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100円から応援!カンボジア“ため池”掘削プロジェクト

「ため池をどこに掘るか会議」を開催!

  • Vol.9
  • 2020年02月13日 20時15分

こんにちは、カンボジアに出張中の下田です。2月5日、私たちが活動する一つの村、コンサイエン村でため池の選定会議をおこないました。

■会議を招集するまで

2019年9・10月に行った各世帯の生活状況調査をもとに、特に深刻な水不足が見込まれた世帯に対して、11・12月により詳細なインタビューをおこなってきました。先週はインタビューから浮かび上がってきた6村の候補地、合計30箇所を訪問してきました。ため池を掘ったら周辺何世帯で共有できそうか、ため池用に土地を提供してもらえるかどうか、ため池を活用して今後どんな野菜や果物、ハーブを育てていきたいかなど聞き取りをしてきました。

候補地を見て回る。村人の方も駆け寄って事情を教えてくれた
候補地を見て回る。村の方も駆け寄って事情を教えてくれた

聞き取り結果を整理し、2月にため池の候補地を選ぶ会議を持つことにしました。「(会議では)候補地になっている住民のほかに、コミューン(郡より一つ下の行政単位)・リーダーや村長も呼んで、聞き取りした情報を共有しよう」、「JVCの聞き取りから漏れている箇所もあるかもしれない。水不足で悩む人に漏れがないよう、候補地の住民だけでなく広く呼びかけよう」、「決めるのは村人、JVCは情報提供役に徹しよう」・・・ため池選定会議に向け入念に準備をしていよいよ2月5日を迎えました。

事務所に戻って候補地の情報をまとめる
事務所に戻って候補地の情報をまとめる

■ため池選定会議 ~当日~

2月5日、会議を行ったコンサイエン村は活動報告vol.2でご紹介したボッパーさんが暮らす村です。会議当日、38人の村の方たち(うち26人は女性)が集まりました。コミューン・リーダーの挨拶に始まり、JVCの調査結果をシェア、候補に挙がっていない箇所の確認、土地所有と提供の承認が得られているかどうかの確認、ため池掘削を通じての約束事について参加者と話し合いました。

■コミューン・リーダーから熱いメッセージ

冒頭、コミューン・リーダーの挨拶から会議は始まりました。

「コミューンの事務所のすぐ横に保健所がある。毎日、建物から溢れるくらい人がやってくる。なんの健康相談だろう、と思って職員に聞いてみると、ほとんどが下痢だった。水が原因だという。ため池の水を飲み水にするのは勧めない。井戸がなければ安全な飲み水については買ってほしい。けれど、水を買うお金がないという意見はもっともだ。ため池できたら、その水を使って、まずは自分の得意なものを栽培してほしい。野菜でも果物でもなんでもいい。そして、自分で作ったものを自分で食べる。そうすると野菜の買う量を減らせる。節約できたお金で安全な飲み水を買ってほしい。忘れないでほしいのは、ため池を掘ったら終わりではない、ということ。ため池は、村人みなさんの安全な暮らしの始まりです。」

ため池は安全な暮らしの始まり!と熱弁をふるうコミューン・リーダー
ため池は安全な暮らしの始まり!と熱弁をふるうコミューン・リーダー

■みんなで決めた約束事

コミューン・リーダーの熱弁を受けて、にわかに会場は活気を帯びてきました。JVCからは、今回ため池を通じて菜園の充実を図ってほしい意図について触れ、調査とインタビューの結果を共有しました。その後、村の方たちと話したのは、ため池を掘る上での約束事について。

「ため池の土地は個人のものかもしれないけれど、ため池の水はコミュニティの人たちで共有しよう」という村長の言葉を皮切りに、村の方たちからも「一人だけがたくさん使ってしまったりしないよう、用途は基本的に家庭菜園に絞る」、「小さな子どもや家畜が落ちてしまわないように、フェンスは共同で作る」、「補修が必要な時は住民共同でおこなう」など、ため池ができてから使用に至るまでの約束事について話しました。

参加者の声を引き出すマネージャーのチャトラ
参加者の声を引き出すマネージャーのチャトラ

■「あげる」のではなく「一緒につくる」

この会議の場で、私からは「なぜJVCはここで支援をしているのか」について村の方にお話させていただきました。

「お金持ちの人もそうでない人も、みんな、ご飯を食べないと生きていけない。カンボジアでも、日本でも、他の世界でもそれは変わらない。農家の人が汗を流して食べ物をつくって、人間を生かしてくれています。私も皆さんに生かされている一人。だから、今度は私たちにできることをしたいと思ってここに来ています。支援という言葉を使うけれど、それは『あげる』ことではなくて、『一緒に作っていく』こと。『互いにできることを持ち寄る』こと。そう思っています。」

皆さん、英語で話す私に「え?なに?なに?」とちょっと前のめりに。スタッフがきちんとクメール語になおしてフォローしてくれました(笑)

身振り手振りも交えて。スタッフの通訳に感謝
身振り手振りも交えて。スタッフの通訳に感謝

■池の場所決め会議 ~これから~

2時間にわたり、村の方たちからもたくさん意見やアイディアが出てきました。村人の手で候補地を絞り込み、これから各箇所で詳しく地質調査していきます。そして、乾季が終わるまでの間に、コンサイエン村に新たな水源が生まれ、来年の乾季には活用されていくことでしょう。

今後、こうした会議を他の村でも並行して行っていきます。気づけばもう2月に入りました。乾季は残り3ヶ月あまり。ここからギアをもう一段上げて、スタッフ・村の方たち一丸となって、ため池づくりを前に前に進めていきたいと思います。このクラウドファンディングも残り10日を切りました。引き続き、応援のほどどうぞよろしくお願い致します。

    寄付型
  • 支援者

    104

  • 残り期間

    0

  • 集まっている金額

    373,547

    (達成) 目標金額:300,000

  • 達成率124%

    FUNDED!

2020年02月15日23:59に終了しました。

支援期間終了

起案者

実行者イメージ

認定NPO法人JVC(カンボジア)

1980年から活動するNGOのJVC(日 ... 本国際ボランティアセンター)のカンボジア事業です。シェムリアップの街から1時間程のコンポンクダイという農村部で活動しています。本ページの更新は、現地駐在の大村真理子と東京本部勤務の下田寛典がメインです。
  • 100

    全力応援100円コース

    リターン

      ◎御礼メール
      ◎インスタグラム(支援者限定公開)での進捗報告

    支援者の数 83

    お届け予定:2020年2月

    支援期間終了

  • 10,000

    全力応援コース

    リターン

      ◎御礼メール
      ◎寄付金控除用の領収書発行
      ◎インスタグラム(支援者限定公開)での進捗報告

    支援者の数 9

    お届け予定:2020年2月

    支援期間終了

  • 10,000

    もりもり育ったハーブティコース

    リターン

      ◎御礼メール(2020年2月)
      ◎寄付金控除用の領収書発行(2020年2月)
      ◎インスタグラム(支援者限定公開)での進捗報告(2020年2月)
      ◎ため池の周囲で育ったハーブを使ったハーブティ1パック(モリンガリラックスブレンド/モリンガ、レモングラス、青マンゴー)

    支援者の数 12

    お届け予定:2020年12月

    支援期間終了

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