沖縄・宮古島の北にある日本最大級の珊瑚礁群「八重干瀬」
池間島の方言で「やびじ」と言われるこのサンゴ礁は近年、白化現象が深刻な問題になっています。八重干瀬の状態を記録に残し、Web上で「八重干瀬珊瑚図鑑」を作るための費用の一部を募ります。
■宮古島に広がる美しい珊瑚礁群「八重干瀬」
初めまして、芦川剛志と申します。2001年より、八重干瀬にてシュノーケリングガイドを始め、2004年から八重干瀬の写真撮影を始めました。
八重干瀬は、周囲約25㎞、大小100以上の環礁からなる日本最大級の珊瑚礁群です。色とりどりの珊瑚礁には熱帯魚が群がり、一部の方々からは「日本のグレートバリアリーフ」とも呼ばれています。2013年に国の天然記念物にも指定されました。
美ら海物語【3月 八重干瀬/ 池間島沖】(珊瑚の白化する前の写真)撮影・芦川剛志
■「八重干瀬」の白化現象に危機感を抱く日々
八重干瀬では近年、珊瑚礁の白化現象が深刻な問題となっています。
2016年は宮古島近海の台風の発生が極端に少なくなり、海水温が30度を超える日が長く続いたため、私自身も珊瑚礁の大規模な白化現象を目の当たりにしました。環境省は、2017年2月28日、宮古島周辺の珊瑚礁の69%が白化し、31%が回復されずに死滅したとの現地調査を発表しました。これは1998年に起きた白化を上回る最大規模の被害です。
白化原因は大きく分けて3種類あります。①海の高水温が原因のもの②「ホワイトシンドローム」サンゴの感染症の一種と呼ばれるもの③オニヒトデ等の食害です。
①は海水温の条件次第で回復すると言われていますが、②は一度感染してしまうと壊死して、回復することが出来ません。③のオニヒトデ等の食害対策方法は確立していません。白化した珊瑚礁は再生するのか?それとも再生不可能なのか? それは今のところ分かりません。八重干瀬の広大な珊瑚礁を細かく観察、撮影して、写真に残し更に毎年同じ場所を定点観測して、10年後どうなっているのか?次の世代に残したいと思います。
【カクレクマノミの住むイソギンチャクは珊瑚に近い生物で元気が無くなると色が抜けて白くなってしまいます(左の写真)。ウミガメの写真は珊瑚の白化が始まる前のキジャカにて2016年6月に撮影。】
【2016年10月31日「キジャカ」にて撮影:白や薄いピンクのサンゴは死ぬ寸前の状態です。】
■珊瑚の白化が及ぼす環境問題
珊瑚の白化が進むと海の生態系が大きく変わるだけではなく、私たちの生活にも影響が出てきます。
●珊瑚礁がなくなると、珊瑚礁に生息する魚たちが死滅する可能性がある!
珊瑚礁に生息する魚は、卵として海の中を漂い、稚魚になって珊瑚礁に戻ってきます。珊瑚礁が壊滅したり、珊瑚の白化により珊瑚礁の構成が変わってしまったりすると、稚魚が珊瑚礁に戻ることが困難になってしまいます。珊瑚礁とその周辺に生息する魚たちは約4000種類、これは多くの漁業従事者の生計源になっており、私たちの栄養源にもなっています。
●地球温暖化の抑止が出来なくなる。
珊瑚と共生している褐虫藻(植物性プランクトン)は光合成をして、酸素を供給しています。陸上の熱帯雨林と同じように、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素濃度をコントロールしているのです。
このほかにも天然の防波堤としての役割を果たせなったり、他の生物に何らかの影響を及ぼすことが考えられます。私たちの環境を守る上で欠かせない珊瑚のために、何ができるのか考えていく必要があります。
■八重干瀬の定点観測プロジェクト
私は2004年から12年間、八重干瀬の写真を撮り続けてきました。しかし、ただ単に綺麗な写真ばかりでは八重干瀬の偉大さが伝わらないのではないか? 死んだ状態の珊瑚が何年もかけて再生する姿、美しかった珊瑚が死んでゆく姿の記録を残さなければ、私は後悔すると思うようになりました。定点観測は、今後の八重干瀬の環境保全のため、また後継者育成のために、どうしても必要です。皆さまに是非、私の撮影した写真を通し、八重干瀬の大自然の美しさ、偉大さ、貴重さを感じ取ってほしいと思います。
プロジェクトでは、広大な八重干瀬の中から120箇所の定点観測する場所を決めました。2017年6月から1年間、30回の航海で120箇所を撮影し、記録する予定です。撮影日時や場所、珊瑚の名前などは、データベース化してインターネットで公表します。2016年以前の写真は120カ所の観測地と必ずしも一致しませんが、同じポイントで撮影した写真を使用し、今回のプロジェクトで撮影する写真との比較が出来るようにまとめたいと思います。
珊瑚の成長には時間がかかりますので、今後10年間を目標に120カ所での撮影を続け、状態の変化を記録に残していきます。十数年後に「八重干瀬大図鑑」を完成させるのが私の夢です。きっと八重干瀬を案内するダイビング業者や、サンゴの研究者等のお役に立てると思います。
定点観測を行うポイントは下図の赤い点の部分です。

台風等の影響により、撮影箇所や撮影数に変更がある可能性があります。
変更等があった場合、A-portプロジェクトページ内にある活動報告でお知らせします。
【下の写真は高海水温でも死滅しにくいサンゴです。2017年5月撮影】
「オニヒトデとサンゴの定点観測の巻」オニヒトデ研究会
オニヒトデの定点観測では、オニヒトデは全ての珊瑚を食べつくさないという事がわかりましたが、写真のテーブル珊瑚は、2010年に全て死滅していました。ホワイトシンドロームの可能性もあると思います。
120箇所の定点観測をすれば、珊瑚の分布、被度がわかります。
「被度」とは、サンゴが海底面を覆っている割合(%)です。
詳しくは、https://goo.gl/Wlr3Lt 「サンゴプラホ」より
【2017年5月23日サグナナガビジにて撮影。隣のキジャカのリーフの珊瑚の多くは
死んでいるのですが、ここのリーフはほとんど白化していない、不思議です。】
※珊瑚の白化について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
サンゴの白化について 鹿児島県 水産試験場 生物部 主任研究員 佐々木謙介氏
造礁サンゴの白化に伴う大規模斃死
高い海水温でも「白化しないサンゴ」
■資金の使い道について
プロジェクトを行うにはかなりの費用が掛かりますが、自己所有の船舶を利用し、撮影・データ管理などを自分で行うことでなるべく少額に抑えます。1回の撮影にかかる費用は2万円(内訳:燃料代5000円(平均)、撮影代8000円、データ管理7000円)を見込んでおり、今回はデータベースの基礎となる2017年7月から1年間分の支援を募ります。
1 撮影時の船舶の燃料代等、船舶の維持管理費等の経費15万円
2 撮影時の経費 (予備のデジタルカメラ、バッテリー、メモリーカード等の機材費用、撮影等の人件費)25万円
3 撮影後の経費 (データベース化、写真文章等、データ管理、アップロード等の作業費用等の人件費)20万円
4 その他雑費 20万円
■リターンについて
ご支援して頂いた方々へ
9月9日夜11時頃、
仕事部屋が火災で全焼してしまいました。
無人でしたので、ケガなどは無いです。
出火原因は確定できていません。
発見から消火も早かったので延焼もありませんでした。
消防士の方々に感謝致します。
パソコン、カメラ、プリンター、スキャナー、ハードディスク等部屋に
あった全てが無くなり、ipadと水中カメラTG5は自宅にあったので、
水中写真とネットは出来ます。
ゼロからのスタートです。
船のメンテナンスと台風18号で壊れたキャビンの修理、
火災のあった仕事部屋の片ずけ等やらなければならない事がかなり多い状況です。
9月から定点観測の撮影に行きたかったのですが、少し遅れそうです。
どうか温かく見守って下さい。 (撮影日程は決まり次第、A-port活動報告でお知らせさせていただきます。)
また、以下リターン内容に変更及び、発送の遅れがございます。
【リターン内容の変更】
火事によりポストカードが燃えてしまい、送ることが出来なくなりました。
ポストカードの代わりに、珊瑚のオリジナルプリント(A3サイズ)に変更させていただきます。
【商品発送に遅れが出るもの】
オリジナルプリントは2017年11月末の発送予定でしたが燃えてしまった為、これから撮影したものをプリントし発送させていただきたいと思います。私自身が納得した美しい珊瑚の写真を皆さまにお届けしたいと思いますので、商品発送を2018年6月末までに変更させていただきたいと思います。
引き続き、プロジェクト達成に向けクラウドファンディングを実行したいと思っています。何卒ご了承いただきますようお願いいたします。
芦川剛志 2017年9月21日
・八重干瀬のクリアファイル
八重干瀬の地図と水中風景の2種類あります。

Ikima Island file No.2 In the Yabiji より
・A3サイズのデジタルオリジナルプリント
デジタルプリントは芦川剛志がプリントします。8色インクのプリンター使用。写真は支援者に選んで頂きたいと思っていますが、私にお任せでもかまいません。
リクエストでも良いです。たとえば、ウミガメの写真でお任せします、など。
Facebook秘密のグループ「八重干瀬の珊瑚を定点観測する会」に掲載した写真の中から選んでください。
現在非公開です。支援して頂いた方は御招待させて頂きます。希望の写真が決まりましたら、
tuyosi@ace.ocn.ne.jp(◎を@に変えてください。)までメールして下さい。

参考ブログ 八重干瀬の生物より 写真の魚はゴマニザ【2011年7月に撮影】
・八重干瀬撮影同行ツアー招待券
天候が良ければの条件付ですが、八重干瀬の中でも遠い場所に撮影しに行く予定です。
サンゴの状態の良し悪しは、行ってみなければわかりませんが、貴重な体験が出来ると思います。
シュノーケリングが問題無く出来る人に限定です。友人等にプレゼントすることも可能です。
サンゴの研究者の参加も大歓迎です。1日限定2名様までになります。
日程などはEメール等で相談して決めましょう。
池間島までの旅費交通費は自己負担になります。ご了承願います。
■想定されるリスク
船舶のエンジン等が万が一壊れてしまったり、悪天候が長く続いたりした場合は、120箇所の撮影が遅れることも想定されます。宮古島、沖縄南西諸島全域での有事災害等が起きてしまった場合は島外へ避難しなければならないので、このプロジェクト自体が出来なくなることも想定されます。変更の詳細はA-portプロジェクトページ内にある活動報告にて、逐次報告いたします。
リターンの撮影同行ツアーの日程はご希望に添えるように致しますが、悪天候の場合、日程変更の相談をさせていただくことがあります。宮古島在住者の場合は、ツアー前日にお知らせする事もあります。
■私がこのプロジェクトにかける思い
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
八重干瀬は赤土や陸の汚染物質が直接影響を受けにくい距離と環境にあり、人工物がほとんど無い大自然そのものです。
このプロジェクトを立ち上げて、八重干瀬の珊瑚礁を写真で記録、データベース化し、皆さまに自然のサイクルを伝え、
八重干瀬の偉大さ、貴重さ、大切さを知ってほしいと思います。
皆様の支援、協力をよろしくお願い申し上げます。
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活動報告
30
支援者
41
再生する
沖縄・宮古島の北にある日本最大級の珊瑚礁群「八重干瀬」 池間島の方言で「やびじ」と言われるこのサンゴ礁は近年、白化現象が深刻な問題になっています。八重干瀬の状態を記録に残し、Web上で「八重干瀬珊瑚図鑑」を作るための費用の一部を募ります。 ■宮古島に広がる美しい珊瑚礁群「八重干瀬」 初めまして、芦川剛志と申します。2001年より、八重干瀬にてシュノーケリングガイドを始め、2004年から八重干瀬の写真撮影を始めました。八重干瀬は、周囲約25㎞、大小100以上の環礁からなる日本最大級の珊瑚礁群です。色とりどりの珊瑚礁には熱帯魚が群がり、一部の方々からは「日本のグレートバリアリーフ」とも呼ばれています。2013年に国の天然記念物にも指定されました。 美ら海物語【3月 八重干瀬/ 池間島沖】(珊瑚の白化する前の写真)撮影・芦川剛志 ■「八重干瀬」の白化現象に危機感を抱く日々 八重干瀬では近年、珊瑚礁の白化現象が深刻な問題となっています。 2016年は宮古島近海の台風の発生が極端に少なくなり、海水温が30度を超える日が長く続いたため、私自身も珊瑚礁の大規模な白化現象を目の当たりにしました。環境省は、2017年2月28日、宮古島周辺の珊瑚礁の69%が白化し、31%が回復されずに死滅したとの現地調査を発表しました。これは1998年に起きた白化を上回る最大規模の被害です。白化原因は大きく分けて3種類あります。①海の高水温が原因のもの②「ホワイトシンドローム」サンゴの感染症の一種と呼ばれるもの③オニヒトデ等の食害です。①は海水温の条件次第で回復すると言われていますが、②は一度感染してしまうと壊死して、回復することが出来ません。③のオニヒトデ等の食害対策方法は確立していません。白化した珊瑚礁は再生するのか?それとも再生不可能なのか? それは今のところ分かりません。八重干瀬の広大な珊瑚礁を細かく観察、撮影して、写真に残し更に毎年同じ場所を定点観測して、10年後どうなっているのか?次の世代に残したいと思います。 【カクレクマノミの住むイソギンチャクは珊瑚に近い生物で元気が無くなると色が抜けて白くなってしまいます(左の写真)。ウミガメの写真は珊瑚の白化が始まる前のキジャカにて2016年6月に撮影。】 【2016年10月31日「キジャカ」にて撮影:白や薄いピンクのサンゴは死ぬ寸前の状態です。】 ■珊瑚の白化が及ぼす環境問題 珊瑚の白化が進むと海の生態系が大きく変わるだけではなく、私たちの生活にも影響が出てきます。 ●珊瑚礁がなくなると、珊瑚礁に生息する魚たちが死滅する可能性がある! 珊瑚礁に生息する魚は、卵として海の中を漂い、稚魚になって珊瑚礁に戻ってきます。珊瑚礁が壊滅したり、珊瑚の白化により珊瑚礁の構成が変わってしまったりすると、稚魚が珊瑚礁に戻ることが困難になってしまいます。珊瑚礁とその周辺に生息する魚たちは約4000種類、これは多くの漁業従事者の生計源になっており、私たちの栄養源にもなっています。●地球温暖化の抑止が出来なくなる。 珊瑚と共生している褐虫藻(植物性プランクトン)は光合成をして、酸素を供給しています。陸上の熱帯雨林と同じように、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素濃度をコントロールしているのです。 このほかにも天然の防波堤としての役割を果たせなったり、他の生物に何らかの影響を及ぼすことが考えられます。私たちの環境を守る上で欠かせない珊瑚のために、何ができるのか考えていく必要があります。 ■八重干瀬の定点観測プロジェクト 私は2004年から12年間、八重干瀬の写真を撮り続けてきました。しかし、ただ単に綺麗な写真ばかりでは八重干瀬の偉大さが伝わらないのではないか? 死んだ状態の珊瑚が何年もかけて再生する姿、美しかった珊瑚が死んでゆく姿の記録を残さなければ、私は後悔すると思うようになりました。定点観測は、今後の八重干瀬の環境保全のため、また後継者育成のために、どうしても必要です。皆さまに是非、私の撮影した写真を通し、八重干瀬の大自然の美しさ、偉大さ、貴重さを感じ取ってほしいと思います。 プロジェクトでは、広大な八重干瀬の中から120箇所の定点観測する場所を決めました。2017年6月から1年間、30回の航海で120箇所を撮影し、記録する予定です。撮影日時や場所、珊瑚の名前などは、データベース化してインターネットで公表します。2016年以前の写真は120カ所の観測地と必ずしも一致しませんが、同じポイントで撮影した写真を使用し、今回のプロジェクトで撮影する写真との比較が出来るようにまとめたいと思います。珊瑚の成長には時間がかかりますので、今後10年間を目標に120カ所での撮影を続け、状態の変化を記録に残していきます。十数年後に「八重干瀬大図鑑」を完成させるのが私の夢です。きっと八重干瀬を案内するダイビング業者や、サンゴの研究者等のお役に立てると思います。 定点観測を行うポイントは下図の赤い点の部分です。 台風等の影響により、撮影箇所や撮影数に変更がある可能性があります。変更等があった場合、A-portプロジェクトページ内にある活動報告でお知らせします。 【下の写真は高海水温でも死滅しにくいサンゴです。2017年5月撮影】 「オニヒトデとサンゴの定点観測の巻」オニヒトデ研究会 オニヒトデの定点観測では、オニヒトデは全ての珊瑚を食べつくさないという事がわかりましたが、写真のテーブル珊瑚は、2010年に全て死滅していました。ホワイトシンドロームの可能性もあると思います。120箇所の定点観測をすれば、珊瑚の分布、被度がわかります。「被度」とは、サンゴが海底面を覆っている割合(%)です。詳しくは、https://goo.gl/Wlr3Lt 「サンゴプラホ」より 【2017年5月23日サグナナガビジにて撮影。隣のキジャカのリーフの珊瑚の多くは 死んでいるのですが、ここのリーフはほとんど白化していない、不思議です。】 ※珊瑚の白化について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。サンゴの白化について 鹿児島県 水産試験場 生物部 主任研究員 佐々木謙介氏造礁サンゴの白化に伴う大規模斃死 高い海水温でも「白化しないサンゴ」 ■資金の使い道について プロジェクトを行うにはかなりの費用が掛かりますが、自己所有の船舶を利用し、撮影・データ管理などを自分で行うことでなるべく少額に抑えます。1回の撮影にかかる費用は2万円(内訳:燃料代5000円(平均)、撮影代8000円、データ管理7000円)を見込んでおり、今回はデータベースの基礎となる2017年7月から1年間分の支援を募ります。 1 撮影時の船舶の燃料代等、船舶の維持管理費等の経費15万円2 撮影時の経費 (予備のデジタルカメラ、バッテリー、メモリーカード等の機材費用、撮影等の人件費)25万円3 撮影後の経費 (データベース化、写真文章等、データ管理、アップロード等の作業費用等の人件費)20万円 4 その他雑費 20万円 ■リターンについてご支援して頂いた方々へ 9月9日夜11時頃、 仕事部屋が火災で全焼してしまいました。 無人でしたので、ケガなどは無いです。 出火原因は確定できていません。 発見から消火も早かったので延焼もありませんでした。 消防士の方々に感謝致します。 パソコン、カメラ、プリンター、スキャナー、ハードディスク等部屋に あった全てが無くなり、ipadと水中カメラTG5は自宅にあったので、 水中写真とネットは出来ます。 ゼロからのスタートです。 船のメンテナンスと台風18号で壊れたキャビンの修理、 火災のあった仕事部屋の片ずけ等やらなければならない事がかなり多い状況です。 9月から定点観測の撮影に行きたかったのですが、少し遅れそうです。 どうか温かく見守って下さい。 (撮影日程は決まり次第、A-port活動報告でお知らせさせていただきます。)また、以下リターン内容に変更及び、発送の遅れがございます。 【リターン内容の変更】 火事によりポストカードが燃えてしまい、送ることが出来なくなりました。 ポストカードの代わりに、珊瑚のオリジナルプリント(A3サイズ)に変更させていただきます。 【商品発送に遅れが出るもの】 オリジナルプリントは2017年11月末の発送予定でしたが燃えてしまった為、これから撮影したものをプリントし発送させていただきたいと思います。私自身が納得した美しい珊瑚の写真を皆さまにお届けしたいと思いますので、商品発送を2018年6月末までに変更させていただきたいと思います。 引き続き、プロジェクト達成に向けクラウドファンディングを実行したいと思っています。何卒ご了承いただきますようお願いいたします。 芦川剛志 2017年9月21日 ・八重干瀬のクリアファイル 八重干瀬の地図と水中風景の2種類あります。Ikima Island file No.2 In the Yabiji より ・A3サイズのデジタルオリジナルプリント デジタルプリントは芦川剛志がプリントします。8色インクのプリンター使用。写真は支援者に選んで頂きたいと思っていますが、私にお任せでもかまいません。 リクエストでも良いです。たとえば、ウミガメの写真でお任せします、など。 Facebook秘密のグループ「八重干瀬の珊瑚を定点観測する会」に掲載した写真の中から選んでください。現在非公開です。支援して頂いた方は御招待させて頂きます。希望の写真が決まりましたら、tuyosi@ace.ocn.ne.jp(◎を@に変えてください。)までメールして下さい。 参考ブログ 八重干瀬の生物より 写真の魚はゴマニザ【2011年7月に撮影】 ・八重干瀬撮影同行ツアー招待券 天候が良ければの条件付ですが、八重干瀬の中でも遠い場所に撮影しに行く予定です。 サンゴの状態の良し悪しは、行ってみなければわかりませんが、貴重な体験が出来ると思います。 シュノーケリングが問題無く出来る人に限定です。友人等にプレゼントすることも可能です。サンゴの研究者の参加も大歓迎です。1日限定2名様までになります。日程などはEメール等で相談して決めましょう。池間島までの旅費交通費は自己負担になります。ご了承願います。 ■想定されるリスク 船舶のエンジン等が万が一壊れてしまったり、悪天候が長く続いたりした場合は、120箇所の撮影が遅れることも想定されます。宮古島、沖縄南西諸島全域での有事災害等が起きてしまった場合は島外へ避難しなければならないので、このプロジェクト自体が出来なくなることも想定されます。変更の詳細はA-portプロジェクトページ内にある活動報告にて、逐次報告いたします。 リターンの撮影同行ツアーの日程はご希望に添えるように致しますが、悪天候の場合、日程変更の相談をさせていただくことがあります。宮古島在住者の場合は、ツアー前日にお知らせする事もあります。■私がこのプロジェクトにかける思い最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。八重干瀬は赤土や陸の汚染物質が直接影響を受けにくい距離と環境にあり、人工物がほとんど無い大自然そのものです。このプロジェクトを立ち上げて、八重干瀬の珊瑚礁を写真で記録、データベース化し、皆さまに自然のサイクルを伝え、八重干瀬の偉大さ、貴重さ、大切さを知ってほしいと思います。皆様の支援、協力をよろしくお願い申し上げます。
沖縄・宮古島の北にある日本最大級の珊瑚礁群「八重干瀬」
池間島の方言で「やびじ」と言われるこのサンゴ礁は近年、白化現象が深刻な問題になっています。八重干瀬の状態を記録に残し、Web上で「八重干瀬珊瑚図鑑」を作るための費用の一部を募ります。■宮古島に広がる美しい珊瑚礁群「八重干瀬」
初めまして、芦川剛志と申します。2001年より、八重干瀬にてシュノーケリングガイドを始め、2004年から八重干瀬の写真撮影を始めました。
八重干瀬は、周囲約25㎞、大小100以上の環礁からなる日本最大級の珊瑚礁群です。色とりどりの珊瑚礁には熱帯魚が群がり、一部の方々からは「日本のグレートバリアリーフ」とも呼ばれています。2013年に国の天然記念物にも指定されました。
美ら海物語【3月 八重干瀬/ 池間島沖】(珊瑚の白化する前の写真)撮影・芦川剛志
■「八重干瀬」の白化現象に危機感を抱く日々
八重干瀬では近年、珊瑚礁の白化現象が深刻な問題となっています。
2016年は宮古島近海の台風の発生が極端に少なくなり、海水温が30度を超える日が長く続いたため、私自身も珊瑚礁の大規模な白化現象を目の当たりにしました。環境省は、2017年2月28日、宮古島周辺の珊瑚礁の69%が白化し、31%が回復されずに死滅したとの現地調査を発表しました。これは1998年に起きた白化を上回る最大規模の被害です。
白化原因は大きく分けて3種類あります。①海の高水温が原因のもの②「ホワイトシンドローム」サンゴの感染症の一種と呼ばれるもの③オニヒトデ等の食害です。
①は海水温の条件次第で回復すると言われていますが、②は一度感染してしまうと壊死して、回復することが出来ません。③のオニヒトデ等の食害対策方法は確立していません。白化した珊瑚礁は再生するのか?それとも再生不可能なのか? それは今のところ分かりません。八重干瀬の広大な珊瑚礁を細かく観察、撮影して、写真に残し更に毎年同じ場所を定点観測して、10年後どうなっているのか?次の世代に残したいと思います。
■珊瑚の白化が及ぼす環境問題
珊瑚の白化が進むと海の生態系が大きく変わるだけではなく、私たちの生活にも影響が出てきます。
●珊瑚礁がなくなると、珊瑚礁に生息する魚たちが死滅する可能性がある!
珊瑚礁に生息する魚は、卵として海の中を漂い、稚魚になって珊瑚礁に戻ってきます。珊瑚礁が壊滅したり、珊瑚の白化により珊瑚礁の構成が変わってしまったりすると、稚魚が珊瑚礁に戻ることが困難になってしまいます。珊瑚礁とその周辺に生息する魚たちは約4000種類、これは多くの漁業従事者の生計源になっており、私たちの栄養源にもなっています。
●地球温暖化の抑止が出来なくなる。
珊瑚と共生している褐虫藻(植物性プランクトン)は光合成をして、酸素を供給しています。陸上の熱帯雨林と同じように、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素濃度をコントロールしているのです。
このほかにも天然の防波堤としての役割を果たせなったり、他の生物に何らかの影響を及ぼすことが考えられます。私たちの環境を守る上で欠かせない珊瑚のために、何ができるのか考えていく必要があります。
■八重干瀬の定点観測プロジェクト
私は2004年から12年間、八重干瀬の写真を撮り続けてきました。しかし、ただ単に綺麗な写真ばかりでは八重干瀬の偉大さが伝わらないのではないか? 死んだ状態の珊瑚が何年もかけて再生する姿、美しかった珊瑚が死んでゆく姿の記録を残さなければ、私は後悔すると思うようになりました。定点観測は、今後の八重干瀬の環境保全のため、また後継者育成のために、どうしても必要です。皆さまに是非、私の撮影した写真を通し、八重干瀬の大自然の美しさ、偉大さ、貴重さを感じ取ってほしいと思います。
プロジェクトでは、広大な八重干瀬の中から120箇所の定点観測する場所を決めました。2017年6月から1年間、30回の航海で120箇所を撮影し、記録する予定です。撮影日時や場所、珊瑚の名前などは、データベース化してインターネットで公表します。2016年以前の写真は120カ所の観測地と必ずしも一致しませんが、同じポイントで撮影した写真を使用し、今回のプロジェクトで撮影する写真との比較が出来るようにまとめたいと思います。
珊瑚の成長には時間がかかりますので、今後10年間を目標に120カ所での撮影を続け、状態の変化を記録に残していきます。十数年後に「八重干瀬大図鑑」を完成させるのが私の夢です。きっと八重干瀬を案内するダイビング業者や、サンゴの研究者等のお役に立てると思います。
定点観測を行うポイントは下図の赤い点の部分です。
台風等の影響により、撮影箇所や撮影数に変更がある可能性があります。
変更等があった場合、A-portプロジェクトページ内にある活動報告でお知らせします。
「オニヒトデとサンゴの定点観測の巻」オニヒトデ研究会
オニヒトデの定点観測では、オニヒトデは全ての珊瑚を食べつくさないという事がわかりましたが、写真のテーブル珊瑚は、2010年に全て死滅していました。ホワイトシンドロームの可能性もあると思います。
120箇所の定点観測をすれば、珊瑚の分布、被度がわかります。
「被度」とは、サンゴが海底面を覆っている割合(%)です。
詳しくは、https://goo.gl/Wlr3Lt 「サンゴプラホ」より
【2017年5月23日サグナナガビジにて撮影。隣のキジャカのリーフの珊瑚の多くは
死んでいるのですが、ここのリーフはほとんど白化していない、不思議です。】
※珊瑚の白化について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
サンゴの白化について 鹿児島県 水産試験場 生物部 主任研究員 佐々木謙介氏
造礁サンゴの白化に伴う大規模斃死
高い海水温でも「白化しないサンゴ」
■資金の使い道について
プロジェクトを行うにはかなりの費用が掛かりますが、自己所有の船舶を利用し、撮影・データ管理などを自分で行うことでなるべく少額に抑えます。1回の撮影にかかる費用は2万円(内訳:燃料代5000円(平均)、撮影代8000円、データ管理7000円)を見込んでおり、今回はデータベースの基礎となる2017年7月から1年間分の支援を募ります。
1 撮影時の船舶の燃料代等、船舶の維持管理費等の経費15万円
2 撮影時の経費 (予備のデジタルカメラ、バッテリー、メモリーカード等の機材費用、撮影等の人件費)25万円
3 撮影後の経費 (データベース化、写真文章等、データ管理、アップロード等の作業費用等の人件費)20万円
4 その他雑費 20万円
■リターンについて
ご支援して頂いた方々へ
9月9日夜11時頃、
仕事部屋が火災で全焼してしまいました。
無人でしたので、ケガなどは無いです。
出火原因は確定できていません。
発見から消火も早かったので延焼もありませんでした。
消防士の方々に感謝致します。
パソコン、カメラ、プリンター、スキャナー、ハードディスク等部屋に
あった全てが無くなり、ipadと水中カメラTG5は自宅にあったので、
水中写真とネットは出来ます。
ゼロからのスタートです。
船のメンテナンスと台風18号で壊れたキャビンの修理、
火災のあった仕事部屋の片ずけ等やらなければならない事がかなり多い状況です。
9月から定点観測の撮影に行きたかったのですが、少し遅れそうです。
どうか温かく見守って下さい。 (撮影日程は決まり次第、A-port活動報告でお知らせさせていただきます。)
また、以下リターン内容に変更及び、発送の遅れがございます。
【リターン内容の変更】
火事によりポストカードが燃えてしまい、送ることが出来なくなりました。
ポストカードの代わりに、珊瑚のオリジナルプリント(A3サイズ)に変更させていただきます。
【商品発送に遅れが出るもの】
オリジナルプリントは2017年11月末の発送予定でしたが燃えてしまった為、これから撮影したものをプリントし発送させていただきたいと思います。私自身が納得した美しい珊瑚の写真を皆さまにお届けしたいと思いますので、商品発送を2018年6月末までに変更させていただきたいと思います。
引き続き、プロジェクト達成に向けクラウドファンディングを実行したいと思っています。何卒ご了承いただきますようお願いいたします。
芦川剛志 2017年9月21日
・八重干瀬のクリアファイル
八重干瀬の地図と水中風景の2種類あります。
・A3サイズのデジタルオリジナルプリントIkima Island file No.2 In the Yabiji より
デジタルプリントは芦川剛志がプリントします。8色インクのプリンター使用。写真は支援者に選んで頂きたいと思っていますが、私にお任せでもかまいません。
リクエストでも良いです。たとえば、ウミガメの写真でお任せします、など。
Facebook秘密のグループ「八重干瀬の珊瑚を定点観測する会」に掲載した写真の中から選んでください。
現在非公開です。支援して頂いた方は御招待させて頂きます。希望の写真が決まりましたら、
tuyosi@ace.ocn.ne.jp(◎を@に変えてください。)までメールして下さい。
参考ブログ 八重干瀬の生物より 写真の魚はゴマニザ【2011年7月に撮影】
・八重干瀬撮影同行ツアー招待券
天候が良ければの条件付ですが、八重干瀬の中でも遠い場所に撮影しに行く予定です。
サンゴの状態の良し悪しは、行ってみなければわかりませんが、貴重な体験が出来ると思います。
シュノーケリングが問題無く出来る人に限定です。友人等にプレゼントすることも可能です。
サンゴの研究者の参加も大歓迎です。1日限定2名様までになります。
日程などはEメール等で相談して決めましょう。
池間島までの旅費交通費は自己負担になります。ご了承願います。
■想定されるリスク
船舶のエンジン等が万が一壊れてしまったり、悪天候が長く続いたりした場合は、120箇所の撮影が遅れることも想定されます。宮古島、沖縄南西諸島全域での有事災害等が起きてしまった場合は島外へ避難しなければならないので、このプロジェクト自体が出来なくなることも想定されます。変更の詳細はA-portプロジェクトページ内にある活動報告にて、逐次報告いたします。リターンの撮影同行ツアーの日程はご希望に添えるように致しますが、悪天候の場合、日程変更の相談をさせていただくことがあります。宮古島在住者の場合は、ツアー前日にお知らせする事もあります。
■私がこのプロジェクトにかける思い
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
八重干瀬は赤土や陸の汚染物質が直接影響を受けにくい距離と環境にあり、人工物がほとんど無い大自然そのものです。
このプロジェクトを立ち上げて、八重干瀬の珊瑚礁を写真で記録、データベース化し、皆さまに自然のサイクルを伝え、
八重干瀬の偉大さ、貴重さ、大切さを知ってほしいと思います。
皆様の支援、協力をよろしくお願い申し上げます。
支援期間終了
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支援者
41人
残り期間
0日
集まっている金額
363,350円
目標金額:850,000円
達成率42%
2017年10月27日23:59に終了しました。
支援期間終了
起案者
芦川剛志
1986年 日 ... 本写真芸術専門学校報道写真学科卒業
1993年 フリーカメラマン
1999年 沖縄県に移住
2001年 船を購入、八重干瀬のガイドを始める
2004年 八重干瀬の写真撮影を開始
2005年 八重干瀬のポストカード12枚組発売
2013年 池間の海のいきものカレンダー2014発売
2013年 佐竹敦子監督のドキュメンタリー短編映画
「みんなの海だから」の撮影担当
2014年 池間の海のいきものカレンダー2015発売
2017年 現在も八重干瀬を中心に撮影を続けている
1,000円
支援者限定の活動報告配信
リターン
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 11人
支援期間終了
3,000円
八重干瀬マップのクリアファイル
リターン
八重干瀬マップのクリアファイル1枚
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 7人
お届け予定:2017年11月
支援期間終了
5,000円
八重干瀬クリアファイル2種類
リターン
八重干瀬クリアファイル2種類
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 10人
お届け予定:2017年11月
支援期間終了
10,000円
A3サイズのデジタルオリジナルプリント1枚
リターン
A3サイズのデジタルオリジナルプリント1枚
八重干瀬クリアファイル2種類
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 10人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
20,000円
A3サイズのデジタルオリジナルプリント2枚
リターン
A3サイズのデジタルオリジナルプリント2枚
八重干瀬クリアファイル2種類
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 1人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
30,000円
A3サイズのデジタルオリジナルプリント3枚
リターン
A3サイズのデジタルオリジナルプリント3枚
八重干瀬クリアファイル2種類
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 1人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
50,000円
八重干瀬撮影同行ツアー1日分招待券
リターン
A3サイズのデジタルオリジナルプリント2枚
八重干瀬撮影同行ツアー1日分招待券
※ツアーは2018年4月から受付可能です。
(池間島までの旅費交通費は自己負担になります)
八重干瀬クリアファイル2種類
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 0人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
100,000円
八重干瀬撮影同行ツアー2日分の招待券
リターン
A3サイズのデジタルオリジナルプリント2枚
八重干瀬撮影同行ツアー2日分の招待券
※ツアーは2018年4月から受付可能です。
(池間島までの旅費交通費は自己負担になります)
八重干瀬クリアファイル2種類
支援者限定の活動報告配信
支援者の数 1人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了