毎年5月3日は、日本の言論界にとって忘れることのできない日です。1987年5月3日、朝日新聞阪神支局で男が散弾銃を発砲し、小尻知博記者(当時29)が死亡、別の記者が重傷を負いました。事件後、「赤報隊」の名で「反日朝日は五十年前にかえれ」という犯行声明文が送りつけられた。事件の50年前は日本が中華民国の首都・南京市を陥落させ、日本中が提灯行列に酔いしれた年でした。
襲撃事件から今年で32年目を迎えましたが、犯人像は明らかになっていません。(2002年に時効が成立)。凶弾に斃れた小尻記者と植村さんは、朝日新聞の同期でした。
昨年より8月、植村さんと一緒に広島県呉市にある小尻記者の墓を訪ねました。墓に手を合わせたあと、植村さんはこう語りました。
「朝日新聞が戦後追い求めてきた侵略戦争への反省、アジアの人々と和解と友好を求める論調に対する挑戦という点で、赤報隊事件と捏造批判は根っこが同じ。どんな攻撃があろうともジャーナリストが歴史の真実を見つめることをやめてはいけない」。
その言葉を映画「標的」の中で紹介します。
小尻記者の墓を訪ねた植村隆さん(2018年8月 広島県呉市)
不特定多数の人間が、特定の一人を標的にするバッシングは、それを受ける側にとっては凶弾と同じです。「捏造記者」という汚名はジャーナリスト生命が断たれることを意味します。一人を誹謗中傷する言葉はネットによって瞬く間に拡散されてしまいます。誰もが簡単に「加害者」になり「被害者」にされてしまう現代社会の病巣は、身近なところにも潜んでいます。
支援者
329人
残り期間
0日
集まっている金額
4,730,730円
(達成) 目標金額:3,000,000円
達成率157%
2019年08月22日23:59に終了しました。
支援期間終了
1,000円
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