
この曲をテーマに選んだきっかけは、ブリテンが、かつて敵国同士だった国、ロシア、ドイツからソリストを選んで招き、共演させたといわれているフィルムでした。
偶然イギリスでそれを鑑賞した時、映像と音楽に感動しました。
展覧会の開催地にロシアを選んだのも、このフィルムの影響です。もちろん、次はドイツ、と思っています。
一生かかっても太刀打ちできない重いテーマ、私の力量では、1枚2枚と描いても納得のいく絵ができるとは思いません。
2015-2016年に初めて描いた同テーマの作品は、108枚のシルク(1枚50cmX50cm)に染料で描かれたものです。黒地に丸い形を白抜きし、仏教でいう煩悩の数(108)、戦争で亡くなった方々に祈りを捧げたい、という趣旨で描きました。
同じ形を根気よく繰り返せば、私の力でも、お経のように繰り返し、繰り返す中で、祈りのカタチができるのではないか、と思い至ったからです。

■なぜサンクトペテルブルクなのか
そこで「戦争レクイエム」をロシア・サンクトペテルブルクで開催する意味を考え「レニングラード包囲戦(1941-44)」というこの都市の悲劇に的を絞ることにしました。
「この都市がナチス・ドイツに包囲された872日間(一説によると900日)この数だけ祈りをささげよう」そう思い、再び同じパターンですが、872枚の作品を作ることにしました。
今回は872枚の絵はシルクの布ではなく、35cmX35cm の韓紙(ほとんどは韓国の李燦植氏の漉いた麻紙)に墨で描かれます。
アートセンターから「レジデンスの審査に通りました」と連絡がきてすぐに、取りかかっています。なぜなら、1か月の滞在では、この数の作品を作ることはとても無理だからです。
大匙1杯の水が墨汁になるのに約30分近くかかり、黒地に白抜きの絵は、多くの墨を必要とします。墨を摺るところから、祈りが始まるようです。
そして1枚ずつ描き始める前に、1分間の黙禱をしています(これはワークショップのときも、参加者にお願いするつもりです)。
872枚は気の遠くなるような数ですが、現在も淡々と制作が続いています。3分の1出来たところで撮影をした時(2019年5月17日)、手伝ってくれた友人が
「この白い丸は、希望の光に見えるね。レニングラード(現・サンクトペテルブルク)の人々は毎日、光が小さくても大きくても、この日数だけ、諦めることなく、耐え続けたんだね」
そう言ってくれました。祈りのかたち、浄化される魂、そこに希望の光、が加わって、小さな私の、大きなプロジェクトが、皆の力を借りて、動き出したように感じています。
■展覧会詳細

時:2019年10月5日(土)~13日(日)
所:ロシア・サンクトペテルブルク・プーシキンスカヤ10(テン)アートセンター
Art-centre "Pushkinskaya-10"
191040, Russia, St.-Petersburg
Pushkinskaya street 10
これまでこの場所で開催された展示会の様子などは、下記のページよりご覧ください。
アートセンターアルバム
アートセンターfacebook

主催:プーシキンスカヤ10(テン)アートセンター/ アーティスト ゴトウ千香子
内容:墨絵による抽象絵画の展覧会 テーマ「戦争レクイエム」by ベンジャミン・ブリテン
■ 主旨:「戦争レクイエム」をロシア・サンクトペテルブルクで開催するにあたり、1941年~44年、この都市がナチス・ドイツによって、872日間包囲されたことに因み、872枚の墨絵を制作。地元の方々とワークショップも開催しながら仕上げていく。
その作品を展示することによって、かつて150万人ともいわれる犠牲者(多くは餓死)を出した「レニングラード包囲戦」の記憶を新たにし、現地の方々と共に、この地の平和を祈りたい。
■作家詳細
ゴトウ千香子略歴:1957年大分市生まれ。1979-83年留学。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ及び、バイアム・ショウ美術学校で学ぶ。帰国後は東京に住み、年1回のペースで音楽をテーマとした作品を発表。
1999年より大分県湯布院町に移住。2013年よりベンジャミン・ブリテンの音楽をテーマとする。2014年、2015年、ベンジャミン・ブリテンが設立した財団の招きでオールドバラ音楽祭(イギリス・サフォーク州)にアーティストとして参加。滞在・制作・発表をする。
著書に「海のそとのおはなし」(ふきのとう書房)。
■無駄、無駄、無駄かも知れない、でも続けます

これまでも音楽をテーマにして作品を制作しておりましたが、楽しみのための音楽、自分の好みの音楽が中心でした。作風もカラフルなものや、サイズも手ごろな物、版画やドローイングが主体でした。
しかし「戦争レクイエム」のテーマは、社会性のある、重たいもの、部屋に飾って楽しむわけでもなく、人に差し上げて喜ばれるものでもありません。
作風はガラリと変わり、ただつくること、続けること、一人でも多くの方に見ていただくことを目標に描いています。
サンクトペテルブルクでは、アーティスト・イン・レジデンスとして9月17日より滞在。
センター内の宿泊施設で生活しながら、展覧会開催日(10月5日)まで、同センター内にあるアトリエで制作します。
■展覧会は10月5日(土)~13日(日)まで
前半2日間(10/5、6)は、展覧会をしながら会場でワークショップ(15:00-17:00)も行います。
初日の18:00(ワークショップ終了後)より、オープニングレセプションがあります。
海外での個展は何度か開催しましたが、今回は販売は行わず、展示のみです。
そのため費用が捻出できず、また「戦争レクイエム」という作品の性格上、今後も展示のみの展覧会となり、続けて行くことは困難かと思われますが、それでも続けて行きたいと思います。
そのためには、皆様の応援が必要です。どうぞよろしくお願い致します。
■実現したいこと

笑われるかも知れませんが、実現したいことは「世界平和」です。
ただ、無力な私にできるのは、小さいことを始めることと、続けることだけです。
すでに地元でこのテーマで展覧会をし、様々な場所でその場所に合った、デモンストレーション(上の写真はシルクの布に染料で描いたもの)をしています。
海外で個展は何度か開催していますが、「戦争レクイエム」のテーマをはじめに受け入れて下さった、ロシアに感謝しています。
支援金の使い道は、交通費、滞在費、画材、諸経費、リターンにかかる費用です。
私にあるのは、実行力と人脈、そして夢です。今回で一つの夢が実現すれば、次の土地が私を招いてくれるものと信じています。
世界に「レクイエム」(鎮魂歌)の必要がある場所がある限り、できることを続けて参ります。
■活動報告とお礼の品物
ご協力下さった方々へ、ささやかなリターンを用意させていただいています。
活動報告や、サンクトペテルブルクの会場でのお名前の掲示、また、お分けするポストカードは、イギリスの展覧会会場で販売したもの、お礼の一部の方にお送りするのは、実際に国内のギャラリーで現在も販売され、またイギリスでも販売したものです。
ご支援とほぼ同額の作品を用意しました。





■想定されるリスク
万一体調の不良、止むを得ない事情で展覧会を中止・延期した場合は、いただいたご支援金はお返しいたします。
その場合、事前に活動報告にて皆様にお知らせ致します。

終りに
このページを最後まで読んで下さって、ありがとうございました。何度も申し上げますが、私にできるのは、止めないで続ける事だけです。それでもずっと一緒に、私の夢に付き合って下さる方との出会いを、お待ち申し上げます。
ホーム
活動報告
7
支援者
39
■「戦争レクイエム」を聴いたことがありますか?はじめまして。大分県在住の作家、ゴトウ千香子です。40年近く、音楽をテーマに制作を続けています。2019年10月、ロシア・サンクトペテルブルクで展覧会をします。場所はプーシキンスカヤ10(テン) というアートセンター、テーマは「戦争レクイエム」という音楽作品です。今回のクラウドファンディングでは、展覧会開催のための費用を募ります。■ただ872枚の墨絵を並べるだけの展覧会です「戦争レクイエム」の作者は、イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテン。この曲をテーマに選んだきっかけは、ブリテンが、かつて敵国同士だった国、ロシア、ドイツからソリストを選んで招き、共演させたといわれているフィルムでした。偶然イギリスでそれを鑑賞した時、映像と音楽に感動しました。展覧会の開催地にロシアを選んだのも、このフィルムの影響です。もちろん、次はドイツ、と思っています。一生かかっても太刀打ちできない重いテーマ、私の力量では、1枚2枚と描いても納得のいく絵ができるとは思いません。2015-2016年に初めて描いた同テーマの作品は、108枚のシルク(1枚50cmX50cm)に染料で描かれたものです。黒地に丸い形を白抜きし、仏教でいう煩悩の数(108)、戦争で亡くなった方々に祈りを捧げたい、という趣旨で描きました。同じ形を根気よく繰り返せば、私の力でも、お経のように繰り返し、繰り返す中で、祈りのカタチができるのではないか、と思い至ったからです。■なぜサンクトペテルブルクなのかそこで「戦争レクイエム」をロシア・サンクトペテルブルクで開催する意味を考え「レニングラード包囲戦(1941-44)」というこの都市の悲劇に的を絞ることにしました。「この都市がナチス・ドイツに包囲された872日間(一説によると900日)この数だけ祈りをささげよう」そう思い、再び同じパターンですが、872枚の作品を作ることにしました。今回は872枚の絵はシルクの布ではなく、35cmX35cm の韓紙(ほとんどは韓国の李燦植氏の漉いた麻紙)に墨で描かれます。アートセンターから「レジデンスの審査に通りました」と連絡がきてすぐに、取りかかっています。なぜなら、1か月の滞在では、この数の作品を作ることはとても無理だからです。大匙1杯の水が墨汁になるのに約30分近くかかり、黒地に白抜きの絵は、多くの墨を必要とします。墨を摺るところから、祈りが始まるようです。そして1枚ずつ描き始める前に、1分間の黙禱をしています(これはワークショップのときも、参加者にお願いするつもりです)。872枚は気の遠くなるような数ですが、現在も淡々と制作が続いています。3分の1出来たところで撮影をした時(2019年5月17日)、手伝ってくれた友人が「この白い丸は、希望の光に見えるね。レニングラード(現・サンクトペテルブルク)の人々は毎日、光が小さくても大きくても、この日数だけ、諦めることなく、耐え続けたんだね」そう言ってくれました。祈りのかたち、浄化される魂、そこに希望の光、が加わって、小さな私の、大きなプロジェクトが、皆の力を借りて、動き出したように感じています。■展覧会詳細時:2019年10月5日(土)~13日(日)所:ロシア・サンクトペテルブルク・プーシキンスカヤ10(テン)アートセンターArt-centre "Pushkinskaya-10"191040, Russia, St.-PetersburgPushkinskaya street 10 これまでこの場所で開催された展示会の様子などは、下記のページよりご覧ください。アートセンターアルバムアートセンターfacebook主催:プーシキンスカヤ10(テン)アートセンター/ アーティスト ゴトウ千香子内容:墨絵による抽象絵画の展覧会 テーマ「戦争レクイエム」by ベンジャミン・ブリテン■ 主旨:「戦争レクイエム」をロシア・サンクトペテルブルクで開催するにあたり、1941年~44年、この都市がナチス・ドイツによって、872日間包囲されたことに因み、872枚の墨絵を制作。地元の方々とワークショップも開催しながら仕上げていく。その作品を展示することによって、かつて150万人ともいわれる犠牲者(多くは餓死)を出した「レニングラード包囲戦」の記憶を新たにし、現地の方々と共に、この地の平和を祈りたい。■作家詳細ゴトウ千香子略歴:1957年大分市生まれ。1979-83年留学。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ及び、バイアム・ショウ美術学校で学ぶ。帰国後は東京に住み、年1回のペースで音楽をテーマとした作品を発表。1999年より大分県湯布院町に移住。2013年よりベンジャミン・ブリテンの音楽をテーマとする。2014年、2015年、ベンジャミン・ブリテンが設立した財団の招きでオールドバラ音楽祭(イギリス・サフォーク州)にアーティストとして参加。滞在・制作・発表をする。著書に「海のそとのおはなし」(ふきのとう書房)。■無駄、無駄、無駄かも知れない、でも続けますこれまでも音楽をテーマにして作品を制作しておりましたが、楽しみのための音楽、自分の好みの音楽が中心でした。作風もカラフルなものや、サイズも手ごろな物、版画やドローイングが主体でした。しかし「戦争レクイエム」のテーマは、社会性のある、重たいもの、部屋に飾って楽しむわけでもなく、人に差し上げて喜ばれるものでもありません。作風はガラリと変わり、ただつくること、続けること、一人でも多くの方に見ていただくことを目標に描いています。サンクトペテルブルクでは、アーティスト・イン・レジデンスとして9月17日より滞在。センター内の宿泊施設で生活しながら、展覧会開催日(10月5日)まで、同センター内にあるアトリエで制作します。 ■展覧会は10月5日(土)~13日(日)まで前半2日間(10/5、6)は、展覧会をしながら会場でワークショップ(15:00-17:00)も行います。初日の18:00(ワークショップ終了後)より、オープニングレセプションがあります。海外での個展は何度か開催しましたが、今回は販売は行わず、展示のみです。そのため費用が捻出できず、また「戦争レクイエム」という作品の性格上、今後も展示のみの展覧会となり、続けて行くことは困難かと思われますが、それでも続けて行きたいと思います。そのためには、皆様の応援が必要です。どうぞよろしくお願い致します。■実現したいこと笑われるかも知れませんが、実現したいことは「世界平和」です。ただ、無力な私にできるのは、小さいことを始めることと、続けることだけです。すでに地元でこのテーマで展覧会をし、様々な場所でその場所に合った、デモンストレーション(上の写真はシルクの布に染料で描いたもの)をしています。海外で個展は何度か開催していますが、「戦争レクイエム」のテーマをはじめに受け入れて下さった、ロシアに感謝しています。支援金の使い道は、交通費、滞在費、画材、諸経費、リターンにかかる費用です。私にあるのは、実行力と人脈、そして夢です。今回で一つの夢が実現すれば、次の土地が私を招いてくれるものと信じています。世界に「レクイエム」(鎮魂歌)の必要がある場所がある限り、できることを続けて参ります。■活動報告とお礼の品物ご協力下さった方々へ、ささやかなリターンを用意させていただいています。活動報告や、サンクトペテルブルクの会場でのお名前の掲示、また、お分けするポストカードは、イギリスの展覧会会場で販売したもの、お礼の一部の方にお送りするのは、実際に国内のギャラリーで現在も販売され、またイギリスでも販売したものです。ご支援とほぼ同額の作品を用意しました。■想定されるリスク万一体調の不良、止むを得ない事情で展覧会を中止・延期した場合は、いただいたご支援金はお返しいたします。その場合、事前に活動報告にて皆様にお知らせ致します。終りにこのページを最後まで読んで下さって、ありがとうございました。何度も申し上げますが、私にできるのは、止めないで続ける事だけです。それでもずっと一緒に、私の夢に付き合って下さる方との出会いを、お待ち申し上げます。
■「戦争レクイエム」を聴いたことがありますか?
はじめまして。大分県在住の作家、ゴトウ千香子です。40年近く、音楽をテーマに制作を続けています。
2019年10月、ロシア・サンクトペテルブルクで展覧会をします。場所はプーシキンスカヤ10(テン) というアートセンター、テーマは「戦争レクイエム」という音楽作品です。
今回のクラウドファンディングでは、展覧会開催のための費用を募ります。
■ただ872枚の墨絵を並べるだけの展覧会です
「戦争レクイエム」の作者は、イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテン。
この曲をテーマに選んだきっかけは、ブリテンが、かつて敵国同士だった国、ロシア、ドイツからソリストを選んで招き、共演させたといわれているフィルムでした。
偶然イギリスでそれを鑑賞した時、映像と音楽に感動しました。
展覧会の開催地にロシアを選んだのも、このフィルムの影響です。もちろん、次はドイツ、と思っています。
一生かかっても太刀打ちできない重いテーマ、私の力量では、1枚2枚と描いても納得のいく絵ができるとは思いません。
2015-2016年に初めて描いた同テーマの作品は、108枚のシルク(1枚50cmX50cm)に染料で描かれたものです。黒地に丸い形を白抜きし、仏教でいう煩悩の数(108)、戦争で亡くなった方々に祈りを捧げたい、という趣旨で描きました。
同じ形を根気よく繰り返せば、私の力でも、お経のように繰り返し、繰り返す中で、祈りのカタチができるのではないか、と思い至ったからです。
■なぜサンクトペテルブルクなのか
そこで「戦争レクイエム」をロシア・サンクトペテルブルクで開催する意味を考え「レニングラード包囲戦(1941-44)」というこの都市の悲劇に的を絞ることにしました。
「この都市がナチス・ドイツに包囲された872日間(一説によると900日)この数だけ祈りをささげよう」そう思い、再び同じパターンですが、872枚の作品を作ることにしました。
今回は872枚の絵はシルクの布ではなく、35cmX35cm の韓紙(ほとんどは韓国の李燦植氏の漉いた麻紙)に墨で描かれます。
アートセンターから「レジデンスの審査に通りました」と連絡がきてすぐに、取りかかっています。なぜなら、1か月の滞在では、この数の作品を作ることはとても無理だからです。
大匙1杯の水が墨汁になるのに約30分近くかかり、黒地に白抜きの絵は、多くの墨を必要とします。墨を摺るところから、祈りが始まるようです。
そして1枚ずつ描き始める前に、1分間の黙禱をしています(これはワークショップのときも、参加者にお願いするつもりです)。
872枚は気の遠くなるような数ですが、現在も淡々と制作が続いています。3分の1出来たところで撮影をした時(2019年5月17日)、手伝ってくれた友人が
「この白い丸は、希望の光に見えるね。レニングラード(現・サンクトペテルブルク)の人々は毎日、光が小さくても大きくても、この日数だけ、諦めることなく、耐え続けたんだね」
そう言ってくれました。祈りのかたち、浄化される魂、そこに希望の光、が加わって、小さな私の、大きなプロジェクトが、皆の力を借りて、動き出したように感じています。
■展覧会詳細
時:2019年10月5日(土)~13日(日)
所:ロシア・サンクトペテルブルク・プーシキンスカヤ10(テン)アートセンター
Art-centre "Pushkinskaya-10"
191040, Russia, St.-Petersburg
Pushkinskaya street 10
これまでこの場所で開催された展示会の様子などは、下記のページよりご覧ください。
アートセンターアルバム
アートセンターfacebook
主催:プーシキンスカヤ10(テン)アートセンター/ アーティスト ゴトウ千香子
内容:墨絵による抽象絵画の展覧会 テーマ「戦争レクイエム」by ベンジャミン・ブリテン
■ 主旨:「戦争レクイエム」をロシア・サンクトペテルブルクで開催するにあたり、1941年~44年、この都市がナチス・ドイツによって、872日間包囲されたことに因み、872枚の墨絵を制作。地元の方々とワークショップも開催しながら仕上げていく。
その作品を展示することによって、かつて150万人ともいわれる犠牲者(多くは餓死)を出した「レニングラード包囲戦」の記憶を新たにし、現地の方々と共に、この地の平和を祈りたい。
■作家詳細
ゴトウ千香子略歴:1957年大分市生まれ。1979-83年留学。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ及び、バイアム・ショウ美術学校で学ぶ。帰国後は東京に住み、年1回のペースで音楽をテーマとした作品を発表。
1999年より大分県湯布院町に移住。2013年よりベンジャミン・ブリテンの音楽をテーマとする。2014年、2015年、ベンジャミン・ブリテンが設立した財団の招きでオールドバラ音楽祭(イギリス・サフォーク州)にアーティストとして参加。滞在・制作・発表をする。
著書に「海のそとのおはなし」(ふきのとう書房)。
■無駄、無駄、無駄かも知れない、でも続けます
これまでも音楽をテーマにして作品を制作しておりましたが、楽しみのための音楽、自分の好みの音楽が中心でした。作風もカラフルなものや、サイズも手ごろな物、版画やドローイングが主体でした。
しかし「戦争レクイエム」のテーマは、社会性のある、重たいもの、部屋に飾って楽しむわけでもなく、人に差し上げて喜ばれるものでもありません。
作風はガラリと変わり、ただつくること、続けること、一人でも多くの方に見ていただくことを目標に描いています。
サンクトペテルブルクでは、アーティスト・イン・レジデンスとして9月17日より滞在。
センター内の宿泊施設で生活しながら、展覧会開催日(10月5日)まで、同センター内にあるアトリエで制作します。
■展覧会は10月5日(土)~13日(日)まで
前半2日間(10/5、6)は、展覧会をしながら会場でワークショップ(15:00-17:00)も行います。
初日の18:00(ワークショップ終了後)より、オープニングレセプションがあります。
海外での個展は何度か開催しましたが、今回は販売は行わず、展示のみです。
そのため費用が捻出できず、また「戦争レクイエム」という作品の性格上、今後も展示のみの展覧会となり、続けて行くことは困難かと思われますが、それでも続けて行きたいと思います。
そのためには、皆様の応援が必要です。どうぞよろしくお願い致します。
■実現したいこと
笑われるかも知れませんが、実現したいことは「世界平和」です。
ただ、無力な私にできるのは、小さいことを始めることと、続けることだけです。
すでに地元でこのテーマで展覧会をし、様々な場所でその場所に合った、デモンストレーション(上の写真はシルクの布に染料で描いたもの)をしています。
海外で個展は何度か開催していますが、「戦争レクイエム」のテーマをはじめに受け入れて下さった、ロシアに感謝しています。
支援金の使い道は、交通費、滞在費、画材、諸経費、リターンにかかる費用です。
私にあるのは、実行力と人脈、そして夢です。今回で一つの夢が実現すれば、次の土地が私を招いてくれるものと信じています。
世界に「レクイエム」(鎮魂歌)の必要がある場所がある限り、できることを続けて参ります。
■活動報告とお礼の品物
ご協力下さった方々へ、ささやかなリターンを用意させていただいています。
活動報告や、サンクトペテルブルクの会場でのお名前の掲示、また、お分けするポストカードは、イギリスの展覧会会場で販売したもの、お礼の一部の方にお送りするのは、実際に国内のギャラリーで現在も販売され、またイギリスでも販売したものです。
ご支援とほぼ同額の作品を用意しました。
■想定されるリスク
万一体調の不良、止むを得ない事情で展覧会を中止・延期した場合は、いただいたご支援金はお返しいたします。
その場合、事前に活動報告にて皆様にお知らせ致します。
終りに
このページを最後まで読んで下さって、ありがとうございました。何度も申し上げますが、私にできるのは、止めないで続ける事だけです。それでもずっと一緒に、私の夢に付き合って下さる方との出会いを、お待ち申し上げます。
支援期間終了
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支援者
39人
残り期間
0日
集まっている金額
259,000円
目標金額:600,000円
達成率43%
2019年07月31日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
ゴトウ千香子
1,000円
ありがとうメッセージA
リターン
・支援者限定の活動報告配信
・サンクトペテルブルク展覧会場に協力者としてお名前を掲示
※掲示するお名前は「支援者」欄の表記名を使用させて頂きます。
支援者の数 6人
支援期間終了
3,000円
ありがとうセットB
リターン
・支援者限定の活動報告配信
・サンクトペテルブルク展覧会場に協力者としてお名前を掲示
・作家のオリジナルポストカード5枚セット(郵送)
※上の写真は参考です。これ以外のセットになることもあります。ご了承下さい。
※掲示するお名前は「支援者」欄の表記名を使用させて頂きます。
支援者の数 13人
お届け予定:2019年12月
支援期間終了
5,000円
ありがとうセットC
リターン
・支援者限定の活動報告配信
・サンクトペテルブルク展覧会場に協力者としてお名前を掲示
・・後藤千香子著・「海のそとのおはなし」(2001年ふきのとう書房)1冊
今は絶版になった、若かりし頃の海外旅行記です。小学校中・高学年向き。シベリア鉄道横断、サハラ砂漠縦断など。
※掲示するお名前は「支援者」欄の表記名を使用させて頂きます。
支援者の数 7人
お届け予定:2019年12月
支援期間終了
10,000円
ありがとうセットD
リターン
・支援者限定の活動報告配信
・サンクトペテルブルク展覧会場に協力者としてお名前を掲示
・作家のオリジナル版画 1点・(レターパックにて郵送)
ベンジャミン・ブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」をテーマとした木版画をシートでお届けします。
写真の左上より横に、1,2,
下段左より3,4,5とナンバーをお選び下さい。
各10枚用意しています。
先着順ですので、品切れの場合はご容赦下さい。
※ご希望は支援申し込み最後のページの「応援コメント」にご記載ください。
※掲示するお名前は「支援者」欄の表記名を使用させて頂きます。
支援者の数 12人
お届け予定:2019年12月
支援期間終了
20,000円
ありがとうセットE
リターン
・支援者限定の活動報告配信
・サンクトペテルブルク展覧会場に協力者としてお名前を掲示(ご希望の方のみ)
・作家のオリジナル版画 <額縁入り>1点・(ゆうパックにて発送)
ベンジャミン・ブリテンのオペラ「オーウェン・ウィングレイヴ」をテーマとした木版画を額縁にセットしてお届けします。
写真の左上より横に、1,2,下段左より3,4,5とナンバーをお選び下さい。
各10枚用意しています。
先着順ですので、品切れの場合はご容赦下さい。
なお、枚数に余裕があれば「ありがとうセットD」の5点からでもお選びいただけます。
※ご希望は支援申し込み最後のページの「応援コメント」にご記載ください。
※掲示するお名前は「支援者」欄の表記名を使用させて頂きます。
支援者の数 1人
お届け予定:2019年12月
支援期間終了