「先生こんにちは!」
「カードゲーム一緒にやりますか?」
時間は昼の12時半過ぎ。
クラスはちょうどお昼休みの時間です。
階段を下り、地下一階にある教室の扉を開けて中に入っていくと、
丸テーブルを囲んで腰掛け、カードゲームを楽しむ子ども達の姿が。
こちらに気づくと子ども達が元気な声であいさつをして、遊びに誘ってくれます。
その輪に加わり、椅子に座るやいなやカードゲーム再開!
スペイン語でルールを説明する子、その隣でフィリピン語や英語で雑談している子。
そこから離れた場所では中国語でふざけあっている子ども達の声が聞こえてきます。
様々な言語が飛び交う空間はまさに「多様性」。
それぞれの子ども達がもつ多様なバックグラウンドや個性が受け入れられる場所がここにはあります。
現在、YSCグローバル・スクールでは、中国、フィリピン、ネパール、バングラデシュ、エジプト、ペルー、ガーナなど様々な国にルーツを持つ子ども達が50人以上共に学んでいます。自宅が遠方のためオンラインでクラスに参加している生徒や学校に通いながら放課後に勉強に来る生徒も合わせると70人近くになります。
クラスは日本語レベルや教育ニーズに合わせていくつかに分かれています。
高校進学を目指す子ども達のために、英語や数学など学校で学ぶ上で必要となる科目を教えるクラス。
日本語が全くできない子ども達のために、ひらがなを始め基礎から教えるクラス。
また、これから小学校一年生になる子ども達のために、新しいクラスも開講予定です。
教鞭をとる先生達は、日本語教師であったり、元学校教員であったりと教育現場の専門家ばかり。
さらに、現場をマネジメントする多文化コーディネーター達が多様なバックグラウンドを持つ子ども達を支えています。彼らが日々協力し合いながら、子ども達に質の高い教育を提供し、安心して学べる環境の整備に奔走しています。
子ども達のことを一番に思って、親身になって接する先生やスタッフの存在は、子ども達に「受け入れられている」という安心感をもたらしています。
日本語を学ぶことは彼らにとって簡単なことではありませんが、それでもYSCグローバル・スクールに通い、クラスメイトと共に学び、共に遊び、のびのびと日々を過ごしています。
現在、日本の公立学校に在籍している子どもたちの内、日本語教育を必要としている児童生徒は50,000人以上で、その内、約4分の1の子どもたちが、日本語がわからないにも関わらず、学校で何の支援も受けられていない「無支援状態」にあると言われています。また、20,000人近くの子ども達が不就学である可能性があることも明らかになっています。
日本語が分からないまま年を重ね、教育機会を失い、人々とコミュニケーションを取れないことで日本社会の中で孤立を深めていってしまう。そうなってしまう子ども達を少しでも減らしていけるよう、YSCグローバル・スクールスタッフ一同、「最後の砦」として、子ども達に教育と居場所を提供していきたいと思っています。
引き続きご支援の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
YSCグローバル・スクール
スタッフ一同
文:森 佑一
支援者
257人
残り期間
0日
集まっている金額
2,165,874円
(達成) 目標金額:2,000,000円
達成率108%
2020年03月31日23:59に終了しました。
支援期間終了
1,500円
全額応援!(リターンなし)
リターン
支援者の数 104人
支援期間終了
5,000円
メールで感謝をお伝えします!
リターン
支援者の数 87人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
10,000円
子どもたちの授業に参加ーオンライン公開授業ご招待!
リターン
支援者の数 57人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
30,000円
田中宝紀と学ぶー限定オンラインセミナーご招待!
リターン
支援者の数 4人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
50,000円
田中宝紀と学ぶー限定オンラインセミナーご招待!
リターン
支援者の数 3人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
100,000円
YSCGSの卒業・修了式式にご招待!
リターン
支援者の数 2人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了
300,000円
田中宝紀が講演・対談に伺います!
リターン
支援者の数 0人
お届け予定:2020年3月
支援期間終了