バングラデシュとの国境に位置するミャンマー・ラカイン州。ウェイウェイはこのラカイン州北部で生まれました。
この場所にはたくさんの『ロヒンギャ族』の人々が暮らしており、ウェイウェイもロヒンギャ民の出身です。大多数が仏教を信教するミャンマーで、ロヒンギャ族はイスラム教を信教する民族であり、この地域にはたくさんのモスクがあります。
1986年に生まれたウェイウェイ。
小さいころは何不自由なく、大きな困難に直面することもなく幼少期を過ごし、8歳までラカイン州で暮らしました。その頃は、「ロヒンギャ族への差別」というものが実際に存在することすら気がつかずに暮らしていました。
ウェイウェイの父は1990年の選挙で当選した政治家でした。政治家になる前はラカイン州の中学校・高校で教師をしており、彼のまわりにはロヒンギャ族だけでなく、仏教徒であるビルマ族の友人もたくさんいました。
政治家の父は、、ミャンマー政府によるロヒンギャ族への制限が増えていきそうな雰囲気を誰よりもいち早く感じていました。受けられる教育にも将来制限がかけられることを懸念した父は、一家で首都・ヤンゴンへ引っ越す決断をしました。
ヤンゴンに引っ越してから父の予想通り、政府がロヒンギャ族同士の結婚・出産・移動を制限するようになりました。結婚するにも手続きやお金を払う必要があり、簡単に結婚もできなくなりました。1つの家庭につき、2人までしか出産を認めず、それ以上に子どもができた場合には最大5年の懲役を罰せられました。ラカイン州を出る時にも届け出が必要になりました。
引っ越し後、ヤンゴンでの生活は差別が存在しない、幸せな生活でした。ビルマ族と同じ小学校へ通い、大学もビルマ族と同じ大学に入学しました。ヤンゴンでは一度もよそ者扱いされていると感じることはありませんでした。8歳から住んでいるのでビルマ族の文化・風習に溶け込んでいたからです。
考え方やふるまい、話し方はビルマ族と全く同じ。生活において、ほとんどがビルマ族の友だちと一緒だったので、今のように異端民族の扱いをされることが想像できませんでした。
小さなころから自分がロヒンギャ族であることを誇りに持って生きてきたというウェイウェイ。ほかのロヒンギャ族の友人はそもそも自分がロヒンギャ族と認識すること自体あまりありませんでしたが、ウェイウェイは、政治家だった父の影響で、そう思うようになっていました。
ヤンゴンの小学校に転校して、高校も卒業しました。大学もそのままヤンゴンにある大学に通い、幸せな暮らしが続いていました。
大学2年生のあの日の夜に、警察が突然家に押し入ってきて逮捕されるまでは、そんな生活ずっと続くと思っていました。
(次回に続く)
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