生涯に2人に1人ががんになる時代。しかし、一口にがんと言っても、がんの種類や進行具合、患者の年齢、性別、職業、家族構成などによって、治療の選択肢や生活上の工夫などが全然違っています。たとえば同じ肺がんでも、タイプによって治療法が異ないます。
だからこそ、がん患者(サバイバー)や家族にとっては、先輩患者の体験談が貴重にないます。医師に聞けない本音やさまざまなヒントを見つけられる可能性もあるのです。
しかし、現実には、自分と似た状況の先輩患者に出会うのは困難です。
そこで、日本対がん協会は、がんサバイバーや家族らが、いつでもどこでもつながれるオンラインコミュニティー「がんサバイバー.net(仮称)」を計画し、当A-portで資金を募っています。
多くのサバイバーの要望も聞いて固めてきた構想は、次の通り。
●登録制でつながる
安全性を考えて登録制にする。登録者は、がん種、地域、病院名、使っている薬などによるキーワード検索で、他の登録者とつながれる。どこまで公開するかは、フェイスブックのように「公開」「友達に公開」「非公開」から選べる。ブロックもできる。
こうして出会った登録者同士で、治療や生活に関する情報交換をしたり、悩みを相談したりできる。誹謗中傷や批判合戦には、事務局で適切な対応をとる。
●個人用の記録にも対応
マイタイムラインという機能を利用すると、自分の体調や薬の服用状況、検査結果などを記録できる。キーワード検索も可能なので、医療者と話すときなどに有用だ。ほかに、日記やエッセーを書く機能もあり、希望すればサイト内で公開できる。
●患者会やグループの立ち上げ
共通項が多く親しい登録者が増えてくれば、サイト内で患者会などのグループも立ち上げられる。つながりがより太く、深くなってゆく。
●ホームページ更新のヘルプ
すでに活動している患者会にとって悩ましいホームページの更新にも対応する。がんサバイバー.netのサーバー上でホームページをつくれば、ITの知識がなくても簡単に更新できるようにする。また、イベントの通知も容易に行える。
●シンプルな操作
入院中だったり体調が思わしくなかったりしても利用できるように、がんサバイバー.netの画面はシンプルで簡単な操作にする。寝ながら入力しやすいことを目指す。
日本対がん協会の横山光恒・がんサバイバー・クラブマネジャーはこう話しています。
「日常生活では出会えない患者同士の交流が芽生え、孤独の解消や有用な情報の入手に役立つことを目指します。患者会もできて、5000人、1万人が活発にやりとりしている場にしたい。自分の経験が別の方の役に立つことは、生きがいにもつながるはずです」
「A-port」では、5月末まで支援を募っています。目標は300万円。支援金は、システムの開発費用などに充てます。
「お金の切れ目が治療の切れ目になりかねません」
「転移はないが、(高額な免疫系の薬の)オプジーボのやめどきが難しい」
「女性の腎臓がんの患者会がなくて......」
「がん経験者は自分の体験を公表したほうがいいと思います」
垣添会長が聞いた言葉の一部です。地方に住んでいたり希少がんだったりすれば、患者会を探すことさえ楽ではありません。首尾よく患者会が見つかっても、行ってみたら、境遇の違いから逆に距離感を覚えてしまうこともあります。
患者の人たちの切実な声からも、がんサバイバー.netの必要性が浮かび上がってきます。ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
支援者
72人
残り期間
0日
集まっている金額
4,069,143円
(達成) 目標金額:3,000,000円
達成率135%
2018年05月31日23:59に終了しました。
支援期間終了
1,000円
お礼メール
リターン
支援者の数 14人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
3,000円
オリジナルトートバッグ
リターン
支援者の数 17人
お届け予定:2018年6月
支援期間終了
10,000円
トートバッグとサイン本
リターン
支援者の数 20人
お届け予定:2018年7月
支援期間終了
20,000円
トートバッグとキユーピー商品詰め合わせ
リターン
支援者の数 3人
お届け予定:2018年7月
支援期間終了
30,000円
トートバッグとテルモ・運動効果計測器
リターン
支援者の数 4人
お届け予定:2018年7月
支援期間終了
50,000円
キユーピー詰め合わせとテルモ運動効果計測器他
リターン
支援者の数 8人
お届け予定:2018年7月
支援期間終了
100,000円
日本対がん協会創立60周年記念式典へ来賓招待(2名)
リターン
支援者の数 3人
お届け予定:2018年11月
支援期間終了
300,000円
垣添が出張講演いたします!
リターン
支援者の数 3人
お届け予定:2018年12月
支援期間終了