前回は外国人生徒の体験談をご紹介させて頂きました。
今回は、今年卒業した日本人生徒の学校生活における体験談をご紹介させて頂きます。
私はUWC ISAKに来るまで、幼稚園からずっと東京の学校に通っていました。居心地もよく、友達とも仲良くやっていましたが、ある夏に参加した他校のサマーキャンプでUWC ISAKの生徒と出会いました。
その生徒と触れ合ううちに、自分は英語もまったく話せない、何か起こっても自分で対処もできないんだということに気づき、そしてこの歳で何もチャレンジもせず大人になってしまうことに恐怖すら覚えました。そんな私にUWC ISAKは道を開いてくれました。
それまで通っていた学校では、みんな似たような家庭環境で、似たような考え方をして、授業でもディスカッションがないので、自分の考え方も深まりませんでしたが、UWC ISAKではみんなが違う。
そして、他人に寛容で、柔軟な対応を示し、対話することが求められております。そのために必要な気遣いあります。例えば、経済的に裕福な子もそうでない子も一緒に暮らしていますが、恵まれている子がいつも幸せかというとそんなことはなくて、「何をしても『それは親のおかげでしょ』と言われてしまう」といったコンプレックスを持っていて、そんなことはつきあってみなけば分からないことでした。英語についても、東京の学校に通っていたころは「正確に話さないといけない」と思い込んでいましたが、UWC ISAKへ来て、みんな英語で話していても、そこに個々人の文化が反映されていることに気がつきました。
それは「自己表現できる英語」であり、「私らしく表現すること」です。
では、「私らしいって何?」「グローバルスタンダードって何?」と自問するようになり、自分が日本人として培ってきたコアな部分、つまり「相手のことを気にかける」「相手に敬意を持って、土足で踏み込まない」ということを実践するのが私には大事だと強く認識するようになりました。
UWC ISAKでは様々なプロジェクトに取り組むのですが、「その中で興味のある人にインタビューしに行く」というものがあり、私はエシカルファッションをテーマに選び、その啓蒙活動をしている方やデザイナーに会いに行きました。大人の方がわざわざ高校生のために時間をとってくれたという喜び、そして、自分がやろうとすればできるという経験はとても大きな自信となり、自分の目の前には考えもしなかった道がいくつもあるこ とに気がつきました。選択肢が広くなり、その扉をひとつひとつ開けていく感じにワクワクしています。
UWC ISAKは「小さな地球」です。寮生活を通して、洗濯や掃除、ちょっとした料理などが自分たちでできるようになり、人として成長し、社会に出るってこういうことなんだと日々学んでいます。私は日本人として、常に気遣う人でありたいし、いろんなバックグラウンドの人たちに、常にオープンマインドでいたいと 思っています。
UWC ISAK Japan
支援者
37人
残り期間
0日
集まっている金額
710,000円
目標金額:1,000,000円
達成率71%
2019年08月30日23:59に終了しました。
支援期間終了
1,000円
一般サポーター
リターン
支援者の数 2人
支援期間終了
3,000円
サポーターA
リターン
支援者の数 5人
支援期間終了
5,000円
サポーターB
リターン
支援者の数 11人
支援期間終了
12,000円
サポーターC
リターン
支援者の数 9人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了
36,000円
サポーターD
リターン
支援者の数 5人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了
50,000円
サポーターE
リターン
支援者の数 3人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了
100,000円
サポーターF
リターン
支援者の数 2人
お届け予定:2019年11月
支援期間終了