沖縄の戦没者の遺骨収集と、遺族への遺留品及び当時の手紙を返還する活動

北海道のご遺族へお手紙を返還しました

  • Vol.52
  • 2019年09月20日 04時54分

すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ございません=写真上、ご遺族の田中康範さんとまり子さんへ遺留品の説明をする高木乃梨子

日本列島を包む猛暑の中、比較的すごしやすいとされる北海道で活動中です。

が、連日、30度を超える炎暑のため、広大な大地のフライパンでじりじりと炙られているようです。

元気いっぱいの学生たちも、ぐったりとした様子で、セイコーマートへ駆け込み、渇きをいやしています。

約1年ぶりに訪ねた北の街々で、お手紙の返還を再開しました=写真下、田中嘉輝さんの遺影(手前)と仏壇に手を合わせる新メンバーの田崎汐莉

標茶町出身(旧標茶村)の田中嘉輝・上等兵の奥さま・トクミさんが書かれた書簡です。

★★★

昭和21年7月15日の手紙

暑さ厳しき折柄、その後、お宅御一同様には、お健やかにお過ごしの事と存じ、お喜び申し上げます。お初めてでございますが、実は先日、田中嘉輝戦死のお知らせを受けました、嘉輝の妻でございます。凶報ながらも、ご丁寧なお慰めに接しまして、幾分心強さを覚えました。

貴方様には、あの激戦中もご武運に恵まれ、ご無事でお帰り遊ばされました由、貴方様は勿論、ご家内皆様のお慶びはいかばかりかと、胸中深くお察し申し上げております。

お便りによりますと、貴方様は大隊長のご身分の由。主人存命中は、さぞかしお世話様になりました事と、厚く御礼申し上げます。

実は春早く、有珠郡の中山慶松さんとおっしゃる、沖縄島より復員の方より、戦死の内報を頂きましたが、半信半疑でおりました。いかに悔いてみても、かえらぬ事ゆえ、近頃では気を取り戻して、強くなる様つとめております。

お申し越しの写真一葉、同封申し上げます。大隊長様のお傍で、冥福を祈って頂けますなら、どんなにか幸福でございましょう。では乱文乱筆にて、御礼かたがた右まで。

かしこ 

七月十五日 伊東孝一様

★★★

嘉輝さんは、昭和20年5月4日、沖縄本島中部にある西原町と那覇市の境にあった通称146高地で戦死されました。享年35歳。沖縄守備隊の第24師団歩兵第32連隊第三中隊(工藤隊)に所属。棚原高地奪還を睨んだ作戦の途中、通過地点の146高地と120高地間にある低地で、米軍の不意打ちのような攻撃を受けて命を落とされました=写真上、嘉輝さんの遺影と左は早世した長男の遺影。

学生たちがお会いできたのは、嘉輝さんの妹の長男で、甥・康範さん(71)と奥さま・まり子さん(71)=写真上、学生の報告を受けて落涙する甥・康範さん。お手紙をお届けして、戦死状況などを報告すると、「遺骨も遺留品も何も帰って来なかった伯父の事を、母や祖母はずっと想い続けていたようだ。母は、沖縄にも足を運んだが、『兄の事は何も判らないのよ』と落胆していた。それがこんな形で伝わって来るとは・・。ありがとう、学生の皆さん」と涙を零されていました。この返還活動を取材して下さった新聞社とテレビ局がありますので、詳しくはその報道が終わってからにします

  • 支援者

    129

  • 残り期間

    0

  • 集まっている金額

    1,700,000

    (達成) 目標金額:1,200,000

  • 達成率141%

    FUNDED!

2019年01月28日23:59に終了しました。

支援期間終了

起案者

実行者イメージ

みらいを紡ぐボランティア

私たちの会は、アジア・太平洋戦争で戦没さ ... れた兵士や民間人の遺骨を探し出して慰霊すると共に、遺留品などの持ち主を特定して、ご遺族へ返還する活動を実施する団体です。戦争による悲劇を二度と繰り返さないために、戦争体験者から聞き取った当時の様子や個人の心情を、調査、記録することで、若者たちに「歴史の事実」を継承する取り組みも続けています。
 また、過疎による人口の減少に苦しむ地域で、都会の若者が地方の高齢者や子供たちと交流しながら、地域おこしや環境保全、伝統芸能の継承に繋げて行く試みも行っています。活動の主体は、首都圏や関西圏などの大学に通う学生たちが担っています。
  • 1,000

    お礼のメッセージ

    リターン

      ●遺族の方々、伊東大隊長、学生達からのお礼のメッセージ
      ●支援者限定の活動報告の配信

    支援者の数 21

    お届け予定:2019年5月

    支援期間終了

  • 残り177枚

    3,000

    お礼メッセージと琉球ガラスをあしらったブックマーク

    リターン

      ●お礼のメッセージ
      ●支援者限定の活動報告の配信
      ●琉球ガラスをあしらったブックマーク1点
      琉球ガラスの破片を大学生や過疎地域の子供たちがデザインを考えて製作した、手作りの品です。
      ガラスの色は30種類程あり、大きさやデザインも1つとして同じものはございません。
      お選び頂けませんのでご了承ください。

    支援者の数 23

    お届け予定:2019年5月

    支援期間終了

  • 残り63枚

    5,000

    お礼メッセージ、琉球ガラスをあしらったブックマークとアクセサリー

    リターン

      ●お礼のメッセージ
      ●支援者限定の活動報告の配信
      ●琉球ガラスをあしらったブックマーク1点
      琉球ガラスの破片を大学生や過疎地域の子供たちがデザインを考えて製作した、手作りの品です。
      ガラスの色は30種類あり、大きさやデザインも1つとして同じものはございません。
      お選び頂けませんのでご了承ください。
      ●琉球ガラスをあしらったアクセサリー1点
      ブローチ、ストラップ、ヘアゴム、ネクタイピンから1点、ご希望をコメント欄へお書きください。記載なき場合はこちらで選びます。ガラスの色や大きさ、デザインはお選び頂けません。

    支援者の数 37

    お届け予定:2019年5月

    支援期間終了

  • 残り19枚

    10,000

    お礼メッセージ、琉球ガラスをあしらったブックマーク、ノベルティグッズ

    リターン

      ●お礼のメッセージ
      ●支援者限定の活動報告の配信
      ●琉球ガラスをあしらったブックマーク1点
      琉球ガラスの破片を大学生や過疎地域の子供たちがデザインを考えて製作した、手作りの品です。
      ガラスの色は30種類程、大きさ、デザインも1つとして同じものはございません。お選び頂く事は出来ませんのでご了承ください。
      ●みらいを紡ぐボランティアのノベルティグッズ・Tシャツ1点
      現在製作中です。
      色は「赤・紺・黒・黄」から選べます。サイズもSから3L以上までお作り出来ますので、お好みのものをコメント欄へご記載ください。記載なき場合はこちらで選びます。
      ※前面には、みらいを紡ぐボランティアロゴ(カラーではなく白抜きでプリント)を、後面には雛の写真をプリントします。
      製造業者の都合で、デザインに多少の変更がある場合もございます。ご了承ください。

    支援者の数 31

    お届け予定:2019年5月

    支援期間終了

  • 残り3枚

    25,000

    お礼メッセージ、ブックマーク、伊東孝一著「沖縄陸戦の命運」

    リターン

      ●お礼のメッセージ
      ●支援者限定の活動報告の配信
      ●琉球ガラスをあしらったブックマーク1点
      琉球ガラスの破片を大学生や過疎地域の子供たちがデザインを考えて製作した、手作りの品です。
      ガラスの色は30種類程、大きさ、デザインも1つとして同じものはございません。お選び頂く事は出来ませんのでご了承ください。
      ●伊東孝一さんが出版された「沖縄陸戦の命運」のコピー製本版1冊

    支援者の数 17

    お届け予定:2019年5月

    支援期間終了

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