UWC ISAKでは様々なバックグラウンドの生徒たちが共に勉学に励んでおります。
ちょっとした日常生活の中で、文化や習慣の違いから起こる食い違いや衝突から生徒たちは多くを学びます。今回はそのような生徒たちの日常の気づきや、学校で経験した他では味わえない体験エピソードをご紹介したいと思います。
イスラエル出身生徒のエピソード:
「この学校に来るまでイスラエル出身の僕にはパレスチナ人と口を聞くことなんて考えてもみなかった。パレスチナ人の彼も同様の意見だと思う。お互い腹を割って、全ての偏見と全ての推測を脇に置いて話すことで、人格とイデオロギーは違うという事を学べた。僕がこの経験を母国に帰って20人に語り、その20人がその先の20人に語ったら、きっと世界は変わっていくはず。今すぐに大きく世界を変えることはできないが、小さいところから誰でも変化は起こせるとこの学校で学びました。」
入学するまで彼は英語もままならず、100%ユダヤ人の環境で育った彼は見方も考え方もユダヤ人。日本人、スロバキア人、オマーン人、レバノン人と始めた寮生活は、当初気まずかったようです。それが自らの殻を割って打ち解け、今では世界中に生涯の仲間を作れたのです。「こんな人生、想像もつかなかった。全てを投げ打ってこの環境へ飛び込んだだけの価値があったと僕は思っています。」と語り、将来ここで学んだことを活かし、ジャーナリストとして活躍したいと目をキラキラさせながら語ってくれました。
ベネズエラ出身生徒のエピソード:
「ベネズエラは政治情勢が不安定でプロパガンダやデモにより学校に行き教育を受けることすら困難です。私は普通に教育を受けたい。勉強がしたい。ベネズエラは大好きだけどどうしたら安心して教育を受けられるのだろう、いつも願っていました。UWC ISAKについてネットを通じ出会い、全額奨学金を得てここに来られたことは本当に感謝です。そしてこの学校に来て自分の国のことを客観的に見られるようになりました。外に出て違うものをみるからこそ、元いた環境のことがよく分かるのです。ベネズエラの独裁制がどう海外から見られているか、過去から学んでいく歴史の授業の中で、自分の意見を求められることに戸惑い感じることもありましたが、自分自身あらゆる気づきがありました。この学校はHope for Future(未来への希望)を持つ勇気をくれます。ニュージーランドから来た友人は、『あなたと会えて自分が相当恵まれていることを知った。そうしてお金にはパワーがあることも』と言ってくれました。自分を変えたかったらいつでもスタートできることを日々教えてくれるのがUWC ISAKです。この環境により私の人生は180度変わりました。」
彼女は母国の子供達へ平等なる教育の機会を与えたいと常々発言しておりました。実行力のある彼女は常に他国の生徒と政治や経済について熱く語っている様子が見受けられます。彼女の夢は母国を変えるために必要な教育改革に携わることと使命感に満ちた様子で語る彼女が印象的でした。
生徒たちの原体験はここを卒業した後も大きな影響を与えることでしょう。
私たちは「教える」というスタンスではなく、このような「気づき」こそ自ら行動する原動力になると強く信じております。
UWC ISAK Japan
支援者
37人
残り期間
0日
集まっている金額
710,000円
目標金額:1,000,000円
達成率71%
2019年08月30日23:59に終了しました。
支援期間終了
1,000円
一般サポーター
リターン
支援者の数 2人
支援期間終了
3,000円
サポーターA
リターン
支援者の数 5人
支援期間終了
5,000円
サポーターB
リターン
支援者の数 11人
支援期間終了
12,000円
サポーターC
リターン
支援者の数 9人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了
36,000円
サポーターD
リターン
支援者の数 5人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了
50,000円
サポーターE
リターン
支援者の数 3人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了
100,000円
サポーターF
リターン
支援者の数 2人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了