こんにちは。アルケミストが始めたクラウドファンディングも、終了まであと約2週間ほどとなりました。
どの程度資金が集まったのか。集まるのか。交渉の行方はどうなっているのか。
気にしてくださる方もおいでかと存じます。
現在は、急展開かつ、とても流動的な状況となっています。
交渉中ですので、いま少しのあいだ、まとまったご報告ができないのですが、
方向が定まりましたらこちらの活動報告にご報告させて頂ければと思います。
今回のプロジェクトは、たくさんの方に支えられて成り立っています。
今回は、このプロジェクトを支えてくださっている方のごく一部のご紹介を含め、
アトリエアルケミストがどのような関係の輪のなかで
活動をさせていただいているのかをご報告できればと存じます。
普段の活動を支えてくださるおうちの方とスタッフ
わたしたちのいま現在の、普段の活動は「絵画造形教室」いわゆるお教室、の運営がメインになっています。
活動を進めてきた歴史のなかでちびっこの身体の変化という問題を見つけ、NPO立ち上げを準備しているのですが、
これはまたべつの、これからのお話です。
今現在のアトリエの活動は、お家のかた、実際に通われておられる方のご理解に支えられています。
毎回決まったカリキュラムで制作を進めないアルケミストでは、この「お家のかたのご理解」はとても大切な要素です。
色々な制作をよしとし、その人のペースを待つ、という形態では、
子どもさんによっては長い期間完成した作品が出ない、というケースも出てまいります。
その時、多くのお家の方は、お子さんと私たちを信頼して待っていただけているのが現状です。
目に見えない蓄積を、信じて待っていただけるということは、本当にすごいことだと思います。
私たちもじりじりすることは実際にありますし、お家のかたはもっとだと思います。
それでも、「その子が学んでゆくスピードは、本当にそれぞれなのだ」という認識を、
多くのおうちの方と共有できていることは、とてもラッキーなことなのだ、といつも思っています。
アルケミストのお家の方には「みんなのこども」という意識があるのかな、と思うことがよくあります。
お迎えの時間に、玄関先で完成作品を誇らしげに見せるちびっこに、自分のお子さん、お友達の隔てなく
「おもしろいねえ」「へえ~!すごいねえ」等声をかけているお家のかたがたを拝見していますと、そのようなことを思います。
大人の生徒さんはお教室ですから、基本的にはご自身の制作の場としてアトリエを使用し、レクチャーを受けるために通われています。
でも、アトリエで過ごす年月が重なっていくと、だんだんとそのことに加え、
「場に価値を見出してくださり、その存続にお月謝、というかたちで参加する」という意識が芽生える方が
でてこられる気がしています。
スタッフのこと
実際の運営は、集まってくれているスタッフの皆に支えられています。
スタッフの関わり方は色々です。昔からのスタッフ、ご自身で立候補(?)してこられた方、
大学のインターンシップで来ているひとなど様々です。
勤務形態も固定給、時給、ボランティア、と色々ですがチームで進める、というイメージが強いです。
たくさんの材料と道具を用意してメンテナンスして行く必要があるアルケミストでは、
「お教室」としては大きく儲ける、という道を最初から放棄していると言えます。
少人数で、可能なかぎり顔が見える対応をしたい。「つくることがすき」を丸ごとひきうけたい。
そう考えると、たくさんの人の手と、たくさんの種類の道具、材料が必要になります。
あたたかい季節のあいだじゅう、ずっと続く草刈りや、毎日の念入りな場の掃除。
床はフローリングの溝までも、消毒剤で毎回拭きあげる。
そんな地道な作業を重ねることが、良い場づくりにつながる。
経験年数が長いスタッフのひとであればあるほどそのことを身にしみて理解しています。
そんなことをコツコツとしてくれるのは、私たちも含めて彼らは、
場としてのアトリエに価値を見出してくれているからなのだと思います。
ごちゃごちゃっと集まって、手を動かしながら他愛もない話をしたり、
周りが見えないくらい熱中したり、お母さんと喧嘩しちゃった、と廊下で泣いたり。
そこで思いも寄らない制作の糸口を発見したり、他の人の制作から刺激を受けたりして、それぞれが憩いながら学んでゆく。
おそらく、そういった時間が好きでいてもらえるから、みな本当によく働いてくれるのだと思います。
サボりたくなるのは、その仕事に意味を見出せなかったり、
自分が役立っている感覚が薄いからなのだと思います。
目指すところがわかっていて、自分の思いつきや工夫が歓迎されるとわかれば、
自分に何かできることはないのかな、とその人なりに色々考えてくれると思います。
それがたとえ見当違いなことであったとしても、
「なにかしてやろう」と行動した、スタッフの心の動きの価値は減じたりしません。
スタッフ皆がそのことを理解していれば、
見当違いのロスを大きく上回る仕事量を総体として出せる、ということなのだと思います。
小鳥喫茶室の木村さん、渡辺さん、山口さん
小鳥喫茶室はアルケミストの付属の不定期開催のカフェです。
アルケミストの中の一部門ですが、独立した活発な活動をしています。
身体のレッスンとしての制作を考えたときに、
レッスンの土台となる身体づくりに直接関わる「食」はたいせつな要素だと考えられました。
たとえ活動形態としてわかりづらくなったとしても、
「必要なもの、できることは全部やろう」という考えで現在に至っています。
小鳥喫茶室は現在、不定期にランチや焼き菓子を提供しながら
環境、食の安全、食育等をテーマに料理教室を進めています。
すどう農園の須藤さんや大谷里山農園さん、一般社団法人まちやまの塚原さん、
トランジションまちださがみおおのさんをはじめとした、この地域で「自然」「農」「里山」といった
環境に寄り添った活動をされている方々とお会いできたのは、
小鳥喫茶室チーフスタッフの木村さんのお人柄と活動の賜物です。
『今回のプロジェクトを支えてくださった方』
今回のプロジェクトも、たくさんの方の支えで成り立っています。
ほんのごく一部なのですが、ご紹介することで、アルケミストの活動の輪を感じていただければ幸いです。
⚫︎宮内康乃さん
世界を舞台に広く活躍されている現代作曲家さんです。
アートを「コミュニケーションの媒介」と捉えるところに共通の意識があり、アルケミストとは感覚をテーマとしたWSを行うプロジェクトをご一緒させていただく予定です。アグレッシブに活動されているのに、実際お会いすると柔らかい声の、気さくなお人柄で、いつもそのギャップに魅力を感じます。宣伝が下手なアルケミストのWS、すみません。。といつも思います。どんどん活動範囲が広がり、偉くなっていかれるので、ウチと一緒でいいのかなあ。。と思うことも最近は少なくありません。
宮内康乃さんFB https://www.facebook.com/yasuno.miyauchi
宮内康乃さんが主宰するパフォーマンスグループ、つむぎねウエブサイトwww.tsumugine.com
⚫︎プロジェクト使用写真と動画作成
香川賢志さん 金明哲さん、宗形裕子さん
写真家の香川さんとビデオグラファーの金さんに初めておめもじしたのは、
2018年の「森の中で感覚を研ぎすまそう」という感覚をテーマとしたワークショップでした。
今回のプロジェクトでご一緒して下さる作曲家宮内康乃さんのお知り合いで、
その日のワークショップの記録写真を撮られるとのことでおいでになっていました。
その時にいただいた写真があまりにも印象的で、長く記憶に残っていました。
昨年2018年に「まちだのくうき」という感覚を変換することをテーマにしたワークショップを行う際に、
迷わずまっさきに香川さんにご連絡差し上げて、記録を取るお願いしました。
その時にクラウドファンディングのお話も差し上げて、
プロジェクトを伝える動画もつくりたいこと、
ギリギリで運営しているアルケミストの懐具合などをご相談しました。
結果、ワークショップはお仕事として、動画はほぼ手弁当で作ってくださいました。
それを生業としている方が、手弁当で仕事をひきうけてくださることの重さは計り知れないものがあります。
ご協力くださったこと、お礼をいくら申し上げても足りません。
影当日は同じく動画と写真を撮られる宗形裕子さんが加わり、
プロってこういうことなのか。。。というお仕事ぶりに心が揺さぶられたのを覚えています。
もし、アルケミストのファンディングの動画で心を動かしていただけた方がお出でなら、
それは表現者としての香川さん、金さん、宗形さんの熱と、力がそうさせるのだと思います。
香川賢志さん FB https://www.facebook.com/kagawa.kenji
香川賢志さん HP http://kenjikagawa.com
金明哲さんFB https://www.facebook.com/myongchol.kim.9/about?lst=100003863199570%3A100000538018957%3A1552616254
宗形裕子さん FB https://www.facebook.com/yuko.munakata.3
プロジェクト使用写真 地元写真家 北村友宏さん
同じくプロジェクトページに使用する写真を撮影してくださったのは、
地元町田市を中心に活躍されている写真家北村友宏さんです。
あたたかな写真を通して、地域で活動しているひとを自然なかたちでつなげていく北村さんは
アルケミストもとてもお世話になっており、頼りにしている方の一人です。
とくに、自分たちの活動を掘り下げ、誰でもが使えるカリキュラムに編み上げることに集中してきたアルケミストは、
地元とのつながりまで目を向ける余裕がいままでありませんでした。
その足りない部分を、自然なかたちで諭してくださったのが北村さんです。
これから会いたい人がたくさんいる、と思わせてくださいました。
HP作成printさん
HP部門でもう何年もお世話になっているprintさんは、
アルケミストののんびりしたペースを待ってくださりつつ、ご自身の仕事は早い女性です。
ファンディングの細かな相談も相手になってくださり、方向性がぶれそうになるたびに、
ぴしっと指摘してくださいました。本質を見誤らない特質に何度救われたか知りません。
森ノオト代表 北原まどかさん
横浜市青葉区を中心としたウエブメディアを運営されているNPO、
森ノオトさんの北原さんはこれからNPOを立ち上げようとするわたくしからするとちょっと雲の上の人です。
勇気を出してメールを差し上げ、2回ほど勉強会をさせていただきました。
NPOの設立にかかわる勉強会で、関係者が参加しご自身の飾らない経緯を踏まえながら、
熱のこもった講義をしてくださりました。
勉強会、という名目でしたが、とても楽しい時間だったのを鮮烈に覚えています。
NPOを運営するとはどういうことなのか、を一から教えてくださり、たくさんの大事なアドヴァイスをいただきました。
わたしは、活動の自由度やスピード感が落ちること、活動の切っ先が鈍ることを恐れて
長らく NPOではなく、営利活動である絵画造形アトリエとしてアルケミストを運営してきたのですが、
北原さんのお話を伺って、NPOは決して私が思い込んでいたようなものではないと思うことができました。
ファンディングよりも、それ以降のNPOを実際に設立していく際にまたご相談させていただく、
これからたくさんのことを教わりたい方です。とてもお忙しい方です。
森ノオトさんHP
町田の商業施設パリオの「まちだはまちだプロジェクト」長田菜月さん、本多陽子さん、塚原結友さん
アルケミストの地元、町田市町田駅近くの商業ビル「パリオ」の管理会社内にある
プロジェクトチーム「まちだはまちだプロジェクト」のみなさんです。
貸し会場がメイン業務の一企業としての枠を大きく越えた、
公共性のあるイベント企画を精力的に行っています。
プロジェクトの真ん中におられるのが長田菜月さん。
イベントとして人を惹きつけるには何が必要か、のひらめきと実行力に溢れた方です。
アトリエでは昨年の感覚をテーマとしたWS「まちだのくうき」をはじめ、
直近ですと地元のマンモス団地活性化イベント「遊団地」等、様々なイベントでお世話になっています。
クラウドファンディングに挑戦することではじめて出会えた方々も大勢おられます。
このプロジェクトがきっかけでアルケミストを知り、ご支援をくださいました皆様です。
ご支援くださいました皆様は、
ご支援という形で
この場を応援してくださっているのだと考えています。
自分たちが下を向いてずっとやってきたことが、
声を上げれば応援してくれる方がいるのだ、ということは
このファンディングに挑戦しなければわからなかったことでした。
同じような意識でそれぞれ活動されている方々がたくさんおられることもわかりました。
場をつくるひと、参加するひと、の隔てなく、
皆がそれぞれの立場から場を楽しんで、場の存続に参加している。
それが今までのアトリエ・アルケミストだとすると、
そこにあたらしく、「遠くから見守ってくださる、応援してくださる方々」が加わったのだと思います。
現在は、ファンディングを通じて地元の方がご協力くださることになったり、
交渉も対策チーム(?)のようなものが出来て、私一人ではとても出来ていなかったことが進みはじめています。
自分の能力を超える夏休みの宿題に、なすすべもなく呆然としていたら、
彗星のように助け舟を出してくださる方が現れて一緒にやってくれている。。。。といった形です。
★生徒さんの支援コラム
https://gamp.ameblo.jp/gekidanreality/entry-12444004027.html?__twitter_impression=true
★ウエブメディア サンケイリビングライターズクラブの記事
http://www.living-lets.com/LWC/2019/03/post_180.html#more
責任も感じますが、背中に見守ってくださる方がいることを感じ、
感謝しながら、息の長い活動を続けたいと思います。
長い活動報告を読んで下さり、ありがとうございました。
クラウドファンディングは、あと2週間。
引き続き、気にしていただければ、幸いです。
アトリエ・アルケミスト 羽田由樹子
支援者
158人
残り期間
0日
集まっている金額
3,063,000円
目標金額:6,000,000円
達成率51%
2019年03月31日23:59に終了しました。
支援期間終了
3,000円
お礼のメール
リターン
支援者の数 31人
支援期間終了
5,000円
プロジェクトの仲間になってください
リターン
支援者の数 44人
支援期間終了
10,000円
プロジェクトを見守る仲間になってください
リターン
支援者の数 57人
支援期間終了
30,000円
プロジェクトを応援する仲間になってください トートバッグとポストカード
リターン
支援者の数 13人
お届け予定:2019年6月
支援期間終了
50,000円
プロジェクトを体感して楽しんでください ワークショップの無料体験ペア
リターン
支援者の数 6人
お届け予定:2020年6月
支援期間終了
100,000円
支援者様特別ランチ無料ご招待+α
リターン
支援者の数 5人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
300,000円
プロジェクトメンバーとの食事会ご招待
リターン
支援者の数 1人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
500,000円
個人・グループ・企業様支援
リターン
支援者の数 1人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了