コンサート当日まであと２週間を切りました。

みんなで「のむらのうた」を歌えるのが楽しみですね！

当日は来れないという方にもきっと映像でお届けできる予定ですので、応援してくださっているみなさんに「のむらのうた」に親しみを持って歌っていただきたいと思っています。

今日は杉田＆スタッフの目線で感じた野村町の魅力、歌詞の名所について改めてご紹介いたします。

野村町は圧倒されるような高い山々の間にある自然豊かな町で、

朝は霧に包まれ神秘的な雰囲気だったのが印象的でした。

霧はほとんど毎朝出るそうで、小学校の校歌でも歌われているほどです。

▲愛宕山の展望台からの景色

・愛宕山（あたごやま）

町の中心部分からほど近く、頂上の展望台からは野村の町や山々が一望できます。

徒歩でも登れるので遠足の定番スポットで、子供たちにも馴染みがある山です。

愛宕山公園内には相撲をイメージした野村らしい遊具もあります。

▲桜やツツジが約一万本植栽されており、秋にはもみじの紅葉が綺麗です。11月のワークショップの頃はちょうど紅葉が見頃でした。

・マメヅタ

山間部に見られる樹木や岩などに茎を這わせている丸い葉が特徴のシダ植物です。

葉を指で折り曲げると「ぱちん！」と音がするので、子供たちの中で共通の遊び道具となっています。

▲丸い葉っぱは肉厚なので折り曲げるとパチン！と割れます。

・桂川渓谷（かつらがわけいこく）

滝や巨大岩の絶壁など大自然を感じる見所にあふれた渓谷で、遊歩道やキャンプ場が整備され散策が楽しめます。

ワークショップの次の日、さっそく子供たちに教えてもらった「マメヅタ」を探してみると、この渓谷でも生育しているのを発見しました。地元の大人たちも「子供たちの方が地元の自然をよく知っているかも…」と驚いていました。

・乙亥会館（おといかいかん）

この度の大雨被害までは、伝統行事の乙亥大相撲の会場となっていました。

乙亥大相撲は、嘉永５年、野村で大火災が起こり、火鎮擁護祈願のため相撲を奉納したことに始まった歴史ある行事で、

プロの力士とアマチュア力士が直接対戦する全国で唯一の大会です。

今回のうたづくりに集まってくれた子供たちの中にも毎年出場されている子がいたり、

家族揃って見に行くという子が多く、町全体が楽しみにしている行事の一つです。

館内には地域のイベントに使えるスペースや、歴代力士写真や手形などがある相撲資料館、温泉（歌詞に出てくる”歩く温泉”も！）もあり、地域の人たちの憩いの場となっています。（豪雨被害により温泉の営業は休止中です。）

▲乙亥会館のロビーに飾ってあるのは牛の絵。「ミルクとシルクの町、野村」だけあって牛への愛も町のいろいろなところで感じます。

・ほわいとファーム

朝霧湖(野村ダム)湖畔の農業公園で特産品販売所、ミルクやチーズ、ケーキの工房、自家製の乳製品や地元の旬の食材を使ったレストランもあります。

野村の子供たちは、こちらに家族で遊びに行き、ソフトクリームを食べるのが定番だそうです。（豪雨被害によりほわいとファームならびに桂川渓谷の水源が崩壊した影響で一部商品の提供は休止していることがあります。）

▲「ほわいとファーム」HPより

・ゆめちゃんこ

図書館や児童館などが入る地域教育福祉複合施設で、コンサートの会場として使わせていただく野村小学校の隣にあります。うたづくりのワークショップはこちらをお借りして行いました。

「ゆめちゃんこ」という名前は地元の小学生の女の子の案で「みんなの夢が生まれて育ってほしい」という願いが込められています。

▲小学校〜高校の子供たちが丁寧に答えてくれた事前アンケート。みんな個性たっぷりにぎっしり書いてくださったのでこのボリュームです。野村の特色や方言を歌詞づくりへの参考とさせていただきました。

▲ゆめちゃんこ２階にて。１階は歌詞に出てくる図書館です。

こうして野村の名所を巡ってみると

愛宕山や桂川渓谷で自然の中の遊びをしたり、

家族で出かけた農場でソフトクリームを食べたり、

おじいちゃんと温泉に行ったり、という子供たちの楽しい日常の様子が目に浮かぶようです。

どの地域も誰かが愛する大事な“ふるさと”なんだと改めて気づかされます。

野村の町やご自身の大事な場所へ想いを馳せながら歌っていただけると嬉しいです。

（過去の活動報告で既にご紹介した動画です）